■2018年2月5日号


■歌舞伎シアター バーチャル座 ICTを駆使 福島で3月10日開催/NTTグループ、松竹、福島県が実施
 NTT、NTT東日本、松竹および福島県は、先進のICT(情報通信技術)を駆使した新しい歌舞伎体験の取り組みを提供する「歌舞伎シアター バーチャル座 in 福島」を、東日本大震災からの復興を祈願して、3月10日に福島市のパルセいいざかで開催する。
 「歌舞伎シアター バーチャル座 in 福島」では、NTTと松竹が進める新たな歌舞伎鑑賞の提案を目指した共同実験の一環として、米国・ラスベガスで2016年5月に上演された『KABUKI LION 獅子王』の内容をもとに、先進のICTを駆使して制作した、臨場感あふれる新しい歌舞伎映像が鑑賞できる(作品上映のみ、ライブ公演はない)。
 また、「隈取(くまどり)」「大向こう」といった歌舞伎独特の文化をモチーフに、NTT研究所の先端技術を組み合わせた「インタラクティブ歌舞伎」も展示する。
 今回のイベントを通じて、東日本大震災から7年が経過する中、福島の復興・創生に向けて前進する県民を応援するとともに、歌舞伎×ICTという新たな価値体験を提供することによる福島県の魅力発信に貢献していくとしている。
 『KABUKI LION 獅子王』は、「石橋」の獅子の子落としという伝説を基にしたストーリーで、歌舞伎のさまざまな要素を盛り込んだ新作歌舞伎。
 「歌舞伎シアター バーチャル座」では、その舞台映像をNTTが開発を進めるイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」の基盤となる要素技術を用いている。「Kirari!」は、大容量の音声・映像データを圧縮・伝送し、伝送先で同期させる技術。今回は、大規模かつ汎用的な映像投映方式確立の実証を兼ねている。
 また、『KABUKI LION獅子王』に主演した松本幸四郎(当時・市川染五郎)を迎え、トークイベントを実施。今回の作品に込めた思い、歌舞伎×ICTの可能性、今年、東京・歌舞伎座でスタートした襲名披露興行などについて聞く。
【日時】3月10日/12時30分、15時からの2回公開(各90分/トークイベント付き)
【会場】パルセいいざか(福島県福島市飯坂町字筑前27-1)
【入場料】無料(事前申し込みが必要)
【申し込み期限】2月22日/17時
【申し込み・詳細】www.ntt-east.co.jp/business/event/kabuki
 なお、歌舞伎×ICTが体感できる「インタラクティブ歌舞伎プレイベント」を次の福島県内3カ所で開く(入場無料/事前申し込み不要)。
 ▽3月3、4日/10-17時=アクアマリンふくしま(福島県いわき市小名浜辰巳町50/別途入館料が必要)▽5日/12時-16時30分=道の駅南相馬(福島県南相馬市原町区高見町2-30-1)▽7日/12-20時=福島市街なか広場(福島県福島市本町2-3)


■「ヤング映像クリエーターを励ます賞」を表彰 飯塚氏(NHKエデュケーショナル)が大賞
 日本映像事業協会(J・VIG)は1月30日、将来性の高い手制作者を讃える「第19回ヤング映像クリエーターを励ます賞」表彰式を開催した。
 大賞である経済産業大臣賞は、「ETV特集・アイ アム ア ライブラリアン〜多国籍タウン 大久保〜」(NHK Eテレ)のディレクター、飯塚淳氏(NHKエデュケーショナル)が受賞した。
 外国人が多く住む東京・大久保で、人々を本でつなげる活動をする図書館長の姿を描いた番組。飯塚氏は「排外的な空気に違和感を覚え、映像で何ができるかを考えたとき、草の根で活動する主人公と出会った。未来の日本の参考として僕自身が見ていきたいと思い、制作をスタートした。その後も粘りづよく付き合っていただき番組にできた」と制作の経緯を語った。
 その他の賞は以下のとおり。
◎優秀賞
後藤遷也(NHKエンタープライズ)NHK BS1「BS1スペシャル・失われた大隊を救出せよ〜米国日系人部隊h英雄iたちの真実〜」▽竹内みなみ(TBSビジョン)BS-TBS「バイタルTV#4・あの雑誌に密着したら想像以上にスゴかった」▽三宅麻希(TBSビジョン)BS-TBS「カリブ海縦断5000km 大森南朋 奇跡の楽園〜第一夜 天空の楽園 ボリビア誕生の秘密〜」▽阿部野晃久(テレビ朝日映像)BS朝日「日本の城見聞録・守り抜いた武士道 井伊家の美しき城」▽高木泉(テレビ朝日映像)テレビ朝日「日本のチカラ」
◎ホープ賞
山口阿子(ウッドオフィス)テレビ東京「昼めし旅」▽上野章裕(日テレアックスオン)日本テレビ「ボクバス」


■CRIフォーラム 15日に開催 韓国4K放送の進捗状況 チューリップテレビの事例も紹介
 ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、「第160回CRIフォーラム」を2月15日に開く。  
 パート@「韓国の地上波4K放送の進展状況」では、韓国出身のITジャーナリストの趙章恩氏が講演する。韓国の地上波放送局3社は、ソウル、仁川地域などの首都圏エリアを対象に昨年5月31日から4K/UHD放送を開始した。韓国では既に120万台の4Kテレビ(パネル)が売れているが、新たにスタートした4K放送は「新米国方式」(ATSC3.0対応)を採用したことからチューナーやSTB、伝送装置などの受信機器の製造が間に合わず、7カ月が経過した現在の普及率は全世帯の1%程度といわれている。
 そこで、4K放送のネット対応やCATV・衛星事業者の対応について聞く。また、「平昌五輪」における5Gの実証実験(5Gによる「4K.8K伝送」や「VRリアルタイム・スマホ配信」など)の内容についても報告する。
 パートAでは、チューリップテレビ技術局長の笹倉弘行氏が「視聴データとアプリとのデータ連携(HC)による新たなビジネスモデル」(実証実験)の取り組みについて報告。合わせて「ケーブルIDとの連携を視野に入れたCATV独自の今後の可能性」について考察する。
【日時】2月15日/15時-17時30分
【会場】日本プレスセンタービル10階(日本記者クラブ)ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1)
【会費】CRI会員5000円、非会員1万5000円(フォーラム終了後、情報交換会を開く/参加費5000円、参加自由)
【申し込み・問い合わせ】Eメール=cri@cri-info.jp


■マッピング映像の国際コンペ開催へ 協会が作品募集
 プロジェクションマッピング協会は、「第6回プロジェクションマッピング国際コンペティション」の開催を発表した。今年の開催地は長崎県佐世保市の「ハウステンボス」で、投写物は幅110メートル×高さ28メートルの宮殿、パレスハウステンボス。
 テーマは「HANA 花/華」。募集作品は1分-1分59秒のマッピング映像で、エントリー期間は2月23日(作品提出は2月28日)まで。1次選考、2次上映審査を経て、4月28日に審査員による公開審査会を実施する。
【詳細】1minute-pm.com


■VIPOが中小企業向けにコンテンツの活用など 京都でセミナーを開く
 映像産業振興機構(VIPO)は、2月15、16日に京都市の京都パルスプラザで、中小企業向けのコンテンツ活用ビジネスセミナー「YouTube動画マーケティング講座」(15日)、および「クラウドファンディング活用セミナー」(16日)を開く。
 「YouTube動画マーケティング講座」では、YouTubeで売上が4倍になった雑貨店、YouTubeで年商1億円の中古車代行業など、全国で中小企業の成功者を続々と輩出しているエキスパートが、すぐに使えるスマホ時代の集客ノウハウを公開。中小企業の成功事例を紹介しながら、YouTube動画を活用して小予算でビジネスを拡大させるポイントを紹介する。
 「クラウドファンディング活用セミナー」では、国内大手のクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」の運営会社マクアケの中山亮太郎社長が、クラウドファンディングにおける活用方法や成功事例を解説。講座終了後には、講師からアドバイスも受けられる個別相談会も実施する。
 両セミナーとも参加費は無料(事前予約制)。
【日時】▽2月15日/講座=13時30分-15時30分、交流会=15時30分-16時▽16日/講座=13時30分-14時50分、相談会=14時50分-15時30分
【会場】京都パルスプラザ(京都市伏見区竹田鳥羽殿町5)
【定員】50人(事前予約制・先着順)
【申し込み・問い合わせ】VIPO京都府セミナー事務局/Eメール=kyoto.office@vipo.or.jp/TEL:03-3543-7531


■放送ライブラリー、番組を視聴する会第2回「震災を伝える・記録する・考える」
◇放送ライブラリー/番組を視聴する会第2回「震災を伝える・記録する・考える」
 放送番組センターが2月6-8日に開催。阪神淡路大震災から23年、東日本大震災から7年。全国の放送局がさまざまな切り口で伝え記録し続けてきた、震災に関連する6番組を視聴する。ボランティアに励む高校生、食事から震災の記憶をたどる活動、納棺師から見た被災家族の様子などを伝える。入場無料(申し込み不要/入退場自由)。
 また、福島県内の被災・復興に関する情報や書籍を紹介する「東日本震災福島県復興ライブラリー」(提供:福島県立図書館)を会場内に展示する(公開は3月18日まで)。
【日時】2月6-8日/10時30分-17時
【会場】横浜情報文化センター7階大会議室(横浜市中区日本大通11)
【詳細】www.bpcj.or.jp/event/blog/2018/01/post20180116.html


■日本映画テレビ技術協会 大阪支部「受賞作品を見る会〜作り手と語る〜」
 2月8日に開催。「MPTE AWARDS 2017」各受賞作品の上映と、担当者が講演する。上映作品および講演者は次のとおり。
 ▽「NHKスペシャル お父さん 見てますか〜震災遺児と母4年の記録〜』」大淵光彦氏(NHK)/撮影
 ▽「和歌山たてこもり事件 発砲の瞬間」遠藤知裕氏(朝日放送)、藤井啓之氏(アイネックス)/撮影
 ▽「ビジュアルアーツ専門学校卒業制作作品」
 ▽「土曜ドラマ スニッファー嗅覚捜査官(最終回)」山内将巨氏(ネオテック)/音声
 ▽「漱石悶々 夏目漱石最後の恋 京都祇園の二十九日間」朝倉義人氏(東映)/撮影
【日時】2月8日/13時-18時30分
【会場】ビジュアルーツ専門学校・大阪 アーツホール(大阪市北区曽根崎新地2-5-23)
【会費】無料(事前申し込み不要)
【詳細】www.mpte.jp/outline/branch/files/mirukai-osaka2017.pdf



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