2021年4月12日

情通審 地デジ高度化作業班が調査報告
【符号化方式】 映像はVVCに 音声は検証継続
次世代放送方式 MIMOは除外へ 5G利用型も不適合の判断

情報通信審議会(情通審)情報通信技術分科会 放送システム委員会の第74回が3月25日に開かれ、地上デジタル放送方式高度化作業班(以下、作業班)が、映像・音声の符号化方式、および技術試験事務として国内4地区で実施されている次世代地デジ方式に関する調査の結果・関連団体からの意見、5Gを放送に利用する方式「MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)」の適用に関する調査結果などを提示。今後の検討の方向性を示した。〈続きは本紙で〉

2021年4月12日号 主な記事

 ●ソニーがAI映像自動切り出しシステムを日本テレビと共同で実証実験
 ●固定無線アクセスに脚光再び増大続ける通信容量に対応
 ●パナソニックセンター東京/体験型ミュージアムを一新
 ●高知通信機が広告事業など展開 街頭LEDビジョンを運用

特集

● DSJ2021/Connected Media 特集
・業界の最新動向を掴む場に 4月14-16日に幕張メッセで開催 活用広がるデジタルサイネージ
・4K HDMI映像システム シンプルに構築が可能/イメージニクス
・非接触型インタラクティブサイネージなど新製品披露/ジャパンマテリアル
・12G-SDI信号分配器やビデオチェッカーなど展示/ビデオトロン
・Interop21特別企画「Connected Media」 放送局の最先端の取り組み 多彩な専門セミナーで解説
・進化を続ける高精細ディスプレーシステム 高機能で導入事例が増加 「マイクロLED」なども登場
・ディスプレーマウント CHIEF製の新製品出展/映像センター

● コンテンツ東京、XR総合展 特集
・最先端技術・サービスが集結 直接的な商談展開
・映像制作サービスや自動化ツールを訴求/イマジカデジタルスケープ
・表現型ビジネススキーム「デジタルツイン」提案/太陽企画

放送

● 符号化方式 映像はVVCに 音声は検証継続 次世代放送方式 MIMOは除外へ
● ラテ単営で再スタート ラジオの愛称は「Mラジ」/毎日放送
● ローカルウェブメディア開設 地域のニュース・グルメ情報など/大分放送

CATV/CS

● 契約数が100万件突破 単独サービスの加入可能に/J:COM 電力
● 地域BWAで無線高速ネットを提供/ひまわりネットワーク

プロダクション

● 番組やCM撮影に本社屋を提供 福島・猪苗代町と共同でドラマ「リコカツ」を誘致/東日印刷 ”Tロケ”事業を推進

インターネット/通信

● 新通信衛星を調達 エアバスのOneSat型/スカパーJSAT
● 映画に出資 スピンオフを配信/NTTぷらら

プロ機器

● 動画市場の拡大は今後も継続/ブライトコーブが事業戦略を説明
● LWKS「Qscan」 QCソフトをメジャーアップデート 高度なHDR測定が可能に/VGI
● 4K HDMIスイッチャーを更新 切り出しや240p対応を追加 4月末まで無料試用キャンペーン/ATV
● 小型制作用スイッチャーを発売 新映像処理エンジンで高速動作/ソニー
● ソリトンの映像配信システム イベントのライブ配信を想定/NTTドコモがレンタル開始
● 体験型ミュージアムを一新 子供のひらめきを形にする場に/パナソニックセンター東京
● 16-18日に本社ビルでアウトレットセール/ケンコープロフェショナル

ディスプレー/大型映像

● 高知市内の中心部や商店街で 街頭LEDビジョン運用/高知通信機が広告事業など展開
● 大型LEDビジョンを発馬機の上部に設置/高知けいば
● 大型デジタルサイネージ AIで観光施設など案内/ホテルタビノス浜松町

映画/番組/CM

● 映画「アンモナイトの目覚め」 実在した女性化石採集家の半生を追う 貧富の差のある2人の同性愛

総合

● AI映像自動切り出しシステム 日テレと共同で実証実験 オペレーションの効率化を確認/ソニー
● 固定無線アクセスに脚光再び 増大続ける通信容量に対応
● 赤崎勇氏を偲ぶ 青色発光ダイオード開発 ノーベル物理学賞を受賞
● デジタル広告品質認証機構 広告関係3団体が設立

イベント一覧

● 3部門の作品募集を開始 短編映像業界の活性化へ/映文連アワード2021

映像文化製作者連盟(映文連)は、第15回「映文連アワード2021」の募集を開始した。
映文連アワードは、プロフェッショナルの仕事にふさわしい作品を積極的に発掘・顕彰することによって短編映像業界の活性化を図るとともに、次世代を担う新しい才能(学生・個人)を発掘し、映像業界のインキュベーターとしての機能を担うことを目的として、2007年に創設された短編映像祭。
15年目を迎える今回のコンセプトは「reborn(新生)」で、キャッチコピーは『時代ヲ突破スル映像、求ム。』。コロナ感染拡大によって、映像制作の環境は大きく変容しようとしている。映像表現も、映像メディアも、新たな映像コミュニケーションが求められている。今回のコンセプトは、そうした映像制作者たちに対する呼びかけであり、エールでもあるという。
映文連アワードの公募部門は、「コーポレート・コミュニケーション部門」、「ソーシャル・コミュニケーション部門」、「パーソナル・コミュニケーション部門」の3部門からなる。1次、2次審査を経て、最優秀作品賞(グランプリ)、文部科学大臣賞、経済産業大臣賞、優秀作品賞(準グランプリ)、部門優秀賞、優秀企画賞、i賞(個人賞)、そのほか企画奨励賞や特別賞が決定する。
応募の締め切りは5月31日(消印有効)。受賞作品は9月中旬に映文連ウェブサイト上で発表し、11月中旬に表彰式(都内ホール)、11月-22年2月にかけて全国各地で受賞作品の上映会(一般公開)を予定している。
【応募要件】▽20年4月1日-21年3月31日に完成した作品(コロナ禍での影響を受けた作品については、別途相談)▽作品の上映時間は原則として60分以内▽受賞した場合に受賞作品上映会での上映に支障がないこと
【募集部門】▽「コーポレート・コミュニケーション部門」=企業のアウター・ブランディング、インナー・ブランディングなどを目的とし、産業または企業文化を伝えるための作品▽「ソーシャル・コミュニケーション部門」=教養(教育、文化、社会)を目的とする作品や社会性のあるテーマを広く一般に伝えるための作品▽「パーソナル・コミュニケーション部門」=映像製作を志す学生または個人グループが製作した作品で、自由課題を想定。
【詳細】https://www.eibunren.or.jp/top/eibunren-award2021.html

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