2021年3月8日

WOWOWオンデマンド
配信システムを一新 フルPaaS型クラウドへ移行
負荷分散ソリューション再設計 監視体系も強化

 WOWOW(東京都港区)は1月13日から、PCやスマートフォン(スマホ)、タブレットなど、その場にBS視聴環境が整っていなくても加入・視聴できる「WOWOWオンデマンド」をスタートした。同サービスは、放送の同時配信、ライブ配信、アーカイブ、オンデマンド限定配信、さらには配信オリジナルコンテンツなど、放送とは一線を画す多彩なラインアップを提供している。サービスの基盤となる配信システムとコンテンツについて担当者に聞いた。〈続きは本紙で〉

2021年3月8日号 主な記事

 ●リアルな恐竜ライブショーを映像でリメイク 高解像度化するプラネタリウムで上映実験
  /IMAGICA GROUP、IMAGICA EEX、ロボット、コニカミノルタプラネタリウム、ON-ART
 ●Jストリーム、JTB、大日本印刷など「観光映像プロモーション機構」を設立
 ●家電のユビキタス化で店舗に変革 「シリコンバレーの秋葉原」消える
 ●科学未来館「ジオ・コスモス」世界のコロナ感染者状況をアニメーションで表現
 ●「ライブ・エンターテイメントEXPO」が開催/映像活用で効果的なイベント演出

放送

● WOWOWオンデマンド 配信システムを一新 フルPaaS型クラウドへ移行

CATV/CS

● 語り部による伝承映像 特設サイトで配信を開始/J:COMが震災アーカイブ

プロダクション

● リアルな恐竜ライブショーを映像でリメイク 高解像度化するプラネタリウムで上映実験
/IMAGICA GROUP、IMAGICA EEX、ロボット、コニカミノルタプラネタリウム、ON-ART

デジタル映像

● 動画内の人物に「顔モザイク」 AI活用 リアルタイムで処理
医療現場での活用事例/オークネットが本格サービス

インターネット/通信

● 秋田新都心ビルJR駅直結の施設に リモートオフィスを開設 ローカル5Gの通信環境

プロ機器

● 多視点切替とハイレゾでの生配信 ヤマハの文化庁委託事業に機材提供/アストロデザインなどが参加
● リモートアクセス用装置を発売 KVMシステムをIP経由で操作/デジキャス
● 米イマテスト社製品がバージョンアップ/リーダー電子

ディスプレー/大型映像

● 東京ポートシティ竹芝 ビル内に各種の最新装置が稼働/ソフトバンクがプロデュース
● 「水戸梅まつり」で併催イベント 偕楽園の梅林に光のアート/チームラボ
● 世界のコロナ感染者状況をアニメーション使って表現/科学未来館「ジオ・コスモス」
● 第8回 ライブ・エンターテイメントEXPO 映像で効果的なイベント演出

映画/番組/CM

● 映画「夜明け前のうた 消された沖縄の障害者」 精神障害者を監視拘留する過去の制度

家電/民生機器

● 家電のユビキタス化で店舗に変革 「シリコンバレーの秋葉原」消える

統計・調査

● 21年1月 民生用電子機器の国内出荷金額 前年同月比10.9%増/JEITA
● 薄型テレビの世界需要見込み 21年は前年比1.1%減/JEITA

総合

● 観光映像プロモーション機構/Jストリーム、JTB、大日本印刷などが設立

イベント一覧

● ADFEST 2020でプロダクション賞を受賞 国内ポストプロとして初の快挙/オムニバス・ジャパン

オムニバス・ジャパンは、2月15日にオンラインセレモニーが開催された「第23回アジア太平洋広告祭(ADFEST 2020)」で、「プロダクション・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
同賞は制作会社やポストプロダクションに贈られる。受賞作品とファイナリストに対して決められた点数がそれぞれ与えられ、合計点によって決められる特別賞となる。同社は、幅広い部門で多数受賞したことによってこの賞を受賞した。国内ポストプロダクションでは初という。
同社が技術協力した作品も、最高賞であるグランデ(グランプリ)2本を含む多くの賞を受賞した。
以下、同社が参加した作品と作業となる。
◆森ビル 企業ブランドムービー「DESIGNING TOKYO」(スペシャルエフェクト)
◆パナソニック「MrOil」(ポストプロダクション)
◆ポカリスエット「青ダンス 魂の叫び」(ポストプロダクション)
◆JMS「[連続10秒ドラマ]愛の停止線(第8-21話)」(ポストプロダクション)
◆NOK「なかのひと」(ポストプロダクション)
◆BOUM!BOUM!BOUM!「BOUM!BOUM!BOUM!」(ポストプロダクション)
◆相鉄ホールディングス「100 YEARS TRAIN」(ポストプロダクション)


● disguiseの機能を解説 18日にウェビナー開く/アークベンチャーズ

アークベンチャーズは、ウェビナー「Why disguise ? シーンごとのdisguiseのサーバー選定方法」を3月18日に開く。
「disguise」(ディスガイズ)は、3Dシミュレーション機能を待った高性能なメディアプラットフォーム。事前にシミュレーションできるため、作業を効率化でき、また外部機器との連携によりインタラクティブ演出や、大規模なショーコントロールを可能にする。大規模なライブ・イベント、放送関係、常設など、数多くの実績があるという。
同セミナーではライブ、バーチャルプロダクションにおいてdisguiseがどのような役割を担うのか、使用シーンによってどのメディアサーバーを選定すればいいのかを説明する。
【日時】3月18日/15-16時
【オンライン受講方式】Zoom(参加費無料)
【申し込み】https://www.kokuchpro.com/event/disguisewebinar2103


● オンラインで技術講座 2月実施のセミナー配信 実務レベルの内容/リーダー電子

リーダー電子は2月にオンラインにより、「4K8K衛星放送の受信技術」「SDIおよび波形モニターの基礎講座」「IPライブ制作における技術(初級編・中級編)」をテーマにした技術セミナーを開いたが、同セミナーの録画を配信する。基礎からトラブルシューティングなど実務レベルの内容となっている。
参加費無料。各回定員100人(配信方式Zoom)。
【配信日】3月22-24日
【配信時間】(各日同じ)
[SDIおよび波形モニターの基礎講座] 放送機器使用者向け▽10時30-12時
[IPライブ制作における技術(初級編)] 放送機器使用者向け▽13時30分-14時30分
[IPライブ制作における技術(中級編)] 放送機器使用者向け▽15時-16時30分
[4K8K衛星放送の受信技術(初級者向け)] 電界強度計使用者向け▽17-18時
【申し込み・詳細】https://www.leader.co.jp/event


● 映像・放送機器内覧会 完全予約制でデモを実施/デジキャス

デジキャスは「映像・放送機器内覧会」を完全予約制で3月15-26日(20、21日除く)に開く。
同社の納入実績ベースで、リモートワークに必要となる技術的な要素を詰め込んだデモを実施。また、主要テーマによるディスカッションをする。
予約制のため、事前にデモ内容についての相談を受け、最適なソリューションを提案する。
新型コロナウイルス感染予防対策を施しながら内覧会を実施することから、1セッション1社5人までに制限する。なお、参加には感染症予防対策として、マスクの着用、アルコール消毒、検温の協力を求めている。
◆デモ機器の製品
[IPシステム] ▽異なるベンダー想定でのネットワーク構築とシステム連携(制御)▽OpenFLowとIGMPの共存とSDNとブロードキャストコントローラー
[リモートAR・VR制作システム] ▽グラッフィクスの送出における、リモートプロダクションと制御▽密を避ける、新しいOTCシステム(グラフィックス・スイッチャー・送出サーバー制御)でのワンマンオペレーション▽オートマチックフタシステム(コンパクト・完全自動での運用を実現)
【日時】3月15-26日(20、21日除く)/完全予約.1日3部制=10-12時、13-15時、16-18時
【会場】デジキャス内(東京都千代田区岩本町2-13-6 ミツボシ第3ビル7階)
【申し込み・詳細】acs-l.jp/corp/digicas/news210303.html


● シーグラフアジア2021 展示会出展企業など募集 12月14-17日に東京で開催

CGと対話型技術の専門学会・展示会である「SIGGRAPH Asia(シーグラフアジア)2021」(運営=ケルンメッセ)が12月14-17日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで開催されるが、スポンサーシップならびに展示会出展の企業を募集している。
シーグラフアジアでは最先端のデジタル映像技術が披露され、その舞台裏で活躍するアーチストや技術者が集結する。東京での開催は2回目(日本開催は4回目)となる。
なお、国内のコロナ感染状況によっては、オンライン開催、またはハイブリッド開催に変更になる場合があるという。
【詳細】http://www.koelnmesse.jp/SA2021(公式ウェブサイトは3月中旬オープン予定)


● 第2回FMMC研究会「携帯電話料金の低廉化に向けた取組み」

マルチメディア振興センター(FMMC)では、eビジネス異業種交流会とシームレス・ネットワーク研究会を発展的に統合し、FMMC研究会として開催している。
2回目の今回は、講師に総務省総合通信基盤局料金サービス課長の川野真稔氏を迎え、「携帯電話料金の低廉化に向けた取組み」をテーマにオンライン(Zoom)で開く。参加費無料。
【日時】3月18日/15時-16時30分(申し込み締め切り3月15日)
【申し込み・詳細】https://www.fmmc.or.jp

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]