2024年10月14日

文教・企業向けAVソリューション市場拡大
東通産業 大賀社長に聞く
 外資系から相継ぎ受注 情報入手し入札に参加
 世界的コンサルやIT企業に納入
 国内自動車メーカー研究拠点のAVも

文教・企業などに向けた映像音響(AV)システム施工・販売の市場が拡大している。
同市場をリードする東通産業(東京都港区)は、売上の45%ほどが大学を中心とする文
教分野だが、最近は企業向けのビジネスが好調に推移。近年は外資系グローバル企業か
らの大型案件も相次いで受注・納入を果たしている。同社の大賀昭雄社長に自社AVソリ
ューションビジネスの現状と、今後の取り組みなどについて聞いた。大賀社長は、新展
開として、授業そのものを設備とパッケージ提供する計画を明らかにした。

━ 今週号(10月14日号)の見どころはコチラ ━━━━━━━━━━━━━━━━

■名古屋で「ケーブルフェスタ2024」 地域密着型イベントを開催 CATVのつながり生
かす 新ビジネスモデルを提案

 日本ケーブルテレビ連盟東海支部主催の「ケーブルフェスタ2024」が10月4-6日に名古
屋市で開催された。各社からは限られたスペースで展示品を厳選して実演する様子が見
られたほか、7月のケーブル技術ショーで注力商材をアピールしていることもあり、ここ
では第2、第3の商材を訴求する姿も見られる。今回はCATV局が地域とのつながりを生か
して展開できる、新しいビジネスモデルの提案が目に付いた。

2024年10月14日号 主な記事

 ●CinemaLeapが「IMMERSIVEJOURNEY」を開館
 ●名古屋で「ケーブルフェスタ2024」が開催
 ●キヤノンがIBC2024で多様な要求に対応した製品群
 ●IBC2024レポート(3)
 ●明治神宮外苑で光の祭典マッピング国際大会も

CATV/CS

● 個人向けダイジェスト動画 AIを駆使して自動生成/JCOM、上智大学が共同研究開発へ
● 防災チャンネルを開始 地域の安全・安心情報提供/知多半島ケーブルネットワーク
● 直営する映画館で上映会 VR体験イベントも開く/スターキャット
● 名古屋で「ケーブルフェスタ2024」 地域密着型イベントを開催

プロダクション

● 「HOKUSAI:ANOTHER STORY in TOKYO」製作委員会に参画 体感型技術で江戸を再構築
/ソニーPCL
● ポストプロから一部撤退 新橋・渋谷拠点を閉鎖/オムニバス・ジャパン

デジタル映像

● 「IMMERSIVE JOURNEY」を開館 誰もが楽しめる常設のXRエンタメ施設/CinemaLeap
● 漫画作成ツール展示 AI技術活用して開発/フォーラムエイト

インターネット/通信

● ケーブル番組アワード受賞作品 「みるプラス」で配信開始/日本デジタル配信

プロ機器

● 文教・企業向けAVソリューション市場拡大/東通産業 大賀社長に聞く
● AIアナ活用した番組制作システム/琉球朝日、NEC
● ヘッド分離型カメラ スタジオ、天気など多彩な運用/池上通信機
● スマホからインカム操作 スマートパネルのソフト版/リーデル
● 複数言語の字幕をAI生成 ライブ配信向けサービス/INISOFT
● 「ブライトサイン」対応 重量検知センサーを発売 サイネージ映像を制御
/ジャパンマテリアル
● AI対応ビジネスノートを販売 インテルの最新CPU搭載/マウスコンピューター
● コンテンツ保護と認証を支援するアプリを発表/アドビ
● ウェアラブルカメラを披露 CEATEC2024に出展/アストロデザイン
● 多様な要求に対応した製品群 PTZカメラによる自動化デモ
/キヤノンがIBC2024に出展
● IBC2024レポート
・ LiveU
・ アストロデザイン
・ MuxLab
・ Cobalt Digital
・ キヤノン
・ EIZO
・ ブラックマジックデザイン

ディスプレー/大型映像

● 「TOKYO LIGHTS 2024」開催 明治神宮外苑で光の祭典 マッピング国際大会の上映・授賞式も
● TDK歴史みらい館 「磁性」を主軸に技術展示 チームラボが体験型シアター
● プラネタリウムドームで「星空夏祭り」イベント/コニカミノルタが開催
● 東京ゲームショウ2024 大型映像駆使して新作発表 多数のLEDビジョンで演出
● 大阪で「MICE EXPO」/シムディレクトが出展

家電/民生機器

● 人気ゲーム「護縁」の推奨PCを販売/マウスコンピューター
● ゲーマー向けPCをデモ/マウスコンピューター

イベント一覧

● メタバース活用のポイント 市場動向から最新事例まで/Tooがウェビナー

Tooは、ウェビナー「今こそ知っておきたいメタバース活用のポイント -市場動向から最新事例まで-」を10月23日に開く。成長が期待されているメタバースを企業でどのように活用できるのか、メタバースプラットフォームの情報を交えて解説する。受講料無料(事前登録制)。
メタバースのプラットフォームは、SNSと同様に普及しつつあり、総務省は日本のメタバース市場が2027年度には2兆円に拡大すると予測している。
企業によるメタバースの活用も進んでおり、展示会やイベント、小売、デジタルツインなど、目的に応じて、さまざまなプラットフォームが利用され、ビジネスへの実装に向けた模索が続いている段階になっている。
セミナーでは、メタバースの現在の立ち位置、今後の成長可能性、そして注目されているプラットフォームの最新情報を伝える。
【日時】10月23日/17-18時(ライブ配信)
【申し込み・詳細】https://www.too.com/event/2024/metaverse2410/

●IBC2024の報告会もリアルとオンラインで開く

Tooは、オランダ・アムステルダムで開催された国際放送機器展IBC2024の報告会「IBC2024アフターリポートー映像業界の最新事情-」を10月24日にリアルとオンラインで同時開催する。受講料無料(事前登録制)。
IBCの概要、IBC2024ハイライト(全体の動向、注目のブースや製品から読み取れるトレンド、次世代技術の展望)、各メーカーの最新情報(Too取り扱いの有無にかかわらず注目の製品やサービス)などについて報告。加えて、映像業界におけるAI、バーチャルスタジオ、クラウド、カメラなどの情報を最新トレンドと共に伝える。
【日時】10月24日/16-17時
【会場】(リアルイベント)Too本社「The Gallery Too」(東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル3階)
【申し込み・詳細】https://www.too.com/event/2024/ibc2024/


● 心を打つ・伝わる動画戦略 ドキュメンタリー制作者が解説/東北新社が28日にウェビナー

東北新社は、10月28日に無料ウェビナー「TVドキュメンタリーのメソッドを活用した新たな動画戦略~ブランディングの成功は動画が決める!~」を開く(Zoom使用)。
今回のセミナーでは、ドキュメンタリー番組に携わる2人のプロフェッショナルが登壇し、「人が人の心を打つ映像」「伝わる映像」とはどういうものなのか–その秘訣を語る。
登壇者は、東北新社 映像制作事業部プロデューサーの斎藤充崇氏と、同社映像制作事業部ディレクターの五十嵐章氏。
斎藤氏は、NHKをはじめとした地上波・BS・CSのドキュメンタリー番組やバラエティー番組などを制作。現在の主な担当は『ネコメンタリー 猫も、杓子も。』(NHK Eテレ)など。五十嵐氏は現在、『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(NHK BS)、『ネコメンタリー 猫も、杓子も。』(前出)などを担当する。
【日時】10月28日/11-12時
【申し込み・詳細】inden-seminar.com/seminar/202410_28-2/?cc=7100


● 24年度CATV技術者資格の講習試験 総合監理技術者および第1級 11月から申し込み受付開始/日本CATV技術協会

日本CATV技術協会は、11月から2024年度CATV技術者資格(総合監理、1級)講習試験および資格更新の申し込み受付を開始する。同講習試験では、CATV総合監理技術者および第1級CATV技術者資格を取得できる。
これらの資格取得者は、放送のデジタル技術やIP・ブロードバンド技術、放送法で定める安全・信頼性や放送法に基づく有線一般放送の登録申請などに関する知識、技術的能力を有しているものと認められている。また、有資格であることが建造物障害予測調査などの受注要件となる場合もあり、CATV関係で広く認められた資格になっている。
CATV技術者資格講習試験は、時間や場所の制約をできるだけなくすためeラーニング、CBT(Computer-Based Testing)を採用しており、誰でも受験できる。
講習はeラーニングで実施し、インターネット環境とPCなどがあれば受講可能。
講習実施期間中に所定の科目を学習し、章ごとの中間試験と修了試験を受け、全てに合格すれば講習は終了。合格するまで何度でも受けられる。
所定の科目のeラーニング修了試験に合格すると、CBT試験の申し込みが可能となる。CBT試験は、試験会場(テストセンター)で備え付けのPCを使用した試験方式で、予約は試験実施期間中の希望する日時で全国160カ所以上の会場から受験会場を選んで受験できる。資格試験に合格すると、資格が付与される。
【講習試験実施スケジュール】▽申し込み期間:11月1-20日▽eラーニング講習期間:11月29日-2025年2月13日▽CBT試験期間:25年1月10日-2月17日
【受講受験費用】▽CATV総合監理技術者:5万5440円▽第1級CATV技術者:3万9380円
【申し込み・詳細】https://www.shikaku.catv.or.jp/

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