● 東京ビッグサイト同時開催イベント特集
・COMNEXT2023開催 最新の映像伝送技術を公開
・「LIVeNT2023」が28-30日に開催
ライブ・イベント・eスポーツの関連製品やサービスが一堂に
・「CONTENT TOKYO 2023」 コンテンツビジネスの総合展
2023年6月26日
総務省 放制検のBB代替作業チーム
2次取りまとめ案を提示
-放送APの費用項目が明確に-
配信プラットフォーム試作 関東圏以外で実証実験
総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会 小規模中継局等のブロードバンド等による代替に関する作業チーム」は21日、2次とりまとめ案を示した。最大の焦点であった、ミニサテライト局、小規模中継局をブロードバンド代替する放送アプリケーション(放送AP)の具体的な費用については、さまざまな要因から示されなかったが、それに代わる形で、放送APを構成する「費用の項目」「費用の多寡に影響を与える要因」が明確になったとしている。2024年夏ごろにBB代替の実効性について結論を得ることを目指す。〈続きは本紙で〉
2023年6月26日号 主な記事
●東京ビッグサイト同時開催イベント特集
「COMNEXT2023」「LIVeNT2023」「CONTENT TOKYO 2023」
●ドラマ新潮流(上) 世界市場含め価値最大化
●新生「B&D」メディアとの連携を強化
●クープが新サービス「くるぽ」デジタルツインを新感覚エンタメに
●NABショーレポート/クラウドへの取り組みが加速
特集
コンテンツビジネス
● ネット上で簡単動画販売/協和産業が「filmcart」を展開
放送
● 総務省 放制検のBB代替作業チーム 2次取りまとめ案を提示
● 放制検の下にタスクフォース/総務省
● 23年度活動の重点項目など説明 BS右旋4K化を推進/衛星放送協会
プロダクション
● A1スタジオの映像・照明設備を更新 ホリゾントにLED照明を設置/国際放映
● 総合アート事業「GEEK ART」 リアルとバーチャルで展開/ギークピクチュアズが始動
● 新サービス「くるぽ」 デジタルツインを新感覚エンタメに/クープ
プロ機器
● 内覧会で最新の映像・音響製品を披露/レスターコミュニケーションズ、タックシステム
● NABショー レポート クラウドへの取り組みが加速 制作手法の変化に対応する基盤に
ディスプレー/大型映像
● メディアとの連携を強化 関西での事業拡大に意欲的/旧インターコネクトの「B&D」
● JR宇都宮駅にデジタルサイネージ/Uスマート推進協議会が運用
● 最新のICTソリューション/シャープが教育総合展に出展
イベント一覧
● 国際的プロデューサー育成 全10講義で基本的な知識や技能/VIPO Film Lab
映像産業振興機構(VIPO)は、「VIPO Film Lab『国際プロデューサーコース』」(全10回)の募集を開始した。
同コースは、国際的に活躍できる若手プロデューサーの育成を目的としている。世界の映画祭や映画マーケット、セールスエージェントや企画マーケットの役割、実際の企画マーケット担当者による実践的なレクチャーや脚本ディベロップメントなど、映画の国際共同製作・海外展開を目指していく上で、必要となる知識を包括的に学ぶことができる。国内外の経験豊富な業界エキスパートや現役で活躍するプレイヤーを講師陣に迎え、即実践で活用できる基本的な知識やテクニックを身に付けることを目指す。
講義は、リアルおよびオンライン(Zoom使用)で開く。講師が海外在住の場合にはオンラインで実施する。
募集定員は15人程度の予定(全10回の講義に参加可能なこと)。参加対象は、国際共同製作など国際的な活躍を志望するプロデューサー、およびプロデューサー志望者。参加資格は、英語での講義を聴講・理解できること(日本語通訳はない)。参加費用は5万円。
実施日程と講義内容は次のとおり。
[第1回] 8月3日「映画祭とは、映画祭の活用方法」(世界の主要映画祭や映画マーケットの種類や違い、役割について解説)
[第2回] 8月10日「国際共同製作『Plan75』 ケーススタディ」(国際共同製作のケーススタディを、主に製作資金の流れを中心に事例説明)
[第3回] 8月17日「海外PRの役割」(国際映画祭や映画マーケットにおける海外プレスの役割や仕事内容について解説)
[第4回] 8月24日「国際共同製作のケーススタディ『Tiger Stripes』」(カンヌ国際映画祭の批評家週間で上映されグランプリを受賞した『Tiger Stripes』がどのようにして成立したか、国際共同製作の事例説明)
[第5回] 8月29日「セールスエージェントの役割」(セールスエージェントを招き、作品選定から海外セールスまで、その役割や仕事内容について解説)
[第6回] 9月7日「国際映画製作のケーススタディ」(国際映画製作のケーススタディとして、海外でのポストプロダクションを含め解説)
[第7回] 9月14日「脚本分析:『ドライブ・マイ・カー』」(脚本の基本構成や構造について、『ドライブ・マイ・カー』などを事例に分析)
[第8回] 9月28日「海外向け企画ピッチングについて」(製作パートナーや資金調達を募る上で必要となる企画のパッケージング化とピッチについて解説)
[第9回] 11月3日または9日(予定)「国際ワークショップについて」(台湾で実施される「TTB(Ties That Bind)のワークショップの説明と実際の内容を一部実施予定)
[第10回] 12月上旬予定「アジアの国際共同製作支援について」(アジアの映画関係機関による国際共同製作支援メニューの解説)
【応募締切日】7月17日
【申し込み・詳細】www.vipo.or.jp/news/36125/
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◆事前説明会を開催
VIPOは、6月27日(16時-17時30分)に「国際プロデューサーコース」の説明会と卒業生を招いての座談会を開く。参加無料。
会場はVIPOホールR(中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)。参加申し込み締め切りは6月26日18時まで。
【詳細】www.vipo.or.jp/news/36125/
● CATV事業者の取り組み 地域DX推進の事例報告/CRIオンラインセミナー
ケーブルテレビ情報センターは、第35回CRIオンラインセミナー『自治体とタッグ!デジ田への取り組みと地域DX推進の事例「新居浜市デマンドタクシーおよび保健福祉&行政MaaS」と「富山県マイナンバーカード利活用プラットフォーム実証事業」』を7月11日に開く。
「デジタル田園都市国家構想」(以下、デジ田)は、「新しい資本主義」の重要な柱の1つ。デジタル技術の活用により、地域の個性を生かしながら、地方の社会課題の解決、魅力向上のブレイクスルーを実現し、地方活性化を加速することが趣旨となっている。
ハートネットワーク(愛媛県新居浜市)は、「デマンドタクシー(乗り合いタクシー)」や保健福祉MaaS(Mobility as a Service)、行政MaaSなどの複数のサービスを展開する「MaaSシティ」を新居浜市役所に提案。市はデジ田の交付金を使ってこの構想を実現し、2023年3月からサービス開始にこぎつけている。
一方、となみ衛星通信テレビ(富山県南砺市)では、グループ会社であるTSTテクノが富山県のマイナンバーカード利活用実証事業を受託した。
今回のセミナーは、以上2社の事例について実務担当が報告する。
【日時】7月11日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【受講方法】Zoom
【詳細】cri-info.jp/20230619_7938
● 放送番組センター公開セミナー「新型コロナの記録~記者が見つめた2020」
開催中の「放送ライブラリー番組を視聴する会『新型コロナの記録~模索の一年』」の上映作品の中から、2番組を取り上げ、番組視聴後に制作した報道記者から当時の思いや今後の取材活動などについて聞く。
番組は『74例目と呼ばれて~『3密』を導き出したクラスター~』(札幌テレビ放送)、『ザ・ドキュメント「学校の正解~コロナに揺れた教師の夏~」(関西テレビ放送)。入場無料(定員200人、事前申し込み/締切日=6月28日)。
【日時】7月8日/13時30分-16時30分
【会場】情文ホール(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター6階)
【詳細】www.bpcj.or.jp