2025年1月27日

NTTコミュニケーショーンズ
スカパー110度CS左旋で地デジ再放送の実証実験
鹿児島県のNHKと民放
HEVCに再エンコードして送信

━ 今週号(1月27日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━━━

生成AIコンテンツ元年(2) 地域創生×生成AI 容易に地域の魅力伝えるコンテンツ 低コストでもマス活用以上のリーチ 知恵とやる気次第で成果
 生成AIコンテンツとともに今年、大きく動き出しそうなのが地域創生だ。石破茂総理大臣は就任後、立て続けにこのテーマに言及している。それらの発言のいくつかは、生成AIコンテンツを活用することで解決の道が見つけられる。例えば「文化芸術の振興」「若者・女性にも選ばれる」「新たな技術の徹底活用」などだ。フル生成AIアニメのような新技術を活用すれば、地方の文化芸術やスポーツの価値を高め、若者や女性を引きつける可能性が出てくる。今回は「地域創生×生成AI」で何ができるかを考える。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
(続きは本紙でレポート)

メディア大改革 第二次トランプ政権(3) FCC新委員長の施策 ビッグテックへの規制強化 AI利用、SNS配信結果に説明責任 デジタル検閲取締法の導入可能性
 トランプ米大統領は、就任前の2024年11月17日に連邦通信委員会(FCC)の新委員長としてアジット・パイ氏の後継にあたるブレンダン・カー氏を指名した。カー氏は12年にFCCに入局し、当時の委員で後に委員長となるアジット・パイ氏の法律顧問、17年からFCCの委員を務め、通信品位法230条の見直しなど、ビッグテックに対する規制強化を主張してきた強硬派。彼の委員長指名は、言論の自由の擁護や巨大SNS企業への対抗、そのためのディア競争の規制緩和を目指すトランプ次期政権の方針を反映しているといえる。カー氏のこれまでの取り組みから今後の施策を予測してみる。(メディア戦略コンサルタント SHIFTシニアマネージャー 奥村文隆)
(続きは本紙でレポート)

※本紙とデジタル版は同一内容です。

2025年1月27日号 主な記事

 ●IMAGICAエンタテインメントメディアサービスがバーチャルプロダクションの体験会
 ●生成AIコンテンツ元年(2) 容易に地域の魅力伝えるコンテンツ
 ●メディア大改革(3) 第2次トランプ政権/FCC新委員長の施策
 ●チームラボプラネッツ TOKYO DMMが大規模な拡張で20作品以上展示
 ●CES2025レポート(2) 企業の真価が問われる基調講演

放送

● スカパー110度CS左旋で地デジ再放送の実証実験/NTTコミュニケーショーンズ
● HEVCをBS/CSの2K放送で使える省令案 BSは1中継器に最大8ch/総務省
● 衛星放送協会が賀詞交歓会

CATV/CS

● 地域防災力強化で連携 情報をリアルタイム収集・発信/JX通信社、BAN-BAN
● JDS運営chの情報番組 地域の移住者にスポット 「青森・津軽編」を放送
● CATV3団体賀詞交換会 事業の始まりから70年 最新技術で地域の活性化を

プロダクション

● バーチャルプロダクションの体験会
  /IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
● 日本映画テレビ技術協会が新年会

デジタル映像

● 大規模な拡張で20作品以上展示/チームラボプラネッツ TOKYO DMM

インターネット/通信

● 災害医療対応 衛星通信アンテナ/スカパーJSATが設置

プロ機器

● プレミアプロなどに新機能 多言語字幕を自動生成/アドビ
● 小型軽量の4Kカメラを発表 広角25ミリからの24倍ズーム/パナソニックE&C
● 映像品質と運用性を向上 新たな定番4Kリモカメ/パナソニックE&C
● マルチカメラ配信アプリ iPhone上でスイッチング/キヤノンが提供開始
● Dejeroの小型送信機 5G回線をブレンディング 高帯域の安定伝送/朋栄

ディスプレー/大型映像

● 斎宮跡でマッピング公式記録映像を公開/一旗がプロデュース

映画/番組/CM

● 日本映画の海外発信事業 ベルリン国際映画祭に派遣 若手監督3名が決定

家電/民生機器

● CES2025レポート(2) 企業の真価が問われる基調講演

統計・調査

● 24年12月 民生用電子機器の国内出荷金額 映像機器は606億円/JEITA

総合

● 広告界合同年賀会が開催 賃上げと投資が牽引役 広告業界が新時代後押し

イベント一覧

● 第10回 関西放送機器展 出展申し込み受付を開始 7月2、3日に大阪で開催

関西最大級の放送・業務用機器展「第10回 関西放送機器展」が7月2、3日に大阪南港ATCホール(大阪市住之江区)で開催されるが、このほど出展申し込み受付を開始した。主催は、アジア太平洋トレードセンター、テレビ大阪、テレビ大阪エクスプロで構成する関西放送機器展実行委員会。
関西放送機器展では、次の集中展示エリアの設置により、製品・設備導入に関して、意欲の高い来場者を誘致する。
【コンテンツ配信ゾーン】(1億総クリエイター・映像制作をもっと身近に手軽に)動画配信サービスの普及、民生用機器やソフトのクオリティーが飛躍的に向上し、今では誰もが気軽にコンテンツ制作ができる環境が整ってきている。同ゾーンは、プロ・アマチュアクリエイターに限らず、これからクリエイターを目指す人も必見のゾーンとして開設し、新たな出会いの場を創出する
【Media over IPゾーン】(IP化を加速し新たなビジネスを創出)放送システムのIP化に関連する内容を展示。映像や音声などのコンテンツをIPネットワークで伝送するソリューションや最新の通信技術に関するゾーンとなる
【生成Aiゾーン】(AI活用で制作現場の効率化を提案)制作現場で導入が進む生成AIを集中展示。可能性を秘める最新のAI技術を体感してもらうことで、導入検討に結び付ける
【申し込み・詳細】https://www.tv-osaka.co.jp/kbe/


● 第16回「カンヌ コーポレートメディア&TV大賞」作品募集

優れた企業映像と報道ドキュメンタリー作品を募集。エントリーはオンラインで受け付けている。全部で53の応募カテゴリーがある。作品は複数の部門に同時にエントリーできる。応募対象者は、映画制作会社、映画プロデューサー、公共機関、エージェント、テレビ局、NGO団体、学生など。
応募条件は、2023年1月1日以降に制作・放送された作品、またはインターネットに掲載された作品。応募者は、応募作品に関する全ての著作権を有する、もしくは著作権の使用許諾を受けているものとする。
応募締切日は5月21日。応募には費用がかかる。なお、2月11日まで応募した場合、全額から10%の割引となる。表彰式は9月にフランス・カンヌで開かれる。
「カンヌ コーポレートメディア&TV大賞」は、企業映像という分野唯一の賞として2010年から活動を開始。現在は世界46カ国から800件の申請を受け付ける国際的な賞へと成長している。
【応募要領】https://www.cannescorporate.com/exp/jp/regulations.php


● 若手映画作家育成プロジェクト 「合評上映会」を開く 短編映画4作品を公開/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2024」において、今年度の製作実地研修で完成した短編映画4作品の「合評上映会」を2月27日に都内で開く。
若手映画作家の登竜門「ndjc」の修了生には、『ナミビアの砂漠』(24年)で第77回カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞を女性監督として最年少受賞した山中瑶子監督や、『瞼の転校生』(24年)で第26回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門 観客賞2位、第18回フランス・KINOTAYO 現代日本映画祭グランプリを受賞した藤田直哉監督などがおり、近年は国内のみならず世界からも注目されている。
今年度も4人の監督を選出。4人はプロとしての第1歩を踏み出すべく、ワークショップや脚本指導、演出講義などでの学びを得て、各制作プロダクションのもとプロのスタッフ・キャストと共に短編映画を完成させた。
【上映作品】▽「スリーピング・スワン」(佐藤そのみ監督)▽「あて所に尋ねあたりません」(たかはしそうた監督)▽「いちばん星は遠く輝く」(武田かりん監督)▽「あわいの魔物たち」(守田悠人監督)
◆東京 合評上映会(業界関係者および一般モニター)各作品の上映後には、監督・一部出演者による舞台あいさつを予定
【日時】2月27日/開場13時、開演13時30分、終演17時15分(終演後に名刺交換会を実施)
【会場】 丸の内TOEI①(東京都中央区銀座3-2-17)
◆一般モニター募集
【申し込み】ndjc 公式サイトの合評上映会特設ページ(https://www.vipo-ndjc.jp/screening/monitor2024/)から申し込む
【定員】20 人(先着順、定員に達し次第締め切る)


● 国際自動車映画祭 第3回の作品を募集 SNSの映像も対象に

2023年に日本で開始した国際自動車映画祭「インターナショナル・オート・フィルム・フェス」(東京都中央区、清水喜之代表)が、第3回の作品募集を開始した。クルマがテーマの映像作品であれば、CMやYouTube、Vimeo、インスタグラムなどのSNSの映像作品でも、製作者本人であれば応募が可能。応募締め切りは2月28日。
作品は15分で、2024年1月1日以降に完成、または公開したもの。作品言語は、日本語、英語、または日本語か英語の字幕。応募費用は無料。
審査員として、新たに国内から元F1レーサーの片山右京氏、海外からピーター・ライオン氏(オーストラリア)、ジャクリン・トロップ氏(米国)、マイク・ラザーフォード氏(英国)、マリオ・ボック氏(ポルトガル)が加わる。
【詳細・公式ウェブサイト】 https://autofilmfesta.net


定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]