2024年3月25日

TOHOスタジオ
東宝スタジオに高性能なポストプロ拠点
映像制作の設備を増強 ワンストップの作業環境が実現

TOHOスタジオ(東京都世田谷区)は、運営する東宝スタジオに、ハイエンドな映像ポストプロダクション拠点「HIGH-RESOLUTION BASE」(ハイレゾリューションベース)を開設。撮影中のデータ管理からダビング、編集、DI(カラーグレーディング)、DCPマスター作成、検定試写までのポストプロ工程を、音響制作と合わせて東宝スタジオの中で一気通貫に実施することが可能になった。〈続きは本紙で〉

2024年3月25日号 主な記事

 ●業務用AVoverIP特集
 ●放送記念日特集
 ●「AI×TV」(5) n対nの新境地
 ●シンクレイヤが新事業拠点「SYNC Labo」開設
 ●JVAが23年のビデオソフト売上実績を発表
 ●「MWC24バルセロナ」報告(3) 米スカイロがスマホ衛星通信既存の衛星と周波数活用

特集

●  放送記念日特集
・ BS4K放送 各局の最新番組
・ 4K8K放送視聴可能機器台数 1850万台に
● 業務用AV over IP特集
・ 東和エンジニアリングに聞く 「施設内での部分採用が増加」
・ Blustream社製品が充実 日本向けにローカライズ/エーディテクノ
・ クレイマー社KDSシリーズ 新製品で市場拡大を狙う/コイケ
・ 実績あるMatrox製品群 低遅延での4Kライブ配信/ジャパンマテリアル
・ AVネットワークスイッチ GigaCoreに新製品/ルミネックスジャパン

CATV/CS

● 東急歌舞伎町タワーで実施 秋田ケーブルテレビと連携/JDSが地域活性化イベント
● 企業対抗ゲーム大会開く 社内外の交流機会を創出/CNCI、中日BIZナビ
● 名古屋市中川区と緊密な連携・協力/スターキャットが協定締結

プロダクション

● 東宝スタジオに高性能なポストプロ拠点 映像制作の設備を増強/TOHOスタジオ

インターネット/通信

● 移動通信の祭典「MWC24バルセロナ」報告(3) スカイロがスマホ衛星通信

プロ機器

● 新事業拠点「SYNC Labo」開設 通信ネットワーク事業を強化/シンクレイヤ
● 8K2系統を1枚で出力 マトロックスの新シリーズ/ジャパンマテリアル
● 韓国KBSと業務提携 AI・8K技術を活用/アストロデザイン
● レースタイトル生成装置 レジャーチャンネルに納品/VGI

ディスプレー/大型映像

● デジタルサイネージのトレンド 液晶からLEDへ XR活用も
  /プラットワークスがオンラインセミナー
● 1.5ミリの世界最薄LED 日本橋高島屋に限定設置/台湾Panel SEMI社製
● 中国で開催の「ISLE2024」 LEDディスプレーメーカー 各社が低消費電力化に注力

統計・調査

● 2023年のビデオソフト売上実績 1152億3500万円で前年比100.4%/JVA

総合

● 文化庁認定 「日本遺産」のプロモーション事業/キヤノンMJが受託

イベント一覧

● 第19回「大阪アジアン映画祭」 コンペ部門の各賞を発表 大賞作品「主人公の成長を繊細に描く」

第19回「大阪アジアン映画祭(OAFF2024)」が3月1-10日に大阪市内4カ所の会場で実施され、コンペティション部門の各賞の受賞結果を次のとおり発表した(敬称略)。
【グランプリ(最優秀作品賞)】『シティ・オブ・ウインド』(フランス・モンゴル・ドイツ・ポルトガル・オランダ・カタール/監督:ラグワドォラム・プレブオチル)
【来るべき才能賞】リエン・ジエンホン(『サリー』 監督=台湾)
【ABCテレビ賞】『サリー』(台湾・フランス/監督: リエン・ジエンホン)
【薬師真珠賞】チー・ユン(『未来の魂』 〈オーストラリア・中国〉主演俳優)
【JAPAN CUTS Award】『カオルの葬式』(日本・スペイン・シンガポール/監督:湯浅典子)
【JAPAN CUTS Award スペシャル・メンション】『ブルーイマジン』(日本・フィリピン・シンガポール/監督:松林麗)
【芳泉短編賞】『シャングリラに逗留』(中国/監督:リン・イーハン)
【芳泉短編賞スペシャル・メンション】『オン・ア・ボート』(日本/監督:ヘソ)、『スウィート・ライム』(香港・英国/監督:ファティマ・アブドゥルカリム)
【観客賞】(全上映作品が対象)『あまろっく』(日本/監督:中村和宏)
★☆◆☆★
《講評》コンペティション部門審査委員のデイヴ・ボイル氏コメント
「青春映画というジャンルの枠組みでグランプリを受賞した『シティ・オブ・ウインド』は、私たちが見たことのない世界を照らし出し、スピリチュアリティーや世代間の対立といった問題を、巧みさと自信に満ちた手腕で描き出した。この映画は、主人公の成長を繊細に描きつつ、啓示的な演技を中心に据えている」
「来るべき才能賞を受賞したリエン・ジエンホン監督(『サリー』)は、予想だにしなかった展開とひねりを加えつつも、過去の偉大なキャラクター主導型コメディーを彷彿とさせる素晴らしい創作力を発揮。思い出の場所や人物を散りばめた卓越した脚本で、心からの感動と爆笑コメディーを両立させるテクニックを披露した。同監督の次回作を大いに期待する」


● 展覧会「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」

国立映画アーカイブ(東京都中央区)が、4月9日から約4カ月半にわたり開催する。
今年は、日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える。それを記念して、撮影所システムのもと各社が映画作品を量産していた1950年代から60年代に映画界で活躍していた作曲家たちを取り上げる。同展覧会と連動して大規模な特集上映企画も実施。さらには同館初の試みとなる上映ホールを会場とした演奏会も催す。
【会期】4月9日-8月23日(休室日=月曜日および5月7-12日)
【会場】国立映画アーカイブ 展示室(7階)
【開室時間】11時-18時30分
【入場料】一般250円ほか
【詳細】www.nfaj.go.jp

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