2024年8月19日

クラウド化想定した制度改正で
基幹放送事業者
マスター設備業務委託の内容届出
委託先の体制や技術能力など 業務維持不能時の措置も

━ 今週号(8月19日号)の見どころ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

クラウド化想定した制度改正で マスター設備業務委託の内容届出 基幹放送事業
者 委託先の体制や技術能力など 業務維持不能時の措置も
 総務省が、マスター設備の集約化・IP化・クラウド化で、外部利用が進んでいく
ことを想定して新設した「外部利用に対応する監督規定」が施行(4月1日)された
ことを受け、基幹放送事業者が、マスター設備に関する業務委託先について、総務
省に報告するための作業を進めている。同規定は、放送免許の手続きに関するもの
で、放送法および電波法の一部を改正する法律として整備した。基幹放送事業者
は、同法律の施行日から6カ月以内に、マスター設備の運用で外部委託している事
業者について、名称、業務委託の範囲、監督体制などを届け出ることが求められて
いる。
―――
(本紙では、その状況についてまとめた)


音楽体験コンテンツを開発 映像をタッチして音を奏でる/TREE Digital Studio
 TREE Digital Studio(東京都渋谷区)は、栃木県のアミューズメント施設・ア
ピナ宇都宮店(ジョイフル本田宇都宮店2階)のキッズエリア「フォレストパー
ク」に設置された、壁に投影された映像をタッチして遊ぶ音楽体験デジタルコンテ
ンツ『音のなるふしぎな森』を企画・制作した。
―――
(続きは本紙でレポート)


メディア150年の興亡(10) 生成AIと法(3) 議論途上の法問題 コンテンツ制作で
も多くのリスク 故意や過失減らす努力が大前提
 この1年ほどで急速に躍進した生成AI。技術は今も目覚ましい進歩を見せている
が、社会システムが十分に追い付いているかは心許ない。特に生成AIによるコンテ
ンツ制作では、法的にどう位置付けるべきか不透明な状況だ。政府や行政レベルで
は、文化庁の文化審議会著作権分科会法制度小委員会が考え方を示したり、経済産
業省がガイドブックを公表したりしている。そして今月、内閣府はAI制度研究会を
立ち上げ、法整備を視野に入れ始めた。今回は、コンテンツ制作にAIを活用する場
合、何にどう留意すべきかを考える。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
―――
(続きは本紙でレポート)

2024年8月19日号 主な記事

 ●ATP賞テレビ部門「不適切にもほどがある!」が大賞
 ●渋谷サクラステージで大型映像システムが多数稼働
 ●ケーブル技術ショー2024 レポート/最新技術・サービスが一堂に
 ●SIGGRAPH2024レポート(2) Eテックの注目技術

コンテンツビジネス

● 気鋭クリエイターの活動支援 インディーゲームの魅力発信/「404 Not Found」オープン
● 先端コンテンツ関連技術 TechBiz2024採択技術決定/デジタルコンテンツ協会

放送

● クラウド化想定した制度改正で マスター設備業務委託の内容届出
● プロダクション新会社海外作品の撮影など/WOWOW

CATV/CS

● 阿波おどりイベント 15日に新宿で開催/JDS
● ローカル5Gの無線局免許 新潟県内CATV事業者で初/エヌ・シィ・ティが取得
● 柏尾富士見台自治会と地域安全に関する協定/J:COM南横浜
● 迷惑電話・メッセージ ブロックサービス提供/JCOMが新サービス
● ソフトバンク利用者向け 固定電話サービス提供/BAN-BANネット
● 花火大会を生中継 30日に大分市内で開催/J:COM大分
● け~ぶるGiRLS!出演番組/日本デジタル配信
● ケーブル技術ショー レポート
・ 映像パケット化多重光伝送装置 リモプロ対応の簡易システム/池上通信機
・ STB遠隔監視サービス クラウド録画など提案/パナソニック コネクト
・ 気象・防災情報送出システム/クロスイメージング、気象サービス
・ IPカメラ映像送出システム 文字情報と自由なレイアウト/ティーブイエスネクスト

デジタル映像

● 音楽体験コンテンツを開発 映像をタッチして音を奏でる/TREE Digital Studio
● アプリレスARを更新 人物認識など活用しXR対応/オムニバス・ジャパン
● SIGGRAPH2024 レポート(2) Eテックに登場した注目技術 裸眼立体視と高解像度で臨場感
● セイコーエプソン製映写機700台が稼働/麻布台ヒルズ チームラボボーダレス

プロ機器

● 日本の放送業界向け事業強化するファーウェイ
法人ビジネス事業本部 メディア事業部部長 池田俊樹氏に聞く(中)
● NASをLTOで直接アーカイブ ユニテックス製品を取り扱い/アスク
● サムスンが高容量モデル追加 ITGマーケティング/512GBのType-C USB
● 絵コンテをiPadで作成 再生、共有が簡単に/フェンリル「DROMI」
● 舞台進行CUEランプを大手多目的ホールに納入/池上通信機

ディスプレー/大型映像

● 大型映像システム多数稼働 アビックスも高精細LED設置/渋谷サクラステージ
● 上野駅ホームに大型映像 プロジェクターで横幅100メートル/JR東日本が設置
● 2.6ミリピッチの屋内型LED 万博記念公園駅で稼働

総合

● 第1四半期は増収増益 映画事業が好調/WOWOW

イベント一覧

第40回ATP賞テレビグランプリ 「不適切にもほどがある!」に大賞 磯山氏、宮藤氏らが登壇

愛を描く上でも良かった。スタッフキャストを代表して賞を受け取りたい」と喜んだ。
脚本家の宮藤官九郎氏も登壇し「主人公は、話題になった『チョメチョメ』だけでなく『本当にそうかな』という言葉を口にするが、これは自分の原点でもある」と明かす。その上で「テレビドラマは今作るのが大変だと言われるが、本当にそうかなと思う。工夫すれば面白いものが作れる」と抱負を述べた。
また最優秀新人賞は『レギュラー番組への道 危険なささやき』(パオネットワーク、NHKエデュケーショナル/NHK総合)を演出した冨田玲央氏(パオネットワーク)が選ばれた。
2つの賞はATP会員社120社、およびパートナーシップを結ぶ釜山国際映画祭アジアコンテンツ&フィルムマーケットのエレン・キム委員長による投票結果で決定した。その他の主な受賞は以下のとおり。
★最優秀賞
ドキュメンタリー部門=『新・爆走風塵 中国・トラックドライバー 生き残りを賭けて』(テムジン、NHKエンタープライズ/NHK BSプレミアム、NHK BS4K)▽情報・バラエティ部門=『市民X 謎の天才「サトシ・ナカモト」完全版』(NHKエデュケーショナル/NHK BS1)
★特別賞
堺正章(タレント、司会者、歌手)▽TARAKO(ナレーター、声優)▽山口秀矢(元えふぶんの壱取締役会長、プロデューサー)▽『新しいカギ』制作チーム▽『花嫁のれん」制作チーム▽『ヒロシのぼっちキャンプ』制作チーム


福岡で「映像機器展2024」 取り扱い各社製品を展示/RAIDが27、28日開催

RAIDは、ストロベリーメディアアーツの協賛により、「RAID映像機器展2024 in 福岡」をストロベリーメディアアーツ 福岡オフィスで8月27、28日に開く。同機器展では、RAIDが取り扱う、RED Digital Cinema社、Teradek社、SmallHD社、Hollyland社、Freefly社、オーツェイド社、Inovativ社など各社の新製品を含めた最新機器を多数展示する。
また、RED Digital Cinema社「V-Raptor〈X〉Phantom トラックとは」、SmallHD社「PageOS6とモニターキャリブレーション」、Teradek社「Bolt6を6GHzでご使用する為には」と題して、それぞれ約10分間のプレゼンを実施。
RAID取り扱いユーザーを対象にしたイベントとしては、無償のカメラクリーニング(RED Digital Cinema社製)、モニターキャリブレーション(SmallHD社製)、下取り診断(Teradek社製トランスミッター BOLTシリーズ)などを用意している(いずれも事前登録が必要)。
この他、来場者向けイベント、特別セールイベントを実施する。
【日時】8月27日/11-17時、28日/11-16時
【会場】ストロベリーメディアアーツ 福岡オフィス(福岡市中央区草薫江2-10-21)
【詳細・申し込み】https://www.raid-japan.com/blog/news-list/raideventfukuoka/


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