● 4K・8K映像技術展 映像伝送EXPO 特集
・第3回 4K・8K映像技術展 第4回 映像伝送EXPOが開催 多彩な製品・サービスが集結
・超低遅延8K映像伝送 エンコーダーを独自開発/ミハル通信
・4Kテスト信号発生器 SDI映像音声遅延装置も/朋栄エレテックス
・各種LEDディスプレー ポスター型などを出展/シーマ
・高画質、低遅延によるリモート・ネットワーク/Adder Technology
2020年10月26日
番組のネット同時配信 文化庁が権利処理制度改正イメージ
総務省「放送事業者の要望取りまとめ」を基に
放送における権利制限を拡大 許諾を推定する規定も
裁定制度の利用も可能に
総務省が検討に加わっている文化庁の「放送番組のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化に関するワーキングチーム」は、ネット同時配信権利処理の制度改正イメージを示した「中間まとめ」を策定した。総務省がNHK、在京民放キー局の要望等をまとめた「放送のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化に関する放送事業者の要望取りまとめ」を踏まえて議論し、中間的な結論を得たものだ。ここでは、放送では許諾なしに著作物を自由に利用できる規定を、同時配信等にも拡大することや、放送の許諾の際、権利者が別途の意思表示をしていなければ、同時配信等も許諾したものと推定するなど、制度改正の方向性を明記した。〈続きは本紙で〉
2020年10月26日号 主な記事
●パナソニック映像がバーチャル内覧会を初開催 オンラインを使ったサービスを発表
●キヤノンが自社製品使い五島市と共同で8K映像制作
●iPhone12プロシリーズ/多彩な映像制作を支援
●川崎競馬で運用/世界最大級の大型ビジョン
●BAN-BANネットワークスがFTTHサービスを開始
特集
放送
● 番組のネット同時配信 文化庁が権利処理制度改正イメージ
CATV/CS
● FTTH方式サービス開始 高速ネットや高画質放送提供/BAN-BANネットワークス
● 高校野球の秋季関東大会 準決勝、決勝を生中継/J:COM4社が放送
● 地域BWAサービス開始 甲府市と連携し情報提供/日本ネットワークサービス
● 東海市で光10Gサービスを提供/知多メディアスネットワーク
プロダクション
● パナソニック映像がバーチャル内覧会を初開催 オンラインを使ったサービスを発表
ディスプレー/大型映像
● 世界最大級の大型ビジョン 川崎競馬で運用 迫力ある実況映像を放映
● 埼玉・大宮の街頭LEDビジョン JR駅前の繁華街に4台稼働
● 第19回ディスプレイ産業フォーラム コロナ禍が市場に大きく影響
映画/番組/CM
● 映画「さくら」 1つの家族を通して描く人間ドラマ 西加奈子の同名小説を映画化
イベント一覧
アキバ系アイドルとARスポーツ新企画/NTTぷらら
NTTぷららは、アキバ系アイドル「でんぱ組・inc」と次世代ARスポーツ「HADO」とのコラボ企画に協賛し、公演「でんぱ組・inc×HADO Live ~みんなで叶えるでんぱの夢~」を11月22日に開催する。
コンテンツマーケット「TIFFCOM」 11月4日からオンライン開催 昨年ブース数比143%に
東京国際映画祭(TIFF/10月31日-11月9日)と併設されるコンテンツマーケット「TIFFCOM2020」は、今年で17回目を迎えるが、参加者の安全を考慮し、完全オンラインにより11月4-6日の3日間開催となった。
TIFFCOMは、映画、テレビ、アニメなどを中心とした多彩なコンテンツホルダーが一堂に会し、アジア諸国だけでなく、世界各国から有力なバイヤーが来場。出展団体数、商談件数、成約金額は、毎年順調に増加しており、昨年も過去最高の実績(商談件数:8335件)を記録し、アジアを代表するコンテンツマーケットとして確立しつつある。
ここ数年の傾向では、IP(知的財産)、Book Adaptation(書籍の映像化権利など)を取り扱う映像化の機会を広げる場としても成果を上げている。
今回は、オンラインによるオンデマンドの利点を最大限に生かした4つのオンライン機能で、よりよいコンテンツマーケット環境の提供を目指す。 その機能は、①オンラインブース機能(VRブース)、②オンラインビジネスマッチング機能、③オンラインスクリーニング機能、④オンラインセミナー機能となっている。
実際のマーケット会場へ足を運んだようなバーチャルな体験ができるオンライン出展ブースは、昨年の出展ブース数比143%の参加となった。
参加者情報のより詳細な検索機能、登録情報に基づいたレコメンド検索機能などによって、効率的な商談機会を提供する。
オンラインであることの利点を生かし、場所や時間に縛られない20プログラムにも及ぶセミナー(アーカイブ配信も予定)を用意している。
オンライン開催の強みを最大限に生かし、国内外からの多数の参加を見込んでいる。
【詳細】tiffcom.jp
5Gサービスが変える社会 専門家が最新動向を解説/FMMCが30日に講演会
マルチメディア振興センター(FMMC)は、2020年度の情報通信講演会として「5G通信サービスが変える社会-最新動向も踏まえて」(協賛:情報通信月間推進協議会、情報通信学会)を10月30日にオンラインで開く。参加無料(事前登録制)。
日本でも今春から商用サービスが開始された次世代通信規格「5G」は新しい通信インフラであり、「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」というサービスが実現される。
今回の講演会は、5Gを活用することで、ビジネスや社会がどのように変わっていくのかについて、異なる分野の専門家から話を聞く。
菅内閣の発足に伴い、デジタル庁(仮称)の創設やモバイル市場の競争環境の整備などが、新たな政策テーマとして取り上げられ、ICTを取り巻く環境は大きな転換期を迎えている。こうした状況も踏まえ、ビジネスや社会にどのように貢献できるのかにフォーカスして、専門家によるディスカッションも実施する。
【日時】10月30日/13時30分-16時45分
【プログラム】
▽基調講演「5G・データ主導社会の実現に向けた最新動向」(総務省総務審議官 谷脇康彦氏)
▽財団研究報告「海外における5G最新動向」
▽パネルディスカッション「5G通信サービスが変える社会」(モデレーター/早稲田大学大学院 三友仁志教授、パネリスト/NTTドコモ R&Dイノベーション本部R&D戦略部長 岡川隆俊氏、エリクソン・ジャパンCTO 藤岡雅宣氏、東京都農林総合研究センター スマート農業推進室次長 進藤典男氏、富士通5G Vertical Service室長 後藤知範氏
【申し込み】www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/jyohotsushingekkan/lecture.html(10月28日まで)
「関西放送機器展」12月開催中止 コロナが影響 来年は7月実施へ
「第5回関西放送機器展」は、12月1、2日の開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、展示会として成立が見込めないため、主催構成団体である関西放送機器展実行委員会(構成:アジア太平洋トレードセンター・テレビ大阪・テレビ大阪エクスプロ)は中止を決定した。
来年は7月の開催を目指していくという。