● CP+ 特集
・カメラと写真・映像の総合展「CP+2025」
パシフィコ横浜で2月27日-3月2日開催
・最新のデジタル一眼カメラ 撮影コーナーで実機を体験/ソニー
・REDの新製品 Zマウント対応カメラ披露 初出展のThypochレンズも/RAID
・CFexpress v4 Type Bカードを展示/エンジェルバード
・HDR対応の24.1型モニター 正しい色設定に自動切り替え/EIZO
・コンデジも動画機能強化 「PowerShot V1」を発表/キヤノン
2025年2月24日
中継局共同利用会社「J-BN」
共同利用型モデル開始へ 9月に各地の利用料金算出
全国説明会を実施
事業会社は12月以降に設立
テレビ局の出資等判断は夏にも
━ 今週号(2月24日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━
■AWSを活用 クラウドでのライブ制作を検証 スポーツの国際中継でPoC 河井氏「レガシーからの脱却が可能に」/フジテレビ
フジテレビは2024年夏、スポーツ大会の国際中継において、クラウドサービスを利用したライブ映像制作のPoC(Proof of Concept、概念実証)を実施した。海外からの中継では回線調達や機材の運搬、スタッフ派遣などが課題にあり、その解決方法の1つとしてクラウドの導入が検討されている。プロジェクトを統括した技術局回線・送信技術部主任の河井宏允氏に、PoCの成果や今後の可能性について聞いた。
(続きは本紙でレポート)
■最新テレビ局経営㊦ 脱広告への第一歩!? フジ 番組起点新路線挑戦の好機 リアルタイム視聴以外開拓 特定層狙いの価値は十分に
在京キー局の2024年度第3四半期(3Q)決算は好調で、全局が連結・単体とも増収増益だった。特に営業利益は大躍進となり、業界に明るさをもたらしている。ただし改善は前年比で、2年前の水準に戻ってはいない。加えてフジテレビの問題で、24年通期や25年度業績は読めなくなった。2-3月は既に大幅減が明確だが、4月以降の状況も不透明だ。ガバナンスなど企業のあり方は業界全体に通ずるとの声もある。3Q決算などからテレビ界の今後を考える。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
(続きは本紙でレポート)
※本紙とデジタル版は同一内容です。
2025年2月24日号 主な記事
●フジテレビがAWS活用/クラウドでのライブ制作検証
●NHK 放送100年企画の主要番組を発表
●CES2025レポート(5)スタートアップ企業の「突破力」
●アウトオブホーム ディスプレーの可能性(2) 各段階で適切なセキュリティー対策
※映像新聞を年間購読するとデジタル版をご覧になれます
特集
コンテンツビジネス
● 世界のエンタメ市場は28年に3.4兆ドルへ拡大
/PwC Japanグループ
● 日本アニメの世界流通網を拡大 REMOW社に出資/住友商事、集英社
放送
● 共同利用型モデル開始へ 9月に各地の利用料金算出 全国説明会を実施
/中継局共同利用会社「J-BN」
● CTV向け放送通信連携サービス 放送とTVer 行き来を容易に/フジテレビ
CATV/CS
● 東日本大震災 特番を配信 宮城県CATV5社が共同制作
/ケーブルテレビ連盟東北支部
● VHF伝送用増幅器 共聴施設の老朽化に対応/シンクレイヤが受注開始
プロダクション
● AWSを活用 クラウドでのライブ制作を検証 スポーツの国際中継でPoC
/フジテレビ
● 関西万博にKAIROS提供 在阪局がリモプロに共同利用 IOWN APNで接続
/パナソニック コネクト
デジタル映像
● XR施設の来場者が1万人を達成/CinemaLeapが発表
インターネット/通信
● コネクテッドサービス向けスマホアプリを共同で開発/KDDI/三菱自動車
プロ機器
● サウジにカメラ12式納入 4K大型中継車に搭載/池上通信機
● 4K対応IPマルチビューワー 9ストリーム入力に対応/アストロデザインが発売
● シネマレンズ新シリーズ クラシカルな描写可能に/KPI
ディスプレー/大型映像
● 日本科学未来館が4月23日から 新規の常設展示を公開へ 音楽で学ぶ量子の世界など
● 科学技術館が新展示 量子技術が創る未来を体験 クオンタム・ワールド公開
● アウトオブホーム ディスプレーの可能性(2)
デジタルサイネージセキュリティー問題
映画/番組/CM
● NHK放送100年企画の主要番組 現役・OBアナ集結
1万人アンケートで3世代思い出の番組 朝ドラ名場面SPも
家電/民生機器
● CES2025レポート(5) タートアップ企業の「突破力」
健康や人命に関わる技術提案
● SKYWORTH製スマートテレビ/KDDIがauショップなどで販売
統計・調査
● 25年1月 民生用電子機器の国内出荷金額, 前年同月比で8.1%の減少
イベント一覧
● ケーブルコンベンション2025 7月24、25日にリアル開催 技術ショーも出展者を募集
日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会の3団体は、CATV業界の総合コンベンション「ケーブルコンベンション2025」ならびに関連イベント「ケーブル技術ショー2025」を7月24、25日にリアル会場で開く。併せてオンライン開催を実施する。
「ケーブルコンベンション2025」は『『PASSION!』~ケーブルテレビがひらく、地域と暮らしの未来のカタチ~』をテーマに、CATV業界が持続的成長をしていくための情報交換・情報収集の場として記念式典や各種セミナーを開催する。
「ケーブル技術ショー2025」は『『POTENTIAL!』~ケーブルテレビがもたらす地域課題解決への力~』をテーマに、技術展示会や各種セミナーを実施する。地域の課題解決、持続可能な地方の成長につなげるため、関連する事業者や地域のステークホルダーが一堂に会し、官民連携、企業間連携の創出を提供していく。現在、公式サイトで出展者を募集している。
◆ケーブルコンベンション2025
【会期】リアル開催=7月24、25日、オンライン=8月1日-9月30日
【会場】リアル開催=東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1)、オンライン開催 公式サイト(https://www.catv-conv.jp/)
◆ケーブル技術ショー2025
【日時】技術展示会(リアル会場)=7月24日/9時30分-18時、25日/9時30分-17時、オンライン展示会=6月24日-9月10日
【会場】技術展示会=東京国際フォーラム(ホールE)、オンライン展示会=公式サイト(https://www.catv-f.com/)
● 国内対象コンペ部門 若手監督の作品募集/SKIPシティ国際映画祭
今年で22回目を迎える「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、7月18-26日の9日間の日程で開催予定だが、国内作品のみを対象にコンペティション部門の作品を3月14日まで公募している。
同映画祭のコンペティション部門は、映画界の未来を担う新たな才能の発掘と育成を主たる目的としており、国内作品を対象に、エンタメ性と映画界に新風を吹き込む新たな表現の可能性に富んだ作品を募る。
なお、デジタルで撮影・編集され、かつデジタルでの上映が可能で、長編映画(60分以上の作品)制作数が5本以下の監督の作品であることなどが条件となる。
厳正な選考によってノミネートした作品は映画祭期間中に上映し、審査委員会による最終審査を経て決定する最優秀作品賞(グランプリ)や、今後の映画制作に可能性を感じる監督に贈る「SKIPシティアワード」などを授与する。
【応募の詳細】https://www.skipcity-dcf.jp
● フィルムアワード開催 日本のものづくりに焦点 大賞など7作品を表彰/ニッポン手仕事図鑑
産地貢献のため、職人にフォーカスした動画作成や後継者インターンシップなどを手掛けるニッポン手仕事図鑑(東京都中央区)は、日本のものづくりや手仕事にフォーカスしたドキュメンタリー映像を対象にした「ニッポンものづくりフィルムアワード2024」の授賞式を、1月23日に東京・白金台の八芳園で開いた。
今回は、応募総数63作品から、受賞作を含む45作品が一次選考を通過。授賞式では、グランプリと準グランプリ、特別賞を含めて計7作品を表彰し、グランプリには齋藤汐里氏が制作した『THE LIFE ARTIST ~塩匠・井上雄然~』が選ばれた。
「ニッポンものづくりフィルムアワード」は、2019年に第1回を開催、今回で2回目となる。日本が誇る文化や地域の伝統産業(作り手)にフォーカスを当てるだけでなく、各地の映像クリエイター(伝え手)が世に出る機会を創出することを目的としている。
今回は「今、会いに行きたい作り手の声」をテーマに、作品を募集。また、同アワードの審査基準は、映像作品としてのクオリティだけではなく、フォーカスする作り手の選定を含めて「会いに行きたい理由が伝わってくるか」、「作り手の声が届いてくるか」といった観点から審査したという。
その他の受賞作品は以下のとおり(敬称略)。
★準グランプリ▽「器而庵 大子漆と八溝塗の100年先に続く産地をつくる」(制作:立原裕之)
★特別賞▽「世界の海へ、ウッドルアー職人|魚(ぎょ)じゃらし工房」(制作:TWIN 三好雄介)▽ 「シミズ時計店~時を紡ぐ店~」(制作:飯島偲文)▽ 「日常の美しさをこっぱ人形に宿して」(制作:KINONE)▽ 「外国人初の刀鍛冶」(制作:産経新聞社 土谷耕二)▽ 「ECHIZEN KNIFE ARTISANS」(制作:ミミヨリデザイン)
● ショールーム内覧会を開く 豊富なラインアップ展示/レイヤードジャパン西日本支社
レイヤードジャパンは昨年、大阪府吹田市に西日本支社を開設したが、西日本地域の顧客に対して、より充実したサービスを提供するため併設したショールームの内覧会を2月26-28日の3日間開催する。
ショールームには、「CLM M5シリーズ」最新モデルと、1枚につき最大45度の湾曲が可能な「LN-Cシリーズ」をはじめ、豊富なラインアップを展示している。
CLM M5シリーズは、日本国内で6000平方メートル以上出荷されている屋外用レンタル/仮設向け機種。会場では最新の4.8ミリメートルピッチを披露。湾曲対応屋内レンタル向け機種LN-Cシリーズは、波形や直径 1.2メートルの円形に組み合わせることが可能で、空間演出にさらなる可能性を提供する。
なお、来場は予約制になっている。
【日時】2月26-28日/10-15時
【会場】西日本支社ショールーム(大阪府吹田市江坂町1-22-22盟友ビル4階)
【詳細】https://planarjp.com/news/515/
● オフィスでのデジタルサイネージ活用を提案/三信電気、イノコスがウェビナー
三信電気とイノコスは、共催ウェビナー「デジタルサイネージから始めるオフィスDX」を2月28日に開く(Zoom使用)。参加費無料(事前登録制)。
同セミナーでは、あまり知られていなかったデジタルサイネージ活用の効果や、その他「知っておきたい」DXソリューションなどについて解説する。社内の情報共有効率化による生産性向上、フロア空間デザイン改革での社員モチベーションアップなどでの活用を提案する。
セミナーの内容は、①デジタルサイネージ「KAWARA版ネット」、②高速安全な独自ネットワーク「ローカル5Gパック」、③21世紀の大発明「落雷抑制システムズ」となっている。
【日時】2月28日/14時-14時45分
【申し込み】https://zoom.us/webinar/register/7917388232634/WN_Qk4qxC14Q0eck0xd92HHmQ#/registration
● 27、28日 大阪で展示会を共同開催 Inter BEE出展製品を披露/ブラックマジック、伊藤忠ケーブル
ブラックマジックデザインと同社製品を販売する伊藤忠ケーブルシステムは共同で、展示会「After Inter BEE」を2月27、28日に大阪で開く。入場無料(事前来場登録は不要)。
ブラックマジックデザインは、「Cloud Store」、ST2110 IP製品などの機材をそろえる。
伊藤忠ケーブルシステムからは、昨年のInter BEEで注目されたオリジナルのファイルインサーター「Quick Inserter」と、ノンリニア編集でダビンチリゾルブとも相性が良い共有サーバー「Facilis Technology」を展示する。
【日時】2月27、28日/10-17時
【会場】ブラックマジックデザイン大阪オフィス(大阪市中央区南久宝寺町4-3-9 丸盛ビル)
【詳細】https://bmduser.jp/eve_detail.php?id=100
● VIPOが「日本映画史探検」 東京・調布で貴重な資料展示 映画アーカイブ事業の一環
映像産業振興機構(VIPO)は、国立映画アーカイブの「令和6年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業」の一環として、「映画のまち調布シネマフェスティバル2025」内で、映画資料の展示『日本映画史探検!《新東宝/国際放映》と《近代映画協会》の歩み』を22日から開催している(3月2日まで)。入場無料。
この展示では、令和6年度事業の調査結果を元にして、新東宝/国際放映と近代映画協会の歴史をさまざまな映画資料の展示によって紹介。また調査関連の特撮資料や映像機材などを展示する。
約15年の活動ながら幅広い作品群、多くの監督や俳優を世に送り出し、以降の日本映画やテレビ史に多大な影響を与えた「新東宝」と、その後継会社で数多くのテレビドラマを制作した「国際放映」、そして根源的な人間像を描いた作品や戦後の平和を訴えた社会派作品で知られる「近代映画協会」の歴史を、豊富な映画資料でたどる。
同事業は、平成30年度文化庁事業として開始され、令和5年度から国立映画アーカイブが実施。VIPOは過去の年度から継続して今年度も受託して運営している。
【展示資料例(一部)】▽『煙突の見える場所』のベルリン映画祭受賞時の賞状▽新東宝関連記事のスクラップブック▽石井輝男監督や山際永三監督の旧蔵脚本▽『裸の島』モスクワ国際映画祭受賞時のトロフィー▽『一枚のハガキ』の直筆の創作ノート▽新藤兼人の未映画化脚本「ヒロシマ」の直筆原稿▽大映特撮作品で使用された機材や『大魔神怒る』の背景画▽東宝特撮スタッフが遺した資料
【日時】開催中-3月2日/10-19時
【会場】調布市文化会館たづくり 2階北ギャラリー(東京都調布市小島町2-33-1)
【詳細】https://chofucinemafestival.com/exhibition/969/