● NHKネット活用業務必須化へ 総務省 公共放送WGで方向性確認
● 前年同期比で増収増益 宇宙事業が堅調/スカパーJSAT第1四半期決算
● 戦略的提携の拡大を発表 7チャンネルを新合弁会社で運営/J:COMとWBディスカバリー
2023年8月21日
米ロサンゼルスで「SIGGRAPH2023」開催
CGと対話技術の新たな応用を議論 発表論文は過去最多の239本
AI より自然な表現を追求 基調講演は米IBMなどが登壇
50年目迎え特別展示も CGの進歩を振り返る
CG(コンピューターグラフィックス)と対話技術の学会として知られる「SIGGRAPH2023」が8月6-10日(現地時間)の5日間、ロサンゼルス・コンベンションセンター(米国・カリフォルニア州)で開催された。1974年の初回から50回目の開催となった。会場には、過去50年を振り返る特別展示も用意された。CGの進歩を振り返るとともに、CGと対話技術の新たな応用について世界各地から集まった専門家が議論した。〈続きは本紙で〉
2023年8月21日号 主な記事
●NHKネット活用業務必須化へ 総務省 公共放送WGで方向性確認
●マルニスタジオのポストプロ新設備(下)カラーグレーディング室を開設
●J:COMとWBディスカバリーが戦略的提携の拡大を発表
●東京ドームシティ/7つの大型ビジョンを新設
●ケイティケイがSDGs関連用語の認知度を調査
放送
CATV/CS
● ケーブル技術ショー2023 各社出展概要
プロダクション
● マルニスタジオのポストプロ新設備 (下) カラーグレーディング室を開設
● CO2排出量算出ツールを開発 映像制作時の環境負荷を軽減/メタバースプロダクション
デジタル映像
● 米ロサンゼルスで「SIGGRAPH2023」開催 CGと対話技術の新たな応用を議論
● SIGGRAPH2023レポート(1) データ交換で「USD」普及
インターネット/通信
● 情報格差解消へ社団法人設立 全国自治体の課題解決支援/KDDI、高知県日高村など
プロ機器
● ピンマイク付きフィールド録音機/ティアックが発売
● Lマウントアライアンスに加盟 ライカのマウント規格を活用/アストロデザイン
● Parsecを取り扱い リモートデスクトップ製品/アスク
● Native Instrumentsの国内代理店業務を開始/メディア・インテグレーション
● カメラ開発の子会社をフローベルに統合/朋栄
● 9月開業の「Kアリーナ横浜」 舞台特殊設備を設計・納入/ソニーマーケティング
ディスプレー/大型映像
● 7つの大型ビジョンを新設 賑わい演出/東京ドームシティ
● 米クリスティ新製品を披露 4K 1チップDLPプロジェクター/ウシオライティング
● 新オフィス1階壁面に大型LEDディスプレー/K&G Visual Japan
● 北関東最大級の大型ビジョン JR高崎駅前のヤマダ電機 本社ビル壁面で15年稼働
● 高精細大型LEDに更新 最新フルカラー/ワイズビジョン・アメ横
● 高崎オーパビジョン 大型商業施設壁面で稼働 高崎市のランドマークに
● 大阪・関西万博「未来の都市」/KDDI、日立製作所が共同展示
映画/番組/CM
● 映画「アウシュヴィッツの生還者」 生き別れの恋人を捜すためボクサーに
統計・調査
● ストリーミングサービスが拡大 広告付きコンテンツが牽引
/米Magniteが日本の状況を調査
● SDGs関連10用語の認知度 500人にアンケート調査/ケイティケイ
イベント一覧
● WOWOWのパラリンピック関連番組がグランプリ受賞/衛星放送協会 オリジナル番組アワード
衛星放送協会は7月21日、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で「第13回衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式を開催。番組部門6ジャンルの最優秀賞の中から選出される「グランプリ」には、WOWOWの『ドキュメンタリーシリーズWHOIAMLIFEヴィクトリア・モデスタ』(バイオニック・ポップ・アーティスト/WOWOWプライム)が選ばれた。
同番組は、WOWOWと国際パラリンピック委員会の共同プロジェクトとして2016年にスタートし、25カ国40組の世界最高峰のパラアスリートに迫ってきた「WHOIAMシリーズ」が、TOKYO2020の開催を経てリニューアル。アーティストやクリエイターなど、スポーツの枠を超えたラインアップがそろう新シリーズ「WHOIAMLIFE」を立ち上げた。
その第1弾として、バイオニック・ポップ・アーティストのヴィクトリア・モデスタに密着。ファッション・アート・テクノロジーを組み合わせ、発信を続ける彼女の人生を通し、多様性を認め合う未来社会へ貢献することを目指した。
審査員は「無重力飛行の体験から、宇宙では足が必要ないのだと気づくシーンなど、見ていて障がいとは何だろうと改めて考えさせられる。自己をつくる激しいほどの信念とそれをカッコよく実現していく姿は、さまざまに悩み、足踏みしている映像制作者にとっても大きな励みになるだろう」と講評している。
各部門の最優秀賞ほか各賞は次のとおり。
【番組部門】
★最優秀賞
[ドラマ]特集ドラマ「ガラパゴス」NHK BSプレミアム・BS4K(NHK)
[ドキュメンタリー]「発掘ロストワールド恐竜の聖地ゴビ砂漠」NHK BSプレミアム・BS4K(NHK)
[バラエティー]「小椋佳、時代劇の仕事」特別番組「小椋佳の歌日記」(前編/後編)時代劇専門チャンネル(日本映画放送)
[ミニ番組]「見上げてみよう、ぼくらのウチュウ」キッズステーション(キッズステーション)
[中継]羽生結弦アイスショー「プロローグ in HACHINOHE」CSテレ朝チャンネル1(テレビ朝日)
★審査員奨励賞
[中継]「生中継!THELASTROCKSTARSLiveDebut2023Tokyo-NewYork-LosAngeles」WOWOWプライム(WOWOW)
【編成企画部門】
★最優秀賞
「24時間まるごと伊丹十三の映画4K」日本映画専門チャンネル(日本映画放送)
★審査員奨励賞
「A-Golf」スカイA/スペースシャワーTV(スカイA/スペースシャワーネットワーク)
【番宣部門】
★最優秀賞
「S.W.A.T.シーズン5 放送開始版番宣」スーパー!ドラマTV(スーパーネットワーク)
【CAB-J賞】
「Airdog(空気清浄機)」GAORA(GAORA)
―――
◇「オリジナル番組アワード!受賞作品はこれだ!」
授賞式の模様と、表彰された各作品の見どころ映像を講評とともに紹介する番組を9月1日に放送する。
【放送チャンネル】▽スカパーチャンネル801スカチャン=1時~▽J:テレ(J:COMチャンネル)15時45分~▽J:COMプレミアチャンネル=19時~(9月30日まで、毎週金・土・日曜の19時から再放送)
このほか全国のCATV11局でも9月に放送予定。
● ケーブル技術ショー2023 ベストプロモーション大賞 グーライトがグランプリ
日本ケーブルテレビ連盟とイードは、CATV事業者による優れたプロモーションや地域コミュニケーションの活動を顕彰し、共有することを目的に「ケーブル・アワード ベストプロモーション大賞」を開催。16回目を迎えた今年は「チラシ部門」「映像部門」「グッドプラクティス部門」の3部門合計で133作品の応募があり、グランプリには、Goolight(グーライト/長野県須坂市)の『人をつなぎ、地域をつなぐ 須坂の新しい拠点-bota-』(グッドプラクティス部門)が選ばれ、7月20日のケーブルコンベンションの贈賞式で表彰された。
グーライトの受賞者は「当社は2017年中期経営計画で、放送・通信に続く第3の事業として、地域を明るく豊かにするまちづくりのプロジェクトを掲げ、このボータの事業が核の1つとなっている。来館者数は当初目標を大きく上回る約10万人を記録することができた。これはグーライトが長年地域メディアとして培ってきたノウハウをフルに活用した結果だと思っている。ボータの来館者数が増えることは、これまで出会うことができなかった未加入者との接点が増えることにつながる。全国にも誇れる素晴らしい施設ができたと自負している」と述べた。
その他の各賞は以下のとおり。
★準グランプリ
▽「映像でよみがえる。つながる。地域とともに歩んだ30年」(キャッチネットワーク/映像部門)
▽「ケーブルテレビだからできる!ちゅピCOMはテレビでDX!」(ちゅピCOM/グッドプラクティス部門)
★特別賞
▽「火の用心CMキャンペーン 感謝の300回SP 火災ゼロの町への挑戦」(京丹波町/映像部門)
★ケーブルチョイス賞
▽「J:COM TVCM『変えちゃおう』」(JCOM/映像部門)
★RBB TODAY賞
▽「愛称を社名にしちゃいました!」(CCNet/チラシ部門)
★優秀賞(チラシ部門)
▽「スマホのこと相談し放題!ケーブルスマホッ」(ケーブルワン)
▽「防災スイッチON!とやま(大雪編・赤ちゃん編)」(ケーブルテレビ富山)
★優秀賞(映像部門)
▽「親子劇場「父と娘」(JCOM)
▽「開局30周年記念ミュージックビデオ『ずっとあなたと CCNet(時間編)』」(CCNet)
★優秀賞(グッドプラクティス部門)
▽「長野県内局が総力を結集!『駅伝王国』を支える県縦断駅伝を生中継」(長野県ケーブルテレビ協議会)
▽「ローカル5G×スマートシティ『YOKKAICHI Great Expo』」(シー・ティー・ワイ)