● NABショーEXPRESS 特集Part2
・米国地上放送ATSC3.0への移行 上位40市場での年内開始に変更なし/NAB スミス会長に聞く
・注目の8K関連製品が拡充 オンライン展示に約1480社 登録セッション数は285に
・機動的なIPリモート制作支援 VENICEやFX9は機能を拡張/ソニーが多彩な新製品発表
・プレミアプロの協業合理化 プロダクション機能を発表/アドビ
・Mistika 10を発表 新GUIとツールでカラー グレーディング機能向上/SGO
・ST 2110上で信号監視 IPビデオをモニタリング/テレストリーム
2020年5月11日
NAB ゴードン・スミス会長に聞く
コロナ影響下の米国放送事業者
広告減収に苦慮も底打ち
番組は遠隔制作で対応 授業の放送など社会支援活動も
NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)のゴードン・スミス会長は、4月28日(現地時間)に映像新聞の単独インタビューに応じ、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況下での米国放送事業者の状況を語った。広告収入の減少は、ラジオが特に厳しいが、業界としての底は打ったという。ただし、年内は広告収入に大きな影響があるとみている。NABショーはオンライン化されたが、これは一時限りのイベントであり「正常化後はラスベガス(の会場での開催)に戻る」と明言した。
〈続きは本紙で〉
2020年5月11日号 主な記事
● 山形放送、東北インバウンド協会など/東北への誘致企画がライセンシング賞にノミネート
● studio NAOが5月末で撤退/新型コロナが影響
● 富士キメラ総研が報告書/映像ソリューション・ビジネスの国内市場
● 京王電鉄・京王エージェンシーが新型のデジタルサイネージ
特集
放送
● コロナ影響下の米国放送事業者/NAB ゴードン・スミス会長に聞く
● コロナ禍の視聴者サービス ドラマ再放送枠差し替え 報道番組拡大し最新情報/在京キー局
プロダクション
● ライセンシング賞にノミネート 東北への誘致企画が評価 マレーシアの人気キャラを起用/山形放送、東北インバウンド協会など
● studio NAOが5月末で撤退 赤坂のスタジオを売却 新型コロナの影響で
デジタル映像
● 韓国・INISOFT開発 マルチアングルで動画配信/ソフトバンクが導入
インターネット/通信
● ネットで無観客コンサート よみうりランドから生配信/ピアニストの「よみぃ」
● 「チラシビジョン」と提携 サイネージ広告を同時配信/メトロ アド エージェンシー
● 劇場公開新作を配信 映画業界に収益還元/配信事業者5社共同で開始
プロ機器
● クラウドメディアセンターにイマジカ・ライヴがZixiを採用/スポーツを遅延なく柔軟に配信
ディスプレー/大型映像
● すすきの駅前通りビジョン 今年1月から本格放映/ホワイトカンパニーが運営
● DGP2020 SUMMER BenQの3製品が金賞
● 大型LEDビジョン「HILOSH」 札幌の地下街で稼働 市民の待ち合わせスポットに
● 新型のデジタルサイネージ運用 大型LEDで広告放映/京王電鉄、京王エージェンシー
● コロナ禍と大型映像 外出者へ自粛を呼びかけ 告知動画などの放映に活用
映画/番組/CM
● ニューヨークフェスティバルで「情熱大陸 書家 金澤翔子」が銅賞/毎日放送
● 映画「オフィシャル・シークレット」 英国のイラク戦争参戦の不正行為を暴露
統計・調査
● 映像ソリューション・ビジネスの国内市場/富士キメラ総研が調査報告書
● 動画配信サービスの実態 市場規模は2770億円/DCAJがレポート発刊
総合
● 5Gで8K/60P映像ライブ配信を実証実験/Jストリーム、NHK EP、ソシオネクスト
● シャープ8KTVに自社ミドルウエア/富士ソフト
● 船橋競馬のファンファーレテレワーク演奏で映像作成/市立船橋高校・吹奏楽部
イベント一覧
● TIFFCOMで新たな企画マーケット プロジェクトの募集を開始 資金確保の交渉機会提供
今年の「TIFFCOM2020-the Marketplace for film and TV in Asia-(第33回東京国際映画祭〈TIFF〉併設ビジネス・コンテンツマーケット)」では、11月4-6日に新たな企画マーケット「TOKYO Gap-Financing Market(TGFM)」が開かれることが決定。5月1日からプロジェクト募集を開始した。応募締め切りは7月1日。
TGFMは、世界で活躍するプロフェッショナル(プロデューサー、セールスエージェント、配給会社、金融業者、放送局、投資家など)を招待し、あらかじめ選抜された最大20の日本、アジアおよび国際プロジェクトと1対1のミーティングを設定する。対象となるプロジェクトは、劇場公開を想定した長編映画およびTVシリーズで、いずれもフィクションとアニメーション(ジャンルの制限はない)。
各プロジェクトはミーティングを通じて資金を確保し、さらにTIFFおよびTIFFCOM2020において、広範なネットワーキングの機会を得ることができる。TGFMのサポートにより、プロジェクトが軌道に乗り、より多くの作品が生まれること、さらにはTIFF、TIFFCOMをはじめとした世界の映画祭およびマーケットで発表される質の高い作品が誕生することを目標としている。
この種のイベントにおいては、プロデューサーと出資済みパートナーに高いレベルの守秘義務が要求される。そのため、第1回のプロジェクトのラインアップは、TGFMが厳選したプロフェッショナルに送られ、彼らのマーケットへの登録を促す。
各プロジェクトの詳細情報は、9月末までに登録済みのプロフェッショナルに送られ、希望するプロジェクトのプロデューサーと1対1のミーティング(30分)をリクエストする資格が与えられる。
TGFMは、参加者と会議スロットの空き状況に応じてこれらの会議を設定。各参加者は、イベントの数日前に個別の会議スケジュールを受け取ることになる。
なお、申請資格として、ディレクターは、その分野で短編、長編、テレビ映画、シリーズなどの学術的または監督としての経験が必要。プロデューサーは、プロデュースおよび国際共同製作の実績が必須。
【詳細】www.jcs.tokyo/ja/news/newsletter/2020_market