2019年3月4日

MWC19が開催 バルセロナで移動通信関連の展示会
5Gに熱視線
各社が対応スマホを発表
業界の関心は企業向けにも 工場内などでの活用を想定

移動通信関連の展示会「MWCバルセロナ19(通称MWC19)」(主催=英GSMA)が2月25-28日の4日間、スペイン・バルセロナの2会場で開催された。通信機器製造業者や通信事業者がブースを構えるフィラ・グラン・ビア会場では、多数のスマートフォンが出展された。「モバイルワールドコングレス」から「MWCバルセロナ」へ名称を変更した移動通信の世界的イベントには、約11万人が来場。合計床面積は20万平方メートルとなるフィラ・グラン・ビアン会場は、9つのホールに分かれ、基地局事業者や端末事業者、ソフトウエア事業者など世界から約2400社が集結した。

2019年3月4日号 主な記事

●稲門映像人・文化人ネットワーク第1回シンポジウム開催
●電通が「日本の広告費2018」発表/ネットがテレビに並ぶ
●NHKが「マイ・フェア・レディ」を8K化
●大阪でケーブルテレビテクノフェアが開催
●ライブ・エンターテイメントEXPO/LEDの高精細化が進展

コンテンツビジネス

●角川氏と本木監督を招き討論 時代の変化とコンテンツの重要性を語る/稲門映像人・文化人ネットワーク

放送

●「マイ・フェア・レディ」8K化 10、24日にBS8Kで放送/NHK
●新4K8K衛星放送の視聴可能機器 1月末時点で累計58.4万台/A-PABが発表

CATV/CS

●分譲マンション向けにスマートサービス提供/J:COM、大和ハウス工業
●4K対応STB設置 10万台を突破/J:COM
●大阪でケーブルテレビテクノフェア 次のサービスを見据えた動き

デジタル映像

●VRソリューション事業のジョリーグッドに資本参加/毎日放送

インターネット/通信

●MWC19が開催 5Gに熱視線 各社が対応スマホを発表
●プロ野球セ・パ全球団の公式戦配信 ”11球団”のDAZNに対抗 専用アプリ全面リニューアル
●訪日外国人向け観光動画 1カ月で200万回再生/BENLYが1月から開始

プロ機器

●クリエイティブとビジネスのイベント SXSW2019が開催/ソニーなどが出展概要を発表
●レコーダーに波形表示機能 編集作業を効率化/ティアック
●SDIペイロードチェッカー ケーブル接続を簡単に確認/アストロデザイン
●4Kエッジブレンディング装置 プロジェクション品質を向上/ジャパンマテリアルが発売
●Tricaster最新版で操作性が向上 NDIに1000社超の製品が対応/アスク、ディストームがセミナー

ディスプレー/大型映像

●ピー・プランニング 多田取締役に聞く 渋谷の街頭ビジョン更新 「コンテンツ面の充実図る」
●バンコクの大型映像 大型商業施設に巨大LED 地下鉄駅には円柱型システム
●ライブ・エンターテイメントEXPO LEDディスプレーの高精細化が進展
●博多駅の有機ELサイネージ運営/JR九州エージェンシー
●商業施設関連の専門展で各社が出展 高精細LEDなどで空間演出 AIサイネージの活用も

映画/番組/CM

●映画「エマの瞳」 盲目の女性が主人公のラブストーリ-

家電/民生機器

●CES2019レポート(7) 注目のスタートアップ企業 特設コーナーに約1200社

統計・調査

●電通 日本の広告費2018 ネットがテレビに並ぶ 17年比16.5%増で1兆7589億円
●eスポーツへの関心状況 「内容理解」は3割/NTTデータ経営研究所が調査
●2018年セル映像ソフト市場 金額ベースではプラス成長/GfKジャパンが動向調査

総合

●雪まつり8K伝送実験に参加 HEVCエンコーダーなど活用/ミハル通信と古河ネットワーク

イベント一覧

●11月13-15日開催 「Inter BEE 2019」 出展の申し込み受付を開始 1次締め切りは5月31日

電子情報技術産業協会(JEITA)は、55回目を迎える放送・通信関連のプロフェッショナル展「Inter BEE 2019」を11月13-15日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催することを発表。3月1日から出展の申し込み受付を開始した。1次締め切りは5月31日、2次締め切りは6月28日となっている。
世界から日本に関心が集まる2020年を目前に控え、「Inter BEE 2019」では、市場が拡大する「新4K8K衛星放送」や、期待が高まる「第5世代移動通信システム(5G)」などで広がる、スポーツイベントなどの感動体験を届けるメディアの可能性を発信。「『拡張するメディア体験』をコンセプトに、この大きな潮流をさらに加速していく」としている。
今回は、「プロオーディオ部門」「映像表現/プロライティング部門」「映像制作/放送関連機材部門」「ICT/クロスメディア部門」の4部門、各特別企画、そして新たにスポーツ・コンテンツを中心とした新技術やサービスを訴求する企画を計画しており、効果的で有意義な情報交流やビジネス創出の場を提供すべく準備を進めているという。
今年も先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにした国際イベント「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)」を、会場内で同時開催する。DCEXPOと継続して連携することで、最新コンテンツ技術のメディアおよびエンターテインメント分野への活用を促進させる。
放送メディアの発展とともに歩んできた「Inter BEE」は、2017年から19年の3年間を1つのスパンととらえ、「コンテンツ」を中核にした「つくる(制作)」
「おくる(伝送)」「うける(体験)」を網羅する「メディア総合イベント」に進化することを目的としている。今年はその3カ年計画の最終年になる。
昨年のInter BEE 2018は、幕張メッセ1-8ホールの全館を使用し、1152社が出展。開催3日間の来場者数は4万839人となり過去最多であった。
【出展の問い合わせ・申し込み】日本エレクトロニクスショー協会/Eメール= contact2019@inter-bee.com/TEL:03-6212-5231
【詳細】www.inter-bee.com


●同時開催のDCEXPO 展示コーナーの出展募集

Inter BEE 2019との同時開催が決まった「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)2019」(デジタルコンテンツ協会主催)では、3月1日から展示コーナー「Content&Technology Showcase」の出展募集を開始した。
今回で12回目を迎えるDCEXPOは、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマとした国際イベント。新しい市場を切り開いたばかりの、またはその可能性を秘めた先端技術や最新コンテンツの展示をはじめ、第一線で活躍する専門家、研究者、クリエイターによる講演などを通して、新しいアイデアに触れ、新しい人と出会い、新たなビジネスやクリエイションの可能性を見出す場となる。
コンテンツ技術には、CG、VR、AR、3D、AI、ブロックチェーン、IoT、ドローン、ロボティクス、ハプティクス、嗅覚システム、投映、撮影・編集・上映、音響、情報圧縮、著作権管理、制作管理など、多岐にわたる技術が含まれる。
【出展申し込み・詳細】www.dcexpo.jp


●クラウドサービスを学ぶ 応用例含め多角的に解説/映テレ協会が勉強会

日本映画テレビ技術協会(MPTE)は、第45回勉強会「クラウドサービスとは? 賢く活用するには?」を3月14日に開く。巨大化しているネットワークにおいて、クラウドサービスとは何か、企業や私たち個人はどのように活用できるのか、安全性、コスト面は–。そうした疑問を解消するため、AWS(アマゾンウェブサービス)とMicrosoft Azure(マイクロソフトクラウドサービス)について、応用例を含めてさまざまな角度から、分かりやすく解説する。
講演内容は、「End to End クラウドメディアワークフロー」(講師:安司仁氏/アマゾン ウェブ サービス ジャパン 技術統括部本部 マスメディアソリューション部部長 シニアソリューションアーキテクト)、「DataとAIが変える映像制作の現場」(講師:畠山大有氏/日本マイクロソフト デジタルトランスフォーメーション事業本部クラウド ソリューション アーキテクト)。
なお講演終了後、質疑応答、名刺交換の場を設ける。
【日時】3月14日/15-18時
【会場】松竹 大会議室(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル10階)
【会費】会員(個人会員、法人会員、学生)無料、非会員2000円
【定員】80人(申し込み締め切り3月13日)
【申し込み】mpte.securesite.jp/information/2019/benkyokai-45th.html


●第14回大阪アジアン映画祭

「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに、アジア映画最新作のコンペティション、特別招待、特集企画などの作品を上映。さらに、アジア諸国の映画人をパネリストに迎えるシンポジウムなどを開く。
【日程】3月8-17日
【会場】ABCホール、シネ・リーブル梅田、阪急うめだホールほか
【料金】前売1300円、当日1500円
【詳細】www.oaff.jp/2019/ja

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