2024年12月16日

テレビ中継局の共同利用会社
設立準備会社“J-BN” 25日に設立
関東協議会の試算がベースに
BB代替、運用・中継局共同化
関東で約10億円のコスト抑制効果

━ 今週号(12月16日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━━━

総務省 放制検 第3次取りまとめ案 意見募集結果 放送制度の再構成「精緻な議論を」 多くの放送局が慎重さ求める 概念見直しに前向きな局も
 総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」第31回が10日に開かれ、第3次取りまとめ案に対する意見募集(10月25日-11月15日)の内容が公表された。意見募集には計104件の提出があり、約半数が放送事業者からだった。焦点の「放送の将来像」における放送制度を技術から社会的役割へと再構成する考え方に対し、多くの放送事業者から「結論を急がず、精緻な議論を尽くすべき」との意見が出された。(続きは本紙のレポートで)


メディア150年の興亡(21) テレビ局の新たな対応 “減少”ネット配信で補完するTBS フジは配信事業で200億円 覚悟・実行力問われるローカル局
 テレビ放送にとって、2024年はターニングポイントとなった。前号ではお金の流れ・生活者のメディア接触時間・社会への影響力について、ネットが放送を凌駕し始めたことを詳述したが、この状況に対して、民放キー局はネットへの対応を急いでいる。TVerなどでの見逃し配信からネット広告費を得る方向と、SVODなど有料配信プラットフォームから配信料を得る方向だ。既に両収入の合計がテレビ広告費の15%ほどに成長した局もある。一方で、系列のローカル局はどうなるのだろうか。今後10年を見通してみる。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)(続きは本紙のレポートで)


SIGGRAPH Asia 2024開催 デザイナー、映画製作者らが基調講演
 CGと対話型技術の学会・展示会「SIGGRAPH Asia(シーグラフアジア)2024」(主催=米ACM SIGGRAPH)が12月3-6日の4日間、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催され、参加者は1万人に迫り成功裏に閉幕した。シーグラフアジアの特徴の1つに、充実した基調講演がある。今回は、デザイナーの宮前義之氏、AI研究者の北野宏明氏、映画プロデューサーのジンコ・ゴトウ氏が登壇した。宮前氏とゴトウ氏の講演および両氏へのインタビューを報告する。(杉沼浩司)(続きは本紙のレポートで)

2024年12月16日号 主な記事

 ●テレビ中継局の共同利用会社 設立準備会社〝J-BN〟25日に設立
 ●Imagica EMSがイベント/アニメのカラーマネジメントを解説
 ●「メディア150年の興亡」(21) テレビ局の新たな対応
 ●SIGGRAPH Asia 2024開催 デザイナー、映画製作者らが基調講演
 ●Inter BEEレポート(5)
 ●東京国際プロジェクションマッピングアワード/受賞作品を発表

放送

● テレビ中継局の共同利用会社 設立準備会社”J-BN”25日に設立
● 総務省 放制検 第3次取りまとめ案 意見募集結果

CATV/CS

● 秋田・男鹿市のプロモーション 東急歌舞伎町タワーで実施/JDSが地域活性化イベント
● 神奈川県麻生警察署と連携 防犯意識啓発イベント開催/ジェイコム湘南・神奈川
● 浦和区自治会連合会と地域安全に関する協定/J:COMさいたま南

プロダクション

● アニメのカラーマネジメントを解説/Imagica EMSがイベント

デジタル映像

● SIGGRAPH Asia 2024開催 デザイナー、映画製作者らが基調講演

インターネット/通信

● TVerが今年の利用動向 トップは宮崎県 都道府県別1人あたりの平均再生数
● 4K非圧縮4ch映像光無線伝送 鈴鹿サーキットで実証に成功
  /三重大学、日立国際、KDDI研究所など5者

プロ機器

● IP GARD社製品を販売開始 KVMスイッチなど3製品/ジャパンマテリアル
● Sonosの国内販売店に 業務用機器を取り扱い/音響特機
● ビデオサーバーに新モデル グラフィック2出力を搭載/朋栄
● 電子マウントアダプターのファームウエアが最新版に/焦点工房
● Inter BEE 2024 レポート(5)
 ・多彩な取り扱い製品を展示 簡易XRスタジオに注目/レスター
 ・人の操作にリモカメが連動/キヤノン
 ・USB接続LTOシステムをデモ 簡単に大容量データ保存可能/ユニテックス
 ・英tvONE製品そろえる 大型映像の制御システムなど/テクノハウス、ヒビノ
 ・「羽倉賞」受賞作品を紹介 「能登ひばスピーカー」実演
  /最先端表現技術利用推進協会
 ・各社から大型映像ソリューション バーチャルプロダクション対応など
● 「長崎スタジアムシティ」の音響、映像、照明システムの施工担当
  /ヒビノグループ

ディスプレー/大型映像

● プログラマティックDOOHに特化した広告配信サービス
  /LIVE BOARD、NDSが提供開始

映画/番組/CM

● 映画 「嗤う蟲」 田舎暮らしに憧れて都会を離れ農村へ

総合

● 世界水連の公式パートナーに 2028年までの4年契約/ソニー
● XRにおける情報サービス クラウドサービスを安全に
  /大日本印刷がISO認証取得
● 東京国際プロジェクションマッピングアワード/受賞作品を発表

イベント一覧

● メキシコ映画を特集 5週間にわたり全35作品/国立映画アーカイブが上映企画

国立映画アーカイブは、2025年1月7日から5週間にわたって、上映企画「メキシコ映画の大回顧」を開催する。
今回の共催企画では、メキシコ無声映画期の代表作『灰色の自動車』(1919年)から、巨匠監督やスター俳優たちが活躍した黄金期の名作、1960年代に勃興した新しい潮流「ヌエボ・シネ」以降に頭角を現した監督たちによる1980年代までの話題作を、メキシコ国立自治大学フィルモテカ、メキシコ・シネテカ・ナシオナル、メキシコ映画機構の所蔵作品を中心に、29プログラム(35作品)にまとめて上映する。チケットは一般1300円ほか。
【会期】25年1月7日-2月9日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/film-program/mexico202501/


● 完全予約制の個別説明会 BMD新製品をそろえる/三信電気が19、20日

三信電気は、ブラックマジックデザインと共同で、Inter BEE 2024出展製品を中心に説明する完全予約制の「ユーザー個別説明会」を12月19、20日に開く。
DaVinci Resolve Speed Editorは、マルチカム編集専用に設計されたエディターパネル。カメラ選択用のボタンが可能で、ニュース映像の切り替えやライブスポーツのリプレイに適している。このほか、カメラ、ATEMスイッチャーなどを展示する。
【日時】12月19、20日/9時30分-17時
【会場】ブラックマジックデザイン(東京都目黒区駒場4-7-2)
【申し込み・問い合わせ】三信電気 映像システム営業部TEL:03-5484-7270/ Eメール= eizo-info@sanshin.co.jp


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