● NABショーEXPRESS セッションレポート 映画館の存続について懸念示す
2020年6月1日
WOWOW
コロナ禍の編成
俳優らと協力し各種の企画 吉田羊の発案に大泉洋らが賛同
リモート制作ドラマ 20日で脚本から配信まで
監督が遠隔で演技指示
WOWOW(東京都港区)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により、編成に苦戦する中、俳優や音楽のアーチストと協力した各種の企画を実現している。その1つが、吉田羊と大泉洋がW主演するリモート制作ショートドラマ『2020年 五月の恋』(1話15分/全4話)。吉田羊の発案に、NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』やWOWOWの『ドラマW そして生きる』などを担当した脚本家の岡田惠和が賛同。大泉洋も共演を快諾した。ドラマは5月28日午後9時から、YouTubeのWOWOWオフィシャルチャンネルと同メンバーズオンデマンドで4夜連続で無料配信。2日からは無料放送もされる。〈続きは本紙で〉
2020年6月1日号 主な記事
●制作会社が新型コロナ対策発表 ギークピクチュアズ、AOI Pro.
●JPPA AWARDS受賞作を発表
●NAB Show Expressセッション 映画館存続の懸念を示す
●ビズライトの店舗向けAIデジタルサイネージ/コロナ対策で各方面から注目
コンテンツビジネス
放送
● NABショーEXPRESS セッションレポート COVID-19で変わるメディア業界
● 放送用光加入者端末装置を発売/DXアンテナ
CATV/CS
● ケーブル・アワード 2020 ベストプロモーション大賞 総数153作品の応募
● 加古川市と地域BWA活用で協定/BAN-BANネットワークスなど
プロダクション
● WOWOW コロナ禍の編成 俳優らと協力し各種の企画 吉田羊の発案に大泉洋らが賛同
● 制作会社が新型コロナウイルス対策発表
・専門企業と連携して感染防止 映像業界に役立つプランを作成/ギークピクチュアズ
・多角的なガイドラインを策定/AOI Proが専門企業2社と契約
デジタル映像
● バーチャルオンライン結婚式 リクシィと共同でサービス提供/CHET Production
インターネット/通信
● 統合型防災情報配信システム/理経が自治体向けに提供開始
プロ機器
● サムスンの小型高速SSDを販売 最大転送速度は1050MB/秒 /ITGマーケティング
● 4K/8K用の大光量水中ライト/エーオーアイ・ジャパンがNHKと共同開発
● LiveU Soloのウェブセミナー開催 5日には新製品セミナーを開催/三信電気
ディスプレー/大型映像
● 店内の混雑状況を掲出 コロナ対策で各方面から注目/ビズライト AIデジタルサイネージ
● ビズライト 田中博見社長に聞く
● 自社運営の街頭大型ビジョン 無料CMの放映を実施/インターコネクトが地元店舗支援
● 小倉駅前の街頭大型ビジョン 「グラーンライザ北九州」
● DMMリゾーツが水族館 映像や音響で演出 沖縄県豊見城市に開設
映画/番組/CM
● 映画「君の誕生日」 韓国の旅客船沈没事故を題材に描く
統計・調査
● 20年4月 4K対応テレビ国内実績 出荷数量は16.7万台 累計は900万台を突破/JEITA
イベント一覧
● JPPA AWARDS 最優秀賞などを発表 経産大臣賞は太陽企画の「ごん」
日本ポストプロダクション協会(JPPA)は5月29日、優れたポストプロダクション技術をたたえる「JPPA AWARDS 2020」の受賞作品を発表した。
経済産業大臣賞の『ごん / GON, THE LITTLE FOX』は、児童文学の名作「ごんぎつね」に新たな解釈を加えたストップモーションアニメーション。「日本の美しい自然における人間と動物との葛藤、映像処理技術の精度が世界観の構築に貢献した」(審査員講評、以下同)。
映像技術部門のグランプリ「ゲキ×シネ『修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極』」は舞台を映像化した作品。視聴者が集中できるよう画角調整をはじめとした膨大な作業を施し、3時間の長尺を完成させた。「ポストプロの根幹は基本的な技術をしっかり作業し視聴上それを感じさせないことであると再認識させられた」という。
音響技術部門のグランプリ「ALBION スキコン45周年スペシャルムービー『ずっとそばにいます』」は17分のウェブ広告。「過度でない丁寧なフォーリーとミックスで作品の世界観を損なわない。ダイナミックレンジをいかしたこともラストの音楽の盛り上げに寄与している」という。
● 東京国際プロジェクションマッピングアワード U-25部門を新設 若手制作者対象にエントリー受付中 11月14日に上映会
東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、若手クリエイターを対象とした映像制作の登竜門「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol5」のエントリー受付を、6月19日まで実施している。
「東京国際プロジェクションマッピングアワード」は、若き空間映像クリエイターを対象とした日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテスト。将来のコンテンツ産業の中核となる人材の発掘・育成と、プロジェクションマッピングという空間映像技術の高度化と普及を目的に毎年開催している。
書類審査を勝ち抜いたチームに向けた制作ワークショップと、東京ビッグサイトで開かれる上映会など『若き才能』に制作・発表の場を提供している。今年は新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、ワークショップはオンラインで実施する予定。
今回のテーマは「CONNECT with」。『世界が変化しつつある今、未来に向かって何とつながっていきたいか』を問い、枠にとらわれずあらゆる発想で思いが伝わる作品を募集する。また、今年は 25 歳以下のクリエイターに向けたU-25部門を新設。これまでの学生部門に加え、さらに間口を広げた。
同アワードは海外のクリエイターも参加が可能。さまざまな視点や考え方が表現された作品を募集し、国内外の若手クリエイターたちの文化交流の促進に寄与できるように支援している。
なお、コロナ感染の状況を考慮し、上映会などの変更・中止の可能性がある。
【スケジュール】▽エントリー期間=6月19日▽第1次審査結果発表=6月26日▽映像制作期間7月-10月▽上映会および表彰式=11月14日(会場=東京ビッグサイト)
【応募資格】▽学生部門=大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生▽U-25部門=25歳以下で、学生部門に該当しない人(2021年4月2日時点)。ただし、18歳以下の場合は保護者の同意が必要
【賞金】総額100万円
【エントリー費】無料
【エントリー方法・詳細】pmaward.jp/entry/entry_pma_v5
● 第40回「地方の時代」映像祭 コンクール参加作品を募集
吹田市(大阪府)、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟の共同主催による第40回「地方の時代」映像祭は、11月14-20日の7日間、関西大学・千里山キャンパスおよび梅田キャンパスで開催されるが、現在コンクール参加作品を募集している。
今年の映像祭は、40回目の記念大会となるが、新型コロナウイルスの感染拡大による国内の状況を鑑み、今年のサブテーマを『試練の先に未来を拓く』とした。新型コロナの影響により、毎年6月に実施していた「地方の時代」映像祭フォーラムを、9月に予定していた吹田市制80周年との連携企画とともに、10月に開催延期を決めた。
現段階では、「地方の時代」映像祭コンクールの作品募集、審査は予定どおりのスケジュールで進める。新型コロナの影響が継続している場合には開催方法を工夫して、コンクールと贈賞は必ず実施するという。
募集作品は、「放送局部門」「ケーブルテレビ部門」「市民・学生・自治体部門」「高校生(中学生)部門」の4部門。募集期間は、「高校生(中学生)部門」が7月1-31日で、それ以外は6月30日までとなっている。
【応募要項・詳細】www.chihounojidai.jp
● CEATEC 2020 オンラインでの実施を決定 10月20-23日に開催
電子情報技術産業協会(JEITA)、情報通信ネットワーク産業協会、コンピュータソフトウエア協会の3団体で構成するCEATEC実施協議会は、10月20-23日に開催予定の「CEATEC 2020(シーテック2020)」について、幕張メッセ(千葉市美浜区)での通常開催を中止し、新たな取り組みとしてオンラインでの開催を決定した。
新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、来場者、出展者ならびに関係者の安全を最優先に考慮した結果、通常開催を見送った。詳細については、6月以降に順次発表するという。
【名称】CEATEC 2020 ONLINE(シーテック2020 オンライン)
【会期】10月20-23日(会期以降もオンデマンドで展開予定)
【スローガン】CEATEC – Toward Society 5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC)
【詳細】www.ceatec.com
● 映文連アワード2020 応募締切6月20日まで延期
映像文化製作者連盟(映文連)は、国際短編映像祭「映文連アワード2020」の作品募集期間を5月31日までとしていたが、新型コロナウイルス感染対策の影響を考慮し、応募の締め切りを6月20日(消印有効)に延期した。
【詳細】www.eibunren.or.jp