イベント

2023年3月6日

● Inter BEE 2023開催概要発表 特別企画を大きく再編へ 出展の申し込み受付開始

電子情報技術産業協会(JEITA)は、メディア総合イベント「Inter BEE 2023」を幕張メッセ(千葉市美浜区)およびオンラインで開催する。会期は幕張メッセ会場が11月15-17日、オンライン会場が11月6日-12月15日。出展の申し込み受付の一次申し込み締切日は5月31日、二次申し込み締切日は6月30日となっている。
Inter BEEは、映像、音響、通信の関連産業をはじめ、メディアやユーザー層など幅広い層が集結することが特徴の1つで、体験して対話するビジネス機会の創出を目指す。
また、進展する業界の各分野に対応して出展対象をより広げるため、2023年の開催から一部の部門名称のリニューアルを実施。「プロオーディオ部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「エンターテインメント/ライティング部門」(旧:映像表現/プロライティング部門)、「メディア・ソリューション部門」(旧:ICT/クロスメディア部門)の計4つのエリアで展示エリアを構成する。
特別企画も大きく再編。従来のINTER BEE CONNECTEDは「INTER BEE BORDERLESS」へと名称を変え、放送・通信の融合のさらにその先への進化とビジネスをテーマに打ち出す。
また「INTER BEE CREATIVE」では、市場が拡大する動画マーケティングを対象とした出展エリアを設置、広告代理店や広告主などの広告業界からの来場を迎える場として展開する。
「INTER BEE IGNITION×DCEXPO」では、スタートアップエリアを併設、先進コンテンツ制作関連技術とビジネスの接点としてアピールする。
「INTER BEE IP PAVILION」は今年も継続し、放送局の枠を超えたシステム共有の体感を目指す。
【セミナー/説明会】
Inter BEE 2023の出展検討者を主な対象として、業界動向セミナー/開催概要説明会を3月8日(14時-15時30分)に開く
[会場] 新丸ビルコンファレンススクエアRoom901(東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル9階)、オンラインライブ配信あり
[詳細] www.inter-bee.com/ja/forexhibitors/outline_orientation


● SSK特別セミナー 米国放送のDXを解説 VOD業界の新たな潮流も

新社会システム総合研究所(SSK)は、特別セミナー「攻勢!米テレビネットワーク テレビの逆襲が現実に、米国放送DX ~4大ネット・ローカルテレビの活性化~」を4月20日にリアル会場とライブ配信で実施する。講師は、SHIFT シニアマネージャーの奥村文隆氏。
今や米テレビネットワークは転換点に達している。市場を席巻しているのがFAST(Free Ad-Supported TV)と呼ばれる、無料広告モデルのストリーミングサービス。テレビ画面と同じ高品質の映像・音響にこだわる広告主は、データアプローチが可能なテレビ局のFAST広告への評価を高めている。
さらに、ローカルテレビ局ではデジタルサービスに力を入れ増収で経営は改善。ストリーミングサービスで正確なローカルニュースを配信することでローカル局の再浮上のヒントが見て取れる。
そうした現状を踏まえ、①米国テレビネットワークの逆襲、②なぜ米国テレビ産業はDXが成功したのか、③なぜ米国のDXが欧州に10年遅れたのか、④放送法の規制緩和とメディアの大改編、⑤VOD業界の新たな潮流FAST化、⑥米国ローカルテレビの活性化、⑦放送DXはわが国放送事業者にどのような機会をもたらすか–について解説する。
【日時】4月20日/13-15時
【受講料】3万3600円(同一の申し込みフォームで申し込みの場合、2人目以降は2万7500円)、アーカイブ配信も希望の場合は追加料金1万1000円
【会場】SSKセミナールーム(東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F)およびオンライン
【詳細】www.ssk21.co.jp/S0000103.php?gpage=23166


2023/2/272023年2月27日

● ndjc合評上映会を開催 若手監督4人の短編を披露/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」の製作実地研修で完成した短編映画4作品の「合評上映会」を開催。若手作家の個性的な作品を披露した。
岡本昌也監督『うつぶせのまま踊りたい』は、「ここじゃないどこか」を目指しもがく2人の「おとなこども」が、詩という共通言語を介して変わっていく姿を描く。
成瀬都香監督『ラ・マヒ』は、人に嫌われることを恐れ無難に生きてきた主人公が、同級生と再会したことを機にプロレス団体に入門しプロデビューを目指す。
藤本楓監督『サボテンと海底』では、スタンドインの仕事を生業とする今年35歳の俳優の元に映画の主演オーディションの話が舞い込む。
牧大我監督『デブリーズ』は、うだつのあがらないCM監督とカメラマンが、突如開いたワームホールの先にある砂漠の異星で、地球のゴミで作られた衣服と仮面をまとう謎の民族に出会うというSF作品。
ndjcは、『エゴイスト』の松永大司監督や『ハケンアニメ!』の吉野耕平監督などを輩出しており、今回の4人は66人の応募から選ばれた。
4作品は2月に東京で劇場公開されており、3月10日から名古屋で、17日から大阪で上映される。


● ルミエール・アワード 最優秀8K作品賞 自社初の12K作品で/関西テレビ

関西テレビ放送が制作した12K/HDR作品「moments」が、先進映像協会(The Advanced Imaging Society)の米国本部が主催する「ルミエール・アワード 2023」で最優秀8K作品賞(Best Achievement in 8K Production)を受賞し、米国ロサンゼルスのビバリーヒルズで現地時間10日に授賞式が実施された。
同作品は、関西テレビの超高精細映像制作チーム「UHD-works」による自社初の12K作品で、昨年11月に同協会の日本部会が主催する「ルミエール・ジャパン・アワード2022」で優秀作品賞を受賞している。
今年で13回目となる「ルミエール・アワード」は、先進的な映像技術作品に対する国際的な表彰活動で、関西テレビの作品が同アワードで受賞するのは初。
ブラックマジックデザイン、ジャパンブロードキャストソリューションズが技術協力、淡路島フィルムオフィスが撮影協力している。
ナレーションは、鳴海唯、スタッフは、矢野数馬、樋口耕平、中村貴志、井田憲吾、帆足聡一郎、端崎優子の各氏。


● インターネットプロモーション 業界の現状と課題を考察/VIPOが攻略セミナー

映像産業振興機構(VIPO)は、VIPOアカデミー冬期限定講座「業界研究ベーシックコース」の第10回「インターネットプロモーション」攻略セミナーを3月1日にオンライン(Zoom使用)で開く。申し込み締め切りは2月28日まで。
今回のセミナーは、講座内で「業界分析」「事例研究」「グループディスカッション」を実施し、業界のマーケットやビジネスモデルと現状を学び、業界の課題を考察することで、業界の全体像を1日で学ぶ。
【セミナーの内容】
[第1部] 講演「業界分析」=業界の市場や展望および課題、収益構造などを解説▽テーマ:「インターネットプロモーション業界動向」(講師:田中秀樹氏/富士通フューチャースタディーズ・センター 業務部門部長)
[第2部] 講演「事例研究(2社)=ビジネスモデルおよび成功事例や失敗談などを解説
[第3部] 「グループディスカッション」講師からのテーマ設定に基づいてグループで意見交換
【日時】3月1日/18時-21時30分
【参加費】VIPO会員5600円、団体会員6600円、一般7700円
【定員】50人(事前予約制・先着順)
【申し込み・詳細】https://eventregist.com/e/couse-ib-230301


● ショーランナーの役割 ハリウッドの現場を学ぶ/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、オンラインセミナー「ハリウッドで重要な役割を担う『ショーランナー』の役割とは」を3月16日に開く(Zoom使用)。
現在ポストプロダクション中のテレビシリーズ『SHOGUN』のショーランナーであるジャスティン・マークス氏が、日本の制作現場では、まだなじみの薄い「ショーランナー」の役割や、企画開発から制作までの業務の流れ、脚本家との違いなどについて解説する(日英逐次通訳付き)。
マークス氏は、ハリウッドで実際に脚本家、プロデューサー、そしてショーランナーとして活動している。
【日時】3月16日/10時30分-12時30分
【参加費】VIPO会員3500円、一般4500円
【定員】100人(事前予約制、先着順)
【申し込み締め切り】3月14日まで
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/34121


● 映画史家・塚田嘉信氏 研究成果イベントを開催/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、研究イベント「映画史家・塚田嘉信 そのコレクションと業績」を3月18日に開く。
塚田嘉信氏(1929-95年)は、日本映画史の研究に高度な実証研究の扉を開いた映画史家。公刊された書籍は『日本映画史の研究』(1980年)のみだが、膨大な映画史資料の収集をベースにした研究成果は、私家版の冊子で盛んに公表してきた。
しかし急逝によりその研究は中断され、またその資料コレクションも長くベールに包まれていた。それから20年以上を経た2018年に遺族から寄贈の申し出があり、国立映画アーカイブでは、これら資料の整理作業を進めることになった。
また、2020-22年度の科学研究費助成事業 基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」においては、同資料の調査、目録化、デジタル化などを目的とする3年間のプロジェクトに取り組んできた。
同研究が最終年度の終わりを迎えるにあたって開催される同イベントは、同コレクションの内容と意義を紹介するともに、それを媒介にした研究成果を発表する貴重な機会となる。
【日時】3月18日/13時30分-17時
【会場】 国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【定員】151人(事前申し込み制、自由席)、入場無料
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/event_2023_03


● 震災報道番組2本上映 制作者が取材現場を語る/放送番組センター

放送番組センターは、「震災セミナー2023 制作者に聞く! あの日から12年 ~震災を見つめる~」を3月19日に横浜市中区の放送ライブラリーで開く。ギャラクシー大賞、民放連賞優秀など各賞を受賞した報道ドキュメンタリーの上映と、震災を伝え続ける制作者による公開セミナーを実施する。
上映番組は、震災から10年目の2021年に放送された『1Fリアル あの日、原発の傍らにいた人たち』(福島中央テレビ)、『SBCスペシャル「まぼろしのひかり ~原発と故郷の山~」』(信越放送)の2本。
セミナーでは、番組鑑賞後、制作者から震災を取材し続けることへの思い、12年目の今思うこと、取材の苦労、今後の取材活動についてなど、制作現場の生の声を聞く。
【日時】3月19日/13時20分-16時30分
【会場】放送ライブラリー(横浜市中区日本大通り11 横浜情報文化センター6階)
【入場】無料(定員200人/応募者が定員を超えた場合は抽選)
【申し込み締め切り】3月13日まで
【詳細】https://www.bpcj.or.jp/event/blog/2023/02/post20230207.html

2023/2/202023年2月20日

● 2025年「大阪・関西万博」 テーマウィークを実施 地球的規模の課題解決へ 「全体協賛」企業の募集開始

2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)は、大阪市の夢島で開かれる「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)において、新たな取り組みとして万博開催期間中(25年4月13日-10月13日)に「テーマウィーク」を実施すると発表した。
「テーマウィーク」は、世界中の国々が半年間にわたり同じ場所に集う万博の特性を生かし、『地球的規模の課題の解決に向けて英知を持ち寄り、対話による解決策を探り、いのち輝く未来社会を世界と共に創造する』ことを目的としている。
会場運営プロデューサーの石川勝氏は、1月18日に東京・虎ノ門のイイノホールで実施された発表会でテーマウィークの「5つの実施方針」について説明した。
◆5つの実施方針
[テーマは地球的課題] SDGs達成への貢献と、その先の未来のBeyond SDGsを見据えて設定。多岐にわたる分野を包摂的な概念で構成
[1テーマについて原則約1週間を単位とし、カレンダーを設定] 日程は、当該テーマに関連する国際デーや国際的な会議、イベントなども踏まえて設定
[実施主体別にトラックを分け、独自にプログラムを実施] 公式参加国、日本国政府・自治体、博覧会協会、企業参加者などの万博の参加者それぞれが主体的に独自プログラムを実施
[プログラムは会場内および会場外でも実施] 万博会場内のみならず会場外の施設も活用
[開幕前から閉幕後までインターネットで発信] 開幕前も含めプログラムはバーチャル会場からも発信し、閉幕後は動画等をアーカイブとして残す。
また、「アジェンダ2025」として大阪・関西万博から世界に向けてメッセージを発信するために、博覧会協会が主体となり、対話型プログラムや展示会を、テーマごとに複数回にわたりシリーズプログラムとして実施する。
なお、「テーマウィーク」全体の広報や、協会が取り組む「アジェンダ2025」の事業に協賛できる「全体協賛」の募集を開始した。協賛企業は、協議の上、決まり次第公表していく予定。各プログラムへの協賛募集は、2023年春以降を予定している。
【問い合わせ】Eメール=shutten-sanka@expo2025.or.jp
【公式サイト】https://www.expo2025.or.jp/


● 新時代のサウンド制作学ぶ ハイブリッドイベント開催/メディア・インテグレーション

メディア・インテグレーション(ROCK ON PRO事業部)は、「AVID CREATIVE SUMMIT 2023」を3月2、3日にリアル会場とオンライン配信のハイブリッドで開く。
コロナ禍によりエンターテインメント・ビジネスでは、ウェブ/IT/IPといったテクノロジーが劇的な進化を遂げ、制作環境もステップアップするタイミングが訪れている。音楽のフォーマットに新しい風を吹き込み、クラウドやIPの技術を活用した新しいソリューションが台頭してきた。
そこで、リアルな制作環境の「いま」、そしてクリエイターの「未来」を提案する、サウンド制作のためのノウハウイベントとして実施する。
セミナー主体だが、NeSTREAMの協力により、ドルビーアトモスで「PC音楽クラブ」のライブパフォーマンスの配信も予定している。
参加無料だが、リアル会場では人数制限がある(事前登録制)。
なお、来場者を対象に、アビッドMBOX Studio、iZotope RX10 Advancedなどの景品が当たる抽選会を実施する。
また、オンライン参加者は、当日公開するアンケートに回答すると抽選で4人にPro Tools Studio、8人にPro Tools Artistの年間サブスクリプションライセンスが当たる。
【日時】3月2、3日/第1部=13時15分-15時15分、第2部=15時45分-17時45分(終了予定18時)
【リアル会場】東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツB1階 LUSH HUB
【オンライン】▽「Rock oN Company You Tubeチャンネル」で配信▽「NeSTREAM Live」での視聴(ドルビーアトモス配信)には、スマートフォンやApple TV、Fire TVにNeSTREAM LIVEのアプリをインストールする必要がある
【詳細】https://pro.miroc.co.jp/headline/acsu2023/#.Y_MOVnbP2Uk


● VIPO 長編映画の企画募集 ファーイースト映画祭 企画マーケットに参加

映像産業振興機構(VIPO)は、イタリア・ウディネで開催される「ファーイースト映画祭」のFOCUS ASIA(4月26-28日)で実施する企画マーケット「ALL GENRES PROJECT MARKET」およびワークインプログレス部門「FAR EAST IN PROGRESS」に参加する長編映画の企画を募集している。
「ALL GENRES PROJECT MARKET」では、資金調達段階にある長編映画企画を選出。FOCUS ASIAに参加予定である150人以上の映画業界関係者の中から、一連の個別ミーティングを通し、最適な共同製作と資金調達のパートナーを見つけるための支援をする。
応募資格は、長編のフィクション映画またはアニメーションの企画で、開発が進んでいる作品。アジア発の企画で、欧州との共同製作または共同出資の可能性があるもの–など。応募締め切りは3月7日。
「FAR EAST IN PROGRESS」では、映画祭でのプレミア上映や国際配給を目指す、ポストプロダクション段階にあるアジアの長編映画を選出。選ばれたプロジェクトは、欧州とアジアの国際セールスエージェント、映画祭プログラマー、バイヤーの前で最大10分上映する機会を得られる。応募締め切りは3月15日。
【応募方法・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/34107/


● Cintel Scanner事例紹介ウェビナー「フィルムスキャナーによってよみがえる過去と、新しい創造の可能性」

◇Cintel Scanner事例紹介ウェビナー「フィルムスキャナーによってよみがえる過去と、新しい創造の可能性」
ブラックマジックデザインが2月27日にオンラインで開く。国内の動画フィルム制作やアーカイブ、教育などにかかわる、TBSスパークル、国立美術館国立映画アーカイブ、日本大学芸術学部映画学科、コダック、HIGHLANDの各スタッフをゲストスピーカーとして、動画フィルムに関するウェビナーを実施する。
国内でのフィルム撮影やアーカイブの現状をはじめ、Cintel Scannerの活用事例も報告する。冒頭では、ブラックマジックデザインの製品説明とデモンストレーションをする。
セッション後半では、各ゲスト間での質疑応答や視聴者からのリアルタイムでの質問も受ける。
参加無料(事前登録制)。申し込み後、参加URLを伝える。また参加者には、後日限定公開での期間限定アーカイブURLを送る。
【日時】2月27日/15時-17時30分
【オンライン】YouTube Liveを使用
【詳細】https://bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000171

2023/2/132023年2月13日

● 「第96回キネマ旬報ベスト・テン」発表 日本映画第1位 「ケイコ 目を澄ませて」 主演男優賞には沢田研二

キネマ旬報社は1日、2022年度「第96回キネマ旬報ベスト・テン」の第1位作品と個人賞の発表および表彰式を、東京都渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで開催した。
これは、現在まで続いている映画雑誌として、最も長い歴史を誇る『キネマ旬報』が選出する映画賞。映画評論家を中心に、映画を数多く鑑賞する100人以上の選者による中立的で信頼に足る映画賞との評価を得ている。第1回は1924年度(大正13年)に実施され、戦争による中断を経て、米アカデミー賞より1回多い歴史がある。
今回の「日本映画ベスト・テン」第1位は『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)、「外国映画ベスト・テン」第1位は『リコリス・ピザ』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)が選ばれた。その他の結果(順位)は以下のとおり(個人賞は別表)。
【日本映画ベスト・テン】▽2位「ある男」▽3位「夜明けまでバス停で」▽4位「こちらあみ子」▽5位「冬薔薇(ふゆそうび)」▽6位「土を喰らう十二カ月」▽6位「ハケンアニメ!」▽6位「PLAN75」▽9位「さがす」▽9位「千夜、一夜」(6位、9位は同率)
【外国映画ベスト・テン】▽2位「トップガン マーヴェリック」▽3位「パラレル・マザーズ」▽4位「クライ・マッチョ」▽5位「アネット」▽6位「コーダ あいのうた」▽7位「ベルファスト」▽8位「ウエスト・サイド・ストーリー」▽9位「戦争と女の顔」▽10位「あなたの顔の前に」
【文化映画ベスト・テン】▽1位「私のはなし 部落のはなし」▽2位「香川1区」▽3位「たまねこ、たまびと」▽4位「教育と愛国」▽5位「スープとイデオロギー」▽6位「愛国の告白-沈黙を破る・Part2-」▽7位「牛久」▽8位「焼け跡クロニクル」▽9位「失われた時の中で」▽9位「北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」(9位は同率)


● 出展者の募集を開始 10月17-20日に開催へ/CEATEC2023

電子情報技術産業協会(JEITA)は、デジタルイノベーションの総合展示会である「CEATEC2023(シーテック2023)」を10月17-20日の4日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催すると発表。2月7日から出展者の募集を開始した。優先申し込み期限は4月28日まで。
CEATECは、「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く」を開催趣旨に掲げ、毎年10月に開催している国内最大級のテクノロジーイベント。完全オンライン開催の2年間を経て、22年から幕張メッセでの開催を再開、今年も対面による開催を予定している。
今年は、アドバンスドテクノロジーエリア、キーデバイスエリア、パートナーズパーク、スタートアップ&ユニバーシティエリア、グローバルエリアの計5つのエリアで展示エリアを構成する予定。入場料は無料(全来場者登録入場制)。
各種企画やコンファレンスなどの詳細は、今後順次発表するという。
【CEATEC2023
公式サイト】https://www.ceatec.com


● 接客訓練システム開発 ガイドラインを公開/内閣府SIP事業 コンソーシアム

内閣府SIP事業のヒューマン・インタラクション基盤技術コンソーシアムは、「接客訓練システム開発ガイドライン公開シンポジウム」を2月15日にオンライン(Zoom使用)で開く。
同コンソーシアムでは、「人工知能と融合する認知的インタラクション支援技術による業務訓練・支援システムの研究開発」の成果の社会実装、普及促進を目的として、研究開発を進めている。今回、XRやAIを活用したシステムのガイドラインを、接客のトレーニングを例としてまとめた。
ガイドライン作成にあたっては、産業界・学術界からなる委員会を設置し、約5年にわたる議論をしており、今回公開することになった。
シンポジウムでは、サービス産業界をはじめ、さまざまな業界の関係者に従業員教育の大切さ、そして技術が開く可能性について関心を持ってもらう機会になることを期待しているという。参加無料(事前登録制)。
【日時】2月15日/15時30分-17時15分
【詳細】https://sip-guideline.peatix.com


● 上映イベント テレビが魅せた! 伝えた! 70年~「イ」の字から南極まで

放送ライブラリーで開催中(2月19日まで)。2月1日の「テレビ放送開始70年」を記念して、テレビの役割と魅力を再発見できる歴史的番組を特集上映する。入場無料。
【日時】2月19日まで/10時30分-16時40分
【会場】放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11 放送番組センター)
【詳細】https://www.bpcj.or.jp

2023年2月6日

● SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 7月15-23日に20回目の開催 コンペ部門の作品募集

今年で20回目を迎える「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」(主催=埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会)は、7月15-23日の9日間の日程で開催が決定、コンペティション部門の作品募集を開始した。
デジタルツールの普及によって、映像クリエイターの表現は年齢や経験、国境をも越え、新たな広がりを見せると同時に、さまざまなビジネスチャンスも生まれている。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、第1回開催の2004年当初から、現在では映画製作の主流となっているデジタルで撮影・制作された作品のみにフォーカスした国際コンペティション映画祭。
世界中から、エンターテインメント性と新たな表現の可能性を感じる作品を公募し、次代を担う若い才能の発掘と育成を実現することで、新たな映像産業の発展に寄与することを目的に、毎年開催している。
同映画祭の中核である「コンペティション」には、国際コンペと国内コンペがあり、長編作品(60分以上の作品)を対象にした国際コンペは広く世界中から応募された作品を、長編部門と短編部門(15分以上、60分未満)の2部門で構成される国内コンペは、日本の若手監督の作品を厳選して上映する。22年は99の国と地域から、合計935本の応募があった。
今年の公募期間は3月1日(必着)まで。
なお、開始会場は、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール(埼玉県川口市)ほか。
【公式サイト】www.skipcity-dcf.jp


● FTTH/デジタルの基礎 CATV業界の新人など対象に/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第31回オンラインセミナー「FTTH&デジタル基礎講座~いまさら聞けない入門編」(Zoom使用)を2月21日に開く。
講座の内容は、「PONシステム」(メディアコンバーターからGE-PONへ)、「光ファイバー」(光ファイバーの構造と接続技術)、「FTTHシステムの構成要素」(FTTHの構成部品、光分配器、クロージャ、引き込み宅内配線)、「光RF伝送システム」(光アンプと放送波伝送、BSトラモジとパススルー〈IF伝送〉)、「RF放送システム」(ヘッドエンド、STB、CAS、自主放送)を予定。
講師は、ケーブルコンシェルジュBANの伴泰次氏(元日本CATV技術協会 規格標準化委員)。
セミナーの対象者は、CATV業界の新人(特に技術部配属)をはじめ、営業経験者や他の事業から移ってきた新経営者までをカバーするという。「いまさら誰かに聞けない」と考えている人を対象に、分かりやすく解説する。
【日時】2月21日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】cri-info.jp/20230131_7859


● TechBiz採択8社 ピッチイベントを実施/DCAJが2月16日に

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、海外展開を目指す企業を支援するアクセラレーションプログラム「TechBiz」に採択された8社が自社の技術について説明し、各社に対してコメントするピッチイベントを、2月16日に実会場とオンラインのハイブリッドで実施する。参加無料。
YouTubeの映像にシンクロして香りを出す機器や、ダンストレーニングで世界とつながるAIアプリ、痛い歯科治療が怖くなくなるVRアプリなど、「CES2023」でも話題になった技術も登場する。
実会場のデモコーナーでは、ピッチで紹介した最新技術を体験できる。
【日時】2月16日/ピッチ時間17時-18時15分(デモ時間18時15分-20時)
【会場】 CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1)およびオンライン
【詳細】https://thursdaygathering-20230216.peatix.com/

2023/1/302023年1月30日

● 第46回日本アカデミー賞 15部門の優秀賞を発表 「ある男」が12部門で最多受賞

日本アカデミー賞協会は23日、「第46回日本アカデミー賞」の正賞15部門の優秀賞を発表した。作品賞は「ある男」「シン・ウルトラマン」「月の満ち欠け」「ハケンアニメ!」「流浪の月」が受賞。最多となったのは12部門で13の受賞をした「ある男」だった。
―――
同協会の島谷能成会長は「2022年は邦画、洋画、アニメの計5作品で興行収入が100億円を超えた。観客動員数も対前年比30%増となり、観客が徐々に戻ってきていると実感している」と報告。同時に「日本アカデミー賞授賞式はにぎやかに明るく開催したい」と話した。
授賞式は3月10日、グランドプリンス新高輪 国際館パミールで実施される。当日は放送に先立ち、受賞者たちが集まってくる様子を、「ウェルカムレセプション」としてTVerで配信する。
また今回は4年ぶりに、観客数100%の収容率で開催する。司会を務める羽鳥慎一は「4回目にして初めて観客を前にする」と明かし、同じく司会の有村架純(「花束みたいな恋をした」最優秀主演女優賞)は「みなさんに尊敬の念を込めて舞台に立ちたい」とあいさつした。
主な受賞は以下の通り。
◆優秀作品賞
ある男▽シン・ウルトラマン▽月の満ち欠け▽ハケンアニメ!▽流浪の月
◆優秀アニメーション作品賞
劇場アニメーション『犬王』▽かがみの孤城▽すずめの戸締まり▽ONE PIECE FILM RED▽THE FIRST SLAM DUNK
◆優秀監督賞
石川慶「ある男」▽小泉堯史「峠 最後のサムライ」▽樋口真嗣「シン・ウルトラマン」▽廣木隆一「月の満ち欠け」▽吉野耕平「ハケンアニメ!」
◆優秀脚本賞
小泉堯史「峠 最後のサムライ」▽橋本裕志「月の満ち欠け」▽早川千絵「PLAN 75」▽政池洋佑「ハケンアニメ!」▽向井康介「ある男」
◆優秀主演男優賞
阿部サダヲ「死刑にいたる病」▽大泉洋「月の満ち欠け」▽妻夫木聡「ある男」▽二宮和也「ラーゲリより愛を込めて」▽松坂桃李「流浪の月」
◆優秀主演女優賞
岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」▽のん「さかなのこ」▽倍賞千恵子「PLAN 75」▽広瀬すず「流浪の月」▽吉岡里帆「ハケンアニメ!」
◆優秀助演男優賞
柄本佑「ハケンアニメ!」▽窪田正孝「ある男」▽坂口健太郎「ヘルドッグス」▽目黒蓮「月の満ち欠け」▽横浜流星「流浪の月」
◆優秀助演女優賞
有村架純「月の満ち欠け」▽安藤サクラ「ある男」▽尾野真千子「ハケンアニメ!」▽清野菜名「ある男」▽清野菜名「キングダム2 遥かなる大地へ」▽永野芽郁「母性」▽松本穂香「『それ』がいる森」
◆優秀撮影賞
市川修/鈴木啓造「シン・ウルトラマン」▽上田正治/北澤弘之「峠 最後のサムライ」▽近藤龍人「ある男」▽佐光朗「キングダム2 遥かなる大地へ」▽ホン・ギョンピョ「流浪の月」
◆優秀照明賞※撮影賞に準ずる
吉角荘介「シン・ウルトラマン」▽山川英明「峠 最後のサムライ」▽宗賢次郎「ある男」▽加瀬弘行「キングダム2 遥かなる大地へ」▽中村裕樹「流浪の月」
◆優秀音楽賞
池頼広「ハケンアニメ!」
▽高見優「耳をすませば」▽Cicada「ある男」▽FUKUSHIGE MARI「月の満ち欠け」▽RADWIMPS/陣内一真「すずめの戸締まり」
◆優秀美術賞
磯見俊裕/露木恵美子「ラーゲリより愛を込めて」▽小澤秀高「キングダム2 遥かなる大地へ」▽神田諭「ハケンアニメ!」▽林田裕至/佐久嶋依里「シン・ウルトラマン」▽我妻弘之「ある男」
◆優秀録音賞
小川武「ある男」▽田中博信(録音)/山田陽(整音)「シン・ウルトラマン」▽深田晃「月の満ち欠け」▽矢野正人「峠 最後のサムライ」▽横野一氏工「キングダム2 遥かなる大地へ」
◆優秀編集賞
阿賀英登「峠 最後のサムライ」▽石川慶「ある男」▽上野聡一「ハケンアニメ!」▽栗原洋平/庵野秀明「シン・ウルトラマン」▽野本稔「月の満ち欠け」
◆優秀外国作品賞
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター▽コーダ あいのうた▽スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム▽トップガン マーヴェリック▽RRR
◆新人俳優賞
小野花梨▽菊池日菜子▽福本莉子▽生見愛瑠▽有岡大貴▽番家一路▽松村北斗▽目黒蓮


● 「ピンクパンサー」のサブライセンス権を取得/ギークピクチュアズ

ギークピクチュアズのクリエイティブユニット「GEEK WONDERS」は、2024年に生誕60周年を迎える人気キャラクター「ピンクパンサー」の日本におけるサブライセンス権を、MGMのオフィシャルエージェントであるIMG社を介して取得した。
同社は23年6月から始まる60周年イヤーに向け、グッズの企画・発売やイベントを手掛ける。


● 就職合同セミナー開催 オンラインで20社が参加/ケーブルテレビ連盟

日本ケーブルテレビ連盟(以下、連盟)は、全国20社のCATV事業者が参加するオンライン就職合同セミナー「業界が分かる1Day仕事体験」(Zoom使用)を、2月4日と2月11日に開く。
同セミナーは、連盟が策定した『2030ケーブルビジョン』に基づき、人財委員会で業界共通施策の検討を重ね、「人財採用における業界ブランド向上施策」として実施するもの。CATV業界の仕組みや職種の特徴、働き方を理解してもらうことを目的としている。
CATVには、地域に根差すBtoC/B/G営業、地域インフラを支える技術、顧客サポート、放送制作、新規事業開発など多くの職種・仕事があること、そして多様な能力と個性をもつ人財が活躍していることを伝える。参加事業者によるパネルディスカッションも開く。
【日時】2月4日、11日/各日13-18時
【定員】各日100人程度
【参加CATV事業者】
[4日] ▽秋田ケーブルテレビ(秋田県)▽ケーブルテレビ(栃木県)▽広域高速ネット二九六(千葉県)▽スターキャット・ケーブルネットワーク(愛知県)▽アイ・シー・シー(同)▽CCNet(同)▽ひまわりネットワーク(同)▽山陰ケーブルビジョン(島根県)▽今治シーエーティーブィ(愛媛県)▽ケーブルワン(佐賀県)
[11日] ▽Goolight(長野県)▽伊那ケーブルテレビジョン(同)▽シーシーエヌ(岐阜県)▽キャッチネットワーク(愛知県)▽知多メディアスネットワーク(同)▽知多半島ケーブルネットワーク(同)▽コミュニティネットワークセンター(同)▽グリーンシティケーブルテレビ(同)▽ミクスネットワーク(同)▽中海テレビ放送(鳥取県)
【詳細】https://www.catv-jcta.jp


● 「CES2023」報告会 本紙の杉沼論説委員が解説/DCAJがオンラインセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、ビジネスセミナー「CES2023報告会~華やかさの陰にある真剣勝負~」を2月3日にオンライン(Zoom使用)で開く。
1月5-8日に米国・ラスベガスで開催された「CES2023」では、どのようなテクノロジーが展示されたのか。今回のセミナーでは、それらから見えてくる世界のテクノロジーのトレンド、ビジネスのヒントについて、30年以上CESを定点観測してきた映像新聞論説委員の杉沼浩司(日本大学講師)が解説する。
また、セミナーの冒頭では、毎年CESで特に注目されるエリア、スタートアップが集まる「Eureka Park」の「J-Startup」に出展した3社(アロマジョイン代表取締役社長/キム・ドンウク氏、xCura代表取締役/新嶋祐一朗氏、ワンアーカー取締役/利光健一氏)が出展者から見たCESについて語る。
【日時】2月3日/15-17時
【参加費】一般5000円、DCAJ法人会員は無料
【定員】100人
【申し込み・詳細】https://ces2023-dcaj.peatix.com/

2023/1/232023年1月23日

● JSC賞は谷津氏が受賞 中村哲医師の活動を記録 三浦賞は阪本順治作品の儀間氏/撮影監督協会が授賞式

日本映画撮影監督協会(JSC)は4日、第31回JSC賞および第66回三浦賞の授賞式を、東京都新宿区の京王プラザホテルで開催した。
【JSC賞】
JSC賞は、劇場映画以外の映像作品において優れた撮影技術を示した撮影者を表彰する。今回受賞したのは、『荒野に希望の灯をともす』(劇場版)を撮影(監督も担当)した谷津賢二氏(日本電波ニュース社)。
同作品は、1998-2019年の21年間、アフガニスタン・パキスタンで中村哲医師の活動を記録。その素材を映画した。
JSCでは「作品を見ると中村さんが医師としてアフガニスタンの病の人々を救い、そこから土木技師として水路建設に至る経緯と心の変遷が伝わり、改めて中村さんの存在の大きさと深さを感じる事ができる。私たちと中村さんを繋ぐ21年間の映像(取材)は他に代えがたい価値がある」と評価した。
谷津氏は「この映画を作る際、私たちは自分ファースト、自国ファーストでは生き残れない世界におり、他者のためにどう生きるかを中村医師が示してくれた。簡単なことではないが、この時代にそれを実行した中村医師がいたこを伝える思いで作った」と語った。
【三浦賞】
三浦賞は、劇場用映画において優れた撮影技術を示した新人撮影監督を表彰する。第66回三浦賞は『弟とアンドロイドと僕』(監督:阪本順治、94分)の撮影をした儀間眞悟氏(ダイアモンドスナップ)。
候補作品『Ribbon』(監督:のん)撮影の彦坂みさき氏、『メタモルフォーゼの縁側』(監督:狩山俊輔)撮影の谷康生氏、『弟とアンドロイドと僕』の中からJSC審査員12名の投票によって選ばれた。
三浦賞担当の御木茂則氏(JSC)は「安定した撮影技術と作品への貢献度を高く評価。1回目の投票で票数が満遍なく分かれたが、『弟と–』では映画のファーストショットが、これから何が始まるのか、とてもワクワクしたと、審査員から評価をされたことが決め手となった」と講評。
儀間氏は「阪本組だからこそ、この賞が取れた」と駆け付けたスタッフらに謝意を述べた。
【テクニカルデータ】
▽撮影フォーマット=シネスコArriraw収録▽カメラ=Alexa Mini、GoPro(コンビニ防犯カメラ)▽レンズ=MasterAnamorphic28,35,40,50,60,75,100,135▽Stedicam▽ポストプロダクション/現像所=東映デジタルセンター▽編集室=日活


● 中国ビジネス攻略セミナー 弁護士が最新情勢を解説/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、「分部弁護士-中国ビジネス攻略セミナー〈2023年2月版〉」をオンライン(Zoom使用)で開く。今回は「ビジネス編」(2月9日)、「法務編」(2月15日)と2回に分けて実施する。
中国では、今年に入って「ゼロコロナ」政策の転換が図られ、一気に緩和の方向へ向かっている。これによって、中国でもオフラインのエンタメ関係イベントなどが増えていくことが予想される。
日本から各種イベントへの参加や中国人インバウンド観光客の訪日が増大することで、ビジネスチャンスが増えていく。講座では中国コンテンツ業界のスペシャリストである弁護士が、こうした急激に変化する中国の最新情勢を説明しつつ、日本のコンテンツが中国に進出するための問題点や課題の検証、日本コンテンツ関係者のビジネスチャンスとなりそうなポイントなどを解説する。
【日時】「ビジネス編」2月9日、「法務編」2月15日/各日14-16時
【参加費】「ビジネス編」「法務編」ともVIPO会員3500円、一般5000円
【定員】各回とも100人(事前予約制、先着順)【申し込み締め切り】「ビジネス編」2月7日、「法務編」2月13日
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/33384


● ハイブリッド配信を体感 26日にプライベート展 /レスターコミュニケーションズ

レスターコミュニケーションズは、「映像配信プライベート展」を1月26日に開く。1枠1時間30分(全4枠)で2、3社限定(予約制)となっている。
展示内容は「ハイブリッド配信ソリューション」および「大画面・高精細LEDビジョン」。
1つのイベントや行事を「オフライン」と「オンライン」で同時に実施する「ハイブリッド配信」は、会場の様子をライブ配信で一方的に流すだけでなく、リモート視聴者も議論や投票など積極的なコミュニケーションが可能になる。今回は、誰でも簡単にプレビュー画面を見ながら操作ができるタッチパネルでの運用を体感できる。またスタジオ設備としてのカメラ関連、照明設備関連、音響設備の案内もする
「大画面・高精細LEDビジョン」の展示では、コンテンツ投映検証や表示テスト設置工法などを体験でき、新しい空間演出の提案をする。
【日時】1月26日/①10時-11時30分、②13時-14時30分、③14時30分-16時、④16時-17時30分
【会場】Restar Vision Park(東京都品川区北品川2-32-3 六行会総合ビル1階
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2022.html


● ライブ中継ソリューション展も/レスターコミュニケーションズ

レスターコミュニケーションズは、「ライブ中継ソリューション展2023」を1月24、25日に、1枠(1時間30分)2、3社の予約制で開催する。
展示製品は、ライブ映像制作プラットフォーム「KAIROS」(パナソニック コネクト)、モバイル中継装置「Haivision PRO」(Haivision社)およびレシーバー「Haivision StreamHub」(同)を活用したモバイル配信システム、リモートカメラ「AW-UE80」(パナソニック コネクト)、ハイブリッド配信ソリューション、大画面・高精細LEDビジョン。
【日時】1月24、25日/①10時-11時30分、②13時-14時30分、③14時30分-16時、④16時-17時30分(2日目は④なし)
【会場】Restar Vision Park(東京都品川区北品川2-32-3 六行会総合ビル1階)
【詳細】https://www.restarcc.com/exhibition_2022.html


● 恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」

15回目となる映像とアートの国際フェスティバル。今回は『テクノロジー?』という総合テーマのもと、時代ごとにアートと技術がどのような関係の中で表現を生みだしてきたのかに着目しつつ、オンラインでのコミュニケーション、人工知能やメタバースといったテクノロジーにあふれた現代について考える内容になっている。
【会期】2月3-19日/10-20時(最終日は18時まで)、月曜日休館
【会場】東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3)、恵比寿ガーデンプレイス センター広場(東京都渋谷区恵比寿4-20)、地域連携各所ほか
【入場料】無料(一部のプログラムは有料)
【詳細】https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4268.html

2023/1/162023年1月16日

● 全国映画資料アーカイブサミット VIPOが1月30日にオンラインで 議論をより深化 多角的な視点で考察

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁より「令和4年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」を受託し、1月30日に「全国映画資料アーカイブサミット」を、オンラインで開く。参加無料。
4回目の開催となる今回のサミットでは、従来のテーマや議論をより深化させるため映画資料にかかわる関係者が登壇。全国の映画資料所蔵館の担当者をはじめ、映画宣伝デザイナー、独自の広報物を制作している映画館の担当者、デジタルアーカイブの事業者や法律の専門家によって、多角的な視点で映画資料のアーカイブを考える機会となる。
【プログラム】
[第1部] 報告「映画資料所在地情報検索システム(JFROL)の新たな展開」=本事業で開発した映画資料所在地情報検索システムの現在までの開発経緯や連携館の拡大、検索機能の拡充などについて説明
[第2部] トーク「映画宣伝デザイナーの視点 映画への道しるべ」=長年、映画宣材のコンセプトワークからデザインまで手掛けている映画宣伝デザインの第一人者に、制作事例やデザインに対する考えを聞く
[第3部] セミナー「ゲーム・舞台・音楽など隣接分野のアーカイブの動向と映画資料の著作権処理と最新潮流」
[第4部] 発表「映画館の視点-映画館が独自に制作する広報物と観客とのコミュニケーション」
[第5部] セミナー「映画資料のデジタル化に関する基礎知識(仮)」
[第6部] シンポジウム「映画資料を文化的リソースに-関係者の連携強化と今後の展開」
【日時】1月30日/10時30分-17時05分
【定員】500人(事前登録制、先着順)
【申し込み締め切り】 1月27日/17時まで(定員に達し次第受付終了)
【申し込み】https://www.vipo.or.jp/news/33054/


● GEAR EXPO TOKYO 2023開催 東映東京撮影所でセット建て最新機材のテストや意見交換

日本映画撮影監督協会と日本映画テレビ照明協会は、最新機材のテストやクリエイター同士の交流を目的とした「GEAR EXPO TOKYO2023」を1月20、21日に東映東京撮影所STAGE6で開催する。
このイベントは、実際のセットを建て撮影現場を再現し、そこで最新の機材と技術をテストすることができる。各メーカーの最新機材を1つのセットに持ち寄り、実用的な技術ディスカッションを展開。メーカーの豊富なラインアップに加えて、経験豊富な技術者と撮影、照明技術について意見交換する場となる。
また、希望者(定員あり先着順)には、スタジオでのデモで撮影したシーンを東映デジタルセンターに持ち込み、データの処理工程を解説。HDRの仕上げについての理解を深める。
参加メーカーは、ARRI、ソニー、富士フイルム(フジノン)、アイ・ディー・エックス(IDX)、disguise、Zeiss、ASTERA、AOTO、Rotolight、セコニックなど。
参加費は一般3000円、学生2000円。
【日時】1月20、21日/10-17時
【会場】東映東京撮影所
(東京都練馬区東大泉2-34-5)
【詳細】https://www.geartokyo.com/


● STBレスで衛星番組受信 飯田ケーブルの事例報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第30回CRIオンラインセミナー「『インフラレス&STBレス』ケーブルが船出! スカパー×飯田ケーブルテレビ STBを介さずテレビで直接受信する新方式スタート」を1月27日に開く(Zoom使用)。
CATVサービスにおいて、これまで使用してきたC-CASはあと数年でサービスが停止される。これまでの多チャンネル放送サービスを継続するには、ACAS対応のヘッドエンドを設備し、STBも新たにACAS対応の新しい製品に全数交換しなくてはならない。OTTをはじめ、テレビの視聴環境が大きく変わってきている中での設備投資に、二の足を踏む局も増えている。
飯田ケーブルテレビ(長野県飯田市)では、STBを介さず、衛星パススルーをテレビで直接受信する新方式によるサービスを開始した。そのサービスの概要と、どのような経緯で採用に至ったのか、課題は何か、などについて聞く。
講師は、スカパーJSAT 執行役員常務の古屋金哉氏、飯田ケーブルテレビ代表取締役社長の原勉氏。
【日時】1月27日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20221226_7849


● ケーブルテレビテクノフェア2023 2月17日・大阪で3年ぶりに開催 新しい技術に触れる機会に

日本ケーブルテレビ連盟近畿支部 技術部会は、『「つながる」をもっと身近に! ケーブルテレビの最新技術』をテーマに「ケーブルテレビテクノフェア in Kansai 2023」を、大阪市中央区のOMM(大阪マーチャンダイズ・マート)ビルで2月17日に開く。直近2年間はコロナ禍で開催を見合わせたため、3年ぶりの実施となる。
近年、人口減少や少子高齢化、若者のテレビ離れなどCATV業界の取り巻く環境が大きく変化する中、持続可能な社会を実現するよう、地域DXビジネス創出、10G、IP放送、監視ツールの最適化などの最新製品/ソリューションに触れることを目的に開催する。
機器展示会場は、主催者ブースを含め、全38ブースで構成。同時に技術セミナーも実施する。参加無料、事前登録制。
【日時】2月17日/10-17時
【会場】OMMビル2階(大阪市中央区大手前1-7-31)
【詳細】https://techno-fair.com/2023/


● イメージニクス「USC-600」新製品紹介ウェブセミナー

4K HDMIを12G-SDIに変換するコンバーターである「USC-600」の基本性能の説明、設定実演、事例の提案などを実施する。
【日時】1月19日、26日/いずれも10時30分-11時30分(URLオープンは10時)
【詳細】https://www.imagenics.co.jp/info/230106-01.html


● 上映企画 国立映画アーカイブ「日本の女性映画人①-無声映画期から1960年代まで」

日本における女性映画人の歩みを歴史的に振り返り、さまざまな分野で女性が活躍した作品を取り上げる。無声映画期から1960年代以前にキャリアを開始した女性映画人80人以上が参加した作品を対象に、劇映画からドキュメンタリーまで、計81作品(44プログラム)を上映する。
【開催日】2月7日-3月26日(休映日=月曜日および3月18日)
【会場】国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/

2023/1/22023年1月2日

● 「天王洲電市」の開催を発表 舞台映像を300の大画面で上映/EPAD2022実行委員会

寺田倉庫が参画する「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)2022実行委員会」は、1月20、21日の2日間、東京・天王洲のイベントスペース「E HALL」とオンラインで、「天王洲電市(てんのうずでんいち)~記録は感情を通電させる~」を開催する。
E HALLではEPAD事業を通して収集した舞台芸術映像を上映し、オンラインではさまざまな専門家が登壇するトークを配信する。
上映会では、8Kカメラやドルビーアトモスなどで収録した高品質な舞台映像を、303インチの大画面と大音量で披露。参加者は没入感のある体験を得られる。
上映作品は、最新技術で収録された新作から、1985年に状況劇場が上演した『ジャガーの眼』(2K+ステレオ収録)や、沖縄の洞窟で上演された『能 羽衣』(ステレオ)まで目に触れる機会がない7作品となる。入場は無料。事前申し込み制。
オンライントークでは、舞台関係者および映像アーカイブ・舞台芸術における権利処理の専門家が登壇し、舞台芸術映像を記録・収集・配信する重要性や鑑賞機会を提供する意義、権利処理に関する課題などについて検証する。昨今活発なゲームアーカイブに関する座談会も予定している。
オンライントークの視聴は申し込み不要。視聴URLはEPAD公式サイト(epad.terrada.co.jp)で後日発表される。
【イベント詳細】epad.terrada.co.jp/index.php/2022/12/tennouzu_denichi/


2022/12/262022年12月26日

● VIPOアカデミー冬期開催 短期集中型の3コース実施 来年1月から順次オンラインで

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業として、冬期に開催する「VIPOアカデミー」3コースを短期集中型のコースへと形を変え、オンラインで開講する。
今期から、グローバルビジネスコースおよびリーガル・エッセンシャルコースは、「基礎・実践」の2段階レベル別のプログラムに変更。ファイナンス・エッセンシャルコースは「アカウンティング・エッセンシャルコース」へと名称を改め、「財務会計・管理会計」の2つのプログラムとする。
また、3コースとも、より参加しやすく、かつ重要ポイントだけを効率的に学ぶことができるように、短期集中型で実施する。新人研修から経営幹部人材育成まで、幅広く利用できる内容になっている。
【グローバルビジネスコース(基礎編・実践編)】
実践を重視した講義(日本語・英語)と英語での演習を通して、ビジネス力(コミュニケーション力、交渉力、プレゼンテーション力)を強化し、グローバルシーンにおいて活躍できる人材を育成する(英語力想定レベル=中級/TOEIC600-700点程度)。各コース定員10人。
《基礎編》
[日時] 2023年1月27日/2月3、10、17日/18-21時(全4回、12時間)
[申し込み締切日] 1月13日
《実践編》
[日時] 23年3月3、10、17日/18-21時(全3日、9時間)
[申し込み締切日] 2月17日
[詳細] vipo-academy.jp/course/gb
【リーガル・エッセンシャルコース(基礎編・実践編)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などのリーガル知識を身につけることで、契約トラブルを未然に防ぎ、ビジネスを広げていける人材を育成する。定員は各コース16人。
《基礎編》
[日時] 23年1月31日、2月7、14日/18時-21時30分(全3日、10.5時間)
[申し込み締切日] 1月17日
《実践編》
[日時] 23年2月28日、3月7、14日/18時-21時30分(全3日、10.5時間)
[申し込み締切日] 2月14日
[詳細] vipo-academy.jp/course/le
【アカウンティング・エッセンシャルコース(財務会計編・管理会計編)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、財務諸表、プロジェクト会計、予算管理などの会計知識を身につけることで、会社やプロジェクトの数字を常に意識しながら業務を推進できる人材を育成する。定員は各コース16人。
《財務会計編》
[日時] 23年2月9、16日/18時-21時30分(全2日、7時間)
[申し込み締切日] 1月26日
《管理会計編》
[日時] 23年3月2、9日/18時-21時30分(全2日、7時間)
[申し込み締切日] 2月16日
[詳細] vipo-academy.jp/course/fe


● アカデミー賞作品など 映画コレクションを上映/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、2023年1月4日から、アカデミー賞で知られる米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関であるアカデミー・フィルム・アーカイブと共同で、企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」を開く。
この上映特集は、23プログラム(35本)の上映を通じて、同館のコレクションや近年の復元の成果などを披露する企画。往年の名作から日本未公開作品まで、アカデミー受賞作を35ミリフィルムで上映。また、同館が復元した日本未公開の米国インディペンデント映画や、鑑賞機会の希少なキューバ映画、インド映画を上映する。トークイベントを加えた特別上映の回もある。
【会期】23年1月4日-2月5日
【チケット料金】一般1000円ほか
【会場】国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】www.nfaj.go.jp/exhibition/academy202212


● 「Dr.コトー診療所」 番組上映やセット公開/放送番組センターが特別展示

放送ライブラリーは、12月15日から来年1月29日まで、「テレビ放送開始70年企画 特別展示『Drコトー診療所』」を開催中だ。『Drコトー診療所』は、累計発行部数1200万部を超える山田貴敏の同名マンガを元に、フジテレビで2003年に吉岡秀隆主演でドラマ化。06年にはシーズン2が放送された。今年12月16日からは、16年ぶりに新作映画が公開されている。
放送ライブラリーでは、『Drコトー診療所』の診療所の入口セットほか、撮影で使用された小道具などを特別展示。また、ドラマの中から9本を公開する。入場無料。
【会場】放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)
【詳細】www.bpcj.or.jp


2022/12/192022年12月19日

● VIPOアカデミー冬期開催 短期集中型の3コース実施 来年1月から順次オンラインで

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業として、冬期に開催する「VIPOアカデミー」3コースを短期集中型のコースへと形を変え、オンラインで開講する。
今期から、グローバルビジネスコースおよびリーガル・エッセンシャルコースは、「基礎・実践」の2段階レベル別のプログラムに変更。ファイナンス・エッセンシャルコースは「アカウンティング・エッセンシャルコース」へと名称を改め、「財務会計・管理会計」の2つのプログラムとする。
また、3コースとも、より参加しやすく、かつ重要ポイントだけを効率的に学ぶことができるように、短期集中型で実施する。新人研修から経営幹部人材育成まで、幅広く利用できる内容になっている。
【グローバルビジネスコース(基礎編・実践編)】
実践を重視した講義(日本語・英語)と英語での演習を通して、ビジネス力(コミュニケーション力、交渉力、プレゼンテーション力)を強化し、グローバルシーンにおいて活躍できる人材を育成する(英語力想定レベル=中級/TOEIC600-700点程度)。各コース定員10人。
《基礎編》
[日時] 2023年1月27日/2月3、10、17日/18-21時(全4回、12時間)
[申し込み締切日] 1月13日
《実践編》
[日時] 23年3月3、10、17日/18-21時(全3日、9時間)
[申し込み締切日] 2月17日
[詳細] vipo-academy.jp/course/gb
【リーガル・エッセンシャルコース(基礎編・実践編)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などのリーガル知識を身につけることで、契約トラブルを未然に防ぎ、ビジネスを広げていける人材を育成する。定員は各コース16人。
《基礎編》
[日時] 23年1月31日、2月7、14日/18時-21時30分(全3日、10.5時間)
[申し込み締切日] 1月17日
《実践編》
[日時] 23年2月28日、3月7、14日/18時-21時30分(全3日、10.5時間)
[申し込み締切日] 2月14日
[詳細] vipo-academy.jp/course/le
【アカウンティング・エッセンシャルコース(財務会計編・管理会計編)】
コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、財務諸表、プロジェクト会計、予算管理などの会計知識を身につけることで、会社やプロジェクトの数字を常に意識しながら業務を推進できる人材を育成する。定員は各コース16人。
《財務会計編》
[日時] 23年2月9、16日/18時-21時30分(全2日、7時間)
[申し込み締切日] 1月26日
《管理会計編》
[日時] 23年3月2、9日/18時-21時30分(全2日、7時間)
[申し込み締切日] 2月16日
[詳細] vipo-academy.jp/course/fe


● アカデミー賞作品など 映画コレクションを上映/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、2023年1月4日から、アカデミー賞で知られる米国映画芸術科学アカデミーの映画保存機関であるアカデミー・フィルム・アーカイブと共同で、企画上映「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」を開く。
この上映特集は、23プログラム(35本)の上映を通じて、同館のコレクションや近年の復元の成果などを披露する企画。往年の名作から日本未公開作品まで、アカデミー受賞作を35ミリフィルムで上映。また、同館が復元した日本未公開の米国インディペンデント映画や、鑑賞機会の希少なキューバ映画、インド映画を上映する。トークイベントを加えた特別上映の回もある。
【会期】23年1月4日-2月5日
【チケット料金】一般1000円ほか
【会場】国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【詳細】www.nfaj.go.jp/exhibition/academy202212


● 「Dr.コトー診療所」 番組上映やセット公開/放送番組センターが特別展示

放送ライブラリーは、12月15日から来年1月29日まで、「テレビ放送開始70年企画 特別展示『Drコトー診療所』」を開催中だ。『Drコトー診療所』は、累計発行部数1200万部を超える山田貴敏の同名マンガを元に、フジテレビで2003年に吉岡秀隆主演でドラマ化。06年にはシーズン2が放送された。今年12月16日からは、16年ぶりに新作映画が公開されている。
放送ライブラリーでは、『Drコトー診療所』の診療所の入口セットほか、撮影で使用された小道具などを特別展示。また、ドラマの中から9本を公開する。入場無料。
【会場】放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)
【詳細】www.bpcj.or.jp

2022/12/122022年12月12日

● 映画「仕掛人・藤枝梅安」 公開記念公式ツアー/スカパーJSAT

スカパーJSATは、映画『仕掛人・藤枝梅安(一)(二)』の公開(一は2023年2月3日、二は同4月7日)を記念し、クラブツーリズムと共同で、池波正太郎の足跡をたどる公式ツアーを実施する。ファンマーケティングの一環。9日からクラブツーリズムのウェブサイトで販売を開始した。


● After Inter BEE 2022 7日から開催中/IDKがオンライン展示会

アイ・ディ・ケイは、同社ウェブサイトで「IDKオンライン展示会 After Inter BEE 2022」を開催している。
11月に幕張メッセで開催されたInter BEE 2022のIDKブースをオンライン上で再現。PCやスマホを通して、展示ブース内を移動しながら製品を見ることができる。
見どころは次世代のProAVシステム。1本のケーブルでHDMIビデオの双方向伝送ができるHDMIトランシーバー「NJR-P01U W-TR」や、SDVoE入出力にも対応するデジタルマルチスイッチャー「MSD-V6シリーズ」(23年2月発売予定)、IP伝送技術によりフルスペック4K映像伝送を実現するHDMI延長器「NJR-L01UC」などが披露される。
◆展示会URL=www.idk.co.jp/exhibition/after_interbee2022/


● 「ケーブル4K」コンテスト 地域の魅力を短編動画に 全国のクリエイターから募集

日本デジタル配信が運営する4K専門チャンネル『ケーブル4K』では、「地域性、ストーリー性、5分以内」の短編動画を全国の映像クリエイターから募集する「Micro Cinema Contest 2022-2023」(以下、マイクロシネマコンテスト)を開く。
初開催の昨年度は、2021年12月から22年4月末までの間に、全国のクリエイターから243作品もの応募を得た。審査の結果、47作品を受賞作品として選出。ケーブル4Kで全国のCATV局へ向けて配信した。
2回目の開催となる今回は、ドラマ部門(4K/2K)、ミュージックビデオ部門に加え、地域の観光・伝統文化・食・生活など、地域の魅力を引き出した映像作品を募集する「地域プロモーション部門」を新設した。
審査員は、昨年度に作品評価を担当した3氏が引き続き担当。映画監督、映画企画・配給プロデューサー、映像制作専門誌の各分野で活躍するプロの目線で審査を進める。
ドラマ部門は、日本国内の「地域」の特色が伝わるシーン、カット、またはセリフなどを含めた5分以内の作品。
ミュージックビデオ部門は、課題楽曲『nostalgia(ノスタルジア)』(作詞・作曲:arne/4分40秒)に合わせ、地域の映像シーンを含めて作成。
地域プロモーション部門は、観光・伝統文化・食・生活など、その地域の魅力を存分に引き出し、見た人へ興味関心を抱かせるような5分以内の作品。
受賞作品は賞金(ドラマ部門グランプリ20万円など)のほか、今回もケーブル4Kで特別番組の放送(2023年7月予定)、各動画メディアへの展開など、より多く視聴できる場を用意する。
ケーブル4Kは、マイクロシネマコンテストを通して作品発表の機会を提供し、映像クリエイターの活動支援、さらに地域の魅力をより広く届けるメディアとしての役割を目指すとしている。
【募集期間】22年12月8日-23年4月30日
【発表】23年6月下旬
【詳細】microcinemacontest.jp


● 海賊版対策セミナー開く 正規版の流通促進を目的に/VIPOがオンラインで

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁からの委託を受け、令和4年度「海賊版対策事業(トレーニングセミナー)」の一環として、特定の国・地域などにおける海賊版取締りの実効性を高めながら、正規版の流通促進を目的に「海賊版対策セミナー」(無料)をオンラインで開く。
今回は、日本文化コンテンツの著作権侵害が著しく、また消費拡大が見込まれる東南アジアの国・地域である「タイ」「フィリピン」「シンガポール」の3カ国を対象にしている。
なお、セミナーは英語での開催(タイ語同時通訳あり)となる(第1回は終了)。
【第2回】12月13日(15-18時)テーマ「ケーススタディ:3カ国の著作権侵害訴訟とIPビジネスの成功例から学ぶこと」
[内容] ▽国別レポート①著作権侵害の最前線②正規版販売でリスクなくビジネス拡大・強化
【第3回】12月20日(15-18時)テーマ「近未来への提言:アニメーション映画『竜とそばかすの姫』の世界的ヒットから考える、オリジナルIPの守り方と攻め方」
[内容] ▽基調講演▽『竜とそばかすの姫』ケーススタディ 海外展開▽シンポジウム
【申し込み・詳細】www.vipo.or.jp/news/32710


● 映像作品の原案と作家 「家族」をテーマに募集/TypeBeeGroup、松竹

TypeBeeGroup(東京都世田谷区)および松竹は、映像コンテンツを制作する「アニメノベルプロジェクト」(通称:アノベPJT)を12月12日に発足。それに伴い、シリーズ化できる各話読み切り形式の作品の原案と、プロジェクトへの参加を目指す作家を同時に募集するコンテストを実施する。
松竹がこれまでテーマとして掲げた作品を多く制作してきた『家族』を募集テーマとし、このテーマを引き継ぎ、新しい時代に相応しいIP(知的財産)を開発していく。
最優秀作品は、同作品を原案としてネット配信用の映像コンテンツを制作し、映画や演劇など、松竹のネットワークを使ってメディアミックス展開を図る。さらに、作品のプロモーションムービーを作成し、松竹グループが運営する映画館でCMを放映する。
募集部門は「コメディ部門」「ヒューマン部門」「トンデモ部門」の3部門。募集内容は、ネット配信を前提としたシリーズ化できる、各話読み切り形式の作品における第1話。1000文字以上3000文字以内の、未発表の書き下ろし作品を募集する。賞金は、最優秀賞30万円、部門賞10万円。
なお、過去に投稿サイトなどに掲載したことのある作品は不可。
【スケジュール】▽受け付け期間=22年12月12日-23年2月28日▽予選通過作品発表=23年4月30日、最終審査発表=23年5月31日
【詳細】tapnovel.com/contest_groups/1


2022/12/52022年12月5日

● 関西写真記者協会賞 2部門で受賞/毎日放送

関西写真記者協会賞で毎日放送(MBS)の作品が「撮影部門」で金賞、「スポーツ部門」で銀賞を受賞した。撮影部門 金賞は『晩秋のダイヤモンドトレール~人と絶景に出会った縦走の旅~』。受賞者は和田浩(報道情報局映像取材部)、古東千由・南埜耕司(放送映画製作所)。スポーツ部門 銀賞は『愛する妻へ~75歳ビワイチへの挑戦~』。受賞者は福島隆弘(カメラマン)、樋江井亮(報道情報局映像取材部)。


● ケーブル技術ショー2023 展示会出展者の募集開始 メタバースイベントも実施

CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会は、主催するケーブルコンベンション2023関連イベント「ケーブル技術ショー2023」の出展者を募集している。
「ケーブル技術ショー2023」は、技術展示会(リアル)とメタバースイベントのハイブリッド開催となる。開催コンセプトは『Let’s start with Cable DX !~ 地域共創・地域DX、持続可能な未来をつくるケーブル技術の実行力 ~」。CATVの技術ソリューションや最新機器の展示・発表・商談の場として実施する。
第一次申し込み締め切りは23年2月10日、第二次申し込み締め切りは同年3月24日となっている。
【技術展示会】23年7月20、21日/会場:東京国際フォーラム ホールE(東京都千代田区丸の内3-5-1)
【メタバースイベント】
23年6月28日-8月31日
【申し込み・詳細】www.catv-f.com
なお、出展者募集説明会を12月14日(11-12時)にオンラインで開く(Zoom使用)。
【説明会事前登録】us0 6web.zoom.us/webinar/register/WN_VxwI-xauQca3iO1gYdcUVQ


● 映像匠塾「メタバース編」 12月8日にオンラインで開く/イマジカデジタルスケープ

イマジカデジタルスケープは、12月8日に映像匠塾2022「メタバース編 ~進化~その先の未来へ」をオンライン(Zoom使用)で開く。
登壇者はW TOKYOの辻本優一氏、IMAGICA EEXの早川正祐氏、ビジュアル・グラフィックスの川船公雄氏。今年3月にTGCの公式メタバースとして公開された『バーチャルTGC』について、開発の裏話やメタバースの今後の展望などを話す。参加費無料(事前登録制)。
【日時】12月8日/17時-18時15分
【スケジュール】▽開会のあいさつ/メタバースとは▽バーチャルTGC開発の事例紹介▽メタバースの今後の展望
【申し込み】www.dsp.co.jp/tocreator/form/form_takumi202212_event
【申し込み締め切り】12月6日/17時


● 2022年度ケーブルマン 貢献者4氏を表彰/CRI

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、今年度の「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2022」を発表した。
「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」は、放送・通信業界の発展のために貢献した、業界関係者(個人・団体)を対象にした「表彰制度」で、1988年から開始し、今年で35年目を迎えた。この間に117の個人・団体(特別賞・特別功労賞含む)が選出されている。
今年度は、業界発展に多大なる貢献を果たした次の4氏が選ばれた。
【ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2022受賞者】
金澤茂明氏(CAC 代表取締役社長)▽津田悠子氏(チャンネル銀河 プロデューサー)
【特別賞】
内田茂之氏(関電工 スーパーアドバイザー、日本CATV技術協会 理事長)▽羽田啓吾氏(故人/NHKエンタープライズ 元『ケーブル新時代』編集委員)

2022/11/282022年11月28日

● 表技協が羽倉賞発表 慶応大研究室の個人用裸眼立体視装置が受賞

「FORUM8 デザインフェスティバル2022」の会場で18日、最先端表現技術利用推進協会(表技協)が第6回羽倉賞の発表・表彰式を実施した。羽倉賞は、表技協創設者の1人で立体視映像の研究開発で多大な実績を残した故・羽倉弘之氏の功績を記念し、6年前に創設された。
第6回羽倉賞(最優秀賞)には「アナモルフォーシスに基づく個人用裸眼立体視システム」で、慶応義塾大学理工学部情報工学科 藤代一成研究室が選ばれ、表技協会長の長谷川章氏から表彰を受けた。
人が立体感を感じる錯視の例として、アナモルフォーシスを用いるケースがある。これは、ゆがんだ画像を円筒などに投映したり角度を変えてみたりすることで、正常な形が見えるようになるデザイン技法の1つ。
同研究では、この錯視を応用して2枚のディスプレーをL字型に配置し、立体映像を表示している。
ユーザーの移動に合わせて提示する映像を変えることによる運動視差と、ディスプレーをL字に配置することで表現される「キャストシャドー」を利用して奥行きを知覚させ、立体映像を提示する技術である。
このような錯視技術を応用した立体視映像の事例として、東京の新宿駅前の大型LEDビジョンによる『3D猫』などが注目されている。
オンラインで受賞式に参加した藤代一成教授は「受賞できて光栄。専用の眼鏡などがいらない立体視映像は今後も発展する」とコメントを寄せた。


● 12月6、7日に中京テレビで「テレビ・映像最新技術展」 /映画テレビ技術協会・中部支部

日本映画テレビ技術協会中部支部は、3年ぶりとなる「テレビ・映像最新技術展 in 名古屋2022」を12月6、7日の2日間、名古屋市の中京テレビ放送本社内で開く。
中部支部の会員各社と映像関連企業の関係者に、放送業務用機器ならび映像技術の最新情報を伝える場となり、さらなる映像業界のビジネス発展につながるよう企画したという。入場自由・参加無料。
【日時】12月6日/10-18時、7日/10-15時
【会場】中京テレビ放送 本社1階プラザC(名古屋市中村区平池町4-60-11)
【展示参加社】▽アストロデザイン▽池上通信機▽伊藤忠ケーブルシステム▽ウエタックス▽エーティコミュニケーションズ▽エーディテクノ▽エヌ・イー・ピー▽カナレ電気▽キヤノンマーケティングジャパン▽グラスバレー▽コスミックエンジニアリング▽三信電気▽昭特製作所▽ソニーマーケティング▽日本ビデオシステム▽パナソニック コネクト▽ビデオサービス▽フォトロン▽芙蓉ビデオエイジェンシー▽プロスパー電子▽朋栄▽三友(順不同/参加企業は都合により変更となる場合がある)


● ドラマセットなどの展示会 調布市で恒例イベント開催/日本映像美術協議会

映画、演劇、テレビ、スタジオなどの美術制作関連会社で運営する日本映像美術協議会(JVA)は、映像美術の体験展示会「JVA FESTA 2022 美事祭(みごとまつり)」を12月7-11日に調布市グリーンホールで開く。
同イベントは2年に1度実施してきたが、コロナ禍の影響で2018年から中止が続き、今回は4年ぶりの開催となる。
当日は、映画・ドラマのセットや小道具など美術関連の展覧会を実施。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、TBSドラマ『日本沈没-希望のひと-』、TBS系ドラマ『ユニコーンに乗って』のセットを展示する。そのほか、かつら・特殊メイク・衣装・小道具の着付け体験も予定している。入場料無料。
【日時】12月7日/14-19時、8-10日/11-19時、11日/11-15時
【会場】調布市グリーンホール/大ホール・小ホール(東京都調布市小島町2-47-1)
【共催】テレビ日本美術家協会、調布市文化・コミュニティ振興財団、日本舞台美術家協会、日本映画・テレビ美術監督協会、調布市
【詳細】www.jva.gr.jp


● MPTE AWARDS 2022 大賞は日テレ「AI業務支援」 制作現場の優れた技術を表彰

日本映画テレビ技術協会(MPTE)は「MPTE AWARDS 2022」表彰式を、11月2日に東京・丸の内の東京国際フォーラムで実施。例年どおり「CoFesta 2022」のパートナーイベントとして、また「東京国際映画祭」の一環として開催した。
MPTE AWARDSは、映像制作技術の進化と制作意欲の向上を目的に、制作現場で技術に携わっている人々を表彰しており、今年で75回目を迎えた。
各賞は以下のとおり(敬称略)。
【第25回 日本映画テレビ技術大賞(経済産業大臣賞)】「AI業務支援システム『AiD(エイディ)』の社内開発と運用」日本テレビAI社内開発チーム(日本テレビ放送網)
【第75回 技術開発賞】(日本映画テレビ技術大賞と同じ)
【第75回 技術開発奨励賞】「白黒映像の自動カラー化システムの開発」白黒映像自動カラー化システム開発グループ(NHK)
【第75回 映像技術賞】
[撮影] ▽劇場公開「孤狼の血 LEVEL2」(加藤航平)▽TVドラマ「WOWOW 連続ドラマW『いりびと-異邦人-』」(日下誠/東映 京都撮影所)▽ドキュメンタリー「ETV特集『消えた技能実習生』」(小嶋一行/NHK)▽ニュース「がちゃこん~近江鉄道の情景~」(杉森賢治/ytv Nextry)
[照明] ▽劇場公開「孤狼の血 LEVEL2」(川井稔/アペックス)▽TVドラマ「WOWOW 連続ドラマW「いりびと-異邦人-」(池本雄司/東映 京都撮影所)
[録音] 劇場公開「空白」(田中博信、松浦大樹)
[音声] 放送「第63回 輝く! 日本レコード大賞」(中村全希/TBSテレビ、相馬敦/TBSアクト)
[美術] 劇場公開「祈り 幻に長崎を想う刻」(安藤篤)▽放送「青天を衝け」(大河ドラマ「青天を衝け」映像デザインチーム/NHK)
[編集] 劇場公開「空白」(下田悠)▽放送「MBSドキュメンタリー映像『いつか帰れる日まで』~異国で願うミャンマーの民主化~」(岡部雄太/ビデオユニテ)
[VFX] ▽「きれいのくに」(NHKアート きれいのくにVFXチーム)
[OAG(オンエアグラフィックス)] ▽「東京2020オリンピック」(東京2020バーチャルCG開発チーム/NHK)
【第40回 青い翼大賞】▽「レスポールが重た過ぎたんだろ」撮影・照明技術(大倉望/日本大学芸術学部)▽「よもやま短編集」アニメーション技術(片山風花/多摩美術大学)


● 上映会「大阪アジアン映画祭傑作選」

2023年3月開催の第18回大阪アジアン映画祭(OAFF2023)のプレイベントとして、12月10-14日に大阪市淀川区の第七藝術劇場で開く。これまでの受賞作を含む3作品を上映する。
上映作品は、デレク・ツァン監督デビュー作『恋人のディスクール』(OAFF2011グランプリ受賞/香港映画)、『コードネームは孫中山』(OAFF2015グランプリ、観客賞W受賞/台湾映画)、ドキュメンタリー『でんげい わたしたちの青春』(OAFF2016上映/韓国映画)。いずれも現在、配信を含め日本国内では鑑賞することができない貴重な作品となっている。
チケット料金は一般1300円
【詳細】www.oaff.jp/2023/ja/kessakusen/index.html

2022/11/212022年11月21日

● プロジェクションマッピング国際大会 作品上映と授賞式を実施 ハンガリーのチームが大賞

世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」(以下、国際大会)は、9月に台風の影響で中止となった国際大会の作品上映と、授賞式(受賞作品各賞は9月に発表済み)を11月13日に開いた。東京都新宿区の明治神宮外苑 聖徳記念絵画館を投写面として、仕切り直しの上映と表彰を実施した。
今年度は世界55の国と地域から241組がエントリー。このうちファイナリストに厳選された19作品を上映し、グランプリと賞金200万円を獲得したのは、ハンガリーのEPER DIGITAL(エパー デジタル=チーム名)による作品『Elemental constructions』だった。
授与式には小池百合子東京都知事も駆けつけ、国際大会の作品を鑑賞後に、プレゼンターとしてグランプリチームへ、栄冠のプライズプレートを授与した。
グランプリを授賞したEPER DIGITALは「子供のころから日本文化は、生活の一部であり、常に私に大きなインスピレーションを与えてくれた。このような栄誉ある賞を受賞することができ、夢のよう。このような機会を与えてくれた審査員の方々、主催者の方々に感謝する」とコメントを寄せた。
企画・運営をしたプロジェクションマッピング協会の代表理事で、大会総合プロデューサーの石多未知行氏は「この映像祭典は多様な価値観や新しい表現を生み出す場として10年にわたり育まれ、各受賞作品はまさにその新しい価値を提示していた。制作テーマの『LIFE』は時流をくんだ世界的な関心事で、クリエイターらの作品からも多様なメッセージが詰まっていた。命の循環、紛争、生活や価値観の変化といった時代的要素が散りばめられ、それらが融合して美しいショーになった」と話した。
作品の投映には、バルコ製の3万ルーメンと4万ルーメン級の高輝度DLPプロジェクターを14台利用。機材の運用はエルテックが担当した。


● 知的財産ビジネスマッチング 韓国の映像制作会社と商談 VIPOが参加企業を募集

映像産業振興機構(VIPO)は、経済産業省「令和4年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、日本のIP(知的財産)を映像化した実績を持つ韓国の映像制作会社3社(B.A.Entertainment、The Tower Pictures、SUPERMOON PICTURES)とのオンラインでのビジネスマッチングを開く。これに伴い、映像化の原作または映画やドラマのリメイク権などを、韓国の映像制作会社にライセンスアウトを希望する日本企業を募集している。
ビジネスマッチングの実施時期は、2023年2月上旬-中旬を予定。通訳が必要な場合、VIPOが手配する。
【スケジュール】▽参加企業の募集=応募締め切り12月5日▽参加企業の審査・選考=12月下旬まで▽参加企業の韓国語での資料準備=23年1月下旬まで
【配信方式】 Zoom
【マッチング予定作品数】 韓国映像制作会社1社あたり日本企業5社を想定
【対象IP】▽韓国での映像化を希望する小説、コミック、ライトノベルなどの書籍▽韓国でのリメイクを希望する映画、ドラマなどの映像作品【条件】▽既に韓国語版がリリースされていること▽今後1年以内に韓国語版がリリースされる予定があること▽選考通過後、結末までを含むプロットを韓国語で用意できること
【参加費】無料
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/32354


● コンテンツの活用促進 12月7日にセミナー開く/VIPO

VIPOは、東京都の令和4年度予算による「コンテンツ活用促進事業」の実施運営などを受託し、12月7、8日に「コンテンツ活用促進セミナー&コンテンツ企業×異業種企業マッチング交流会」をオンライン(Zoom使用)で開く。
セミナーは7日に実施。テーマは、①『コンテンツは上手に「きっかけ」を創ってくれる。』(10時30分-11時15分、講師:トキオ・ゲッツの代表取締役/原浩平氏)、②『コアファンを持つ作品だからこそできる、刺さるコラボの仕掛け方』(11時30分-12時15分、サイバード ライツ事業部 シニアディレクター/伊藤亜衣氏)。セミナーのみの参加可能。参加費無料。申し込み締め切りは12月2日。
なお、異業種企業マッチング交流会の参加申し込み受付は終了した。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/32329


● VR FORUM 2022

ビデオリサーチが『生活者とメディアのダイバーシティを見つめる。』をテーマにオンラインで開く。同フォーラムは、テレビをはじめとするメディアや生活者の最新情報を共有し、これからを考える場として年に1度開催している。創立60周年の節目となる今回は、3日間で過去最大規模となる全23セッションを実施する。参加費無料(事前登録制)。
【会期】11月29日-12月1日
【詳細】https://2022.vrforum.jp

2022/11/142022年11月14日

● 新潟国際アニメーション映画祭 エントリー作品の募集開始 審査委員長に押井守監督

2023年3月17-22日に開催される「第1回新潟国際アニメーション映画祭」(主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会)では、エントリー作品の募集を開始した。
同映画祭は、長編商業アニメーションにスポットを当てた、長編アニメーション映画のコンペティション部門を持つアジア最大級の祭典として、新潟から世界へアニメーション文化を発信する。
新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエイターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を展開。継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ大賞」も実施している。
また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営するなど、日本有数のアニメ・マンガ都市でもある。その新潟に世界のアニメーション映画が集結することになる。
第1回の審査委員長は、押井守監督が務める。その他に各国から審査員の参加を予定している。
作品募集期間は12月23日(11時)まで。応募条件は40分以上(エンドクレジットを含むトータル時間数)のアニメーション作品で、手法は問わない。また、2020年1月1日以降に完成した作品であること、日本語・英語以外を用いる作品は、応募時に英語字幕が付いていること–などが条件になっている。
【詳細】niaff.net


● NGC WORLD 2022 最先端の映像機材を展示 11月22、24、25日に開催

エヌジーシー(NGC)は、同社ショールームにおいて「NGC WORLD 2022」を11月22、24、25日に開く。マイクロLEDなど最先端の映像機材をそろえる。
展示製品は、サムスン製マイクロLED「TheWall」(ピッチサイズ0.84、1.26、1.68ミリメートル)、「TheWall オールインワンモデル」(コントローラー、スピーカー内蔵)、「MTCF」インスタグラム版(大量のコンテンツをタッチディスプレー上に表示)、MULTITACTION社マルチタッチディスプレー、ソフトウエア「MT-TimeLine」。参加無料(事前登録制)。
【会場】NGC本社ショールーム(東京都江東区東雲1-7-12 KDX豊洲グランスクエア8階)
【日時】11月22、24、25日/いずれも10-12時、13-17時
【定員】1時間区切りで各10人まで
【詳細】www.ngc.co.jp/news/ngc-world-2022


● 「Flame」誕生30周年 オートデスクがイベント開く

オートデスクは、ビジュアルエフェクトソフトウエア「Flame」の誕生から30周年を記念して、「Flame 30th Anniversary」のオンラインイベントを11月22日に開く。
最も記憶に残る製品開発の数々や、Flameが実現に貢献した映画やテレビのビジュアルエフェクトプロジェクトなどを紹介する。
また、今年度リリースした「Flame2023」を訴求するとともに、クラウドをキーワードにAWS上で稼働するFlameをデモする。
【日時】11月22日/16-17時
【配信方式】Zoom
【詳細】area.autodesk.jp/event/webinar/flame-30th


● 第44回ぴあフィルムフェスティバル in 京都2022

11月19日から京都文化博物館フィルムシアターで開く。コンペティション「PFFアワード2022」では、「京都観客賞」の実施も決定。また、東京開催でも好評を博した招待作品部門「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」と「青山真治監督特集」を35ミリフィルムで上映する。
その他、清原惟監督の最新作や、ピーター・バラカン氏も来場する「ブラック&ブラック」など、5つの企画、合計33作品上映、16人のゲストが来場する。
【会期】11月19-27日(21日休館)
【会場】京都文化博物館 3階フィルムシアター(京都市中京区三条高倉)
【料金】一般・シニア1300円(チケットぴあで販売)
【詳細】pff.jp/44th


● 「第2回 S&D AWARDS」贈賞式 「クロス新宿ビジョン」が大賞受賞 当日のプレゼンと投票で決定

月刊サイン&ディスプレイ(S&D)を発行するマスコミ文化協会は10月28日、品川フロントビル(東京都港区)で「第2回 S&D AWARDS」のプレゼン大会および贈賞式を開催した。当日はノミネートされた10作品の関係者によるプレゼンを実施。その後、参加者全員による投票でグランプリと準グランプリを選出した。
グランプリは『新宿の3D猫』が話題を集めた、ユニカの「クロス新宿ビジョン」が受賞した。3D猫は、今年のデジタルサイネージアワードでもグランプリを受賞するなど、大型映像や屋外看板関連業界のアワードで評価が高く、賞を総なめしている。
プレゼンしたユニカ デジタルソリューション部の藤沼良丞氏は「3D猫の動画は、大型ビジョン自体のPRの目的も含め、オムニバス・ジャパンと共同で制作した。昨年夏の大型ビジョン稼働以前は、大型映像用の3DのCMはほとんど存在しなかったため試行錯誤だった。思いのほかの効果があがり、以後現在まで約60もの3DのCMを制作し大型ビジョンで放映した」と説明。
そして「大型ビジョンによる3DCMという1つのジャンルが確立したと思う。浅草に行けば雷門を見るように、新宿に来たらこのビジョンを見たいという観光客やインバウンドの期待も高まっており、新宿の名所の1つになりつつあることは光栄」と話した。
準グランプリには、シムディレクトの「神戸ポートタワーの仮囲いを活用したプロジェクションマッピング演出」が選ばれた。
2023年のリニューアルオープンを目指し、改修工事中の神戸ポートタワーの仮囲いに、今年1月から半常設ながら現在もプロジェクションマッピング映像を投映している。
シムディレクト社長でタケナカ専務の長崎英樹氏は「工事中の仮囲いというネガティブなものを、ポジティブにするという新たな試みで、さまざまなイベントと連動することもできた。一部CMも放映しており、収益化も果たしている。四季に応じてさまざまなマッピングコンテンツを当社で製作し放映している」と語った。

2022/11/72022年11月7日

● CATVのIoTサービス 富山の2事業者が事例報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第29回「CRIオンラインセミナー」を11月15日に開く。テーマは『ケーブルIoTサービスの実現成果と提案&デジタル田園都市/スマートシティの推進においてケーブルテレビにはどのようなチャンスがあるのか』。
CATVのIoTサービスとして、射水ケーブルネットワーク(富山県射水市)の事例を同社執行役員 事業本部長の渡邊正樹氏が報告する。射水ケーブルネットワークでは、市役所と一緒に課題を洗い出した上でテーマを絞り、システム構築などにかかる経費全額をいったん局で負担、そして有効性を確認できたら予算化してもらうというサイクルで回している。
もう1つの取り組み事例は、となみ衛星通信テレビ(富山県南砺市)の農業IoT。農家や農協を相手に、田んぼ、ハウスいちご、ぶどう畑などのIoTで見回り仕事の軽減や、温湿度管理による栽培のAI化に貢献。4年越しの取り組みで順次システムを拡大し、ローカル5Gを利用した林業の安全管理にまで手を広げている。これらの状況を同社代表取締役専務の宅見公志氏が解説する。
【日時】11月15日/13時30分-15時30分
【受講方法】Zoom
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【詳細】cri-info.jp/20221025_7791


● 業界人向け映画視聴サービス 日本作品の募集開始/VIPO特設ページに掲載

映像産業振興機構(VIPO)は、欧州で開発された業界関係者向けオンライン映画視聴プラットフォーム「Festival Scope Pro」にVIPO特設ページ(pro.festivalscope.com/label/show/vipo)を開設し、主に海外の映画祭プログラマーなど業界関係者向けに日本映画の視聴機会を提供しているが、新たな作品を掲載するにあたり、25作品(予定)を募集する。また掲載作品から1名の監督を選出し、「監督フォーカス」として紹介する。
掲載期間は23年1月26日から次回更新時まで(次回は23年カンヌ国際映画祭前を予定)。
応募資格は、日本の劇場公開を予定している実写長編映画およびアニメーション、ドキュメンタリー、短編映画などであること。応募締切日は11月28日。
【応募方法・詳細】www.vipo.or.jp/news/32348


● 京都映画企画市 コンテストの結果発表 優秀映画企画の制作支援

第14回「京都映画企画市」(主催=京都府、映像産業振興機構)において、映画・映像制作者を対象とした企画コンテストが10月16日に京都みなみ会館で開催され、審査の結果、優秀映画企画が決定した。
優秀映画企画は、鹿野洋平監督の『うつつの光、うつる夜』。同監督には、350万円相当のパイロット版映像(短編)制作の権利および京都太秦の撮影所協力(予定)を付与。企画実現に向けてサポートする。


● 広島国際アニメーション祭 VR空間で「写真展」実施 貴重な歴史資料を見る機会

国際アニメーションフィルム協会日本支部(ASIFA-JAPAN)は、1985年から2020年までの36年間に18回にわたり開催した「広島国際アニメーションフェスティバル」の記録写真をVR空間で見ることができる、「広島国際アニメーションフェスティバル(1985-2020)VR写真展」を11月30日まで開催している。
同イベントは、アニメーション作家たちが切磋琢磨する場を創造すると共に、アニメーション芸術を通じて世界各国の人々が集い交流する場を提供してきたが、惜しまれつつ終了した。
36年間の取り組みの中で多くの写真が撮影され、さまざまな場所に保管されていたが、これらの写真を収集・デジタル化して貴重な歴史資料として残すプロジェクト
を、京都芸術大学からの助成を得て開始。今回は、その成果の一部を発表するもの。
VR空間では文字によるチャットに加えて音声会話も可能になっている。
【期間】11月30日/18時まで
【VR写真展サイト】www.asifa-japan.net

2022/10/242022年10月24日

● CEATEC AWARDを発表 シャープの屋内光発電デバイス 経済産業大臣賞を受賞 小さな光をエネルギーに変換

電子情報技術産業協会(JEITA)は17日、都内で開かれた「CEATEC(シーテック)2022」のオープニング式典において、「CEATEC AWARD2022」の経済産業大臣賞にシャープの屋内光発電デバイス『LC-LH』が選ばれたと発表した。同アワードは、新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的とし、シーテックで展示される技術・製品・サービスなどを対象に実施している。
―――
経済産業大臣賞を受賞した「LC-LH」は、小さな光をエネルギーに変える高効率の屋内光発電デバイスとして開発された。ウォッチや電卓などに用いられる一般的な太陽電池に対して約2倍の発電効率を有し、小さな面積でも高い電力が得られる。
既存の太陽電池搭載商品を高性能化させるだけではなく、これまで使い捨て電池や電源線を備えていた商品へのLC-LH搭載により、電池交換や配線の手間を省く。
この屋内光発電デバイスは、長年にわたり蓄積された液晶ディスプレーの技術を活用しての製造を可能とした。屋内用途と割り切ったことで同社の工場や設備がそのまま使えるため、大幅なコストダウンが見込める。
用途としては、電子値札やPOP、ビーコンやセンサーなどのデバイスが想定されており、電池が不要になることでコストや環境負荷の軽減に貢献する。先進的な技術展示にとどまらない、紙の置き換えや使い捨て電池からの脱却、労働者不足や高齢化社会への対応など、さまざまな社会課題の解決につながる点が高く評価された。
展示会場で説明にあたっていたシャープセミコンダクターイノベーション 企画技術部課長の山口諭史氏は「従来の太陽光発電パネルでは屋内では十分な電力を得ることができなかったが、このデバイスであれば屋内の照明のもとでも高い電力が供給できる。まずは電子値札や屋内のPOPサインでの利用を想定しているが、低消費電力の電子ペーパーなどのディスプレーを使えば、小型のデジタルサイネージや表示板への応用も可能だ。またデバイスの複数利用により、より大型のデジタルサイネージへの搭載も視野に入る」と話していた。
なお、総務大臣賞はローカル5G小型一体型基地局「UNIVERGE RV1200」(NEC)が受賞。今年から創設されたデジタル大臣賞には、工作機械を動かす加工プログラムを完全自動生成する、世界初のAIソフトウエア「ARUMCODE1」(アルム)が選出された。


● 第70回 民放大会 11月8日 東京・グランドプリンス新高輪

日本民間放送連盟は、11月8日にグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで「第70回民間放送全国大会」を開く。遠藤龍之介会長のあいさつに続き、岸田文雄内閣総理大臣、寺田稔総務大臣、前田晃伸NHK会長の来賓祝辞を予定。石澤顕民放大会委員長(日本テレビ放送網社長)が大会宣言採択をする。


● 「地方の時代」映像祭2022 贈賞式や受賞作品上映など 関西大学で11月12-18日に開催

吹田市、関西大学、日本放送協会、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟の5者で共同主催する第42回「地方の時代」映像祭2022は、11月12-18日に大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで開かれる。
今年の「地方の時代」映像祭コンクールには、合計273作品の応募があった。内訳は「放送局部門」130作品(前年比5本減)、「ケーブルテレビ部門」54作品(同5本増)、「市民・学生・自治体部門」69作品(同5本増)、「高校生(中学生)部門」20作品(同2本減)となっている。
審査の結果、32作品が入賞。初日の12日に贈賞式(13時開始)を実施し、これらの作品の中からグランプリ(賞金100万円)をはじめ、優秀賞、選奨、奨励賞を発表し表彰する。続いてノンフィクション作家、沢木耕太郎氏による記念講演『「時代」を超える』(14時20分~)、グランプリ受賞作品上映(15時30分~)、シンポジウム『地域からは日本と世界の今が見えてくる』(16時40分~)を開く。
13日は、グランプリ作品上映(11時~)、ワークショップ『どうなる・どうする地域放送~ローカル放送局・ケーブルテレビ局の未来戦略~』(13時~)および受賞作品上映、14-18日はコンクール参加作品上映(11-18時/受賞作品および一次審査通過以上の作品)といったスケジュールになっている。
なお、12日は、事前申込制による抽選での入場となり、当日受付はない。
また、12月3日(13時30分-17時には、東京・丸の内の関西大学東京センターで「グランプリ受賞作品を語る会」を開く予定。
◆「地方の時代」映像祭2022
【会場】関西大学 千里山キャンパス 第三学舎ソシオAVホール/100周年記念会館(大阪府吹田市山手町3-3-35)
【詳細】https://www.chihounojidai.jp/guide/index.html


● 文化庁映画週間 シンポジウム 「恐怖映画の美しき世界」 映画賞受賞作品の上映会も

第19回 文化庁映画週間(主催:文化庁、共催:ユニジャパン)では、10月28日にシンポジウム「恐怖映画の美しき世界」、10月30日に「令和4年度 文化庁映画賞受賞記念上映会」を開く(いずれも入場無料・事前予約制)。
◆シンポジウム「恐怖映画の美しき世界」
『カリガリ博士』(1919年)からジャパニーズホラーまで、1世紀にわたる国内外の恐怖映画のポスターなど100点超を一挙展示する、国立映画アーカイブの展示企画「ポスターでみる映画史 Part4 恐怖映画の世界」(12月13日-2023年3月26日)と連動。映画監督、映画ビジュアルを手掛けるデザイナーらが登壇し、洋邦の恐怖映画について、それぞれの視点で語る。
【日時】10月28日/16時開始
【会場】東京ミッドタウン日比谷 BASE Q(東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷6階)
【詳細】bunka-cho-filmweek.jp/symposium.php
◆令和4年度 文化庁映画賞受賞記念上映会
受賞作品の上映後に受賞者をゲストに迎え、作品が作り出された背景や製作秘話などを披露し、映画の可能性について語り合う。
【日時】10月30日/10時開始
【会場】スペースFS汐留(東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル)
【詳細】https://bunka-cho-filmweek.jp/screening.php


● みなと科学館が企画展 ビデオカメラ技術の変遷 貴重な実物の展示が充実

港区立みなと科学館(以下、みなと科学館)では11月13日まで、2022秋の企画展として「ビデオカメラのいま・むかし-みんなの思いを映す技術-」を開催している。入場無料。
アナログからデジタルへ、小型・軽量・高精細化、スマートフォンやドローンなど、目まぐるしく進化してきたビデオカメラ技術の変遷を、港区の映像技術産業の歴史とともに振り返り、映像技術と人の昔・今・未来を考察する。
実物展示のコーナーでは、重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)にも登録されている、貴重なビデオデッキ一体型のビデオカメラや、8ミリビデオカメラなどを展示。最新性能のビデオカメラも展示し、形、重さ、性能、撮影スタイルがどのように変化したのか、当時の映像や実物大パネルも併せて見られる。
また、1970-80年代に実際にNHKのテレビ番組で使用されていたテレビカメラも展示している。
【期間】開催中-11月13日/9-20時
【会場】港区立みなと科学館 多目的ロビー(東京都港区虎ノ門3-6-9)
【詳細】https://minato-kagaku.tokyo/


● ブラックマジックデザイン製品で実現する配信・編集ワークフローセミナー

三信電気が10月28日にオンライン(Zoom使用)で開く。ブラックマジックデザインの新製品を中心に配信・編集のワークフローについて、実機を交えて説明。ブラックマジックの担当者がオールインワンシステムを提案する。説明するソリューションは、Ultimatte、ATEM SDI ISO、Cloud store、ダビンチリゾルブなど。
【日時】10月28日/14-15時
【申し込み・詳細】https://zoom.us/webinar/register/WN_avBdEEMKQayoYbYatP4bbw

2022/10/172022年10月17日

● 第30回FNSテクニカルフェア  金賞は石川テレビ 地震特番システム

フジテレビ系列各社の技術部門による、第30回FNSテクニカルフェア「あんたが大賞」が、3日に開催されたFNS理事社技術責任者会議で決定し、18社/29件の応募の中から石川テレビ放送の地震特番システム「SPEEDy(Special Program of Earthquake,Easy operating and Daring system:簡単操作で画期的な地震特番システム)が金賞に選ばれた。
地震特番の初動対応作業を画期的に簡易化し、深夜など職員の数が手薄となる時間帯でも、迅速に災害報道特番の一報を発信できる環境を整備したと高く評価された。
SPEEDyは、一定時間さかのぼって地震で揺れた瞬間を録画したスキップバック映像と震度情報のファイルを、それぞれの外部システムから自動的に取得し、HD-SDI信号で送出する。
石川テレビの従来のワークフローでは、スキップバック映像と震度情報を放送するまでに手間と時間がかかっていた。
SPEEDyではスタンバイ作業をすべて自動化。準備の負担が無くなり、送出担当は地震が発生してすぐに報道スタジオサブでオペレートが可能となった。


● 東京国際マッピングアワード ビッグサイトで上映と最終審査 若手空間映像クリエイター発掘

東京プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol7」の上映会(審査会)および表彰式を11月19日に、東京・有明の東京ビッグサイト前広場とオンライン(無料)で実施する。
同アワードは、国内外の若手空間映像クリエイターの発掘と育成、新しいテクノロジーの普及、有明地域の活性化を目的として、2016年から開催しているプロジェクションマッピングの映像コンテスト。応募資格は、大学、短期大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生で、1人以上のチーム編成での参加となる。
今年の作品テーマは『ENJOY!!』。応募作品の中から、実行委員会による厳正な審査の結果、15作品が最終審査に挑む。作品は、東京ビッグサイトの地上58メートルの高さに浮かぶ三層構造の会議棟を使って上映する。
当日の審査で優秀と認められた作品に対し、最優秀賞(賞金30万円/トロフィー・賞状)。優秀賞(賞金15万円/同)、審査員特別賞(賞金10万円/同)を授与する。
同アワードでは、SDGsが掲げる「4質の高い教育をみんなに」「9産業と技術革新の基盤をつくろう」「11住み続けられるまちづくりを」の目標達成に貢献してきたという。加えて本年度からは、新たに「13気候変動に具体的な対策を」の目標達成にも貢献すべく、J-クレジット制度の活用により、同イベントにおいて排出されるCO2をオフセット(実質100%再エネ化)し開催する。
【日時】11月19日/会場:17時30分、上映会:18時-19時:50分、表彰式:19時50分-20時20分、フィナーレショー:20時20分-20時30分
【会場】東京ビッグサイト会議棟前広場(東京都
東京都江東区有明3-11-1)、オンライン配信(https://pmaward.jp/
【主催】東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会
【共催】東京臨海副都心まちづくり協議会
【特別協賛】東京ビッグサイト、IMAGICA GROUP、インテル
【企画/制作】ピクス、IMAGICA EEX


● 360度映像のイベント イオンモールつくばで開催/スペースクリエイションズ

商業施設でのイベント企画・運営を手掛けるスペースクリエイションズ(川崎市麻生区)は10月22、23日に茨城県つくば市の「イオンモールつくば」において、360度地球体験型アトラクション「ドームプラネット」のイベントを開く。ドームプラネットでは、『北海道の流氷とカナダ・イエローナイフのオーロラ』を上映する。
地球上のさまざまな自然・生き物・文化を体験するドームプラネットでは、『知らない世界を体験する』をテーマに巨大なエアドームの中で360度映像を見ることで、まるでその場にいるかのような体験ができる。
同社では、旅行に行かなくても身近な商業施設で旅行体験ができることを目指してイベントの企画、運営している。今後は、より地方創生につなげられるように、ふるさと納税との連携や、地方自治体と連携したドームプラネットによる旅行体験など、地域に直接貢献できるような取り組みを全国の商業施設で展開したいとしている。
定員は1回に15人(約20分に1回の間隔で上映)、参加費は500円(2歳以下無料)。
【日時】10月22、23日/10-18時(ただし12-13時は休止)
【会場】イオンモールつくば1階センターコート(茨城県つくば市稲岡66-1)


● テレビドラマ制作セミナー 脚本家・大石静氏らが講演/VIPOがオンラインで開催

映像産業振興機構(VIPO)は、11月22日に「テレビドラマ制作セミナー~日本発オリジナルドラマの真髄~」を、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムとの共催、日本放送作家協会の後援によりオンラインライブで実施する。
今回の講師は、社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』シリーズをプロデュースした気鋭のドラマプロデューサーの貴島彩理氏(テレビ朝日 コンテンツ編成局ストーリー制作部)と、『あのときキスしておけば』(2021年4-6月)、『星降る夜に』(23年1月~)でタッグを組み、多くの名作・話題作を世に送り出している脚本家・大石静氏。
両氏のドラマづくりについて、また、この先どんなドラマをつくっていくのか、などについて聞く。モデレーターは、放送作家のさらだたまこ氏が務める。
【日時】11月22日/16-18時
【視聴方法】Zoomでのライブ配信
【参加費】VIPO会員2500円、一般3500円、学生1500円
【定員】70人(事前登録/先着順)
【申し込み締め切り】11月15日正午
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/32186/


● CG制作の裏側解説 基本から学べる講座/フェローズ

フェローズは、無料セミナー「テレビ朝日のCGクリエイターが送る CG制作の裏側を見せます!」を10月26日に開く。講師は、テレビ朝日クリエイト CG制作局部長であり、VFXプロデューサー/スーパーバイザーの戸枝誠憲氏が務める。
戸枝氏は、映画『相棒劇場版Ⅳ』や『峠 最後のサムライ』のVFXを手掛け、水谷豊氏主演の『少年H』では「VFX-JAPANアワード2014 最優秀賞」を受賞した。セミナーでは、実際の経験に基づいたCG制作ワークフローや撮影プランなど、CG業界を目指す人に向けて分かりやすく説明する。
【日時】10月26日/18-19時
【開催形式】オンラインおよび対面(会場:フェローズ=東京都渋谷区恵比寿西1-7-7EBSビル5階)
【定員】オンライン:100人、対面:20人
【申し込み締め切り】10月25日/17時
【申し込み・詳細】▽学生/オンライン=bit.ly/3e49Lxe▽学生/対面=bit.ly/3RtSOtD▽一般=bit.ly/3RDHVFM


● 田辺・弁慶映画祭 コンペ入選作品など上映 11月11-13日に開催

第16回 田辺・弁慶映画祭(主催:田辺・弁慶映画祭実行委員会、共催:田辺市)は、11月11-13日に和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催。今年は、コンペティション(コンペ)部門入選作品、招待作品ともに大ホールにおいて有観客で上映する。
コンペ部門には、過去最多の180作品の応募があり、その中から予備審査を経て、7作品が入選作品として決定した。
入選作品は11、12日の2日間にわたり上映・審査され、13日の表彰式でグランプリを含む各賞を発表する。
招待作品としては、『ちょっと思い出しただけ』(松居大悟監督)、『PLAN75』(早川千絵監督)、『お別れの歌』(柴田啓佑監督)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(大友啓史監督)、『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)を上映する。
【開会式】11月11日/18時30時開始
【表彰式】13日/15時開始
【作品上映】11-13日(スケジュールの詳細は公式サイト)
【鑑賞料金】前売券1000円(11月10日まで販売)、当日券1300円
【会場】紀南文化会館(和歌山県田辺市新屋敷町)
【詳細】https://tbff.jp/


● 朋栄「映像伝送装置『Dejero』新製品ウェビナー」

安定した高品質な伝送を実現するDejero製品。そのパフォーマンスが評価され、ライブニュース、スポーツ報道などで使用されている。
今回のウェビナーでは、Dejeroから発表されたEnGo3x、EnGo3、WayPoint3の新製品について説明する。参加無料(事前登録制)。
【日時】10月26日/1回目:11時-11:30分(終了目安)、2回目:13時30分-14時(同)
【詳細】https://www.for-a.co.jp/news_events/events.html


● NFAJ「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」

国立映画アーカイブ(NFAJ)が東京国際映画祭と共同で開く。1982年に映画の企画・製作会社であるディレクターズ・カンパニーの設立を呼びかけた長谷川和彦氏の監督作品2作品と、同社の設立後に製作された7作品を上映する。
フィルム上映とともに、プロデューサーや監督、脚本家などを招き、上映後トークでディレクターズ・カンパニーの活動の軌跡を振り返る。
また、東京国際映画祭の特集「追悼 青山真治」に合わせて、今年3月に急逝した青山真治監督の2作品を特別上映する。
【会期】10月25-30日【会場】国立映画アーカイブ・小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【料金】一般520円
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/kazuhiko202209/

2022/10/102022年10月10日

● VR演劇がベネチア国際XR部門で最優秀短編賞/WOWOWとCinemaLeap

WOWOWとCinemaLeapが共同製作したVR演劇「Typeman」が、ノミネートされていた、第79回ベネチア国際映画祭(8月31日-9月10日)のクロスリアティ(XR)部門「Venice Immersive」において、イタリアの独立系映画評論家が独自に選出するPremio bisato d oro 2022(プレミオ・ビサト・ ドーロ/金鰻賞)で最優秀短編賞を受賞した。


● 第14回 京都ヒストリカ国際映画祭 歴史映画・時代劇にフォーカス シアター上映とオンラインで開催

歴史映画・時代劇にフォーカスした「第14回京都ヒストリカ国際映画祭」が、10月29日-11月6日に京都文化博物館(京都市中京区)およびオンラインで開催される。
京都には東映や松竹の撮影所があり、「時代劇」と呼ばれる映画・ドラマ作品を生み出し続けている。その時代劇の現場を知る人たちによって、古き良きものを伝え、新しいものを創る場を作る試みとして生まれたのが同映画祭である。
今年も海外からの招待作品、今年1月に亡くなった井上昭監督の追悼企画、生誕100年を記念してのイタリアの巨匠、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品、「beyond reality 空想時代劇」と銘打った特集上映や交流企画など、多彩なゲストを迎え、多くのプログラムを用意している。
会場(シアター上映)は、京都文化博物館3階のフィルムシアター(10月31日休館)、オンライン上映は動画配信サービス「MIRAIL(ミレール)」で実施する。
料金は上映作品によって変動。前売券はチケットぴあ(t.pia.jp)で販売中。
【詳細】https://historica-kyoto.com/


● 「創造性」にまつわる多様なコンテンツ発信/ACCがオンラインイベント

CMにかかわる企業により構成される業界団体ACC(東京都港区)は、クリエイティビティにまつわる多様なコンテンツを発信するイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」を、11月1、2日に開く。3年目となる今年度も全コンテンツをオンラインで配信する(視聴無料、事前登録制)。
当日は、同団体が毎年開催する「ACC賞」のグランプリほか全入賞作品発表をはじめ、日本を代表するクリエイターらによるトークセッション、多彩なフィールドで活躍する若手がアイデアを競う公開プレゼンテーションなどを実施する。一部会員社のみのコンテンツがある。
詳細は特設サイトにおいて随時更新される。
【日時】11月1日/9時45分-19時15分、2日/10時-19時30分(イベント後にはアーカイブ配信も予定)
【詳細】https://acc.swoogo.com/tokyo-creative-crossing2022


● 学生ムービーアワード 60秒の短編を募集/TYOが開催

TYO(東京都港区)は、学生を対象に第3回「TYO学生ムービーアワード」(協力:イマジカデジタルスケープ)を開催することを決定し、エントリー受付を開始した。
同アワードは、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界全体の発展に寄与していきたいという思いから開催。2019年に続き約3年ぶりの実施となる。
作品テーマは『踊る』。テーマから発想した60秒のショートフィルム(1人1作品)を募集する。賞金総額は200万円(金賞50万円ほか)。
[エントリー期間] 11月30日まで
[作品応募期間] 12月1日-2023年1月16日
[審査期間] 23年1月17日-2月19日
[最終ノミネート作品発表] 23年2月20日
[表彰式] 23年3月2日
【詳細】https://tyo-gama.jp/


● Inter BEE 2022が11月16-18日開催 来場者の事前登録を開始 オンライン会場も開設へ

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月16-18日に開催する、メディア総合イベント「Inter BEE 2022」(幕張メッセ)の来場事前登録(入場無料/登録入場制)を、公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で開始した。
今年で58回目の開催となるInter BEE 2022は『加速するメディアの進化と未来に出会い、体験し、対話する』をテーマに「プロオーディオ部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「映像表現/プロライティング部門」、「ICT/クロスメディア部門」の4部門で構成。バーチャルプロダクションやIP伝送、リモート制作、メタバースなど、近年特に変化と進化の著しいメディアとエンターテインメントのトピックスを網羅する。
◆オンライン会場でプレイベント
Inter BEE 2022は幕張メッセ会場での開幕に先立ち、11月1日から公式ウェブサイトで「Inter BEE 2022オンライン会場」をオープンする。
オンライン会場では、出展者の展示製品/サービスの説明や映像配信、「Inter BEE 2022オープニング&キーノート」から始まる「INTER BEE FORUM」プレセッションの配信、さらには各種特別企画・イベント情報などを発信する。会期は12月23日まで。
◆イベントホールでSRスピーカー体験デモ
メディアとエンターテインメントの各分野を対象とした特別企画を実施してきたInter BEEでは、昨年以上に特別企画を充実させ、イベントホールでの「INTER BEE EXPERIENCE X-Speaker(SRスピーカー体験デモ)」も3年ぶりに復活開催する。参加するラインアレイスピーカー/ポイントソーススピーカーの計10製品すべてを試聴できる。
◆関連イベントが充実
[INTER BEE CONNECTED] =放送のさまざまな取り組み発信とビジネスとの『CONNECT』の場として、セッションと展示を実施する
[INTER BEE CREATIVE] =バーチャルプロダクションを中心にセッションと情報発信エリアとして展開
[INTER BEE IGNITION×DCEXPO] =先端映像技術と先端コンテンツ制作技術を発信する場として、「INTER BEE IGNITION」と「デジタルコンテンツEXPO」が融合する
[INTER BEE IP PAVILION] =昨年に引き続き、国内最大級の企業間連携によるIP接続環境を再現し、放送システムにおけるIP化を総合的に発信
[INTER BEE FORUM] =基調講演、特別講演を幕張メッセ国際会議場において全17セッションを実施。「第59回民放技術報告会」(主催:日本民間放送連盟)も同時開催する


● 地域向けメタバースなどTCNの取り組みを報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第28回オンラインセミナー「『CATV3.0』未来創造への取り組み」を10月18日に開く(Zoom使用)。
講師は、東京ケーブルネットワーク(TCN)の常務執行役員 未来創造部部長/遠藤昌男氏、未来創造部未来開発グループ グループ長/松尾遼氏(日本バーチャルリアリティ学会評議員)、未来創造部 未来開発グループ係長/横塚良介氏。
全国をくまなく3Dモデリングし、街づくり計画や混雑状況のモニタリングなどが可視化可能になる3D都市空間プラットフォーム「PLATEAU(プラトー)」(www.mlit.go.jp/plateau)。これは、災害リスクや交通シミュレーションが画期的に高度化するという国が進めている事業だ。
この都市空間のデジタルツイン化は、建物の外の空間が主となり、建物中の3Dモデリングは民間主導でとされている。
このような世の中の流れと地域事業者としてのCATVの役割と本質を鑑み、地域向けメタバース、実空間3Dスキャン&アーカイブなどのデジタルツインサービスを展開するTCNの具体的な事業・サービスの内容とその取り組みについて説明する。
セミナーでは、総務省の令和3年度「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証№20」の展開実験として、東京ドームで実施されたローカル5Gを用いたリモートプロダクションなどの制作検証についても報告する。
【日時】10月18日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円、CRI非会員6000円
【詳細】https://cri-info.jp/20220930_7784


● IBC2022と欧州 放送業界の現況を解説/SSKが18日にセミナー

新社会システム総合研究所(SSK)は、セミナー「IBC2022に見る映像コンテンツの大変革 ~放送電波をインターネット網として位置付ける欧州規格DVB-NIPがイメージするノンリニアな映像コンテンツ~」を10月18日に開く(ライブ配信/アーカイブ配信も実施)。
講師は、デジタルメディアコンサルタント/江口靖二事務所代表の江口靖二氏。3年ぶりにリアル開催された欧州最大の放送関連イベント「IBC2022」のキーワードに『ノンリニア、ナラティブ、そしてサスティナブル』を挙げ、映像コンテンツの変革について次世代放送に限定することなく報告する。
併せて「欧州の次世代放送規格DVB-NIP」、「欧州DVBが目指す放送のOBM(Object-based media)化とメタバースへの道筋」、「ライブプロダクションとリモートワークフローの主流となるNDI5」について解説する。
【日時】10月18日/10-12時
【会場】SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4階)/ライブ配信(Zoom使用)/アーカイブ配信(Vimeo使用)
【受講料】3万3400円(受講者でアーカイブ配信も希望の場合は追加料金1万1000円)
【詳細】https://www.ssk21.co.jp/


● Clear-Comウェビナー「新製品Arcadiaシリーズ」

松田通商が10月13日に開く(参加費無料・事前登録制)。Clear-Com社の新製品Arcadiaシリーズを中心に説明する。Arcadiaはセントラルステーションと呼ばれ、アナログパーティーラインのEncore、1.9/2.4GHzを使用したワイヤレスインカムのFSII、5GHzワイヤレスインカムのFSEDGE各シリーズを1台で集約できる製品。
またワイヤレスに特化したFreeSpeak EDGEシリーズ、これから発売予定の1.9GHzのIPアンテナについての最新情報も報告する予定。
【日時】10月13日/13時30分-14時30分
【配信方式】YouTube Live
【詳細】https://mtc-japan.com/news/2022/0916/

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