2024年10月28日

総務省 放制検が第3次取りまとめ案
放送制度変更が最重要課題に

プロミネンス、データ活用も必須テーマ
まとめて議論深掘りできる場を
著作隣接権の整理求める意見も

━ 今週号(10月28日号)の見どころはコチラ ━━━━━━━━━━━━━━━━

TIFFCOM2024 10月30日から開催 作品をつくる企画マーケットが加速 放送局の参加が
活発化 椎名氏 「TIFFCOMが海外進出の手段に」
 東京国際映画祭(TIFF)併設のコンテンツマーケット「TIFFCOM2024」が10月30日-11月
1日の3日間、都内の東京都立産業貿易センター浜松町館で開催される。コンテンツ流通が
グローバル化するなか、IP(知的財産)ビジネス戦略は一層重要になっており、マーケッ
トは放送局などが海外戦略や自社IPを訴求する場としても利用され始めている。主催する
ユニジャパンの椎名保副理事長に聞いた。
(続きは本紙のレポートで)

メディア150年の興亡(17) SNSとドラマ バズから可能性が見える X分析で見逃し視聴
の傾向 バズ参考にドラマが進化
 テレビ局で近年、アニメと同様に増えているのがドラマだ。アニメのように2次展開で
の収入が期待できるからだが、実はドラマの場合はSNSでのバズリ(以下、バズ)の発生
で、その可能性を測ることができる。ツイッターが普及した当初は、視聴率に影響すると
言われたが現実は、マスの数字を左右するほどの力はバズにはなかった。ただし桁が1つ
下がる特定層の動向を占うには、十分に可能性があると分かってきた。SNSがドラマに及
ぼす影響を考える。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
(続きは本紙のレポートで)

2024年10月28日号 主な記事

 ●TIFFCOM2024/作品を“つくる”企画マーケットが加速
 ●CEATEC2024/画期的な小型ファブが出現
 ●10年目を迎えた「NABショーニューヨーク」が開催
 ●チームラボ「夜の森のミュージアム」が北茨城市・五浦にオープン
 ●新札幌駅前の商業施設 アーティストの映像作品 大型天井ビジョンで上映

コンテンツビジネス

● TIFFCOM2024 10月30日から開催 作品をつくる企画マーケットが加速

放送

● 放送制度変更が最重要課題に/総務省 放制検が第3次取りまとめ案

デジタル映像

● 渋谷センター街の新ビジョン オリジナルコンテンツを制作/オムニバス・ジャパン
● 「夜の森のミュージアム」 北茨城市・五浦にオープン/チームラボ
● エモーション・クロッシング展 未来の東京の暮らしを体感 ARコンテンツなど展示

インターネット/通信

● スカパーがストリーミングスティック 多ch契約者向けに先行リリース

プロ機器

● Inter BEE 2024に出展 機能統合型の制作システム/朋栄
● 「Studio Bridge」を発売 デジタルとアナログをつなぐ/ティアック
● 「ALBA eMedico」を発売 XDCAM 50Mにインサート編集/さくら映機
● 最新のDisplayPortなど説明 加盟社数はアジア圏で大幅増加/VESAが年次記者会見
● 10年目を迎えたNABショー ニューヨーク 有意義な商談・交流の場に

ディスプレー/大型映像

● 任天堂・体験型ミュージアム 国内最大級のフロア型LED/ヒビノが設置・施工
● 厚さ1.5ミリの超薄型LED 台湾・Panel SEMI製/長瀬産業がCEATECで出展
● 透過型LEDフィルム モビリティショーで披露/竹中土木、Delight Global
● 大型LED市場に本格参入 内覧会で各種ディスプレー披露
/富士フイルムイメージングシステムズ
● 国立博物館で「はにわ」展 プロジェクター2台使い 大画面で展示内容を説明
● 新札幌駅前の商業施設 アーティストの映像作品 大型天井ビジョンで上映
● 案内用の大型映像装置 フルカラーLEDに刷新/フォーラムエイト本社で稼働

統計・調査

● 24年9月 民生用電子機器の国内出荷金額 映像機器が391億円/JEITA

総合

● CEATEC2024 画期的小型ファブが出現 廉価に半導体生産を実現へ

イベント一覧

● ロッテルダム国際映画祭で実施 プロデューサー養成ラボに派遣 若手映画製作者を募集/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援=JLOX+)」の一環として、2025年2月1-5日にオランダ・ロッテルダムで開催される「Rotterdam Lab」(プロデューサー養成ラボ)に派遣する若手映画プロデューサーを募集している。
毎年「ロッテルダム国際映画祭」の企画マーケット(CineMart)の一部として実施されている「Rotterdam Lab」は、キャリアの初期段階にあるプロデューサー向けのトレーニングワークショップ。世界のマーケットで成功するための企画ピッチの方法や、自身の作品を売るための基礎となるノウハウを学ぶ場として、ピッチング、脚本開発、プロデュース、マーケティング、マネージメント、共同製作、セールス、ポストプロダクションなどをテーマとしたパネルセッション、ラウンドテーブル、ネットワーキングイベントが5日間にわたって開かれる。
「CineMart」には、世界各国から多くのプロデューサー、セールスエージェント、配給会社などの映画関係者が来場する。「Rotterdam Lab」に参加する若手プロデューサーと、来場する多くの業界人との交流の場も設けられており、自身の企画を売り込むことができる。また国際共同製作に向けたネットワーキングの構築など、さまざまな面でビジネス拡大のチャンスにつながる絶好の機会となる。
◆募集要項
【参加条件】少なくとも2本の短編のプロデューサー経験があり、将来的に長編の国際共同製作作品のプロデュースを目指していること
【定員】2人
【参加費用】「Rotterdam Lab」参加登録費用のみ、VIPOが負担する。現地への渡航費、その他必要な経費は各自負担、手配する(CineMartバッジと6泊の宿泊は登録費用に含まれる)
【応募締切日】11月7日
【応募方法。詳細】https://www.vipo.or.jp/news/42615/


● SIGGRAPH Asia 2024 基調講演者が決定 12月3-6日に東京で開催

12月3-6日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される、コンピューター科学分野の国際学会(ACM)による分科会「SIGGRAPH Asia 2024(シーグラフアジア2024)」(運営事務局:ケルンメッセ)の基調講演者が、イッセイミヤケ デザイン・ディレクターの宮前弘之氏、ソニーグループ執行役専務兼CTOの北野弘之氏、アカデミー賞にノミネートされた経験を持つ映画プロデューサーのジンコ・ゴトウ氏に決定した。
各氏の講演日時ならびタイトルは確定次第、公式サイトで発表予定。
シーグラフアジア2024は、3年ぶりに東京で開催されるもので、業界を代表するクリエイター、エンジニア、学識経験者によるセッション・機器展示を実施。現在、オンライン来場登録を受付けている。
【公式サイト】https://asia.siggraph.org/2024/ja/


● 画像生成AIツールのゲーム開発利用を考察/Tooがセミナー

Tooは、「After TGS2024セミナー『ゲーム開発に生成AIは使えるか?』」を11月7日に東京都港区の虎ノ門本社で開く。参加費無料(事前登録制)。
同セミナーは、東京ゲームショウ(TGS)2024のTooブースで展示した画像生成AI「Adobe Firefly」や、マインドマップ生成AI機能を搭載した「Miro」を中心として、「ゲーム開発に生成AIは使えるか?」をテーマに実施する。
内容は、アドビ 川島修治氏の「Adobe Fireflyセミナー」、Too Miroチームによる「Miro AI機能実践セミナー」、また、AI開発の第一人者であるモリカトロン代表取締役の森川幸人氏(筑波大学非常勤講師)を特別ゲストに迎え、「テキスト生成AIはゲームの語り部となりうるか」をテーマに講演する。
さらに、AIツールのデモ展示や、Too配信ルームのスタジオ見学も予定している。
展示はAdobe Firefly、Miroのほか、モリカトロン デモプレーコーナー、生成AI×ゲーム「レッドラム」「言霊の迷宮」など。
【日時】11月7日/13-17時
【会場】Too虎ノ門本社3階 The Gallery Too(東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル)
【定員】50人
【申し込み・詳細】https://www.too.com/event/2024/AfterTGS2024/


● プラネタリアTOKYOでイマーシブ体験イベント/コニカミノルタ

エンターテインメントプラネタリウム施設「コニカミノルタプラネタリアTOKYO」(東京・有楽町/運営:コニカミノルタプラネタリウム)では、11月8日にプラネタリウム×イマーシブパーティー「VEGA(ベガ)」を開催する。VJ(ビデオジョッキー)によるドーム空間演出で数々の実績を有するクリエイティブカンパニー「HERE.」との共催となる。
同イベントでは、DJによる心躍る多彩な音楽と、VJによるプラネタリウムドームの移り変わる映像が織りなす非日常的な空間で、天井から壁面まで広がる銀河・映像・音楽を全身で感じる『イマーシブ体験』を提供する。
プラネタリウムドーム内では、時折アナグリフ式の360度3D映像が楽しめる。また、4面の液晶パネルの映像を自由自在に切り替えることができる次世代照明「ランターナ」(パナソニック製)を複数台使用し、その他の照明やサイネージディスプレーと共に、DJによる音楽とVJによる映像と光の演出を楽しめるラウンジもVEGAの魅力になっている。
なお、会場内にドリンク(アルコール類を含む)販売がある。
【日時】11月8日/開演20時、終了(予定)23時
【料金】ウェブ先行:3500円/当日:4000円
【会場】コニカミノルタプラネタリアTOKYO(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9階)
【詳細】https://planetarium.konicaminolta.jp/event/vega/

連載

メディア150年の興亡(17) SNSとドラマ バズから可能性が見える

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