2023年8月28日

総務省の有識者会議が提言
NHK・民放一体型PF実現へ 受信機メーカーと連携し実証実験
CTV上で「仮想的PF」
放送番組の優先表示機能など検証

総務省の有識者会議「放送コンテンツの制作・流通の促進に関するワーキンググループ」(以下、WG)、「放送業界に係るプラットフォームの在り方に関するタスクフォース」の各最終回が開かれ、「取りまとめ(案)」が合意された。NHK・民放インターネットで配信する番組の一体型プラットフォーム(PF)の実現を念頭に、コネクテッドテレビ(CTV)上で放送コンテンツが容易に選択できる「仮想的プラットフォーム」について、実証実験を実施することが確認された。 〈続きは本紙で〉

2023年8月28日号 主な記事

 ●業務用 AV over IP 特集
 ●「デジタル・リアリティ・ロケーション」渋谷エリアをアップデート/ギークピクチュアズ
 ●東北エリアCATVとU-NEXTが事業提携
 ●国立映画アーカイブが関東大震災の映像サイト完結
 ●シャープが電子ペーパーディスプレー/カラーモデル2機種を発売へ

特集

● 業務用AV over IP特集
・多彩な運用規格で広がる応用 高精細映像を容易に提示 廉価にシステム構成可能
・ネットワークの可視化実現 「簡単に使える」がコンセプト/ルミネックス
・低遅延でのライブ配信を実現 幅広い機関での採用実績誇る/ジャパンマテリアル、Matrox社
・AVのIP伝送に特化 ネットワークスイッチ/ネットギア
・製品ラインアップを拡充 多様なエンコード方式に対応/コイケ、クレイマー社
・10Gbps対応など新製品 日本向けにローカライズも/エーディテクノ、Blustream

コンテンツビジネス

● 関東大震災の映像サイトを完結 時間・場所で閲覧する「タイムマップ」装備
  /国立映画アーカイブ

放送

● NHK・民放一体型PF実現へ/総務省の有識者会議が提言
● 地上波中継局の共同利用/総務省「放送業界PFタスクフォース」
● 新チューナー発売 宅内視聴機能を搭載/スカパーJSAT
● 生成AI活用したPR活動手法 大学などと共同研究プロジェクト/毎日放送
● 事業承継サポートのメディア運営に参画 地域活性化を応援/関西テレビ

CATV/CS

● CATVサービスとセットで住宅ローン金利を優遇へ/auじぶん銀行、J:COM
● 東北エリアCATVとU-NEXTが事業提携/相互送客を図る
● 家族対抗ぷよ合戦 全国350組超参加で実施/CATV39社が参画

デジタル映像

● 「デジタル・リアリティ・ロケーション」渋谷エリアをアップデート/ギークピクチュアズ
● AR HMDを国内で販売開始 業務用の軽量、高品質な設計/米マジックリープ
● 統合型3DCGソフト メタバース対応を強化/フォーラムエイトが最新版
● 「TechBiz2023」8件のコンテンツ技術採択 事業展開のための連携を支援/DCAJ 

プロ機器

● 動画配信ソリューションのクラウドサービスで協業/理経、ネクフル
● 映像用クラウドに新プラン 「TASKEE」がより手軽に/フォトロン

ディスプレー/大型映像

● Omdia主催「ディスプレイ産業フォーラム」 各製品の世界市場動向を分析
● チームラボボーダレス 麻布台ヒルズ内に開館/24年1月 エプソンが協賛継続
● シャープが電子ペーパーディスプレー カラーモデル2機種を発売へ
● 大型液晶マルチビジョン クラウド型システム採用/彩の国東大宮メディカルセンター
● インタラクティブプレーヤー 投映機、PCなど一体化/ヴィーナスレーザーが発売
● 4面LED柱巻き型のデジタルサイネージ/イオンタウン吉川美南で稼働

映画/番組/CM

● 10月から犬好き向け新番組/BS-TBS

イベント一覧

● J:COMオンライン診療 サービスの現状を報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第36回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)を9月15日に開く。
今回は『「J:COM「オンライン診療」サービス開始2年 子育て世帯や高齢者・介護世帯におすすめ! -皆様の局にも「ケーブル・オンライン診療」を提供しますー』と題し、JCOM 地域ソリューション営業本部ケーブル・ソリューション事業部部長の杉岡誠一氏およびKDDI CATV事業開発部ライフデザイングループの山本良昭氏が講演する。
JCOMは2021年7月から「J:COMオンライン診療」を開始した。そして今年4月から他のCATV局にも展開する準備が整い、「ケーブル・オンライン診療」として提供している。
第1号ユーザーは、ちゅピCOMで、広島県廿日市市において展開。同市は医療だけでなく住民サービス全般の中に、このサービスも含めている。そのため、ちゅピCOMとしては、廿日市市の補助金を活用することができた。
しかし、各局が「ケーブル・オンライン診療」を導入するには、いくつかのハードルがある。その内容も含め説明する。
【日時】9月15日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員:4000円、非会員:8000円
【申し込み】https://cri-info.jp/20230818_7962


● 中国のゲーム・アニメ企業 協業を目指し交流会 国内参加会社を募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、海外企業との協業を目指すコンテンツ企業のビジネスマッチングを促進する事業の一環として、中国ゲーム&アニメ会社訪日団とのビジネスマッチング交流会を9月20日に実施する。
中国でACG(アニメ・コミック・ゲーム)業界をリードする企業(27社)が、日本企業との協業を目的に、約3年ぶりに来日。北京のACG産業政策の説明など、日本企業が中国企業と協業する際に役立つ情報を得て、各分野のリードカンパニー・団体組織などとネットワーキングする貴重な機会となる。参加無料。
中国企業との協業を目指すゲーム、アニメ関連会社(15社程度/1社3人まで)の参加を募る。
【日時】9月20日/10-16時(途中2時間の休憩あり)
【会場】VIPO会議室・ホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階)
【締切日】9月8日
【申し込み】https://www.vipo.or.jp/news/36591/


● SIGGRAPH2023報告 本紙論説委員が講演/DCAJセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、50回目を迎えたCGとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH2023」(8月6-10日、米国・ロサンゼルス)の
報告セミナーを9月7日にオンライン(Zoom使用)開く。
講師は、SIGGRAPHに40回にわたり連続参加して取材を続けている、映像新聞論説委員の杉沼浩司(日本大学講師)で、「昨年、大きな話題となったメタバースに勢いがないが、メタバースのような広大な空間とそこでの事象の記述については、合意が形成されつつある。今回のセミナーでは、技術系の話題を中心に据え、現場視察報告として、Emerging TechnologiesやVRシアター、そして展示会について報告する」としている。
【日時】9月7日/15時-16時15分
【参加費】一般:5000円、DCAJ法人会員:無料
【定員】100人(定員となり次第、締め切る)
【申し込み】https://dcaj-siggraph2023-seminar.peatix.com/

連載

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