2022年4月4日

WOWOW
バーチャルプロダクションでドラマ制作の実証実験
カメラとLEDのCG背景を連動
自社番組制作での可能性を検証
Dシネマカメラでゾンビが彷徨する世界

 WOWOWは3月26日、ソニーPCLが2月1日にオープンした最新のクリエイティブ拠点「清澄白河BASE」において、LEDウォールを中心とした常設のバーチャルプロダクションスタジオを用いた「In-Camera VFX」という手法によるドラマ制作の実証実験を実施した。〈続きは本紙で〉

2022年4月4日号 主な記事

 ●JPPAが21年度ポストプロ設備調査/編集室は775室
 ●データ放送で「市町村広報」 自治体から直接情報発信/高知さんさんテレビ
 ●開催迫る「NABショー」/3年ぶりにリアル会場で実施
 ●大阪・関西万博 開催支援EXPOが開催
 ●JPVAが「災害情報伝達法人」に認定/Jアラート情報を放映

放送

● データ放送で「市町村広報」 自治体から直接情報発信/高知さんさんテレビ

CATV/CS

● 「AI文字起こし」「多言語化」 AJC-CMSに新基本機能/ケーブルテレビ連盟が4月から
● コミch情報番組など交換 IP伝送でリアルタイムに/青森と八戸のCATV2社
● 地域学校の部活公開イベント メタバース上での運営を実施/東京ケーブルネットワーク

プロダクション

● バーチャルプロダクションでドラマ制作の実証実験/WOWOW
● ソニーPCLがスタジオブロス、モデリングブロスに追加出資

プロ機器

● 開催迫る「NABショー」 3年ぶりにリアル会場で実施 注目はATSC3.0の普及と活用
● 外付けのNDI用ボードを発売 スイッチャーのIP伝送を強化/パナソニック
● NABショー出展概要を発表 ソフトウエア定義型のIP製品/朋栄
● グリーンチャンネルから池上通信機がカメラ受注 「UHK-X700」7式が順次稼働
● フジヤがRED上位機販売 代理店契約締結、下取りも/RAID
● 軽量ワイヤレスヘッドシステム 本体のみで完結、350メートル接続/RAIDが販売

ディスプレー/大型映像

● 大阪・関西万博 開催支援EXPOが開催 万博サポートへ多彩な出展
● 「災害情報伝達法人」に認定 Jアラートを大型ビジョンで/パブリックビューイング協会
● JR横浜タワーで稼働 36面液晶マルチビジョン 各種情報発信 イベント連携も
● コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA 国内2番目の大型LEDドーム
● JR盛岡駅前 観光案内ビジョン稼働 「滝の広場」で情報発信

映画/番組/CM

● 「メイド・イン・バングラデッシュ」 女性の社会的地位と低賃金問題を強調

統計・調査

● 21年度ポストプロダクション設備調査/JPPAが会員社の動向を発表
● フラットディスプレー22年は前年比0.5%減/JEITA/AVC部会が世界需要展望

総合

● 横濱ゲートタワー開設を記念 「まちびらきイベント」実施

イベント一覧

● IPプラットフォーム開設へ 地域コンテンツ集め配信 ケーブルテレビ社が解説/CRI

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第23回CRIオンラインセミナー(Zoomを使用)として、『「コミチャン用IP配信プラットフォーム」の全容を聞く』を4月20日に開く。
2015年に開始された「TVer」を契機に、テレビ各社では急速にネットの利用を高めており、若者やスマートフォン視聴者の囲い込みを始めている。中でも積極的なのが地方局で、現場制作者が中心となって『地域との絆(きずな)を深める番組作り』を進めている。
こうした動きはCATV局にも大きな刺激を与えており、コミュニティチャンネル番組のYouTube配信や地域情報をツイッター、フェイスブックで発信している局は70社を数えるという。
そこで、こうしたCATV局が保有する地域コンテンツをまとめて配信する「IPプラットフォーム」(CATV版『TVer』)を開設しようという動きがある。
セミナーでは、その計画を進めているニューメディア(本社:山形県山形市)の金子敦社長と常務取締役(福島センター長兼務)の中川宏生氏を講師に、同社が独自で開発した「ニコテレ動画」アプリ(β版)による実際の動画視聴と合わせ、サービスの全容について聞く。
【日時】4月20日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】www.cri-info.jp/20220329_6316.html


● 第16回田辺・弁慶映画祭 15日からコンペ作品受付 11月11-13日に開催

田辺・弁慶映画祭実行委員会は、「第16回 田辺・弁慶映画祭」を11月11-13日の3日間、和歌山県田辺市紀南文化会館(予定)で開催することを決定した。併せて「コンペティション部門」作品の応募受付を4月15日から開始する。締め切りは7月15日。
対象となるのは、応募作品(未公開)を含めて劇場公開3作品以内の監督による作品。30分以上で、2021年1月1日以降に完成したことが条件となる。ジャンルは問わない。
作品のフォーマットは、可能な限りDVD媒体で応募する(ブルーレイディスク媒体では、受け付けおよび予備審査に時間がかかる場合がある)。今回はオンラインからの応募も可能になっている。出品料は1作品につき2000円。
同映画祭では、コンペティション作品および招待作品の上映、田辺市や和歌山に関係のある映像や作品の上映などを予定している。
【詳細】tbff.jp/important/bosyu2022


● Inter BEE 2022で特別企画 先進技術・先端コンテンツ披露 出展の申し込み受付を開始

電子情報技術産業協会(JEITA)は、主催するメディア総合イベント「Inter BEE 2022」(11月16-18日/幕張メッセ、オンライン=11月1日-12月23日)において、映像表現やライブエンターテインメント技術の新しい体験を提供するコンテンツテクノロジーを集めた特別企画「INTER BEE IGNITION」と、先端技術とコンテンツをテーマとした国際イベント「デジタルコンテンツEXPO(主催:デジタルコンテンツ協会)」を融合させた特別企画『INTER BEE IGNITION×DCEXPO』を実施する。
INTER BEE IGNITIONは、2016年からInter BEEで実施している企画の1つで、最新の映像技術とそれを基にした創造性をテーマに展開してきた。また、デジタルコンテンツEXPOは、2018年からInter BEEと同時開催をしており、先端技術やコンテンツを体験する多様な展示を展開している。
新企画『INTER BEE IGNITION×DCEXPO』は、コンテンツ産業とエンターテインメント産業の新たなビジネス創出の機会となることを目指す。表現分野における先端技術が社会やコミュニティーの進展に寄与する試みなど、新しいメディアの未来と可能性を発信し、多様で先駆的な表現テクノロジーやコンテンツを体験する場として展開する。
会場では、コンテンツ産業とエンターテインメント産業のイノベーションとビジネスを生み出す先進映像技術や先端コンテンツ制作技術の解説、メタバースの世界の体験、第一線で活躍するクリエイター、研究者、専門家によるセミナーなどを実施する予定。メディアとエンターテインメントの可能性について、これまで以上に多様なビジネスユーザーに向けて発信するという。
4月1日から出展の申し込み受付を開始、締め切りは6月30日。
【詳細】https://www.inter-bee.com/ja/forexhibitors/conference/ignition


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