● IBC2021 リアル展示会が中止に 新型コロナ感染症拡大で
欧州の代表的放送・コンテンツビジネス関連展示会「IBC」を主催する英IBCは23日、アムステルダムRAI(オランダ)において12月3-6日に開催予定だった「IBC2021」の中止を発表した。オランダの新型コロナウイルス感染症が増加しており、出展者と来場登録者からのフィードバックに鑑み「出展者と来場者がオランダに旅行するのを防止するため」の決断としている。
この結果、IBC2021は「IBC Digital」で予定されていたオンライン開催のみとなった。
在蘭日本商工会議所のまとめでは、11月20日現在、10万人あたりの感染者数は125.7人(日本は0.1人)、陽性率は19.6%となっている。
陽性率5%以上では、市中に多くの感染者がいることが示唆されるとされており、同国訪問は危険との判断がなされたとみられる。
● Jシリーズ・フェスティバル in 台湾 12月4日に台湾で開催
国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会(委員長=大久保好男・民放連会長・日本テレビ放送網会長)は、日本のドラマを中心とした放送コンテンツのプロモーションイベント「Jシリーズ・フェスティバル in 台湾」を、12月4日に台湾(台北)で開催する。
● 事業エリア内管轄警察署と協定結ぶ/J:COM東関東
ジェイコム千葉東関東局(J:COM東関東/千葉県柏市)は、同社サービスエリア内を管轄する柏警察署、鎌ケ谷警察署、我孫子警察署、印西警察署と「安全・安心まちづくりに関する協定書」を締結した。
この協定は、近年増加している高齢者を狙った詐欺犯罪や交通事故防止など、市民の安全・安心な暮らしの向上を目的としたもの。9月末時点で、「電話de詐欺」の認知件数は県内全体で809件(前年比58件減=7%減)だが、J:COM東関東がサービスを提供している東葛地区では、253件(同52件増=26%増)と増加しており、犯罪の未然防止に関する情報発信や広報啓発活動の強化が求められていた。
J:COM東関東では今回の協定書の締結により、「J:COMチャンネル」で警察署から提供された最新の防犯情報を放送するほか、J:COMの営業車両へ防犯マグネットシールの張り付け、J:COM職員が営業時に不審者を発見した際には警察署へ通報するなど、地元警察署との情報連携を強化する。
● 技術セミナー 映像制作におけるIP伝送 広い視点で最新動向を考察/映文連
映像文化製作者連盟(映文連)は、技術セミナー「映像製作におけるIP伝送最前線」(Zoomウェビナー)を12月15日に開く。
コロナ禍の影響もあり、特にIPによる映像伝送については多様な新技術や新製品が登場し、映像制作の手法やビジネスの構築も大きく変化している。
今回は、最新の技術ソリューションから実際のビジネス開発まで俯瞰(ふかん)的に講義を構成し、広い視点からIPをテーマにしたセミナーを実施する。
[講義内容]
▽「IP伝送の現在について」 高橋隼人氏/映文連理事、凸版印刷 感性コミュニケーション開発部部長▽「プロデューサーの立場から見たIP伝送」 桑野和之氏/クリーク・アンド・リバー社 映像・企画プロデューサー▽「スポーツ中継におけるIPの活用事例」 大橋玄文氏/NHKテクノロジーズ 番組技術センターTD・システム部▽「撮影機材におけるIP伝送」宮本和典氏/ソニーマーケティング ファイルベースソリューションスペシャリスト▽「パネルトークコーナー」モデレーターと講師全員でIP伝送の今後に関して語り合う
【日時】12月15日/16時-18時15分
【定員】200人(申し込み先着順)、締め切りは12月8日
【参加費】会員3000円、一般3500円
【申し込み・詳細】https://www.eibunren.or.jp/?page_id=1412
● 2021年「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」 ケーブルテレビ高田社長らを選出 12月9日に記念講演会と贈呈式/CRI
ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、今年度の「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021」を選出した。「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」は、CATV業界の発展に貢献された、業界関係者(個人・団体)を対象にした表彰制度で、今年で34年目を数える。
[ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021] ▽高田光浩氏(ケーブルテレビ代表取締役)▽JCOM「東京2020パラリンピック放送プロジェクト」
[特別賞] ▽トム・ペリー氏(前ターナージャパン最高責任者/ジェネラルマネージャー)▽松本修一氏(日本ケーブルラボ前専務理事)
なお、「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021 記念講演会+贈呈式」を次のとおり開催する。
【日時】12月9日/14-17時
【会場】日本プレスセンタービル(東京・内幸町)10階ホール
【参加費】5000円
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20211115_6249.html
● 「第5回羽倉賞」表彰式 理化学研究所のAI認識 空間音響技術が最優秀賞/表技協
最先端表現技術利用推進協会(表技協)主催による「第5回羽倉賞」の表彰式が11月18日、東京都港区の品川インターシティホールで開かれた「FORUM8デザインフェスティバル2021」(フォーラムエイト主催)内で実施された。
羽倉賞は、表技協の創設者の1人である故・羽倉弘之氏の功績を称え、表現技術の質を高めて広い分野への普及に貢献するために、2017年に創設。分野を問わず最先端の表現技術を活用した「作品」および「取り組み」を通して社会に貢献した功績を表彰している。
最優秀賞「羽倉賞」には、理化学研究所 革新知能統合研究センター 音楽情報知能チームのAIジェスチャー認識「Sound Scope Phone」を生かした空間音響技術が選ばれた。
同技術は、曲の中で特に集中して聴きたいパートを自由に強調。パート数が増えると、個々のメロディーや音色を聴くのが難しくなるが、サウンドスコープフォン使えば、聴きたいパートの方向へ耳を澄ませるようなポーズをとるだけで、そのパートのメロディーや音色を楽しめるというもの。
表技協の長谷川章会長は「昨年に引き続き音響関係の技術が羽倉賞に輝いた。多方面な技術を扱う羽倉賞にふさわしい結果となった」と述べた。
「フォーラムエイト国土強靭化賞」には、NHK放送技術研究所 空間表現メディア研究部の「Before/After VR」360度映像比較再生システムが選ばれた。
● Luminexスイッチを使ったAVBネットワークとMilanの実証デモ
ルミネックスジャパンとオーディオブレインズが共催するウェビナー。AVBとMilanの接続実証デモとディスカッションで構成する。
デモでは、AVBによる、GigaCoreスイッチとAraneoソフトウエアを使用したアビッドVENUE S6Lのスター・トポロジーおよび、Milanによる異種ベンダー間の相互接続を実施する。
【日時】12月7日/14時開始(約1時間/延長の場合あり)
【受講方式】Zoom(定員100人)とフェイスブックライブで実施
【申し込み】https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_wRYn61FRR1WnXo87YcL3aw(Zoom)、https://www.facebook.com/LumnexJapanKK(フェイスブック)