2024年5月20日

WOWOW
収益拡大へ新戦略 コンテンツを多層的展開
映画館でライブビューイング グッズ販売やイベントなど
権利者とのパートナーシップも強化

WOWOWは15日、2023年度決算説明会を開き、新たな収益拡大のための重点戦略として、コンテンツの権利を最大限活用し、多層的に展開していく方針を明らかにした。これまで放送と配信にとどまっていたサービスを、映画館でのライブビューイングやイベント、ツアー企画、グッズ販売など、契約者に新たな楽しみ方を提供することでARPU(1ユーザー当たりの平均売上高)を上げる。〈続きは本紙で〉

2024年5月20日号 主な記事

 ●NABショーレポート(4)
 ●ヒビノがCHホールディングスを子会社化/映像制作事業を新たな柱に
 ●「メディア150年の興亡」(1) 社会構造とメディア
 ●Q-SYSがAIベースの最新製品を実演/ウェブ会議をより自由で効率的に

放送

● 収益拡大へ新戦略 コンテンツを多層的展開/WOWOW
● NHKインターネット活用業務必須業務化 放送法改正案が成立

CATV/CS

● JDSの地域情報ch放送 25日には「富山特集」番組も/富山県CATV8社

プロダクション

● CHホールディングスを子会社化 映像制作事業を新たな柱に/ヒビノ

デジタル映像

● Unreal Engine 5.4を提供 VP用ツールなどアップデート/エピックゲームス

プロ機器

● 初の単独イベント開催 AIベースの最新製品を実演/Q-SYS
● NABショー レポート
・ クラウド化・IP化に対応 高度化した製品やサービス訴求/ソニー
・ 新リファレンスモニター/EIZO
・ クラウドライブ配信制制御/コムワークス
・ 光伝送カメラアダプター/日本ビデオシステム
・ 柔軟でセキュアなリモート環境を実現 KVMやエクステンダー出展/IHSE
・ クラウドベースのライブ制作 管理ソリューションを発表/Haivision
・ NVMe搭載サーバーを展示 従来の3倍のスループット/エディットシェア

ディスプレー/大型映像

● NABショーで2つの賞 LEDディスプレー技術で/米シリコンコア・テクノロジー
● 4K対応ポータブルディスプレー新製品/ASUS JAPANが販売開始
● 台湾Panel SEMI社製 量産化実現した超薄型LED/マネッジ・オンライン
● 海外向けブランドを統一 「プラナー」のみ販売へ/中国・レイヤード
● プロジェクター活用して映像ホールに大画面装置/JRA京都競馬場

統計・調査

● テレビ放送と動画配信サービスの視聴(上) 33%が動画サービス「ほぼ毎日」
  /スカパーJSATが調査実施

総合

● 24年度事業説明会を開催/日本アドバタイザーズ協会
● 食の課題解決ソリューション /博報堂、MBSグループ
● 2023年度決算 会員収入減少で減収減益 正味加入件数は大幅な改善/WOWOW
● SBIホールディングスとの資本業務提携を発表/レスター

イベント一覧

● アストロデザインがプライベートショー 多様なソリューション披露 6月20、21日に本社で開く

アストロデザインは、6月20、21日の2日間、
東京都大田区の本社ビルにおいて、内覧会「プライベートショー2024」を開く。今回は展示エリアを「Visual Entertainment」と「Visual Industry」の2つに分け、最新の映像技術を活用したさまざまなソリューションを披露する。来場は事前登録制。
【主な展示内容】
[Visual Entertainment]
コンテンツ制作現場、スタジアムやエンターテイメント施設などにおいて、人々が『わくわくするような体験』を創出・提供するためのソリューションを展開。
放送局のIP制作をサポートするIP DSK、IPマルチビューワー、IP対応モニターなどの新製品や、コンテンツ制作の省人化や効率化に役立つオフライン/オンラインの切り出しソリューション、大型映像システムの構築に欠かせないプロセッサーや周辺機器について説明。
また8K3D 240pの映像上映やチェアスピーカー「TamaToon」による立体オーディオのデモを体験できる。
[Visual Industry]
自動車、通信、建設、防災などの産業分野に向けて、ハイエンドな映像技術によってDX化を推進するソリューションを展示する。
工場や遠隔地などの監視、AIやVRによる検査、HDMIをはじめとするデジタル伝送信号の計測技術、基礎研究に役立つ4K非圧縮レコーダー、紫外線から遠赤外線まですべての波長をサポートするセンシングデバイスなどを提案する。
【会期】6月20、21日/10-17時
【会場】アストロデザイン本社ビル(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【申し込み】https://biz.q-pass.jp/f/9792/astro_privateshow2024


● 企業の新規事業に向けた「アバター」の活用解説/Tooがウェビナー

Tooは、ウェビナー『リアルを超えるエクスペリエンス アバターと創造する企業の未来』を6月6日に開く。
企業は今後、リアルとバーチャル両方の視点を持ち、顧客接点、社会貢献、エンゲージメント向上に取り組む必要がある。新規事業に向けたメタバースやⅩR、生成AIの活用、マーケティング施策のためのSNS運用や動画コンテンツ作成、労働人口の不足や個人のアイデンティティの尊重といった社会課題の解決など、アバターは企業活動のさまざまなシーンで活用できる。
今回のウェビナーでは、アバター活用に関する企業の取り組みの現状と期待される未来の可能性について伝える。対象は、企業のマーケティング、プロモーション担当者、社内外のエンゲージメント向上に興味がある人、企業の新規事業、DX担当者など。
講師は、Too DX推進部ゼネラルマネージャーの前澤良樹氏、Too公認VTuberの渋谷いずみ氏。受講料は無料(事前登録制)。
【日時】6月6日/17-18時
【詳細】https://www.too.com/event/2024/202406vtuber/


● 日本の映画音楽に焦点 「1950-60年代の作曲家」/国立映画アーカイブが上映企画

国立映画アーカイブは、日本の映画音楽に焦点を当てた上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』を5月25日から開催する。
日本において映画産業が隆盛を極めた1950年代から60年代にかけて、映画界はさまざまな芸術分野のエキスパートに協力を仰いだ。その最たるものの1つが音楽。作曲家たちにとっても、映画のために音楽を書き下ろす仕事は、自らの創作意欲を実践に移すための貴重な機会でもあった。彼らによって映画のために書かれた諸作品は、演奏会用作品とはまた一味違った魅力がある。
今年は、團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順といった日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える年でもある。この記念すべき年に、戦後にデビューした作曲家グループ「3人の会」(團・芥川也寸志・黛敏郎)をはじめ、50年代から60年代にかけて輝かしい足跡を残したこれらの作曲家たちが音楽を担当した計61作品(52プログラム)を通して、彼らが映画界に果たした貢献と功績を顕彰する。
また、展示室で開催中の展覧会『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』では、貴重な自筆譜や製作資料を通じて作曲家たちの活動を深く味わうことができる。
【会期】5月25日-7月28日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music202404


● 映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会

◇映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会
国立映画アーカイブが、展示・上映企画『日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち』の関連イベントとして、上映企画初日の5月25日に開く。同館の上映ホールを会場とした演奏会は初めての試みとなる。
企画展と特集上映で取り上げられた作曲家たちによる映画音楽の数々を、今回の演奏会のための特別編成で届ける。黄金時代の映画を彩った音楽で構成された、バラエティーに富むプログラムが楽しめる。
【日時】5月25日/開場14時30分、開演15時
【定員】310席
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
【料金】一般4500円ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese-cinema-and-music2024/#section1-5

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