● SIGGRAPH Asia 2024が開催 CGの最新技術が一堂に 12月3-6日、東京国際フォーラムで
「SIGGRAPH Asia 2024」(以下、SA)が12月3日から6日まで、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される。
SAは、CGとインタラクティブ技術に関するカンファレンスと展示会、SIGGRAPH(アメリカ)のアジア大会。主催はACM SIGGRAPH。毎年アジアの各都市をめぐって開催されており、日本では21年に続き5回目の開催。東京が会場となるのは18年、21年に続く3回目となる。出展者数は83社、過去最多の1万人以上の来場を見込む。
投稿論文数は、生成AIの研究開発がCG分野にも波及していることを受け、18年の3倍近い1196本(採択はうち265本)。参加者は最新の研究内容に触れることができる。
基調講演はイッセイミヤケ、エイポック エイブルのデザイナー、デザイン・ディレクターである宮前義之氏と、ソニーグループ執行役専務兼CTOの北野宏明氏、映画プロデューサーのジンコ・ゴトウ氏の3人が務める。
カンファレンスチェアを務める五十嵐健夫氏(東京大学教授)は「テーマはCurious Mindsとした。好奇心、見たことのないものを見てにみてみたいという心は科学や技術、芸術の原動力。豊かな好奇心を持った人々が扱いお互いに刺激し合う場にしたい」と話す。
また今回は、会場での体験を重視しリアル開催のみとした。運営を担当するケルンメッセの高木誠社長は「会場での何気ない出会いから、何かが生まれることがある。セレンディピティを大切にしたい」と話す。
なお初めての参加者に向け、初日には「SIGGRAPH Asiaの歩き方 初参加者への見どころガイド」を実施。ローカルコミッティ チェアの安藤幸央氏(エクサ)が全体像や見どころを説明する。
さらにCGエキスパートの8人が、テクニカルペーパーの研究意義やそのインパクトについて解説する日本語解説イベント「テクニカルペーパーを知る」も連日開催する。21年は、100人部屋で立ち見が出るほど好評だったという。
企業と学生とのミートアップ(交流会)や、人気クリエイターがその場でキービジュアルなどを描く「ライブドローイング」も予定されている。
◆公式サイト
https://asia.siggraph.org/2024/ja/
● 銀座十字屋ディリゲント事業部 撮影技術を学ぶセミナー 初回はカラーマネジメント
銀座十字屋ディリゲント事業部は、セコニック、ヴィンチェロ、EIZOと共に、写真・映像クリエイター向けセミナー「GINZA Imaging Academy」(第1回)を12月10日に開く。
初回は「カラーマネジメント」をテーマに、被写体には近年、撮影需要が高まっている「フードフォト」を取り上げる。講師は日本フードフォトグラファー協会代表理事を務めるフォトグラファーの久保田翔也氏。印象的な色彩表現を可能にするカラーマネジメントとワークフローを学ぶ。
【日時】12月10日/14時-17時
【会場】銀座十字屋ディリゲント事業部ショールーム(東京都中央区銀座/詳細は参加確定時)
【定員】20人
【参加費】3000円
【申し込み・詳細】https://dirigent.jp/ginza-imaging-academy-entry