● 海外向け番組販売ECシステム開発 一連の作業をオンライン化/フジテレビ
2021年5月24日
ケーブルラボが21年度事業計画
次世代放送やAI応用など拡充 新たに都市OS 標準化調査
スマートシティへの貢献方法探る データ分析技術者ガイドラインも
日本ケーブルラボが2021年度事業計画を発表した。「次世代サービス」「AI応用」「5G・ワイヤレス」「マイグレーション」「イノベーション」という従来からの5大プロジェクトを継続。これを基本に全18テーマ(新規11テーマ)について取り組む。スマートシティの鍵となるデータ連携プラットフォーム(都市OS)に関する調査や、コミュニティチャンネル(コミチャン)を基軸にIP放送・IP配信を本格化させるための課題の洗い出し、データ分析技術者を育成するためのガイドラインの策定など、新たな取り組みが注目される。〈続きは本紙で〉
2021年5月24日号 主な記事
●フジテレビが海外向け番組販売ECシステムを開発
●リモートでのテロップ制作を本格化/日テレ・テクニカル・リソーシズ
●何を目指す「半導体振興」/世界的な製造不足を機に始動
●ジーベックス デジタルシネマ事業/総合映像システム提案へ
●シリコンコア/生産拠点の拡充で事業強化
放送
CATV/CS
● 次世代放送やAI応用など拡充 新たに都市OS 標準化調査/ケーブルラボが21年度事業計画
● 地域スマート医療コンソーシアム 医療関連事業者、CATV事業者などが設立
● SCN 自動情報表示サービス 多摩ケーブルネットが採用
● SCN「コミネット」 多摩テレビも導入 緊急情報の発信強化
プロダクション
● リモートでのテロップ制作を本格化/日テレ・テクニカル・リソーシズ
● CG映画「ウルトラマン」を共同製作/ネットフリックス、円谷プロ
プロ機器
● 音源分離ソフトを発売 フルミックスから楽器分割/タックシステム
● ステレオ幅の調整ソフト 広がりを制御、モノにも対応/メディア・インテグレーション
● 新フィルムスキャナー 入門機ながら揺れ軽減対応 レーザーグラフィックス社の製品/伊藤忠ケーブル
● HDMI分配器をリニューアル 4K HDR、LAN接続を追加/アイ・ディ・ケイ
ディスプレー/大型映像
● 加速する大型LEDの「超高精細化」 新型ディスプレーの導入が増加
● ニュー新橋ビルに自社媒体 デジタルサイネージで情報発信/共同通信デジタル
● 「教育ITソリューションEXPO」 8K液晶タッチディスプレーや短焦点プロジェクターなど実演
● コロナで痛手 新規導入延期も 総合映像システムを提案へ/ジーベックス デジタルシネマ事業
● 生産拠点の拡充で事業強化/シリコンコア日本法人 梅村代表に聞く
● シャープが5G対応スマホ 独自開発の有機EL搭載 IGZO技術との融合で高画質
映画/番組/CM
● 映画「お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方」 シリアスな死の物語をテンポよく描く
総合
● 持続可能な社会の実現で協業 宇宙空間にICTインフラ基盤/NTT、スカパー
● 何を目指す「半導体振興」 状況に見合った対応が重要に
イベント一覧
● 2021 NAB Showの登録開始 10月9-13日 ラスベガスコンベンションセンター
全米放送事業者協会(NAB=エヌエービー)が主催する世界最大の放送コンベンション「2021 NAB Show」(10月9-13日/米ラスベガスコンベンションセンター)の登録が開始された。同イベントは昨年はオンラインで開催され、リアル開催は19年以来。
NAB Showの併催イベントであるRadio ShowやNABのSales and Management Television Exchange(SMTE)なども同時に登録を開始している。
詳細は、https://nabshow.com/2021/
● 低遅延の映像伝送を解説 リモート制作の環境構築も フォトロンがウェビナー
フォトロンは、映像のクオリティーを確保しながら低遅延での伝送・分配を実現する映像伝送プロトコル「SRT(Secure Reliable Transport)」を利用した、パブリックインターネットでのリモートインジェストソリューションについて説明する『SRT/MediaCentralを活用したリモートインジェスト ウェビナー』を6月1日に開く。
また、同3日には、最新キーテクノロジーを活用したスポーツ中継リモートプロダクション環境について解説する「EVSリモートプロダクション2021 ウェビナーVol2」を実施する。参加費はいずれも無料(事前申し込み制)。
『SRT/MediaCentralを活用したリモートインジェストウェビナー』では、4K/HD対応低遅延VoIPデコーダー「Makito X4(Haivision社製)」、シームレスなIPコンテンツ伝送を支援する新世代インジェスター「MediaCentral|Stream(アビッド社製)」の組み合わせによる、パブリックインターネットを利用したリモートインジェストから追っかけ編集までのワークフローを解説する。
【日時】6月1日/15-16時
【申し込み】www.photron-digix.jp/info/2021/101620.html
『EVSリモートプロダクション2021 ウェビナーVol2』では、スポーツ中継をはじめとするライブ番組制作において、IP技術を用いたリモートプロダクションが広がりを見せていることから、スローオペレーション環境のリモート化からスタートする現実的なリモートプロダクション環境の構築を段階的に説明する。
【日時】6月3日/15-16時
【申し込み】 https://www.photron-digix.jp/info/2021/101625.html
● 国際プロデューサー育成 全10回の講習会を開く/VIPOが「Film Lab」
映像産業振興機構(VIPO)は、映画の国際共同製作を推進し、国際的な感覚や知識を持ち広く世界で活躍する若手プロデューサーの育成を目的に「VIPO Film Lab」を開く。
『国際プロデューサーコース』(全10回)では、国際的に活躍できる若手プロデューサー育成のため、世界の映画祭やマーケットの機能、セールスエージェントや企画マーケットの役割、そして、実際の企画マーケット担当者からの実践的なレクチャーや脚本ディベロップメントなど、映画の国際共同製作・海外展開を目指していくうえで必要となる知識を包括的に学べる。
国内外の経験豊富な業界エキスパートや現役で活躍するプレイヤーを講師陣に迎え、即実践で活用できる基本的な知識やテクニックを身につけることを目指す。
募集定員は20人程度。講義はオンラインで実施し、時間は午後-夕方を予定している。なお、英語もしくは日本語での講義を聴講・理解できることが参加条件となっている(日本語通訳はない)。
【日程】
[第1回] 6月17日「世界の映画祭とその機能について」
[第2回] 6月24日「映画祭におけるジャンル映画について」
[第3回] 7月22日「国際共同製作について」
[第4回] 7月29日「セールスエージェントの役割」
[第5回] 8月5日「海外に通用する日本の企画とは」
[第6回] 8月19日「オリジナル脚本の進め方 ベーシック理論」
[第7回] 8月26日「世界の映画マーケット(見本市)について」
[第8回] 9月30日「国際映画製作 ケーススタディ」
[第9回] 10月21日「企画マーケットとは? ①エキスパート編」
[第10回] 10月28日「企画マーケットとは? ②企画マーケット担当者編」
【参加費】2万2000円
【応募締め切り】5月28日
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/26858/
● SIGGRAPH Asia×GDMコラボイベント「ゲーム開発者がSIGGRAPH Asia 2021をどう楽しむか?」
DeNA主催のゲームクリエイター向け勉強会「Game Developer Meeting」内において、オンライン(Zoom)で開く。
SIGGRAPH Asia 2021(SA2021/東京開催=12月14-17日)のカンファレンスチェア/塩田周三氏(ポリゴン・ピクチュアズCEO)、Gamesチェア/長谷川勇氏(スクウェア・エニックス シニア・マネージャー)、ローカル・コミッティ・メンバーの安藤幸央氏(エクサ CGプログラマ・デザインスプリントマスター)が登壇し、ゲーム業界やゲーム開発者へ焦点を絞り、SA2021について解説する。
【日時】5月28日/19時開始
【申し込み】https://gdm48online.peatix.com/(5月27日/13時まで)
● 第6回 関西放送機器展 開催中止を決定
関西放送機器展実行委員会(構成=アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロ)は、6月30日、7月1日に予定していた「第6回 関西放送機器展(KBEE)」の開催中止を決めた。
新型コロナウイルスの感染拡大や、緊急事態宣言発出の影響により、展示会として成立が見込めないと判断した。
2022年は、6月または7月の開催を目指すとしている。