2024年8月5日

米デンバーでSIGGRAPH2024開催
NVIDIAとメタのトップが対談 「各企業で自社のAI持つ」で一致
生成AIの利用を探る 業務効率化への要素を強調

━ 今週号の見どころ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 CGと対話型技術の学会・展示会である「SIGGRAPH2024(以下、シーグラフ)」(主催:米ACM SIGGRAPH)が7月28日-8月1日(現地時間)に米国コロラド州デンバーのコロラド・コンベンションセンターで開催された。生成AIはここでも話題であるが、産業用メタバースとの連携方法といった一般の目に付きにくい分野での活用が多く語られている。今回の話題の1つは、AI用ハードウエアを供給する米NVIDIAの創業者兼CEOのジェンスン・フアン氏とフェイスブックなどを擁するAI利用の急先鋒である米メタの創業者兼CEOマーク・ザッカーバーグ氏の対談だった。友好的な雰囲気の中、AI利用について活発なやりとりがなされた。
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対談では、生成AIと業務効率化、産業用メタバースの未来についての議論が繰り広げられた。(続きは本紙でレポート)


地上放送の将来制度で新提案 公共サービスメディア認定方式 放送概念は不要に/デジタル時代の放送制度検討会
 総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」の28回会合が7月25日に開かれ、IPユニキャストによる小規模中継局などのブロードバンド代替(以下、BB代替)の制度化に向けて設けられた論点、およびBB代替の制度化以降を見据えた「放送の将来像」について、構成員から、各論点について考えが提示された。
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(続きは本紙でレポート)


【連載】メディア150年の興亡⑧ 生成AIと法 [1] 現れはじめた拒絶反応 企業評価低下で損失リスク 求められる最小化方策
 AI活用が進む中、今年は法的問題などリスクにも多くの注目が集まっている。コンテンツ制作での利活用が現実的となった昨年あたりから、業界関係者の間で生成AIへの拒否反応が出始め、今年に入り規制と利活用のバランスをどうとるか、議論が活発になった。そして今月に入り、政府は有識者会議「AI制度研究会」をスタートさせた。AIの安全性確保と競争力強化の両立を図る議論だが、法規制の検討も予定されている。メディア業界への影響を考える。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
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(続きは本紙でレポート)

※本紙とデジタル版は同一内容です。

2024年8月5日号 主な記事

 ●Vookが映像クリエイター向けカンファレンス開催
 ●総務省の放制検が地上放送の将来制度で新提案
 ●ブラジルの次世代地デジ方式 物理層はATSC3.0採用へ
 ●レイヤードジャパンが内覧会 最新のLED製品を披露
 ●九州放送機器展2024開催 各社の展示レポート

コンテンツビジネス

● 映画DXプロジェクト始動 各社の劇場データなど活用/松竹、東映、フラッグの3社

放送

● 地上放送の将来制度で新提案 /デジタル時代の放送制度検討会
● 広告枠の変動価格に対応 自社テレビCM商品で/ビデオリサーチ
● ブラジルの次世代地デジ方式 物理層はATSC3.0を採用へ

CATV/CS

● ソーラーパネル費用0円で太陽光発電システムを設置/JCOMが新サービス試行
● 第72回勝毎花火大会 ドローン空撮など駆使/ジェイコム札幌が生中継
● 「とりで利根川大花火」 大会初の生中継を実施/土浦ケーブルテレビ
● 東京都と連携してながら見守り事業/ジェイコム東京

プロダクション

● VIDEOGRAPHERS TOKYO 2024開催 クリエイターのスキル向上を支援/Vook

デジタル映像

● 米デンバーでSIGGRAPH2024開催 NVIDIAとメタのトップが対談

プロ機器

● 顧客の課題を解決する最新製品 クラウド、AI、5Gを活用/内覧会を開催
● LightWave 2024を発表 リグ作成を自動化/ディストーム
● 14型DAIV R4がリニューアル GPUにRTX 4050搭載/マウスコンピューター
● Dante対応の7製品を発売 スマホとの双方向通信を実現/ジャパンマテリアル
● 九州放送機器展2024が開催 最新のソリューション披露
● 産業現場でモバイル利用 高精細な3D映像を配信/ドコモ、NTT Comが実証

ディスプレー/大型映像

● 最新のLEDディスプレー披露/レイヤードジャパンが内覧会
● 透過型大型LED新規導入 展示会などの演出に利用/クレッセント
● 大型LEDビジョン活用 競技会場の一体感創出/パリ五輪
● 厚さ1.5ミリの超薄型LED/伯東、イノラックスがDSJで展示

映画/番組/CM

● 中学ダンス大会放送 単発番組で地上波初/MGスポーツ、毎日放送
● 「水戸黄門」55周年記念特番 8月11日に放送/BS-TBS
● SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 ウズベキスタン作品が大賞
● 映画「DitO ディト」 フィリピンを舞台に父娘の関係描く

統計・調査

● 業務用ディスプレー市場の動向 24年 中国の市況悪化で低迷/調査会社オムディア

総合

● オリックスと資本提携 プロジェクター事業の新会社/パナソニック コネクトが設立

イベント一覧

● 大阪で機器内見会開く 協力企業を交え展示/伊藤忠ケーブルシステム

伊藤忠ケーブルシステムは8月21、22日の2日間、機器内見会「Private Show in Osaka」を大阪市中央区のオービックホールで開く。
会場では協力企業も交えてさまざまなラインアップを展示。映像制作業界注目の最新ソリューションとサービスが一堂に会する(入場無料)。
【協力企業】▽ソリトンシステムズ▽アストロデザイン▽ブラックマジックデザイン▽パナソニック コネクト▽テレストリームジャパン▽ヴィレッジアイランド▽アビッドテクノロジー▽ヒビノ▽アスク▽加賀電子▽MEDIAEDGE▽ローランド▽エーディテクノ
【日時】8月21、22日/10-16時(両日とも)
【会場】オービックホール2階(大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル)
【詳細】https://www.itochu-cable.co.jp/news/2024_07_19/


● 放送ライブラリー公開セミナー「オールナイトニッポン」の魅力を探る

開局70周年を迎えたニッポン放送。ラジオパーソナリティ・上柳昌彦氏とニッポン放送のコンテンツプロデュースルーム長・冨山雄一氏が登壇し、長く愛される番組の魅力を語る。入場無料(抽選で200人)。申し込み締切日は8月12日。
【日時】8月24日/13時30分-15時30分
【会場】放送番組センター 放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11)
【申し込み】https://www.bpcj.or.jp/

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