イベント

2021/11/292021年11月29日

● IBC2021 リアル展示会が中止に 新型コロナ感染症拡大で

欧州の代表的放送・コンテンツビジネス関連展示会「IBC」を主催する英IBCは23日、アムステルダムRAI(オランダ)において12月3-6日に開催予定だった「IBC2021」の中止を発表した。オランダの新型コロナウイルス感染症が増加しており、出展者と来場登録者からのフィードバックに鑑み「出展者と来場者がオランダに旅行するのを防止するため」の決断としている。
この結果、IBC2021は「IBC Digital」で予定されていたオンライン開催のみとなった。
在蘭日本商工会議所のまとめでは、11月20日現在、10万人あたりの感染者数は125.7人(日本は0.1人)、陽性率は19.6%となっている。
陽性率5%以上では、市中に多くの感染者がいることが示唆されるとされており、同国訪問は危険との判断がなされたとみられる。


● Jシリーズ・フェスティバル in 台湾 12月4日に台湾で開催

国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会(委員長=大久保好男・民放連会長・日本テレビ放送網会長)は、日本のドラマを中心とした放送コンテンツのプロモーションイベント「Jシリーズ・フェスティバル in 台湾」を、12月4日に台湾(台北)で開催する。


● 事業エリア内管轄警察署と協定結ぶ/J:COM東関東

ジェイコム千葉東関東局(J:COM東関東/千葉県柏市)は、同社サービスエリア内を管轄する柏警察署、鎌ケ谷警察署、我孫子警察署、印西警察署と「安全・安心まちづくりに関する協定書」を締結した。
この協定は、近年増加している高齢者を狙った詐欺犯罪や交通事故防止など、市民の安全・安心な暮らしの向上を目的としたもの。9月末時点で、「電話de詐欺」の認知件数は県内全体で809件(前年比58件減=7%減)だが、J:COM東関東がサービスを提供している東葛地区では、253件(同52件増=26%増)と増加しており、犯罪の未然防止に関する情報発信や広報啓発活動の強化が求められていた。
J:COM東関東では今回の協定書の締結により、「J:COMチャンネル」で警察署から提供された最新の防犯情報を放送するほか、J:COMの営業車両へ防犯マグネットシールの張り付け、J:COM職員が営業時に不審者を発見した際には警察署へ通報するなど、地元警察署との情報連携を強化する。


● 技術セミナー 映像制作におけるIP伝送 広い視点で最新動向を考察/映文連

映像文化製作者連盟(映文連)は、技術セミナー「映像製作におけるIP伝送最前線」(Zoomウェビナー)を12月15日に開く。
コロナ禍の影響もあり、特にIPによる映像伝送については多様な新技術や新製品が登場し、映像制作の手法やビジネスの構築も大きく変化している。
今回は、最新の技術ソリューションから実際のビジネス開発まで俯瞰(ふかん)的に講義を構成し、広い視点からIPをテーマにしたセミナーを実施する。
[講義内容]
▽「IP伝送の現在について」 高橋隼人氏/映文連理事、凸版印刷 感性コミュニケーション開発部部長▽「プロデューサーの立場から見たIP伝送」 桑野和之氏/クリーク・アンド・リバー社 映像・企画プロデューサー▽「スポーツ中継におけるIPの活用事例」 大橋玄文氏/NHKテクノロジーズ 番組技術センターTD・システム部▽「撮影機材におけるIP伝送」宮本和典氏/ソニーマーケティング ファイルベースソリューションスペシャリスト▽「パネルトークコーナー」モデレーターと講師全員でIP伝送の今後に関して語り合う
【日時】12月15日/16時-18時15分
【定員】200人(申し込み先着順)、締め切りは12月8日
【参加費】会員3000円、一般3500円
【申し込み・詳細】https://www.eibunren.or.jp/?page_id=1412


● 2021年「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」 ケーブルテレビ高田社長らを選出 12月9日に記念講演会と贈呈式/CRI

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、今年度の「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021」を選出した。「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー」は、CATV業界の発展に貢献された、業界関係者(個人・団体)を対象にした表彰制度で、今年で34年目を数える。
[ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021] ▽高田光浩氏(ケーブルテレビ代表取締役)▽JCOM「東京2020パラリンピック放送プロジェクト」
[特別賞] ▽トム・ペリー氏(前ターナージャパン最高責任者/ジェネラルマネージャー)▽松本修一氏(日本ケーブルラボ前専務理事)
なお、「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2021 記念講演会+贈呈式」を次のとおり開催する。
【日時】12月9日/14-17時
【会場】日本プレスセンタービル(東京・内幸町)10階ホール
【参加費】5000円
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20211115_6249.html


● 「第5回羽倉賞」表彰式 理化学研究所のAI認識 空間音響技術が最優秀賞/表技協

最先端表現技術利用推進協会(表技協)主催による「第5回羽倉賞」の表彰式が11月18日、東京都港区の品川インターシティホールで開かれた「FORUM8デザインフェスティバル2021」(フォーラムエイト主催)内で実施された。
羽倉賞は、表技協の創設者の1人である故・羽倉弘之氏の功績を称え、表現技術の質を高めて広い分野への普及に貢献するために、2017年に創設。分野を問わず最先端の表現技術を活用した「作品」および「取り組み」を通して社会に貢献した功績を表彰している。
最優秀賞「羽倉賞」には、理化学研究所 革新知能統合研究センター 音楽情報知能チームのAIジェスチャー認識「Sound Scope Phone」を生かした空間音響技術が選ばれた。
同技術は、曲の中で特に集中して聴きたいパートを自由に強調。パート数が増えると、個々のメロディーや音色を聴くのが難しくなるが、サウンドスコープフォン使えば、聴きたいパートの方向へ耳を澄ませるようなポーズをとるだけで、そのパートのメロディーや音色を楽しめるというもの。
表技協の長谷川章会長は「昨年に引き続き音響関係の技術が羽倉賞に輝いた。多方面な技術を扱う羽倉賞にふさわしい結果となった」と述べた。
「フォーラムエイト国土強靭化賞」には、NHK放送技術研究所 空間表現メディア研究部の「Before/After VR」360度映像比較再生システムが選ばれた。


● Luminexスイッチを使ったAVBネットワークとMilanの実証デモ

ルミネックスジャパンとオーディオブレインズが共催するウェビナー。AVBとMilanの接続実証デモとディスカッションで構成する。
デモでは、AVBによる、GigaCoreスイッチとAraneoソフトウエアを使用したアビッドVENUE S6Lのスター・トポロジーおよび、Milanによる異種ベンダー間の相互接続を実施する。
【日時】12月7日/14時開始(約1時間/延長の場合あり)
【受講方式】Zoom(定員100人)とフェイスブックライブで実施
【申し込み】https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_wRYn61FRR1WnXo87YcL3aw(Zoom)、https://www.facebook.com/LumnexJapanKK(フェイスブック)


2021/11/222021年11月22日

● 民放連賞

・テレビ部門 東海テレビがグランプリ ラジオ部門大賞は文化放送
日本民間放送連盟賞は、グランプリ・準グランプリが以下のとおり発表・表彰された。
【ラジオ部門】▽グランプリ] =文化放送『文化放送戦後75周年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ』▽準グランプリ=ニッポン放送『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』
【テレビ部門】▽グランプリ=東海テレビ放送『チョコレートな人々』▽準グランプリ=静岡放送『おひさま家族~りんくん一家の17年』
グランプリ、準グランプリと全部門・種目の最優秀受賞者には、報奨金(テレビ グランプリ1000万円、準グランプリ500万円、ラジオ グランプリ300万円、準グランプリ150万円、最優秀50万円)が授与された。
グランプリ、準グランプリ受賞作品番組は、原則として受賞後3カ月以内に全国向け再放送を実施する。
―――
・技術部門最優秀賞 フジの「災害情報カメラ収録システム」が受賞
日本民間放送連盟賞の技術部門では、フジテレビジョンの「災害情報カメラ収録システム『TOREZO』の開発 ~日本全国に広がる情報カメラ映像の自動送出を実現」が最優秀賞を受賞している。
同部門優秀賞は次のとおり。
▽TBSテレビ:コンテンツ制作に特化した多人数リモート出演システム「TBS BELL」の開発▽TBSテレビ:地上波ニュース番組へ『ひとり』で『正確な』生放送字幕を付与!『もじぱ』▽日本テレビ放送網:クラウドプレイアウトを用いた日テレ系ライブ配信システムの開発▽テレビ朝日:オンラインファイルベースシステムの開発で実現した時間軸とロケーションからの解放▽フジテレビジョン:「超逆境クイズバトル!!99人の壁」リモート収録システムの開発▽山口放送:FM回り込みキャンセラーおよび混信波除去装置の開発/技術奨励賞▽南海放送:ラジオOTC送出システムの開発


● 映文連アワード2021 表彰式の模様を配信 11月29日に開催

映像文化製作者連盟(映文連)は、「映文連アワード2021」の表彰式を11月29日午後1時30分から東京・六本木の国立新美術館講堂で開く。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の入場はできず、表彰式の模様は日経チャンネル(channel.nikkei.co.jp)で配信する。
今年度は3部門合わせて146作品の応募があり、そこから計32作品の各賞受賞が決定している。


● 「地方の時代」映像祭2021

・岡山放送がグランプリ 各部門の優秀賞をなど発表
第41回「地方の時代」映像祭2021(主催=吹田市、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟)が11月13-19日に大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで実施された。13日には「地方の時代」映像祭コンクール贈賞式が開かれ、「グランプリ」「優秀賞」「選奨」「奨励賞」の各賞を発表した。
今年は新型コロナ感染予防のため、贈賞式は受賞者および関係者の限定開催とし、14日以降の上映会は一般公開した。
グランプリおよび各部門の優秀賞は次のとおり(「選奨」「奨励賞」は除く)。
★グランプリ
忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~(岡山放送)=放送局部門/優秀賞
◆放送局部門
[優秀賞] ▽SBCスペシャル まぼろしのひかり~原発と故郷の山~ (信越放送)▽ETV特集『焼き場に立つ少年』をさがして(NHK長崎放送局)▽NNNドキュメント「毒ガスの痕 広島 ウサギ島の記憶」(広島テレビ放送)
◆ケーブルテレビ部門
[優秀賞] ▽ながさき原爆記録全集 映画「広島・長崎における原子爆弾の影響」検証編(長崎ケーブルメディア)▽からくり人形師(大垣ケーブルテレビ)▽成東駅列車爆破~終戦2日前の惨事~(広域高速ネット二九六)▽戦後75年目の懺悔-私は教え子を満州に送った- (伊那ケーブルテレビジョン)
◆市民・学生・自治体部門
[優秀賞] ▽小さな命の意味~大川小語り部10年~(椙山女学園大学 栃窪ゼミ)▽沼山からの贈りもの(アウトクロップ)▽あの日、ニレの木の下で(稚内北星学園大学 樺太プロジェクト)▽ルソンの祈り~順子ちゃんの戦場をたどって(法政大学別府研究室)
◆高校生(中学生)部門
[優秀賞] ▽ストップ!見て見ぬふり~勇気の一歩を踏み出そう~(富山市立堀川中学校)▽飛び込め!ファーストペンギン(エクセラン高等学校)▽コロナの時代 -いま私たちにできること-(桜丘中学高等学校)▽検証~津波に対する避難訓練はどうあるべきか~(静岡大成高等学校)
―――
・グランプリ受賞作品 東京で上映会を開く
「地方の時代」映像祭2021では、グランプリ受賞作品の東京上映会を12月4日に開く。
当日は、受賞作品『忘れてはいけないこと ~認知症受刑者が問いかけるもの~』の上映のほか、制作した岡山放送の岸下恵介氏、「更生支援事業団」代表理事の西田博氏らをゲストに迎え、トークイベントも実施する。入場は無料。
同作品は、無期懲役の受刑者が多い刑務所で深刻になっている「高齢化」に注目。認知症受刑者の増加で、刑務所が介護の場にもなっている現実にカメラが密着した。
【日時】12月4日/13時30分-17時30分
【会場】関西大学東京センター(東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー9階)
【定員】80人
【参加申し込み・詳細】bit.ly/3o4uceg


● アプリケーション開発の関連セッションなど実施/ザイリンクスがオンラインイベント

ザイリンクスは、バーチャルテクニカルカンファレンス「XilinxAdaptJapan」(オンライン)を11月16日-12月9日の間、毎週(祝日を除く)火曜と木曜日に開催している。
同イベントでは、ハードウエアの価値を最大限に生かしたアプリケーション開発に役立つ情報を提供。今回はエンドマーケット分野に焦点を当て、オートモーティブ、放送・プロフェッショナル用オーディオ/ビデオ、民生機器、データセンター、産業、有線・無線通信などの分野ごと、および開発環境に関連するセッションを実施する。
11月30日(9時30分-12時)には、「プロAV/放送機器/民生機器セッション」を開く。マルチメディア パイプラインの構成要素やAVにおける機械学習による効率の改善とコンテンツの収益化、ザイリンクスのビデオコーデックユニットで解決できるストリーミングの課題–などをテーマにしている。
受講料は無料(事前登録制)
【参加申し込み・詳細】bit.ly/3BfKKof


● NGCがウェビナー開催 ユーザーの事例報告など

エヌジーシー(NGC)は、「NGC World2021 ~ Online」(Zoomウェビナー)を11月26日に開く。ユーザーの事例報告をはじめ、最新の機材、ソフトソリューションについて説明する。参加費無料。
プログラムは次のとおり。
[講演1] (15時30分-16時)「コロナ禍/5G/DX時代のNGCの取り組み」(橋本昌嗣/NGC社長、デジタルハリウッド大学院客員教授)
[講演2] (16時05分-16時25分)「Quantum製品のアーカーイブフローについて」(竹内康浩/NGC BSI事業部フェロー)
[講演3] (16時30分-16時50分)「世界最高峰LEDディスプレイ TheWall最新情報の紹介」(小野智史/NGC ビジュアルソリューション事業部課長)
[講演4] (16時55分-17時15分)「故障から修理までの納期が大幅減!NGCの遠隔保守サービスの紹介」(川上亮/NGC メディアインテリジェンス事業部事業部長)
【参加申し込み・詳細】www.ngc.co.jp/news/ngcworld2021online


● 監視カメラなどを鉄道技術展に出展/池上通信機

池上通信機は、11月24-26日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「第7回鉄道技術展2021」に出展する。
同社は、長年の実績と最新の技術を組み合わせ、視認性と保守性を第一に考えた「駅プラットフォーム監視カメラシステム」を展示。優れたメンテナンス性を実現した昇降式モニターハウジングをはじめ、高感度フルHDとワイドダイナミック機能で逆光環境でも高精細な映像を再現できる監視用カメラなど関連機器をそろえる
さらに、運転士(ワンマン運転)安全確認用システムの導入事例について説明する。
【鉄道技術展2021公式ウェブサイト】www.mtij.jp

2021/11/152021年11月15日

● オンライン展示会開く 期間限定コンテンツも/松田通商が15-19日

松田通商は、オンライン展示会「2021秋 MTC Online TradeShow」を11月15-19日に開く。特設サイトでの製品説明と、5日間限定でYouTubeにおいて事前登録制のコンテンツを公開。オンライン商談も実施する。参加無料。
[ライブ配信] 「新製品!ワイヤレス・ワイヤードすべてを集約 Clear-Com Arcadia」(16日14時から約30分)
[限定コンテンツ] ▽EclipseのIPプロダクションにおけるシステム納入事例▽ポストISDN音声コーデックについて▽最新IPオーディオモニター▽リモートプロダクションを支援するソリューション製品▽ClearOne BMA360で体験するシーリングマイクの進化–など(事前登録制)
【受付期限】ライブ配信は15日14時30分まで、限定コンテンツは19日17時30分まで可能。
【詳細】mtc-japan.com/news/2021/1028/?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=2021.11.04_MTC_OTS&utm_medium=email


● CRIオンラインセミナー ローカル5Gサービス CATV局の事業状況を報告

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第19回「CRIオンラインセミナー」(Zoom使用)を11月24日に開き、愛媛CATV(愛媛県松山市)とZTV(三重県津市)のローカル5Gの取り組みを解説する。
愛媛CATVは「サブスクリプション方式」の採用で、低価格な地域共有型ローカル5Gサービスを今年7月に開始。その中でも利用者からの人気が高いのが『しまなみ海道ロードムービーサービス』。これは「しまなみ来島海峡大橋」に専用カメラを設置し、海峡大橋を走るサイクルリストの姿を自動で撮影するサービスで、動画伝送にローカル5Gを採用した。
そこで同社のローカル5G支援サービスを基軸とする事業戦略について、専務取締役の白石成人氏に聞く。
また、ZTVが手掛ける「ローカル5Gを活用した港湾内安全管理に向けた実証実験」について、同社新事業推進部課長の眞弓士清氏が概要を報告する。
【日時】11月24日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】www.cri-info.jp/20211108_6245.html


● 全映協グランプリ2021 4部門の最優秀賞を発表 オンラインで表彰式開催

全国地域映像団体協議会(全映協)は2日に「全映協グランプリ2021表彰式」を仙台市青葉区のホテルモントレ仙台で開き、受賞者はそれぞれオンラインで参加した。
全映協では例年、フォーラムおよびグランプリ表彰式をInter BEEの会期に合わせて同会場内で実施してきたが、今年は新型コロナウイルス感染症対策として、オンラインによる表彰式のみの開催となった。
全映協グランプリは、「番組部門」「CM・キャンペーン部門」「学生部門」「地域振興コンテンツ部門」の4部門があり、各部門4人の審査員により各賞を決定している(今年度の受賞結果は一覧表のとおり)。
全映協は地域からの情報発信を目的に、北は北海道から九州沖縄まで9地区の局系、独立系の映像制作社が集結し、1993年に全国地域映像団体懇談会として発足し、地域の特性、制作会社のそれぞれの個性を生かし地域映像のアーカイブ映像に参画。さらに全映協共同事業として、先導的コンテンツ市場環境整備事業に参画するなど、その活動は多岐にわたっている。


2021/11/12021年11月1日

コンテンツ見本市「TIFFCOM」 「あらゆるものが映像化につながる時代」 書籍やコミックの取引を強化 11月1-3日にオンライン開催/椎名CEOと松本ディレクターに聞く

「東京国際映画祭」と併催されるコンテンツマーケット「TIFFCOM」が11月1日から3日まで、昨年に続いてオンラインで開催される。TIFFCOMは映画やテレビ、アニメを中心としたコンテンツホルダーが一堂に会し、各国からの有力なバイヤーと商談をするが、近年は完成映像以外の取り引きも始まっている。オンライン開催について、また今後のマーケットのあり方について、TIFFCOMの椎名保CEOと松本浩ディレクターに話を聞いた。
―――
–昨年に続くオンライン開催。前回からの変更や今年の開催について。 松本氏「昨年のオンライン開催ではスクリーニング(試写)が活発になった。リアル開催では都合を合わせてもらうのが難しかったが、オンラインは好きなタイミングで見てもらえる。そこで今年は本数を従来の20数本から100本超とした。一部作品を除き、10月25日から11月30日まで視聴できるようにもした」
「セミナーも11月1日から30日まで録画配信する。事前収録なので、ネットフリックスやヒット作『愛の不時着』を生んだ韓国企業など注目度の高い企業が登壇できる」
「一方、ミーティングツールは、他見本市でも採用するBlueJeansというビデオ会議システムに変更。スケジュールやチャットの機能があり映像を共有しやすい」
–今回のポイントは。  椎名氏「コンテンツマーケットは人との交流があってこそ新たな発見が生まれる。本来はリアルで開催したかった」
「TIFFCOMがこの時期に開催するのは東京国際映画祭があるから。今回は映画祭との連携をいっそう意識し、今年初めて、東京国際映画祭正式出品作品のなかからTIFFCOMでセールスする『TIFFセラー作品』を設定。TIFFCOM会場の専用ブースでは14作品を紹介し試写も用意する。イベントの行き来も一部で可能になる」
「今回TIFFCOMはオンラインで、映画祭はリアル開催されるが、TIFFCOMがリアル開催されると、今後この連携が活きてくるのではないか」
–現在は原作となる書籍やIP(知的財産)の取引が活発。TIFFCOMはこれにどう取り組んでいるのか。
松本氏「数年前から書籍やIPを扱う出展社が分かるよう明示してきた。同時に、今回はウェブ関連を含めた出版系の企業が3社新たに出展する。スマホ向けの『縦スクロールコミック』の会社も参加する」
「TIFCOMは完成した映像の商談会というイメージが強く、原作を売り買いする場としての認知度はまだ低いが、日本の書籍やコミックは脚本が緻密で原作力が高い。ビジネスのタネとして成立するだろうという思いは強い。実際の商談比率はまだ低く時間がかかるだろうが、制作会社などに参加してもらうと同時に、売買する商品の幅を広げることでTIFFCOMのすそ野を広げたい」
椎名氏「海外の見本市で日本のコンテンツを発信するのは、アウェイにいるようなもので大変なことが多いが、TIFFCOMは日本がホーム。TIFFCOMは映画やテレビ、アニメのマーケットだから出版は違うというのではなく、コミックの強い日本で開催されるからこそ見本市として意義があり、それが海外との差別化につながる」
「製作総予算までもう少しという作品が、確保資金とのギャップを埋めるためにピッチするTokyo Gap-Financing Market(TGFM)も、長編映画やテレビシリーズ、アジアをテーマとする。これもTIFFCOMならではの企画だ」
–動画配信が伸びるなどエンタメ市場は変わってきている。TIFFCOMが目指すところは。 椎名氏「配信市場のビジネスは伸び代が多い。今は脚本や出版、ストーリー、キャラクターなどありとあらゆるものが映像化につながる時代であり、映像マーケットが今後この市場にどう向き合うのかが重要だ」
「配信でも既存メディアでも、ビジネスとして大切なのは人との信頼であり、コンテンツマーケットとしては人が集まる場として選ばれることがポイント。日本の魅力はビジネス以外でも強い。大勢を集客できる設備があればなお人が集まりやすいのではないか」


第1回「S&D AWARDS」 工学院大学がグランプリ 新宿アトリウムに「可動式の壁」

広告・看板業界の専門誌『月刊サイン&ディスプレイ』を60年以上にわたり発行しているマスコミ文化協会主催の「第1回 S&D AWARDS」が10月22日に東京・港南の品川フロントビルで開かれた。協賛はジェイアール東日本企画とヘキサゴンジャパン。同アワードは、屋内外のプロモーション業界の振興、プレゼンスを高めることを目的に実施する新たな顕彰で、今年が第1回となる。2020年1月から21年6月までに『月刊サイン&ディスプレイ』に掲載された秀逸なプロモーションの中から「優秀・面白い・意外性あり・びっくりするような事例」を選出し、表彰した。
―――
最終選考にノミネートされたのは11種のプロモーションで、各担当者が登壇し、プレゼンテーションを実施した。東京都でもコロナ禍による緊急事態宣言が解除されたこともあり、プロモーションの担当者全員が会場に集った。グランプリと準グランプリは、約100人余りの来場者(関係者も含む)の投票で決定されることもあり、各担当者のプレゼンにも力がこもった。
投票の結果、グランプリには工学院大学(東京都新宿区)新宿アトリウムの『キネティック・ウォール(可動式の壁)』が選ばれ、サイン&ディスプレイ編集長の倉田大資氏から同大学教授の西森睦雄氏が表彰を受けた。
工学院大学の新宿アトリウムは、リニューアル工事が昨年春に完了し、工学・建築・情報の要素を含む最先端のデジタルアート表現の場に生まれ変わった。同アトリウムの巨大スクリーンの中央には、常設では日本初というキネティック・ウォール(可動式の壁)が設けられた。
キネティック・ウォールは、極彩色の繊細な光を放ち、立体的に動く。最新のプロジェクションマッピング装置や立体音響システムも設置され、映像・音響・照明を用いたさまざまなクリエイティブ表現をすることが可能だ。
プロジェクターは、ウシオライティングが扱っている米クリスティ製の4K対応レーザー光源DLPプロジェクター「D4K40-RGB」が1台採用され、フロント投映をしている。
大規模キャンバスに最適化された最先端のプロジェクションマッピング設備で3万ルーメンの高輝度、4K解像度を実現。ディテールまで鮮明に映し出すことができる。横16メートル×縦12.8メートルの巨大スクリーンで繊密な映像を楽しむことができ好評という。
映像や照明設備の構築はウシオライティングが担当した。コンテンツや運営を含むシステム設計はイマジカグループのピクス、音響設備はヒビノグループが担った。
リニューアルには、同大学建築学部の教員である西森教授(建築デザイン学科)が設計を務めた。
西森氏は「大学と社会の接点として、日常ににぎわいを創出するとともに、ステージイベントやライブ配信イベント、パブリックビューイングなど、さまざまな用途に活用できる。今年はロックバンドのGLAY(グレイ)がオンライン配信用にアトリウムを使ってライブ中継をした」と話す。
キネティック・ウォールは、スクリーン中央部分の壁(6メートル×4.8メートル)が凹凸に可動し、従来の枠組みを超えた立体的な映像表現が可能だ。シンプルな映像信号で制御が可能なため、アイデア次第で多様なデジタルアートを実装できる。また高品質のLEDが内蔵されており、内側から繊細に発光することで表現の幅を広げている。
今回の受賞について、西森氏は「まさかグランプリに選ばれるとは想像もしていなかった。コロナ禍も一段落し、今後さらに本格活用していきたい」と感想を述べた。
準グランプリには『静岡市プラモデル計画』が選ばれ、アオイネオン(静岡市葵区)デザインスタジオ ブルーエッグのディレクター、松尾憲宏氏が表彰を受けた。
これは静岡市による、プラモデルを活用したシティプロモーション企画で、郵便ポストをはじめ、組み立て前のプラモデルをイメージしたモニュメントがSNSを中心に話題を集めた。
松尾氏は「デジタルの時代にこのようなアナログなものが選ばれて光栄。ぜひ静岡市に来てもらい実物を見てほしい」と話した。


「地方の時代」映像祭2021 13日にグランプリを発表 14-19日に上映会など実施

吹田市、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟の5者で共同主催する第41回「地方の時代」映像祭2021を、11月13-19日に関西大学千里山キャンパスで開く。
今年は新型コロナ感染予防のため、13日のプログラムはすべて受賞者および関係者の限定開催とし、14日以降は当日受付で一般参加ができる。
13日には、贈賞式、記念講演、グランプリ作品上映、シンポジウムを実施。「地方の時代」映像祭コンクール贈賞式では、「グランプリ」「優秀賞」「選奨」「奨励賞」など各賞を当日発表する。
14日(13時-15時30分)には、ワークショップ「テレビ局と高校放送部の共同制作から考える」を開き、作品として『黄葉 伍朗ちゃんがいる教室』(テレビ信州・松本深志高校放送委員会)、『テレビは何を伝えたか~松本サリン事件のテレビ報道から~』(松本美須々ヶ丘高校放送部)を上映する。
『黄葉 伍朗ちゃんがいる教室』は、半世紀近く前に高校を卒業した生徒たちが恩師を囲んで話を聞くという、「ホームルーム」の物語をテレビ局と高校放送部が共同制作した。一方、『テレビは何を伝えたか』は1996年に起きた松本サリン事件で、テレビ局はなぜ、第一通報者である被害者男性を犯人視し、誤報の訂正も遅れたのか。高校生たちがテレビ報道の在り方を問う。
パネリストは、松澤亮(テレビ信州)、西尾遥(関西大学学生)、谷原和憲(日本テレビ)林直哉(長野県松本深志高等学校教諭)の各氏。
なお、14-19日に受賞作品を中心とした参加作品の上映を予定しているが、上映スケジュールは決定次第、公式ウェブサイトの「上映スケジュール」ページに掲載される。
【日程】11月13日(関係者限定)、14-19日(一般参加可)
【会場】関西大学千里山キャンパス=第三学舎ソシオAVホール/100周年記念会館(大阪府吹田市山手町3-3-35)
【詳細】https://www.chihounojidai.jp/guide/


ケーブルワンが事例解説 地域情報アプリなど活用/CRIが災害・防災セミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、「CRI災害・防災セミナー2021」を3つのテーマで11月8日にオンライン(Zoom使用)により実施する。
テーマ①「その時どうした! 全国屈指の『防災情報提供体制』を確立している『ケーブルワン』の『その時』を聞く」(講師:ケーブルワン取締役放送部長/前田雄次氏)は、開局当初から防災情報の提供を積極的に展開している、佐賀県武雄市のCATV局「ケーブルワン」の事例を解説する。
今年8月11-14日にかけ、武雄市周辺に発生した「線状降水帯」による集中豪雨は、武雄市の六角川流域に甚大な浸水被害をもたらした。この集中豪雨に際しても、データ放送、アプリ、YouTubeなど、さまざまなメディアを通して、住民に災害情報と復旧・復興のための情報を届けている。
中でも活躍したのがスマートフォンの積極活用で、YouTubeや専用ソフト(ケーブルワン地域情報アプリ)には多くの利用者がアクセスするなど、CATV加入・未加入者にかかわらず、24時間365日情報を提供している。
そのほかのテーマは次にとおり。
テーマ②「今、知っておきたい、『最新防災情報システム』の動向! 国・自治体が進めるSIP4D(基盤的防災情報流通ネットワーク)の概要と『SIP4Dによる災害情報の広域共有』の現状を知る」(講師:防災科学技術研究所 防災情報研究部門 国家レジリエンス研究推進センター主幹研究員/伊勢正氏)。
テーマ③「注目される防災備蓄食サービス-静岡新聞社・静岡放送の『Buddy Box』の取り組みと『Team Buddy』活動について」(講師:静岡新聞社・静岡放送 地域ビジネス推進局Team Buddyプロジェクト事務局次長/大林寛氏)。
【日時】11月8日/13時30分-16時
【参加費】CRI会員5000円、非会員1万円
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20211020_6237.html


「IFA2022」出展者募集 15日まで早割価格で受付 22年9月 独ベルリンで開催

メッセ・ベルリン日本代表部(東京都港区)は、2022年9月2-6日にドイツ・ベルリンでリアル開催を予定している国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA2022」の出展申し込み受け付けを開始したと発表した。
11月15日まで、通常のスペース料金よりも安くなる早割(Early Bird)価格で提供している(16日からは通常価格)。
今年9月にベルリン会場で開催予定だったIFA2021は、コロナ禍の影響で中止となったが、次回(22年)は、従来規模での完全リアル開催に向け準備を進めている。業界最大級の規模を誇る同展示会は、高度化が加速するコンシューマー製品やDX(デジタルトランスフォーメーション)の最先端技術や製品が一堂に集結する。
【出展申し込み】https://b2b.ifa-berlin.com/en/exhibitors/application-ifa/
【IFA日本語サイト】https://www.phileweb.com/ifa/

2021/10/252021年10月25日

第18回文化庁映画週間 11月6日に上映会を実施 4日にはシンポジウムも

文化庁は、18回目となる「文化庁映画週間」を東京国際映画祭2021期間中(10月30日-11月8日)である11月2-6日に開催する。
文化庁映画週間では、優れた文化記録映画や長年にわたり日本映画を支えてきた人々を顕彰するとともに、記念上映会やシンポジウムなどを実施し、映画を通じて関係者らが集う場を提供する。
6日には「令和3年度文化庁映画賞受賞記念上映会」(午前10時開始)を開く。
上映作品は、『夜明け前のうた 消された沖縄の障害者』(原義和監督)、『きこえなかったあの日』(今村彩子監督)、『二重のまち/交代地のうたを編む』(小森はるか・瀬尾夏美監督)。会場は東京・東新橋のスペースFS汐留、入場無料(事前予約制)。
4日(午後4時開始)には、シンポジウム「1990年代日本映画から現在への流れ」を実施。会場は東京・丸の内の丸ビルホール。入場無料(事前予約制)。
【文化庁映画週間・詳細】https://bunka-cho-filmweek.jp


SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021 国際コンペ大賞に初のマルタ作品 SKIPシティアワードは短編が初受賞

18回目を迎えた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021」(主催=埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会/以下、「Dシネマ祭」)は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から9月25日-10月3日の9日間、動画配信サイト「シネマディスカバリーズ」でのオンライン配信で開催。最終日の3日には、YouTubeライブでのオンライン授賞式で、グランプリをはじめとする国際コンペティション(国際コンペ)、国内コンペティション(国内コンペ)の各賞を発表した。
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「国際コンペ」には、104の国・地域から過去最多となる合計889本の応募があり、1次審査を経て10作品がノミネートされた。
最優秀作品賞(グランプリ/賞金100万円)は、地中海の島国マルタで先祖代々伝統的な漁を続けてきた男が、船の破損をきっかけに漁師の仕事を捨てるか逡巡(しゅんじゅん)する姿を描いた人間ドラマ『ルッツ』(アレックス・カミレーリ監督)が受賞。マルタ製作の映画としては、Dシネマ祭での初ノミネートとともに初のグランプリ受賞となった。
審査委員長の竹中直人氏(俳優、映画監督)は「芝居が見事。本物の漁師の方々だが、主人公の顔つきは、表現せずして表現しているというか、静かに淡々と芝居をしているのにズシっとくる。とにかく好きな映画で、心に深く残った。ひと言でまとめるのはとても難しいが、どこかハードボイルドで、とてもセンスの良い映画。監督の眼差しが、ねちっこくなく、クールでいて熱い。それがたまらなかった」と講評した。
「国内コンペ」には、長編6作品、短編8作品がノミネート。今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に対し贈られる「SKIPシティアワード」は、カウンセラーと謎の患者のやり取りを不穏な心理ホラーに仕立て上げた、酒井善三監督の『カウンセラー』が受賞。短編作品の同賞受賞はDシネマ祭史上初の結果となった。
同監督には、次回企画に対し、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの映像制作支援施設・設備を利用する権利を一定期間提供する。
優秀作品賞と観客賞は、長編部門『夜を越える旅』(萱野孝幸監督)と短編部門『リトルサーカス』(逢坂芳郎監督)がそれぞれダブル受賞した。この結果も同映画祭として史上初となった。
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●受賞結果
【国際コンペティション】
★最優秀作品賞(グランプリ)=「ルッツ」(マルタ)/アレックス・カミレーリ監督
★監督賞=マークス・レンツ監督〈「ライバル」(ドイツ、ウクライナ)〉
★審査員特別賞=「シネマ・オブ・スリープ」(カナダ)/ジェフリー・セント・ジュールズ監督、「ミトラ」(オランダ、ドイツ、デンマーク)/カーウェ・モディーリ監督
★観客賞=「国境を越えてキスをして!」(ドイツ)/シレル・ぺレグ監督
【国内コンペティション】
★SKIPシティアワード=「カウンセラー」(日本)/酒井善三監督
★優秀作品賞 [長編部門] =「夜を越える旅」(日本)/萱野孝幸監督
★優秀作品賞 [短編部門] =「リトルサーカス」(日本、カンボジア)/逢坂芳郎監督
★観客賞 [長編部門] =「夜を越える旅」
★観客賞 [短編部門] =「リトルサーカス」


映画祭向け情報サイト 新たな掲載作品の募集開始/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、欧州で開発された業界関係者向けオンライン映画視聴プラットフォーム「Festival Scope Pro」に開設したVIPO特設ページにおいて、2022年2月開催のベルリン国際映画祭に向け、新たに掲載する作品を募集している。
VIPO特設ページは、主に海外の映画祭プログラマーに向けて日本映画の視聴機会を提供し、映画祭への選定を促すことを目的とする。第1弾では、7月に開催されたカンヌ国際映画祭期間中から22作品を掲載し、2人の監督を特集した。今回は、その第2弾となる。
「Festival Scope Pro」は、主に世界の映画祭プログラマーが最新作品の情報をいち早くキャッチし、本編を視聴することで、映画祭のプログラミングに役立てるためのプラットフォーム。各国の機関や映画祭が独自ページを開設し、その中でさまざまな作品を紹介している。
今回の応募資格は、日本の劇場公開を予定している実写長編映画およびアニメーション、ドキュメンタリー、短編映画等であること。作品数は25本程度を予定。(応募多数の場合には、視聴層を鑑みて最新の実写長編映画を優先する場合がある)。
掲載場所は「Festival Scope Pro」内VIPO特設ページ(pro.festivalscope.com/label/show/vipo)。掲載期間は22年2月1日から次回更新時まで(次回は22年カンヌ国際映画祭期間を予定)。
参加費は無料。応募締切日は11月17日。
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/28246


韓国の放送コンテンツなど 日本に提案するイベント 企業とのオンライン商談も

韓国のストーリーIP(知的財産)、マンガ、放送コンテンツを日本のコンテンツ市場に提案する『2021 K-STORY & COMICS IN JAPAN』の「K-Content Connect Day」が10月29日に、「ビジネスデイ」が11月4、5日に東京・四谷のコリアセンターで開催される。
今回は、10件のストーリーIPと6件の韓国テレビ局・配給会社の主な新作を紹介するイベントおよび、会場からオンラインで韓国のコンテンツ企業との商談ができるビジネスミーティングの2本立てで実施する。
なお、会場だけでなく、10月29日に同イベントのウェブサイト上(https://www.kcomics-jp.kr)でも作品別の紹介動画の視聴が可能になる。
◆K-Content Connect Day
[日時] 10月29日/14-18時
[会場] コリアセンター2階ハンマダンホール(東京都新宿区四谷4-4-10)
◆ビジネスミーティング
[日時] 11月4、5日/実施時間は個別に案内
[会場] コリアセンター2階ラウンジ(オンラインミーティングブース)/事前登録したバイヤーのみ参加可能
【参加申し込み】forms.gle/naP5Ny8DqzfuVfdK6
【問い合わせ】韓国コンテンツ振興院 日本ビジネスセンター/Eメール=koccatokyo@kocca.kr


XR総合展〈秋〉開催 最新の機材・技術が集結 27ー29日に幕張メッセで

RX Japanは、VR・AR・MR(総称:XR)をビジネスのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に活用できる見本市「第1回 XR総合展〈秋〉」を10月27-29日の3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催する。
XR総合展は2021年4月に初開催(春展)したが、多くの出展検討企業、来場者から「ぜひ今秋にも開催してほしい」という要望があり、「秋展」の実施を決定したという。
第1回の「秋展」では、最新のXR技術が集結。HMD(ヘッドマウントディスプレー)、体験型シミュレーター、デジタル・ツイン、バーチャルプラットフォームなど、移り変わりと進化が早いテクノロジー業界では、常に最新製品・サービスが誕生している。それらの最新製品を「一度にまとめて」「手に取って」「触れて」「体験」することで、自社の特性に最も合ったサービスの選定が可能になるとしている。
導入事例や最新動向が分かる関連セミナーも実施する。
【会期】10月27-29日/10-17時
【入場】事前登録制(無料招待券を申し込む)。招待券がない場合は5000円
【詳細】https://www.xr-expo.jp


オンライントレーニング「IMAGICAアーチストが教えるEdit&Fusion実践コース」

◇オンライントレーニング「IMAGICAアーチストが教えるEdit&Fusion実践コース」
ブラックマジックデザインが、IMAGICAの編集・制作者をゲスト講師に迎え、「ダビンチリゾルブ17」を使った編集と「Fusion」のトレーニングを実施する。より実践に沿った内容で、プロから直接学べる機会となる。
いずれのトレーニングも受講後に1カ月間アーカイブの視聴が可能となっている。
【日時】▽「Editの基本の考え方」 10月30日/13-16時、「Fusionフェイスレタッチ」 10月31日/13-16時
【受講料】1万1000円(2コース受講の場合は合計2万円/学生は半額)
【申し込み】https://bmduser.jp/training/detail.php?p=p00000140

2021/10/182021年10月18日

秋葉原UDX 12月に映画祭を開催 AKB出演作品など上映

映画祭「Akiba Screening 2021」が、秋葉原UDX(東京都千代田区)のUDXシアターで12月16-19日に開催されることが決まり、10月7日に発表会が秋葉原UDXで開かれ、映画出演者の一部が登壇した。。
同映画祭では、アニメや声優、アイドルの聖地である『秋葉原』の特性を生かし、ホラーやヒューマンドラマなど、幅広いラインアップの新作映画を連日舞台あいさつ付きで上映する。
上映作品は、AKB48の台湾出身メンバー馬嘉伶(まちゃりん)と声優・森田成一が共演する短編『サンタクロースをいつまで信じてた?』、STU48の今村美月、石田みなみが出演する日本酒のイベントと連動した『酒蔵のむすめ』、AKB48の大西桃香らが出演する7作品からなるオムニバスホラー『ホラーちゃんねる 事故物件』、AKB48込山榛香主演の『恋愛リアリティーショー』、HKT48の田中美久らが出演する5作品からなるオムニバスホラー『ホラーちゃんねる 樹海』。
なお、同じ日程で日本酒のイベント「TOKYO SAKE FESTIVAL 2021」が秋葉原UDXアキバ・スクエアが開かれ、101の酒蔵の厳選した日本酒を展示・販売。映画祭と連動することで相乗効果が期待されている。


短編映画「酒蔵のむすめ」 日本酒イベントと連携 プレミアム公開を実施

瀬戸内地方を拠点に活動する女性アイドルグループ「STU48」の今村美月と石田みなみがダブル主演する短編映画『酒蔵のむすめ』(大橋孝史監督)が、日本酒のイベント「TOKYO SAKE FESTIVAL 2021」(12月16-19日)でプレミアム公開される。同作品は、映画祭「Akiba Screening 2021」とのコラボ上映となる。来年以降には東京、大阪、名古屋、広島などに順次拡大公開していく予定だ。
映画は、京都・京丹後市に新たにオープンしたグランピング施設で撮影された。コロナ禍の中で打撃を受けている日本酒業界を盛り上げる作品になっている。
『酒蔵のむすめ』は、創業270年の老舗酒蔵を舞台にしたヒューマンラブストーリー。老舗酒蔵に生まれた1人娘・向井夏子の生涯を通して、酒蔵の現状と共に日本の文化でもある日本酒を守り抜こうとしていく姿を描く。
10月7日の発表記者会見で大橋監督は「コロナ禍で酒蔵にも大きな影響が及んでいる。酒造りでは欠かせない酒蔵にスポットを当てながら、最終的には日本酒の魅力をアピールしていきたい」と述べた。


デジタルマーケティング WOWOWのノウハウを聞く/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、「『ファンや視聴者に選んでもらえるメディア』であるために… -WOWOWコミュニケーションズの考えるデジタルマーケティングをどうケーブルビジネスに活用するか」をテーマに、第18回CRIオンラインセミナーを10月25日に開く。
講師は、WOWOWコミュニケーションズ 顧問の大高信之氏、同社マーケティング部Webソリューション推進課課長の高野俊吾氏、同社開発営業部開発営業課の横関彩氏。
WOWOWコミュニケーションズは、WOWOWのマーケティング全般を担う企業として1998年に設立され、WOWOWのテレマーケティングやコンタクトセンター業務を担っている。現在では、こうした経験やノウハウをWOWOW以外の企業にも提供しており、幅広い業種(通信事業者や地方放送局も含め)のマーケティング活動を支援している
これまでは「視聴率」や「人気度」といった数値が優先され、マーケティング活動が不得意とされてきた民放局やラジオ局でもデジタルマーケティングやデータマーケティングを手掛け始めた。
そこでセミナーでは、「ファンに選んでもらえるメディアであるために」をキーワードに、WOWOWコミュニケーションズが蓄積してきたデジタルマーケティングノウハウや事例について聞き、それらをどうCATVビジネスに生かすかを考察する。
なお、CRIオンラインセミナーでは参加者から事前に質問を受け付け、当日、講師が質問に対する解説をしている。
【日時】10月25日/14時30分-16時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【受講方法】Zoom
【申し込み・詳細】http://www.cri-info.jp/20211012_6226.html


オンラインで講演会 5Gの最新動向を解説/マルチメディア振興センター

マルチメディア振興センター(FMMC)は、情報通信講演会「5Gとその先で目指すべき方向」をオンライン(Zoom使用)で10月29日に開く。
5G(第5世代移動通信システム)規格に準拠したサービスは、ビッグデータやAIの活用によるビジネスモデルの変化、社会課題を解決する情報インフラとしての利活用が進んでいる。
そこで、5Gの実用化に取り組んでいる関係者に、何ができるようになったのか、何が利活用にあたっての課題であるのか、そして次に向けては何を検討しているのか、といったことについて聞く。参加費無料(事前登録)。
プログラムは、基調講演「情報通信政策の動向(仮)」(総務省 総務審議官/竹内芳明氏)、マルチメディア振興センター研究報告「L5G・B5Gの最新動向について」(欧米での取り組みを中心に最新動向を解説)、パネルディスカッション「5Gとその先で目指すべき方向」–となっている。
【日時】10月29日/13時30分-16時30分
【定員】500人
【申し込み・詳細】https://www.fmmc.or.jp/activities/kenkyukai/kouenkai


「コレクション21秋」を開催へ/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブでは、「NFAJコレクション2021秋」を11月5日から開く。
今年度からスタートする新たな上映企画シリーズ。今回は、名監督による隠れた秀作から、名優たちが織りなす華やかな人気作まで、日本映画の魅力が詰まったラインアップになっている。
【会期】11月5-21日(金・土・日曜のみ)
【会場】国立映画アーカイブ・小ホール(東京都中央区京橋 3-7-6)
【料金】前売り一般520円ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/nfaj-autumn202110


ケーブルテレビテクノフェア 22年2月の開催を中止

「ケーブルテレビテクノフェア2022」開催実行委員会は、今年度予定していた2022年2月の開催を中止すると発表した。
新型コロナウイルス感染の収束が見通せない状況であることから、2年連続の中止となった。出展社からは開催の要望があるため、23年は通常開催ができるよう検討を続けるとしている。


ケーブルテレビテクノフェア 22年2月の開催を中止

「ケーブルテレビテクノフェア2022」開催実行委員会は、今年度予定していた2022年2月の開催を中止すると発表した。
新型コロナウイルス感染の収束が見通せない状況であることから、2年連続の中止となった。出展社からは開催の要望があるため、23年は通常開催ができるよう検討を続けるとしている。


オンラインセミナー「SI・SE向け openGearトレーニング入門編」

アスクM&E事業部が10月20日に開く。openGearソリューションの製品の導入から設置、運用開始までのイメージを分かりやすく説明する。アセント、伊藤忠ケーブルシステムが共催する。参加費無料(事前登録制)。
なおセミナー終了後、アンケートでセミナー内容から抜粋したクイズを出題。全問正解者にはAmazonギフト券(1000円分)をプレゼントする。
【日時】10月20日/16-17時
【受講形式】Zoom/定員500人
【申し込み・詳細】https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yVw9QujwRF-P7rPC0ylN7g

2021/10/112021年10月11日

SIGGRAPH Asia 2021 全プログラムの登録を受付 12月14日からハイブリッド開催

12月14-17日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「シーグラフアジア2021(SIGGRAPH Asia 2021)」は、すべてのプログラムのオンライン登録を開始した。運営事務局であるケルンメッセが発表した。
SIGGRAPH Asia 2021はコンピューター科学分野の国際学会(ACM)の分科会。
今回は国内状況の変化もあり、SIGGRAPH Asia初となるオンサイト/バーチャル混在型のハイブリッド形式で開催する。
オンラインでのカンファレンスプログラムを用意するほか、会場では感染防止対策や来場者への注意喚起を徹底する。
開催テーマは「LIVE」。コロナ禍でも日常生活や活動は続くことを再認識したといい、開催を通じてコミュニティーの活性化に貢献する。
受講料は全プログラムにアクセスできるACM SIGGRAPHのほかオンサイト、バーチャルに分かれており、11月14日まで早期割引で申し込める。団体割引(10人以上)も用意される。
【詳細】sa2021.siggraph.org/jp/


プレゼントキャンペーン実施 賞品に各地の特産物など/JDS「ケーブル4K」

日本デジタル配信(JDS)が運営する4K専門チャンネル「ケーブル4K」では、10月1日から全国各地の名産品・特産品、宿泊券などの賞品が当たる『全国各地の『いいね!』をプレゼントキャンペーン!!』を実施している。
全国各地の伝統や文化、グルメ、風景などの『ニッポンの魅力』を高精細な4K映像で放送している「ケーブル4K」のチャンネルコンセプトに基づき、プレゼントキャンペーンを企画した。地域の魅力を知る多くのCATV局からの賛同・協賛のもと、全国各地から30種類を超える賞品をそろえた。それぞれのプレゼントを通じて、日本の魅力を届ける。
誰でも応募が可能なオープンキャンペーンで、応募の受付期間は、10月31日(終日)まで。
【詳細】キャンペーン特設サイト=www.cable4k.jp/campaign


プロデュースの基礎知識 映画を題材に養成講座/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は12月1-3日の3日間、オンライン型式(Zoom)で「映画プロデューサー養成講座 基礎編」を開く。「映画」を題材にして、映像コンテンツ製作に必要不可欠なプロデュースの基礎知識を集中的に学ぶ。
講師は早稲田大学名誉教授の安藤紘平氏。講義では、インディペンデントからメジャーな商業映画までをカバーし、プロデューサーの具体的な役割、企画の立て方・書き方、脚本の読み方、脚本の仕組みと構成の理解、制作予算の立て方、資金回収などを解説する。
題材は「映画」だが、エンターテインメント業界においてアニメ、ゲーム、映像コンテンツの企画、制作、プロデューサー志望者にも必修な講義となる。
最終日にはゲスト講師として、『蜜蜂と遠雷』、『愚行録』、『Arc アーク』を手掛けた石川慶監督を迎え、自身の作品についての企画から製作までの過程などを交え、実践的な話を聞く。
【プログラム】
[12月1日] ▽プロデューサーの役割、企画の立て方・書き方▽シナリオの読み方、魅力ある台詞(せりふ)とは
[12月2日] ▽脚本を読み解く 脚本を書くには▽魅力ある台詞とは 映画のオープニングとエンディング▽脚本の分析とプロデューサーの意図
[12月3日] (同)▽制作予算を立てる▽資金の回収・返済・分配▽石川慶監督の登壇/映画製作の実際(安藤講師とトークセッション)
【時間】いずれも13時30分-17時30分
【参加費】一般4万円、VIPO会員2万円
【定員】40人
【申し込み締め切り】 11月24日/15時(定員に達し次第終了)
【申し込み】https://www.vipo.or.jp/news/28108/


「水曜どうでしょう」 番組の成功事例から学ぶ/フェローズがセミナー

フェローズは、北海道テレビ放送(HTB)コンテンツビジネス局エグゼクティブディレクターの藤村忠寿氏による無料オンラインセミナー「『水曜どうでしょう』の成功事例から学ぶ 北海道テレビ放送 藤村ディレクターに聞く、地方から全国展開!ヒットの裏側」を10月21日に開く(20人限定で会場参加も可能)。受講費無料。
『水曜どうでしょう』は、1996年にチーフディレクター藤村氏が立ち上げたHTBの深夜バラエティー番組。当時では珍しかったディレクターがカメラ1台でタレントと同行しながらの撮影スタイルは、視聴者の圧倒的な支持を得て、全国的に異例のヒット作になった。以来25年間、いまだ全国で愛される番組として健在である。
セミナーでは、藤村氏に番組立ち上げからヒットに至るまでの苦労や撮影秘話をはじめ、累計出荷枚数500万枚を超すDVD/BD制作や、札幌で8万人が集まる「水曜どうでしょう祭」、全国開催の「水曜どうでしょうキャラバン」の企画・運営、さらに舞台・ドラマ演出など現在の多彩な展開についても語ってもう。
なお、今回は特別に20人限定でセミナー会場(東京・恵比寿のフェローズセミナールーム)での対面参加も可能。
【日時】10月21日/13-14時
【定員】100人(オンライン)
【申し込み締め切り】10月20日/17時
【申し込み・詳細】bit.ly/2YEjH8G


Inter BEE 2021」11月17-19日開催 来場者の事前登録を開始来場者の事前登録を開始 業界関係者の貴重な交流の場に

電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月17-19日に開催する、メディア総合イベント「Inter BEE 2021」(会場:幕張メッセ/千葉市美浜区)の入場事前登録を、公式ウェブサイトで開始した。
今回で57回目の開催となるInter BEEは、「コンテンツ」を中核とし、コンテンツを「つくる(制作)」、「おくる(伝送)」、「うける(体験)」のすべてを網羅した、メディアとエンターテイメントのビジネス空間を提供する。
コロナ禍により、昨年は完全オンラインでの実施となったが、今年は、オンラインと連動した上でリアルな会場で開催。各種ガイドラインを遵守するなどの新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を講じた上で、業界関係者の貴重な交流の場として展開する。
展示は「プロオーディオ部門」「映像制作/放送関連機材部門」「映像表現/プロライティング部門」「ICT/クロスメディア部門」の4部門で構成。多彩な出展企業が新製品やソリューションを訴求する。オンライン会場においても各種の情報発信が展開される。
コンファレンスも充実したプログラムを用意。
今回の「INTER BEE FORUM」のキーワードは、同時配信、放送とネット連携、スポーツ、IP化、4K8K、AIなどが挙げられる。そのほか、最新のソリューションを提案する出展者セミナーや企画別のコンファレンスプログラムも実施する。


ウェブセミナー VGI「Autodesk Flame|ライブストリーム第4弾」

ビジュアルグラフィックス(VGI)は、10月21日に「Flame『In Depth』シリーズ-Effects Tab」について解説するウェブセミナーを、YouTubeライブで実施する。
【日時】10月21日/15-16時
【詳細】http://www.vgi.co.jp/

2021/10/42021年10月4日

「CEATEC 2021 ONLINE」11月末まで発信 カーボンニュートラル、5G、DXが焦点 300社以上が出展/JEITA

電子情報技術産業協会(JEITA)は、幕張メッセ(千葉市美浜区)でのリアル展示会とオンラインを組み合わせたハイブリッド開催を目指してきた今年のCEATECを完全オンライン開催に変更するとしていたが、1日、その内容について発表した。オンライン開催のタイトルは「CEATEC 2021 ONLINE」。昨年に続くオンライン開催となる。
―――
「CEATEC 2021 ONLINE」は、「カーボンニュートラル」「スーパーシティ&スマートシティ」「モビィリティ」「5G」の4つを重要テーマとして、11月末まで発信する。
10月15日をオープニングデーとし、主催者、来賓メッセージ、キーノートスピーチを実施。メインイベントは19-22日で、出展者による展示ブース、プレゼンテーション、カンファレンス/セミナーを実施する。
また、23-11月30日をアフターイベントとして、展示、カンファレンス/セミナーをオンデマンドで配信する。特別セッションも予定している。
出展社は300社以上が決まっており、これは昨年と同水準。アドビ、ソフトバンク、ポーラ、三菱ふそうトラック・バスをはじめ、約3割が新規の参加だという。
「CEATEC 2021 ONLINE」には、公式サイトで入場登録を完了することでログイン可能となる。展示は、企業エリア、ソサエティー5.0、Co-クリエーションパークの3エリアで構成する。
企業エリアは、出展規模に応じて、プレミアム、スタンダード、ベーシックの3プランを用意。ソサエティー5.0は、カーボンニュートラル、スーパーシティ&スマートシティ、DXの3テーマと連動した展示が展開される。
Co-クリエーションパークでは、国内外の100以上のスタートアップ企業や大学、研究機関が出展する。


IBC2021 参加費が無料 リアルとオンラインのハイブリッド開催に

IBCは、12月3-6日にオランダ・アムステルダムで開催予定の放送・映像技術展「IBC2021」の参加費を無料にするとともに、オンラインのプラットフォーム「IBC DIGITAL」を構築・運営して、ハイブリッド開催にする。
IBC DIGITALは、10月21日から来年3月末まで実施する予定。これはライブイベントと並行して実行されるハイブリッドプラットフォームで、コンテンツを見たり、出展者や他の参加者とオンライン会議をスケジュールしたり、また、出展者のプロフィール確認や、同僚をライブミーティングに招待することで、参加者がIBC体験をつくることができるというもの。
さらに、AI技術でセッション、出展者、製品に対するパーソナライズされた情報を提供するとしている。
これまでの入場パスは、無料のビジターパスと245ユーロのプラスパスの2種類だが、その違いはコンテンツプログラムへのアクセスだった。
今年は、生産とポストプロダクション、コンテンツサプライチェーン、OTT、消費者へのダイレクト(どこでもコンテンツ)、ライブ&リモート生産とイノベーション–の5つをテーマにしている。
基調講演は、ディスカバリーやFOXスポーツ、HBO、オリンピック放送サービスといったスピーカーを予定している。


IPライブ制作における実測定の基礎など解説/リーダー電子が技術セミナー

リーダー電子は、「IPライブ制作における実測定の基礎およびNMOS制御の事例」と題した技術セミナーを10月26-28日にオンラインで開く。
放送システムのSDIからIP化が進む中、IP(ST2110)機器の基本的な接続方法や測定器によるIP測定の基礎、およびNMOS制御の事例をテーマとする。事前登録制(受講料無料)。
内容は、①波形モニターによるIP接続までの実践、②波形モニターによる実機IP測定、③IPパケット監視装置による各測定、④PHABRIX QxLによるIP測定、⑤NMOSの制御の実操作、⑥PTPの設定について。
【日時】10月26、27、28日/14時-15時30分
【定員】各500人
【申し込み・詳細】https://www.leader.co.jp/event/


SDIとIP混在インフラ番組制作の基礎と応用/フォトロンがウェビナー

フォトロンは、SDI/IPリソースが混在するインフラ構築時の課題を解決するEVS社製品を紹介するウェビナー「EVS『IPライブ』プロダクションプロダクトの基礎から応用」を10月13日に開く。
IPを活用した番組制作に対する関心が高まっている一方、SDIとIPのリソースが混在したインフラの構築には、運用や管理面での課題が少なくない。今回のウェビナーでは、このような課題を解決するEVS社IPプロセッシングプラットフォーム「Neuron」、ブロードキャストコントローラー「Cerebrum」について説明する。
参加無料(事前登録制)。
【日時】10月13日/15-16時
【申し込み】https://photron-digix.jp/info/2021/101775.html


「デジタルの日」制定記念 デジタルアートの可能性/DCAJがセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、10月10、11日が「デジタルの日」に制定されたことを記念して、オンラインセミナー「デジタルが拓く未来 ~デジタルアートの可能性~」を企画、10月11日に実施する。
同セミナーでは、CG制作の先駆者であり、現在も世界的に活躍するアーチスト、東京大学名誉教授の河口洋一郎氏と、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)主任学芸員でメディア・アート、サウンドのエキスパートとして国内外の作家の個展なども手掛ける畠中実氏が、進化するデジタルアートの魅力や可能性、デジタルで広がる未来を語り合う。参加無料(事前登録制)。
【日時】 10月11日/15-16時(14時45分にリンクオープン予定)
【形式】オンライン(Zoom)
【定員】100人
【申し込み】https://www.dcaj.or.jp/news/2021/09/1011.html


「デジタルコンテンツ白書2021」発刊セミナー/DXで進むハイブリッド化とグローバル化

◇「デジタルコンテンツ白書2021」発刊セミナー/DXで進むハイブリッド化とグローバル化
デジタルコンテンツ協会(DCAJ)が10月14日に開く。従来とは大きく変貌した2020年の国内コンテンツ産業の市場規模を解説するとともに、「デジタルコンテンツ白書2021」の特集『コロナ禍が直撃、DXに挑戦するライブエンターテインメント』のインタビューや、デジタルコンテンツ白書編集委員長との座談会を通じて、音楽ビジネスの現状と新たな取り組みについて伝える。
【日時】10月14日/14-17時
【形式】オンライン(収録配信)
【参加費】一般7000円、DCAJ賛助会員特典は無料
【申し込み・詳細】https://www.dcaj.or.jp/news/2021/09/WP2021seminar.html

2021/09/272021年9月27日

● 音楽制作を応援するキャンペーンを実施/ティアック

ティアックは「音楽制作応援 ダイナミックマイクプレゼントキャンペーン」を実施している。
2022年3月31日までに、対象製品であるTASCAMのインテグレーテッドプロダクションミキサー「Model 12」を購入した顧客全員に、ボーカル・楽器収録用のダイナミックマイクロホン「TM-82」を贈呈する。リーズナブルながら高品質な再現性と収音性を備え、自宅での音楽制作からライブホールでのパフォーマンスまで利用できる。
【詳細】tascam.jp/jp/campaign/mic-present-2021


● 衛星放送協会オリジナル番組アワード BS12のドキュメンタリーが大賞 原点に立ち返りメディアの本質を見直す 芸人が挑むテレビの可能性

衛星放送協会(東京都港区、小野直路会長)は7日、東京・大手町のよみうり大手町ホールで「第11回 衛星放送協会オリジナル番組アワード」の授賞式を開催した。番組部門6ジャンルの最優秀賞の中から選出される「グランプリ」には、『BS12スペシャル「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」』(BS12 トゥエルビ)が選ばれた。そのほか、各部門の最優秀賞が表彰された。
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衛星放送協会オリジナル番組アワードは、衛星放送協会の会員社が制作する優れたオリジナル作品を多くの視聴者に伝え、有料・多チャンネル放送の魅力を広く知ってもらうことが目的で2011年に設立された。
審査部門は9つに分かれ、番組部門は「ドラマ」「ドキュメンタリー」「文化・教養」「バラエティー」「中継」「ミニ番組」の6ジャンル。それに加え、編成企画部門、番宣部門、CAB-J賞が選ばれる。
グランプリを受賞した『BS12スペャル「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」』は、政治的発言をする芸能人はテレビ出演が難しいと言われる中、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔を通して、番組制作者が原点に立ち返ってテレビというメディアについて改めて考えたいとの思いで企画されたという。
審査員長の吉岡忍氏(ノンフィクション作家)は「コロナ禍は、閉塞した現在を生きる視聴者の知的欲求に応えていない、というテレビの弱点を改めて明らかにした。たしかに大きな情報は伝えているが、それを読み解き、ときには泣き、怒り、笑い飛ばして暮らしの質感に転化する力が、いまのテレビにはない。村本大輔はその弱みに気づいてしまった芸人である」と分析。
そして「彼は3・11被災地や原発事故の現場、都会の雑踏や地方の過疎地を歩き、現場と情報の目のくらむような落差を肌身に感じながら、あらたな笑いをつくり出そうと呻吟(しんぎん)している。ニューヨークへ飛び、夢中で習い覚えた英語で小さな舞台に立つ姿からも、その必死さが伝わってくる。彼の言葉のいちいちに『政治的発言』などと忌避する日本のテレビに、われわれの未来を預けるわけにはいかない。自粛や忖度(そんたく)によって切り縮められ笑いの無力さを突き、テレビの弱点を突き抜けようとする、テレビの可能性にかける村本と制作者に拍手を送りたい」と講評している。
なお、授賞式の模様と、受賞作品の見どころ映像を講評とともに伝える番組『グランプリ決定! 衛星放送・オリジナル番組アワード! 受賞作品はこれだ!』を、スカパー(BSスカパー、スカチャン)とJCOMの「J:COMプレミアチャンネル」で10月に複数回放送される。
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【オリジナル番組アワード受賞作品】
★番組部門 最優秀賞▽〈ドラマ〉連続ドラマW コールドケース3~真実の扉~(WOWOWプライム/WOWOW)▽〈ドキュメンタリー〉BS12スペャル「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」(BS12トゥエルビ/ワールド・ハイビジョン・チャンネル)▽〈中継〉サンウルブズ ライブトレーニング フィジカルチャンピオンシップ(J SPORTS2/ジェイ・スポーツ)▽〈文化・教養〉劇場の灯を消すな! Bunkamuraシアターコクーン編「松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭」(WOWOWライブ/WOWOW)▽〈バラエティー〉魔改造の夜(BSプレミアム/NHK)▽〈ミニ番組〉名探偵のお弁当(AXNミステリー/ミステリチャンネル)
★編成企画部門 最優秀賞▽「鉄道発見伝」『番組コミュニティ』の発想から番組づくり! ~コロナ禍、自然災害続きの日本に、『元気』と『友情』を届けよう~(日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ/CS日本)
★番宣部門 最優秀賞▽天皇杯 JFA 全日本選手権クラシックス 番宣(J SPORTS1、同2、同3、同4/ジェイ・スポーツ)
★CAB-J賞▽flumpool × QUICPay コラボレーション企画(スペースシャワーTV/スペースシャワーネットワーク)
★ドラマ 奨励賞▽心霊マスターテープ2 ~念写~(エンタメ~テレ☆シネドラバラエティ/名古屋テレビネクスト)
★審査員長賞▽町田樹のスポーツアカデミア「Dialogue:研究者、スポーツを斬る②」~音楽神経科学~慶応義塾大学 環境情報学部 藤井進也准教授(J SPORTS4/ジェイ・スポーツ)


● 合理的な制作環境提案 アビッド、EVS製品と組み合わせ/フォトロンがウェビナー

フォトロンは、アビッドおよびEVSの最新システムと、フォトロン開発ソリューションを組み合わせた「番組制作用セントラライズ収録/編集システム」について説明する『Avid+EVS&フォトロン セントラライズ収録・編集システムウェビナー』を10月5日に開く。
コロナ禍の影響で、合理的な映像コンテンツ制作環境の構築がこれまで以上に求められている。フォトロンでは、その合理的な制作環境を実現するための要素として、集約化や相互運用性が最も重要としている。
今回のウェビナーでは、アビッドのアセットマネージメントシステム「メディアセントラル」による「メディアコンポ-ザー」「アドビ プレミアプロ」のプロジェクトコラボレーションの実機をデモ。また、EVSのビデオサーバ「XS-VIA」「XS-NEO」と、フォトロン開発の収録管理システム「STING」を組み合わせたセントラライズ収録システム、リモートオペレーション環境の構築を簡単に実現する「フォトロン・リモートアクセスゲートウェイ」について解説する。
参加無料(事前登録制)。
【日時】10月5日/15時-16時30分
【申し込み・詳細】https://www.photron-digix.jp/info/2021/101765.html


● CATV局における情報漏洩対応と対策/CRIがオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第17回CRIオンラインセミナー(Zoom使用)を10月6日に開き、『ケーブルテレビ局における「情報漏洩対応と対策」を考える』をテーマに「改正個人情報保護法」の概要と対策すべきポイント、情報漏洩の予防対策、発生時の対応などについて考察する。
2005年4月1日から全面施行された「個人情報保護法」(個人情報の保護に関する法律)の適用を受け、多くのCATV局では、プライバシーポリシーの制定(公表)と合わせ、Pマーク(プライバシーマーク=「適合事業者」の認証)の取得を実施している。
そうした中、政府では、22年4月1日から、より罰則が強化された「改正個人情報保護法」を施行するにあたり、多くの企業や個人に対し「情報漏洩対策」の周知を呼びかけている。改正の要因としてテレワークの浸透やデジタル化、グローバル化への対応を挙げているが、主たる背景は、年々増加傾向にある「企業内における情報漏洩」への対策強化とみられている。
そこで今回のセミナーでは、国内でセキュリティーソフトの開発を手掛けるエムオーテックスのカスタマーマネジャー 沖遼真氏を講師に迎え、情報漏洩対策について聞く。
既に同社が開発した「ウイルス・情報漏洩対策ソフト」は、多くのCATV局で採用されており、その事例からCATV局における情報セキュリティー対策についても報告する。
【日時】10月6日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】http://www.cri-info.jp/20210921_6217.html


● 東京国際プロジェクションマッピングアワードが開催/11月13日にオンラインで

東京プロジェクションマッピングアワード実行委員会(企画運営:IMAGICA EEX、ピクス)は、「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.6」を、昨年に続きオンライン配信で11月13日に開催する。コロナ禍による感染拡大防止のため、東京・有明の東京ビッグサイト会議棟および会議棟前広場で開く無観客での上映会および表彰式を中継する予定。
東京国際プロジェクションマッピングアワードは、空間映像クリエイターの発掘と育成を目的に、2016年から開催されているプロジェクションマッピングの映像コンテスト。応募資格は、大学、短期大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生で、1人以上のチーム編成での参加となる。最優秀賞には、賞金(30万円)、トロフィー、賞状が贈られる。
今年の作品テーマは『新しい時代/New Era』。コロナ禍により、さまざまな困難な状況が続いているが、「そういった中だからこそ希望を持ち続け、新たな発想でこれからの時代を切り開きたい」という思いが込められている。当日は、書類審査で選ばれた13チームが最終審査(上映会)に挑む。
【日時】11月13日/18時-20時30分(上映会・表彰式)
【詳細】https://pmaward.jp

2021/09/202021年9月20日

● NAB Show 2021 開催中止が決定 500社は展示に意欲も ウェブで関連コンテンツ提供へ 22年は4月23-27日に開催を予定

全米放送事業者協会(NAB=エヌエービー)は15日、米ラスベガスで10月9-13日に開催予定だった「NABショー」を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染症が再拡大する中、ソニーやパナソニック、キヤノン、ブラックマジックデザイン、イマジンといった大手メーカーが出展をキャンセルしたことで、総合的に判断したようだ。大手メーカーが相次ぎ出展を取りやめる中、NABショーの機器展示には、中止発表時点で500社以上が出展者に名を連ねていた。〈続きは本紙で〉


● 日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード 広域高速ネット二九六がグランプリ 「終戦2日前の惨事」貴重な証言記録

日本ケーブルテレビ連盟(以下、連盟)は、全国のCATV事業者が独自に制作する「ふるさと発」の優れた番組を顕彰し、地域住民のための映像情報文化のさらなる発展を目指して「日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード」を実施しているが、昨年に続き贈賞式をオンラインで9月9日に開催。グランプリ 総務大臣賞は、広域高速ネット二九六の『成東駅列車爆破~終戦2日前の惨事~』が受賞した。
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今年で47回目を迎えた番組アワードは、映像作品として優れた番組を評価する「コンペティション部門」、地域に密着した番組づくりを評価する「コミュニティ部門」、応募者のすそ野拡大や制作者の育成を目的とした「新人賞部門」の3つの部門から成る。
今回の応募作品数は、コンペティション部門65作品、コミュニティ部門81作品、新人賞部門34作品の合計180作品だった。最終ノミネート24作品から各賞を発表した。
「NHK WORLD-JAPAN賞」は、NHK国際放送局が独自に審査し選考。また応募作品の中から優れた4K作品については、「4K特別賞」を贈った(今年は2作品)。
贈賞式はオンライン会議システムを用い、無観客特設会場から最終ノミネートの各局と審査員をつなぎ、各賞を発表した。この模様はYouTubeを活用し、バーチャルスタジオに受賞者が一堂に会する工夫を凝らした演出で、会員事業者はじめ関係者が視聴できるよう配信した。
グランプリ 総務大臣賞は、広域高速ネット二九六(ケーブルネット296/千葉県佐倉市)制作の『成東駅列車爆破~終戦2日前の惨事~』(コンペティション部門)が受賞。終戦から75年(制作時)が経ち、生の証言を得ることが全国的に難しくなっている中、貴重な証言を映像で残すことは地域にとって有益であり、CATVの真摯な取り組みが高く評価された。
準グランプリに選ばれた、東広島ケーブルメディア(KAMONケーブル/広島県東広島市)の『酒都に響き渡る伝統 ~オペラ「白壁の街」第40代の軌跡~』は、地域の伝統を学び、オペラで表現する児童の様子を通じ、視聴者にも学びを伝える番組として評価された。なお、同作品は新人賞部門から初めての準グランプリとなった。
番組アワードのウェブサイト(https://www.catv-jcta.jp/p/award/2021/index2.html)では、9月末を予定に改めて審査員の講評や受賞者のコメントを掲載するとともに、許諾の確認ができた作品は、ストリーミング再生で視聴できるように更新する。
連盟では「今後も番組アワードの開催により、CATVのコンテンツ制作力の向上に寄与するとともに、優れた作品を広く発信するように努めていく」としている。
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★グランプリ 総務大臣賞▽「成東駅列車爆破~終戦2日前の惨事~」(広域高速ネット二九六)
★準グランプリ▽「酒都に響き渡る伝統 ~オペラ『白壁の街』第40代の軌跡~」(東広島ケーブルメディア)
【コンペティション部門】
★優秀賞▽「佐藤浩信の10年 ~福島から伊那市に移住した果樹農家の記録~」(伊那ケーブルテレビジョン)▽「シリーズ吹屋の燈 スーパーマン がっちゃん」(吉備ケーブルテレビ)
★審査員特別賞▽「明日を照らす希望のひかり ~日本の花火 花火師そして大曲の矜持~」(秋田ケーブルテレビ)
★奨励賞▽「丸裸温泉街」(キャッチネットワーク)▽「からくり人形師」(大垣ケーブルテレビ)▽「共にまちを創る ~郷土の礎を築いた近代建築家~ 薬師寺主計」(倉敷ケーブルテレビ)▽「ぼくを生きる~病気になったらやめないかんと?~」(九州テレ・コミュニケーションズ ケーブルステーション福岡)▽「時を越え続く祈り 大分の宝磨崖仏」(大分ケーブルテレコム)
【コミュニティ部門】
★優秀賞▽「地域の今特別編『池上彰と考える 地域のミライ』」(キャッチネットワーク)▽「土の中から宝を探せ!~伊那市地蜂愛好会の1年~」(伊那ケーブルテレビジョン)
★審査員特別賞▽「英語で語る93歳の被爆体験+そこにあった命 (新人賞部門応募作品)」(長崎ケーブルメディア)
★奨励賞▽「友チャリ 佐伯市編」(大分ケーブルテレコム)▽「〈熊本地震復興祈念特別番組〉つなぐ ~いま私たちにできること~」(ジェイコム九州 熊本局)▽「松本良順 ~医学を追求し続けた男が 導き出した公衆衛生~」(広域高速ネット二九六)▽「埼玉のまつり!熊谷うちわ祭 歴代映像蔵出しスペシャル」(ジェイコム埼玉・東日本熊谷・深谷局)▽「長岡花火応援特別番組 花火解説編~これぞ、長岡花火だ!~」(エヌ・シィ・ティ)
【新人賞部門】
★優秀賞▽「明るい未来へカムカムエヴリバディ~高梁市津川町の偉人・平川唯一~」(吉備ケーブルテレビ)▽「東日本大震災10年 あの日から学ぶこと わたしたちの明日へ」(キャッチネットワーク)
★奨励賞▽「戦争体験者への手紙~現代の若者から当時の若者へ~」(広域高速ネット二九六)▽「SKE48のタクシーグルメ」(大垣ケーブルテレビ)
【4K特別賞】▽「地域を元気に『北信濃の祭り』」(Goolight)▽「大原美術館創立90周年記念特別番組 大原美術館史 ~受け継がれる大原DNA~」(倉敷ケーブルテレビ)
【NHK WORLD-JAPAN賞】▽「ぼくを生きる~病気になったらやめないかんと?~」(九州テレ・コミュニケーションズ ケーブルステーション福岡)


● 映文連アワード2021 「幕内劇場」がグランプリ受賞 コロナ禍での歌舞伎の舞台裏

映像文化製作者連盟(映文連)が主催する産業・文化短編映像祭「映文連アワード2021」の受賞作品が決定した。
「映文連アワード」は、プロフェッショナルの仕事にふさわしい作品を積極的に発掘・顕彰することによって、短編映像業界の活性化を図るとともに、次世代を担う新しい才能(学生・個人)を発掘し、映像業界のインキュベータとしての機能を担うことを目的として、2007年に創設された。
今年15回目を迎えた映文連アワード2021のコンセプトは『reborn(新生)』で、キャッチコピーは『時代ヲ突破スル映像、求ム。』。コロナ感染拡大によって、映像製作の環境が大きく変貌している中、「映像表現も、映像メディアも、新たな映像コミュニケーションを発掘しなくてはならない。そうした視点から、映像製作者たちを応援したいという思いで展開した」という。
今年度は、「コーポレート・コミュニケーション部門」「ソーシャル・コミュニケーション部門」「パーソナル・コミュニケーション部門」の3部門合わせて、146作品の応募があった。経験豊かなプロデューサーおよびディレクターによる一次審査、さらに映画監督や広告関係者、映画評論家などによる二次審査を経て、最優秀作品賞(グランプリ)1作品、文部科学大臣賞・経済産業大臣賞各1作品、優秀作品賞(準グランプリ)3作品、部門優秀賞各5作品(パーソナル部門は4作品)、優秀企画賞11作品が決定した。
最優秀作品賞(グランプリ)を受賞した『幕内劇場』(製作:HIROBA、クライアント:3Top)は、コロナ禍において、成田屋・市川海老蔵が熊本・八千代座で開いた全国巡業公演『古典への誘い』の舞台裏に迫ったドキュメンタリー。2020年9月11日の公演初日に向けて、けいこ風景やかつらの制作、歌舞伎独特の化粧など、普段は見ることができない舞台裏をありのままにとらえている。誰もが経験したことのない状況に直面した時、どうすれば観客と向き合えるか。「動かないと人間はだめ」という海老蔵の言葉に象徴されるように、まず一歩を踏み出してみることの大切さを、さり気なく伝えている。
「映文連アワード2021」の表彰式は、11月29日に東京・六本木の国立新美術館講堂で開催し、受賞者に賞状とトロフィーが贈られる(ウェブでの生配信を予定)。
受賞作品上映会は、11月30日、12月1日の両日、「International Corporate Film Showing2 0 21(世界の優秀企業映像を見る会)」とともに、ユーロライブ(東京都渋谷区)で実施する。
映文連アワードは、「映文連国際短編映像祭」の一環として開催し、海外映像祭との連携を深めながら、ショートフィルムの可能性をより多くの人々に知ってもらえるよう、東京に加え、大阪、札幌などでも上映会の展開を予定している。
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◆「映文連アワード2021」受賞作品(作品名、製作社〈者〉、クライアントの順)
《グランプリ表彰》
★優秀作品賞(グランプリ)▽幕内劇場(HIROBA/3Top)
★経済産業大臣賞▽空師 SORA-SHI(新春/マルイチ)
★文部科学大臣賞▽ぼく だれだとおもう?(トライビート/真誠、代理店=東急エージェンシー)
★優秀作品賞(準グランプリ)▽ムカチノカチカ (KEY pro/freee)▽YOASOBI「群青」Official Music Video(太陽企画/ソニー・ミュージックエンタテインメント)▽骨み(Au Praxiniscope、矢野ほなみ/自主製作)
★審査員特別賞▽BS12スペシャル「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」
《部門表彰》
★部門優秀賞
[コーポレート・コミュニケーション部門] ▽S/PARK SPEAK SCIENCE(TYO/資生堂)▽ 西武そごう「わたしは、私。レシートは、希望のリストになった。」(太陽企画/そごう・西武、代理店=フロンテッジ)▽奥会津に生きる -自然と暮らしの暦- (IMAGICA Lab、コスモ・スペース/東北電力、代理店=第一広告社、ムラヤマ)▽ねぶたのない夏 Sound of apples lost in summer 2020 (青森テレビ/青森ねぶた祭)▽フワっ、コンっ、スーっ? パナソニックのグラファイト Curo (キューロ)(パナソニック映像/パナソニック、代理店=クリエイターズグループMAC)
[パーソナル・コミュニケーション部門] ▽超劣化廃屋の解体撤去に挑む 環境省国立公園満喫プロジェクトによる川湯集団施設地区廃屋解体工事の記録(北海道映像記録/環境省釧路自然環境事務所)▽no art, no life令和三年 表現者たちの幻想曲(プラネタフィルム、NHKエデュケーショナル、NHK)▽岐阜関ケ原古戦場記念館 展示映像(ロボット、モンブランピクチャーズ、アンドフィクション/岐阜県、代理店=丹青社)▽カールさんとティーナさんの古民家村だより(NHK、NHKエンタープライズ、エネット)▽天空を駆ける民 ララムリ(テレコムスタッフ、NHKエンタープライズ、NHK)
[パーソナル・コミュニケーション部門] ▽WAO(安村栄美)▽沼山からの贈りもの(栗原栄見〈国際教養大学〉、松本トラヴィス隆慈)▽秘話~「知覧」にある米兵慰霊碑~(佐藤仁紀)▽Lettersどこかで息絶えたかもしれないいつかの私へ(藤井三千)
【詳細】https://www.eibunren.or.jp/top/eibunren-award2021_4.html


● 「VC+VCC2021」開催 次世代CG技術を発表 9月28日からオンラインで

画像電子学会 ビジュアル・コンピューティング研究会、情報処理学会 コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会、映像情報メディア学会 映像表現&コンピュータグラフィックス研究会は、「VC+VCC2021(Visual Computing + VC Communications 2021)」を9月28日-10月1日にオンラインで開催する(特別後援:CG-ARTS〈画像情報教育振興協会〉)。
「VC+VCC2021」は、CGの次世代技術を発表する場であると同時に、産学の垣根を越えて技術者、研究者、クリエイターが交流するカンファレンス。
29回目を迎える今回から、産学の交流の機会をより一層創出することを目的に、VCを後援するイベントとしてVCCを併催する。世界的にもハイレベルなCG技術の研究開発から現場への技術還元まで、幅広く議論する場であるVCをVCCがサポートし、より活発な交流の場となる。
また今回新しい試みとして、研究発表だけでなく、ハイレベルなCG技術の基礎知識や研究動向を俯瞰(ふかん)的に学べる機会を提供することを目的に、最前線の研究者を講師に招きチュートリアルを企画している。
プログラムは、招待講演、一般発表、国際論文誌・国際学会採択論文招待セッション、SIGGRAPH招待講演セッション、ポスター発表&企業セッション、スポンサー講演などで構成する。特別講演では、CG制作会社のデジタル・フロンティアが映画『竜とそばかすの姫』におけるCG制作について解説する。
同イベントは、CGに関連する技術の国内最高レベルの発表および情報交換の場として1993年から開催。2018年から「Visual Computing(VC)」と改称し運営体制を刷新。研究成果の発表のみにとどまらず、産業界と学術界の橋渡し、およびクリエイターと技術者・研究者の交流の場として拡大した。18年から開始したスポンサーイベントは、今年から「VCC」として一新し、企業と学生・研究者とのつながりを 広められる環境が提供される。
【参加費】(VC/VCC+チュートリアル)一般会員1万5000円、一般非会員2万5000円、学生(聴講者のみ)無料(そのほかVC/VCC、チュートリアルの個別参加費用などはウェブ参照)
【参加登録期限】9月24日まで(有料参加者)
【申し込み・詳細】https://cgvi.jp/vc2021


● 番組を視聴する会「見て楽しい! 知っておいしい!? 料理番組の30年」/放送ライブラリー

『科理番組』は、1925年のラジオ放送開始とともに始まり、時代に合わせて変化を続けている。今回は、過去30年にわたる料理番組の変遷をたどり、料理・食という普遍的なテーマを、作り手がどのように工夫し、視聴者に伝えてきたのかが感じられる番組20本を取り上げる。放送当時のテキストなど、上映する番組の関連書籍も展示する。入場無料(入退場自由、申し込み不要)。
【日時】開催中-10月3日/10時30分-16時35分(9月21、27日休館)
【会場】放送ライブラリー 情報サロン(横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター内)
【詳細】https://www.bpcj.or.jp


2021/09/132021年9月13日

● 国際Dシネマ映画祭2021 104の国・地域から1084作品の応募 オンライン配信で/SKIPシティ

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021(主催=埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、さいたま映像ボランティアの会/以下、Dシネマ祭)が9月25日-10月3日の9日間、オンライン配信で実施される。当初、スクリーン上映とオンライン配信のハイブリッド開催を準備していたが、新型コロナウイルス対策の観点から、動画配信サイト「シネマディスカバリーズ」を使ったオンライン開催とした。

18回目となる今回、先品応募は104の国・地域から、合計1084作品。1次審査は5-6月にかけて実施し、国際コンペティション部門10作品、国内コンペティション長編部門6作品、同短編部門8作品の合計24作品をノミネートした。
配信期間は25日午前10時-10月3日午後11時。視聴料金は、国際コンペティション、国内コンペティション長編部門の単品購入が1作品300円、国内コンペティション短編部門が1作品100円、見放題プランが1480円。
決済方法は各種クレジットカード。シネマディスカバリーズに会員登録(無料)し、同公式サイト内特設ページから作品を選択。視聴プランを選択して視聴する。
コンペティションの結果報告は10月3日に YouTubeで配信。受賞者や審査員、主催者のコメントはビデオメッセージを予定している
国際コンペティションの審査委員長は俳優の竹内直人。同ノミネート10作品はすべて日本初上陸。主な作品の内容は次のとおり。
▽『ケンザの瞳』(オランダ、キュラソー)=17世紀から続いたオランダ植民地時代の歴史を持つカリブの島キュラソーを舞台に、島に息づく神秘的な伝統に惹かれ ていく少女の成長を描く。第93回米アカデミー賞国際長編映画賞のオランダ代表作品に選ばれた。
▽『ルッツ』(マルタ)=先祖代々受け継いできたマルタの伝統漁業を続けていくか、家族の生活を守るか、決断を迫られる男の逡巡を描き、今年のサンダンス映画祭ワールドシネマ・ドラマティック部門で俳優賞を受賞した。
▽『この雨は止まない』(ウクライナ、ラトビア、ドイツ、カタール)=シリア内戦の戦禍を避けてウクライナにやってきた青年が、赤十字で働きながら親族の暮らすクルディスタンを訪ねる旅を追ったドキュメンタリー。
▽『ミトラ』(オランダ、ドイツ、デンマーク)=政情不安に揺れる80年代のイランで娘を失った母が、37年の時を経て娘を裏切り死に追いやった女性にオランダで再会し、復讐を企てるサスペンス。
▽『野鳥観察員』(オランダ)=ほぼ半世紀にわたり、孤島でひとり野鳥観察の仕事を続けてきた老人が、自分の仕事が突然無くなると知らされる戸惑いを描く、ささやかながらも壮大なヒューマンドラマ。
▽『ライバル』(ドイツ、ウクライナ)=ドイツで不法に働く母親を訪ね、ウクライナからやって来た9歳の少年が言葉も通じない国で孤独な闘いに追い込まれる姿に圧倒される社会派ドラマ。
▽『国境を越えてキスをして!』(ドイツ)=ポリティカル・コレクトネス真っ青のきついスパイスを効かせた、ユダヤ人とドイツ人の同性カップル結婚騒動コメディー。
▽『シネマ・オブ・スリープ』(カナダ)=より良い人生を求めてアフリカから渡ってきた移民の男性が思いもしないアクシデントに見舞われていく様を巧妙な仕掛けで描くサスペンス。


● ドバイ万博日本館で大阪・関西万博PR/25年日本国際博覧会協会

2025年日本国際博覧会協会は、「2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)」の期間中(21年10月1日-22年3月31日)の日本館において、25年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)の魅力を発信する展示を実施する。大阪・夢洲の万博会場の模型や万博の魅力を伝える映像を活用した展示を通じて、ドバイ万博の来場者に対し、大阪・関西万博の概要を伝え、積極的な参加(出展・参画・来場)を促していく。
「夢洲会場模型」と「大型スクリーンエリア」では、実際の模型により会場デザインやレイアウトを披露。模型には大型スクリーンの映像に合わせて、天井からのプロジェクションマッピングによる演出をする。大型スクリーン(縦2.2メートル×横7.0メートル)では、大阪・関西万博のテーマやコンセプト、CGによる会場イメージの演出で大阪・関西万博を印象付け、開催地である関西の地域性も表現する。


● オンラインイベントで企業が動画活用を報告/VHS実行委員会

VHS実行委員会は、「動画×ビジネス」に関する国内最大規模のオンラインイベント『VHS VIDEO HELPS SOCIETY』を9月28、29日の2日間開く。
同イベントは「動画制作・動画広告・動画テクノロジー」をテーマに、特別ゲストや協賛企業に加え、そのサービスを実際に利用する企業など、15社を超える企業が集結し、多種多様なセッションを実施する。参加費無料(事前申込制)。
コロナ禍により、これまでの日常が制限されるなど、苦難の日々が続いている。このような状況において、Zoomに代表されるウェブ会議システムは社会に浸透。在宅時間が増え、有料動画配信サービスは会員数を大きく伸ばし、ライブ・コンサートがオンラインのみで開催されるのも、もはや珍しくない。
そこで、動画をビジネスに活用している当事者が成功事例や導入事例を報告、ビジネスにおける動画活用の最新動向を探る。
【日時】9月28、29日/13-16時
【申し込み・詳細】http://event-vhs.com/


● 「ケーブルフェスタ」 今年も開催中止を決定

日本ケーブルテレビ連盟東海支部ケーブルフェスタ特別委員会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、10月8-10日に名古屋市で開催を予定していた「ケーブルフェスタ2021」の中止を決定した。
同委員会は「3日間で7万人超の来場者に安心して楽しめるイベントを目指して準備を進めてきたが、コロナ感染のリスクを排除しきれない恐れがあるため、来場者と出展関係者の健康や安全面を第一に考えた結果、開催中止を決めた」という。
これにより「ケーブルフェスタ」は、昨年に続き2年連続の開催中止となった。


● Araneo新バージョン セミナーで新機能説明/ルミネックスジャパン

ルミネックスジャパンは、ネットワーク管理ソフトウエア「Araneo(アラネオ)」の新バージョンv1.3.0の発売に合わせ、9月17日に新機能について説明するセミナーをZoomウェビナーおよびフェイスブック・ライブで同時に実施する。
新機能の1つであるオフライン・プロジェクト・モードでは、物理的なスイッチや端末に接続することなしに、プロジェクトの準備を進めることが可能になった。
【日時】9月17日/14時開始(1時間程度)
【Zoomウェビナー】事前登録制/100人限定=https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_FLs-F8SXQ0GMG38Z7aQrww
【フェイスブック・ライブ】登録不要/人数無制限=https://www.facebook.com/LumnexJapanKK


● サイレント映画企画 貴重な9作品を上映/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、毎年恒例の上映企画『サイレントシネマ・デイズ2021』を、10月5日から6日間にわたって開催する。
映画初期に製作された無声映画は、当時、まだ映画保存の必要性がそれほど強く認識されていなかったことに加え、災害や戦禍などが重なったことで、世界のどの国や地域においても残存率が低くなっている。
『サイレントシネマ・デイズ』は、世界各国の無声映画に弁士の説明や生演奏を付けて上映することで、その素晴らしさや貴重さを観客と共有し、次代へ継承するための企画。今回はすべて米国映画で、6プログラム9作品を上映する。
米国議会図書館が2020年に染色も含めて復元した『曠野こうやに叫ぶ』(1921年)は、復元版としては日本初上映となる。また、国立映画アーカイブ所蔵作品からは、巨匠セシル・B・デミル監督の『カルメン』(1915年)を弁士・伴奏付きで、さらにハリウッド最初期のスター・早川雪洲主演『男一匹の意地』(1921年)なども上映する。
【日程】10月5-10日
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【チケット】前売り指定席券のみ(チケットぴあ)/一般520円(弁士・伴奏付き上映の回は1050円)ほか
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/silent202108/


● 富士フイルム「LTOストレージWebセミナー」

大容量データを低コストに長期安全保管できるLTOテープの特徴・機能、また既存NASに接続してLTOを活用するストレージソリューション「ディターニティ オンサイト アーカイブ」について、担当者の掛け合いトークと資料やデモ動画で分かりやすく説明する(無料、事前登録制)。
【日時】9月15日/14時-14時30分
【申し込み・詳細】https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/events/6868

2021/09/062021年9月6日

● CEATEC 2021 ONLINE 入場事前登録を開始 出展者、講演内容も公開

電子情報技術産業協会(JEITA)は、10月19-22日に開催予定の「CEATEC 2021 ONLINE(シーテック 2021 オンライン)」の入場事前登録を開始した。併せて、現時点の出展者リストならびにコンファレンスプログラムを公式ウェブサイト(www.ceatec.com/ja)で公開している。
2年連続での完全オンライン開催となるCEATECは、CEATECのオリジナル版として昨年開発したオンラインプラットフォームを今年も活用し、出展者と来場者が直接会話する機会を増やす機能の追加などをする一方、次年度以降のハイブリッド開催を見据えて、入場登録システムを刷新している。

プレイベントを9月に4回実施
CEATEC 2021 ONLINE開催に向け、「プレイベント」の第1弾を9日に実施する。今回のCEATECのトピックスの1つとなる『カーボンニュートラル(グリーン×デジタル)』をテーマに、講演やパネルディスカッションをオンラインで配信する。
プレイベントは9月末までに計4回(9日、16日、24日、30日)の開催を予定している。
◆プレイベント第1弾「カーボンニュートラル(グリーン×デジタル)
【日時】9月9日/10-13時
【会場】CEATEC 2021 ONLINE内(入場登録が必要)
【詳細】https://www.ceatec.com/ja


● CFNETSセミナー CATV事業者向けローカル5Gの活用

富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は、特設サイト『FNETS Online EXPO』において、CATV事業者向けに「ラストワンマイルソリューション」セミナー(Zoom使用)を9月16日に開く。
同セミナーでは、ラストワンマイルへのローカル5G活用に向けて、ローカル5Gスタンドアロンシステムの実機を交えながら、導入に向けた検討のポイントや取り組みを解説。また、集合住宅の高速化を実現する既存電話線を利用した集合住宅向けラストワンマイルソリューションについて、実機を交えて説明する。
【日時】9月16日/14時-14時40分(申し込み締め切り15日/17時30分)
【申し込み・詳細】https://promotion.fnets.fujitsu.com/public/seminar/view/496

2021/08/302021年8月30日

● MPTE AWARDS 技術開発・映像技術の各賞発表 11月に表彰式を開催へ

日本映画テレビ技術協会は、「MPTE AWARDS 2021」の第74回 技術開発賞および第74回 映像技術賞の受賞者を発表した。表彰式は11月開催の予定。
◆第74回 技術開発賞
【技術開発賞】▽新クロマキー技術「ニジクロ」の開発(関西テレビ放送・金子宗央、大西祐輔)▽BS独自のリモート出演システム「TBS BELL」(TBSテレビ 未来技術設計部/TBS Tech Design Lab)
【技術開発奨励賞】▽超テレビ連動アプリ/テレビちゃんシステムの開発と実用化(愛媛朝日テレビ/テレビちゃん。タスクフォースチーム)
◆第74回 映像技術賞
[撮影] ▽劇場公開「太陽は動かない」(江崎朋生)▽TVドラマ「連続ドラマWコールドケース3~真実の扉~」(山田康介)▽ドキュメンタリー「生と死の音~新型コロナ専用ICU、4日間の記録~」(日本テレビ放送網/上遠野将人)▽ニュース「星空を守る町・岡山美星町」(テレビ朝日/花山陽子、小出義明)
[照明] ▽劇場公開「太陽は動かない」(三善章誉)▽TVドラマ「ドラマ こもりびと」(NHK/井本敬人)
[録音] ▽劇場公開「罪の声」(加藤大和、壁谷貴弘)
[音声] ▽放送「1万人の第九2020 つながろう今」(毎日放送/田中聖二)
[美術] ▽放送「第71回紅白歌合戦」(第71回NHK紅白歌合戦デザインチーム)
[編集] ▽劇場公開「アンダードッグ」(洲崎千恵子)▽放送「1万人の第九2020 つながろう今」(毎日放送/露口三郎)
[VFX] 「映像研には手を出すな!」(実写「映像研には手を出すな!」VFXチーム/スタジオ・バックホーン)
[OAG] 「キスマイ10周年でやれるかな?テレビ朝日人気番組の裏側に潜入しちゃった ほぼ3時間SP」(テレビ朝日/横井勝、加藤喬)


● MADD.Award 2021 2つのカテゴリーで映像作品の募集開始/テーマは「内なる宇宙」

次世代映像にかかわる実験・考察の場を提供するMADDは、『内なる宇宙(The Universe Within)』をテーマとした次世代映像アワード「MADDAward 2021」を開催する。3回目を迎える同アワードは、2つのカテゴリーで映像作品を募る。
カテゴリー「Cat1」は、『内なる宇宙』のテーマを大型ビジョンで表現する8K解像度程度の映像(実写、アニメーション、CG)作品。上映時間は60-180秒。「Cat2」は確定次第、告知する予定。応募資格は、企業・団体、個人・グループ、年齢、性別、職業、国籍を問わない。8K作品制作にかかわる機材、環境、制作などは、MADDがサポートする。
エントリー締め切りは、10月31日、作品提出締め切りは11月26日。
応募作品の中から、審査により2カテゴリーの優秀賞ほか各賞を選出する。入賞作品は「SIGGRAPH Asia 2021 TOKYO」(12月14-17日)において、サテライト会場として上映会を開き公開する予定。
【応募詳細】https://madd.jp/


● 4K.8K映像技術展 総務省、NHKの基調講演を実施へ

RX Japan主催の「4K.8K映像技術展」(10月27-29日/幕張メッセ)において、総務省、NHKによる基調講演が実施される。
4K8K実用放送が開始され4Kテレビの普及が進み、ネット配信サービスも台頭しつつあり、本格的な放送と通信の融合の時代が到来している。基調講演「4K8K時代の放送政策」では、総務省情報流通行政局長の吉田博史氏が、ICTの激動の時代における放送政策について解説する。
基調講演「公共メディアNHKの放送・ネット新時代へのチャレンジ」では、NHK技術局長の寺田健二氏が、普及が進む新4K8K衛星放送や常時同時配信・見逃し配信サービス「NHKプラス」の最新状況、コンテンツ充実に向けた新しい制作技術、最先端の放送技術など、NHKの技術の取り組みと今後の展望を語る。
【申し込み・詳細】https://www.4k8k-expo.jp/seminar


● CRIオンラインセミナー CATVの無線事業戦略 となみ衛星通信が事例報告

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第16回オンラインセミナー(Zoom使用)として『ケーブルテレビ事業の無線事業をどう伸ばすか!!』をテーマに、となみ衛星通信テレビの「農業IoT戦略」について関係者が報告する。
富山県のとなみ衛星通信テレビでは2018年から農業IoTについて、さまざまな実証事業を実施している。水田の監視や用水路の水制御、またビニールハウスの育苗管理などを展開。そして地域の要望に応えて「ため池の水位監視」なども手掛けている。
これらの経験からIoTの事業化に踏み切れると判断し、CATVの事業エリア一円にIoT用の無線基地局を全域展開することを決断。用途は農業に限定することなく鳥獣被害の監視や気象センサーのデータを収集し、データ販売することも視野に入れている。
同社では自局の単独サービスではなく、全国のCATV局が同一のネットワークを構築することで、データの収集が広範囲になり新たなデータ販売のビジネスにつながる可能性があるとも考えているという。
【日時】9月7日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20210819_6173.html

2021/08/232021年8月23日

● ウェビナーをVOD配信 23日から9日間の期間限定/朋栄

朋栄は8月23-31日、「FOR-A CONNECT 2021 オンデマンド」を実施する。視聴は無料でウェブサイト(https://www.for-a.co.jp/connect2021/url)から登録する。
7月に同社が開催した初のウェビナーイベント「FOR-A CONNECT 2021 オンライン」では、瀬戸内海放送の高松本社新社屋および岡山本社への納入事例解説や、BASSDRUMによるバーチャルプロダクションの特別講演、「IP/12G」「リモート制作」「バーチャル」「クラウド」をテーマにした製品説明をした。
視聴登録者は1000人を超え、イベント実施後に「見逃した部分を見たい」などの要望があったことからオンデマンドを実施する。
プレゼンテーションでは、同社の担当者が最新の取り組みについて説明。IPとSDIを1つの環境で制御する「IP/12G対応オーケストレーション 新SOM-100」の新機能や、Dejero製品と取り扱いを開始した京セラ製5G対応デバイス、キャラクタージェネレーターVWSシステムのクラウド運用を目指すクラウドベースキャラクタージェネレーター「TS-Cloud」がある。


● AWSへの移行戦略 クラウドサービスを解説/三信電気が25日にセミナー

三信電気は、オンラインセミナー「AWSへの移行戦略! ~Winサーバーをクラウド化する訳~」を8月25日に開く。
近年オンプレミスで稼働している業務システムや基幹システムなどの保守が切れる時期を見越して、AWS(アマゾンウェブサービス)をはじめとするクラウドサービスへの移行を検討する企業が増えている。
同セミナーでは、AWSへの移行事例や移行のポイントなど具体例を挙げながら解説する。参加無料(Zoom使用)。
なお、開催後、申し込み者には見逃し視聴用のリンクを送る。当日参加できなかった場合でも後日視聴できる。
【日時】8月25日/14時-14時45分
【申し込み】https://zoom.us/webinar/register/5016276132339/WN_8kU9ISqMTMG_xoT9qPRe0Q


● 大阪・関西万博 出展参加の説明会 オンデマンドで配信

2025年日本国際博覧会協会は、2025年開催の「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」について、企業・団体を対象とした出展参加説明会を、8月19日にオンラインで開いた。この説明会の模様を8月23日(13時)-10月29日(17時)の予定でオンデマンド配信(無料)する。
説明会では、出展、参加の枠組みや募集スケジュールなどを伝え、今後、企業・団体の大阪・関西万博への積極的な参加を募っている。
内容は、①主催者あいさつ、②全体概要(万博概要、参加メニュー概要)、③「テーマ事業協賛」の参加概要、④「未来社会ショーケース事業出展」の参加概要、⑤「パビリオン出展」および「参加メニュー全般」の参加概要⑥質疑応答。
【視聴申し込み】https://www.ex25mtg.com


● 韓国制作会社とのマッチングを実施/VIPOが参加募集

映像産業振興機構(VIPO)は、日本のIP(知的財産権)を映像化した実績を持つ韓国の映像制作会社BAエンタテインメント社、スバク社、ミジフィルム社とのオンラインビジネスマッチングを実施するにあたり、映像化の原作または映画やドラマのリメイク権などを、韓国の映像制作会社に販売することに興味がある日本企業を募集している。審査・選考を通過した企業のみが参加できる。
実施時期は、9月下旬から10月中旬の予定。マッチング予定作品数は、韓国映像制作会社1社あたり5作品程度(最大15作品程度)。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/27719


● Colour Awards の作品カラリスト対象に募集/フィルムライト

フィルムライト(東京都文京区)は、英FilmLight社が主催するカラリストを対象とした「FilmLight Colour Awards 2021」についての概要を発表した。作品の応募は、次の4カテゴリーに分類され、「Baselightの革新的な使用」カテゴリー以外は作品制作のプラットフォームは問わない。
[劇場長編] 1つのオリジナルプログラムで単独パートとして上映または放送されたもので50分以上の長編
[テレビシリーズ・エピソードもの] ライブ、ドキュメンタリー、ノンフィクション、アニメーション(複数エピソード)などのテレビ番組。1シーズンのシリーズで2話以上のグレーディング
[CM・音楽ビデオ] CM、音楽ビデオを含む10分以下の作品。映画トレーラーは含まない
[Baselightの革新的な使用] Baselightユーザーが対象。Baselightのプロジェクトでワークフロー、相互運用にブレークスルーを実現し、クリエイティブで型破りな使い方をしたもの
作品提出は9月15日まで受け付ける。なお、2020年1月1日よりも前、21年6月1日以降に公開された作品は対象外。作品はカラーグレーディングを担当したカラリストによって提出する。11月に各カテゴリーの最優秀賞を発表予定。
【作品提出・詳細】https://filmlight.awardcore.com


● 事例から学ぶセミナー AI活用で現場を改善/サードウェーブ

サードウェーブは、ウェビナー「AI活用で現場を改善-事例から学ぶAI入門とGPUの重要性-」を8月26日に開く。参加無料(Zoom使用)。
同ウェビナーでは、「AIをもっと身近に」をテーマに、AIに関する企業の困りごとやニーズに幅広く対応しているインフォーズのAI人材育成マネージャー 松井宏樹氏が講演する。
AI技術の中で、特に注目度が高い技術としてディープラーニングが挙げられるが、その躍進にはGPUが大きな役割を果たした。講演では、AIとは何か、その特徴や性質などAIについて入門的な内容に加え、GPUがどのように活用されてきたのか、AI活用事例を交えて解説。最後にサードウェーブから、GPUを搭載したワークステーションについて説明する。
【日時】8月26日/12-13時
【申し込み・詳細】https://tw.smktg.jp/public/seminar/view/2476

2021/08/092021年8月9日

● バラエティー番組の制作 「サスケ」の事例から学ぶ/VIPOがオンラインセミナー

映像産業振興機構(VIPO)は、「テレビバラエティ番組制作セミナー~人気クリエイターが語る!世界のテレビ局がつくる日本発大ヒットテレビ番組~」を、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムとの共催で、8月27日にオンライン(Zoom使用)で開く。
1997年に第1回を放送した国産バラエティー番組『SASUKE(サスケ)』は、企画や運用ノウハウを海外へ販売し成功している点で注目されている。同番組は早くから海外展開を開始し、日本のバラエティー番組として最多となる世界165の国と地域で放送されるコンテンツである。
日本で制作されたテレビ番組の中で、なぜこれほどまでに突き抜けた成功を収めたのか。『SASUKE』をケース・スタディーとして日本のコンテンツ制作への提言と海外展開の成功パターンを学ぶ。
講師は、演出家/放送作家の乾雅人氏、TBSアクト 美術プロデューサーの小美野淳一氏、モデレーターは、日本放送作家協会理事長のさらだたまこ氏。
主なプログラム内容は、①バラエティー番組の企画・制作とは、②『SASUKE』が生まれてからこれまでの道のり、③海外のテレビ局が『SASUKE』を製作。企画の販売から契約まで。海外制作秘話、④海外で番組をつくりたい日本のクリエイターたちへ。
【日時】8月27日/18-20時
【参加費】一般1500円/VIPO会員1000円/学生1000円
【申し込み締め切り】8月24日15時まで
【申し込み】www.vipo.or.jp/news/27747


● CATV事業者向けオンラインEXPO/FNETS 開催期間を延長

富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は、CATV事業者向けに6月1日から開催している「FNETS Online EXPO」の期間を9月15日まで延長する。
ここでは、『加入者ニーズをつかむニューノーマル時代の事業変革』をテーマに、「地域デジタル変革を支えるソリューション」、「ローカル5G導入を支えるシステム&サービス」、「ニューノーマル時代の顧客接点変革ソリューション」について提案している。
また、「ケーブル技術ショー2021」における技術セミナー『「ケーブルテレビ通信インフラの次の一手」~地域DXを支えるローカル5Gの取組みと活用事例~』(2部構成)の動画も公開している。
なお、同サイトのアンケート(5問1分程度)に回答すると、もれなくAmazonギフト券(1000円相当)が進呈される。
9月上旬には、詳細についての要望が多かったコンテンツのオンラインセミナーを予定している。
【「FNETS Online EXPO」ウェブサイト】fnets.oatnd.com/online-expo


● 国立映画アーカイブ「生誕120年 円谷英二展」

『特撮の父』円谷英二(本名:英一)は今年7月に生誕120年を迎えた。日本初の特技監督として東宝撮影所などから数々の戦争映画・怪獣映画・SF映画を送り出し、1963年には円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)を興してテレビ特撮の礎を築き、後進の育成にも努めた。
今回、生まれ故郷である須賀川市(福島県)との共催で展覧会を実現。英国で新たに発掘された円谷撮影の初期作品『かぐや姫』(1935年)も含めて、若き日の功績にも注目しながら、その生涯に迫る。
【会期】8月17日-11月23日/11時-18時30分(入室は18時まで)、毎月末金曜日は11時-20時(入室は19時30分まで)/休室日=月曜日、9月7-10日、9月26日-10月3日、10月12-15日
【会場】国立映画アーカイブ 7階展示室(東京都中央区京橋3-7-6)
【観覧料】一般250円、大学生130円ほか


● SIGGRAPH2021報告会 8月19日にオンラインで開く/DCAJビジネスセミナー

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)はビジネスセミナーとして、CGとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH2021」(8月9-13日/バーチャル開催)の報告会を8月19日にオンライン(Zoom使用)で開く。
今年は、いわゆる「CG」の枠を越え、SIGGRAPHが扱う幅広いテーマの論客が集まる。カリフォルニア大学のHany Farid教授は『ディープ・フェークとの闘い』について講演。動物と人間の暮らしから、ロボットと暮らす時代を予見するのは、MITメディアラボのKate Darling博士。CGについては、チューリング賞ペアであるEd Catmull博士とPat Hanrahan教授(スタンフォード大学)から『チューリング賞の彼方へ!』と題する講演がある。
論文発表、コース(講習会)、エマージング・テクノロジーズ(Eテック)などの注目コーナーへの期待も高まっている(本号5面参照)。
報告会の講師は、映像新聞論説委員で日本大学講師の杉沼浩司(SIGGRAPHに38回にわたり連続参加)が務める。
【日時】8月19日/15時-16時40分
【参加費】一般7000円、DCAJ法人会員は無料
【定員】50人
【申し込み】 www.dcaj.or.jp/news/2021/08/dcajsiggraph2021.html

2021/8/22021年8月2日

● 3D、4K、8K、VR作品募集 優れた映像コンテンツを表彰/ルミエール・ジャパン・アワード

先進映像協会は、「ルミエール・ジャパン・アワード2021」の作品募集を開始した。
エントリー部門は「3D」「4K」「8K」「VR」の4部門。日本国内での上映や放送などの利活用を目的に制作された各分野の映像作品を広く募集し、特に優れた作品を表彰する。その結果を公開することで、日本における良質な映像コンテンツの拡大と品質向上を図ることを目的にしている。
受賞作品は、11月17日に「Inter BEE 2021」の会場で発表する予定。各部門の対象作品は次のとおり。
[3D部門] 3D(立体)映像作品。2D.3Dが混在する作品の場合は、全尺の50%以上が3D映像であること。PCソフト、ゲームなどのインタラクティブ性を有する作品は対象外だが、これらの作品を訴求、紹介する3D映像作品は対象。
[4K部門] 4Kの2D映像作品。
[8K部門] 8Kの2D映像作品。
[VR部門] 360度映像、あるいは(ノンゲーム系)VRに分類される作品。
[各部門共通] 20年9月1日-21年8月31日の期間において、有償、無償を問わず国内で上映、放送、配信、発売、発表などの手段を通して社会的に利活用された作品、もしくは21年8月31日時点で作品が完成し、今後の利活用が決定している作品。静止画、成人向け作品は対象外。
【応募締め切り】8月31日(審査結果内示は10 月上旬の予定)
【募集要項・詳細】advancedimagingsociety.jp/award/index.html


● コンテンツマーケット 11月に「TIFFCOM」 出展者の登録受付を開始

ユニジャパンは、コンテンツマーケット「TIFFCOM2021」を11月1-3日に開催する。それに伴い、出展者登録受付を開始した。
TIFFCOMでは、映画やアニメ、ドラマなどの映像コンテンツ以外にも、書籍の映像化権やIP(知的財産権)などさまざまな取引が展開され、ビジネスチャンスが生まれる場となっている。
昨年のTIFFCOM2020はオンラインで開催し、過去最多となる28の国と地域から出展があった。また、18本のビジネス関連セミナーを開き、主にバイヤー向けに73作品がオンラインスクリーニングで放映された。
今年のTIFFCOMでは、「インフォメーションページ」「ネットワーキング」「オンラインセミナー」「スクリーニング」のサービスを用意し、商談機会につながる環境を提供する。
出展登録の最終締め切りは9月30日で通常料金は5万5000円(新規出展料金3万3000円)。8月16日まで出展料早割(3万3000円)を実施中。
【詳細】tiffcom.jp


● CATV視聴データ活用 JCOMの事例報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第15回CRIオンラインセミナー(Zoom使用)として『J:COMの「視聴データを活用したCX/DX戦略」を聞く』を8月17日に開く。
放送業界では、視聴者がどのようにテレビ番組を視聴し、テレビ(局)をどう評価しているのかを把握する取り組みを始めている。そうした中、CATV業界でも「視聴属性」を正しく把握し、視聴データをベースに、新たなビジネスイノベーションを開発する動きが求められている。
そのCATV業界で「視聴データ」や「顧客データ」を積極的に活用しているのが、JCOM(J:COM)。CX(カスタマーエクスペリエンス)およびDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や新サービス開発などの領域で、データの活用を活性化させている。
そこで今回のセミナーでは、「CATV事業の課題をどう解決するか」をテーマに、JCOM データ戦略室長の柚木輝久氏が、J:COMの「視聴データを活用したCX・DX戦略」について解説する。CATV事業を取り巻く環境や課題への対応として、各領域におけるデータ活用の取り組み(解約防止活動や番組レコメンデーションによる視聴促進、データ活用による業務効率化)など、将来のデータ活用の方向性についても聞く。
【日時】8月17日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【申し込み・詳細】www.cri-info.jp/conference.html


● 照明向けノード製品 新ネットワーク機能を解説/ルミネックスがウェビナー

ルミネックスジャパンは、照明向けノード製品「LumiNode/LumiCore」の新機能について説明するウェビナーを8月3日に開く。
同製品は、7月に新しいファームウエアv2.3.0をリリースし、新しいネットワーク機能を追加した。ウェビナーでは、デモやケースシナリオを交えて解説する。
【日時】8月3日/14時開始(1時間30分の予定、延長の場合あり)
【定員】「Zoom」100人、「フェイスブック・ライブ」無制限
【Zoom登録】us02web.zoom.us/webinar/register/WN_xcRWlZKnSkK3gajw0Phf6g
【フェイスブック・リンク】www.facebook.com/LumnexJapanKK

2021/07/262021年7月26日

● スポーツライブ配信の基礎 28日にオンラインセミナー/rtv、ブライトコーブ

rtvはブライトコーブと共催で、スポーツライブ配信に関する無料セミナー「広告・課金型ライブ配信で知っておきたい基礎知識」を7月28日にオンラインで開く。
コロナ禍でのスポーツ試合の無観客開催の影響も後押しとなり、アマチュア・マイナースポーツでも配信が主流となってきた。また、ライブ配信に必要な機材も安価になり、比較的手軽にスポーツ配信ができる環境が整っている。
セミナーでは、スポーツ競技団体や放送局、新聞社などと配信に取り組んできたrtvの事例とともに、ライブ配信に対する考え方や、クオリティーと予算のバランスを考えた配信技術・機材構成、米国での最新事例の報告など、スポーツ配信のノウハウを伝える。
講演タイトルは「スポーツビジネス先進国アメリカの事例から見るスポーツ動画のマネタイズ手法」(ブライトコーブ マーケティングマネージャー/大野耕平氏)、「ライブ配信ってスポーツにとって本当に良いの?『ファンづくり』で重要なポイントと、ライブ配信技術とクオリティバランスの考え方」(rtv代表取締役/須澤壮太氏)。
【日時】7月28日/18-19時
【申し込み締め切り】7月27日11時
【申し込み・詳細】https://sports-avod.splashthat.com


● 学生CGコンテスト 今年度の作品募集を開始/CG-ARTSが10月8日まで

CG-ARTS(画像情報教育振興協会)は、主催する「第27回学生CGコンテスト(Campus Genius Contest)」の作品募集を開始した。
今回の作品募集においても、ジャンルは一切不問でテーマも自由。先端テクノロジーを駆使した作品だけでなく、ジャンルを横断している作品やこれまでの定義では評価し難い挑戦的な作品も歓迎するとしている。
コンテストでは、「アート部門」と「エンターテインメント部門」の2部門で評価し、多角的な視点で新たな才能を見出していく。
応募資格は学生が制作した作品で、今年3月に卒業した学生の「卒業制作作品」も対象となる。募集期間は10月8日/17時まで。
【応募方法・詳細】https://campusgenius.jp

2021/07/192021年7月19日

● デジタルサイネージアワード2021発表 「新宿ウォール456」がグランプリ 長さ45.6メートルの大型LEDビジョン

デジタルサイネージコンソーシアム(DSC/事務局:東京都港区)は3日、「デジタルサイネージアワード2021(DSA2021)」の受賞作品発表会を東京都港区の東京ポートシティ竹芝で開催した。
DSAは、公募したデジタルサイネージ(サイネージ)作品の中から優秀な作品を選出・表彰することでサイネージ市場をさらに活性化していくことを目指すもの。2021年度は、特設部門として未来を先取りしていたサイネージを表彰する「未来先取り部門」を設けた。これは17年1月以降に公開され応募の機会を逃していた作品や、あるジャンルでトピックスやベンチマークとなった作品を、改めて選出・表彰する部門となる。
作品は4月27日-6月11日にDSCサイト上で募集、6月にウェブ上での審査会で、グランプリと準グランプリ各1点、未来先取り部門賞2点、優秀賞8点を選出した。例年、デジタルサイネージジャパン(DSJ)において授賞式を開いていたが、今年は東京ポートシティ竹芝で開催されたイベント「ちょもろー in Takeshiba」の会場で受賞作発表会(無観客)を実施した。
その様子と一部の審査員によるパネルディスカッション『ここがすごい、デジタルサイネージアワード2021受賞作品を語る』は、ライブ配信された。DSCサイト上でアーカイブも公開されている。
◆高いクオリティー
今年はコロナ禍の中でサイネージ業界にとっては厳しい環境となってはいるが、応募作品全体のクオリティーは高く、例年以上に優秀な作品が集まったという。
審査の結果、グランプリには『新宿ウォール456』/『J・ADビジョン新宿駅東西通路』が選ばれた。受賞者は、ジェイアール東日本企画(JR東日本企画)と東日本旅客鉄道(JR東日本)。
東京都新宿区のJR新宿駅東西自由通路に今年5月10日から国内最大規模となる長さ45.6メートルの大型LEDビジョン『新宿ウォール456』の広告・環境演出の放映を開始。大型LEDビジョンに加え、光柱・天井面への間接照明、16カ所の音響装置により、空間全体で一体感のある圧倒的な表現が話題となっている。
環境演出では、世界的なデジタルアート集団「モーメントファクトリー社」を起用し、『新宿カラーバス(色彩に包まれる)』と名付けた空間コンセプトをもとに、光・音・映像を連動させた新しい媒体を用いて、新宿の新たな都市景観を創造するとともに、さまざまな情報を発信している。
会場で審査員の1人として参加していたJR東日本企画デジタルサイネージ局長の山本孝氏は「『新宿ウォール456』は、当社にとっても初のチャレンジだった。今回グランプリを受賞したのは光栄。多くの関係者の努力があっての受賞で、これを機にさらに効果的なメディアにしていきたい」と話した。
新設された「未来先取り部門賞」には、ジーベックスによる広島の大型商業施設での大型LEDビジョン『THE OUTLETS HIROSHIMA 神楽時計』と、沖縄県中城村の『世界遺産中城城跡プロジェクションマッピング』(沖縄県中城村)が選ばれた。
『THE OUTLETS HIROSHIMA 神楽時計』は、エレベーターと連動した縦型の斬新な大型LEDビジョンと、地元広島の伝統芸能の神楽を高精細CGで表現したクオリティーの高いコンテンツが高評価となった。
『世界遺産中城城跡プロジェクションマッピング』は、2013年に開始した屋外マッピングイベントだが、コロナ禍で中止になった昨年を除いて10年近く毎年実施してきた継続性と地元観光客の増加に貢献したことなどが評価された。
また準グランプリには東京・渋谷ハチ公口の大型ビジョンなどを使ったビジョンジャック企画の『すしで、笑おう 渋谷ジャック企画』(FOOD & LIFE COMPANIES、東急エージェンシー、21インコーポレーション、MOST VALUABLE PARTNER、Sherpa Creative Partner、Detailed Information)が選出された。


● 秋期「VIPOアカデミー」開講 オンラインで5コース コンテンツ業界の人材育成

映像産業振興機構(VIPO)は、コンテンツ業界に特化した人材育成事業「VIPOアカデミー」の秋期5コースを、オンライン(Zoom使用)で開講する。
【コーポレートリーダーコース 第14期】(9月9日-11月25日)講義と演習、グループ活動を通して、経営戦略、ファイナンス、ビジネスプランニング、プレゼンテーション、リーダーシップの知識やノウハウを身につける。
全12日/56時間(3.5時間×16コマ)▽定員=16人▽申し込み締め切り=8月27日▽受講料=VIPO会員33万円、団体会員38万5000円、一般44万円
【プロジェクトリーダーコース 第12期】(9月11日-11月30日)講義と演習、グループ活動を通して、企画力と推進力を強化。クオリティーとスピードを両立させ、周囲を巻き込んでプロジェクトを成功に導く人材を育成する。
全8日/45.5時間(3.5時間×13コマ)▽定員=16人▽申し込み締め切り=8月27日▽受講料=VIPO会員27万5000円、団体会員33万円、一般38万5000円
【グローバルビジネスコース 第10期】(10月8日-11月26日)実践を重視した講義(日本語・英語)と英語での演習を通して、ビジネス力を強化し、グローバルシーンにおいて活躍できる人材を育成。
全8日/24時間(3時間×8コマ)▽定員=10人▽申し込み締め切り=9月24日▽受講料=VIPO会員17万6000円、団体会員19万8000円、一般22万円
【リーガル・エッセンシャルコース 第9期】(9月28日-11月9日)コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、著作権、ライセンス、契約などのリーガル知識を身につける。
全6日/21時間(3.5時間×6コマ)▽定員=16人▽申し込み締め切り=9月17日▽受講料=VIPO会員13万2000円、団体会員15万4000円、一般17万6000円
【ファイナンス・エッセンシャルコース 第10期】(10月7日-11月18日)コンテンツ業界のビジネスパーソンとして必要不可欠な、財務諸表、プロジェクト会計、予算管理などのファイナンス知識を身につける。
全6日/21時間(3.5時間×6コマ)▽定員=16人▽申し込み締め切り=9月24日▽受講料=VIPO会員13万2000円、団体会員15万4000円、一般17万6000円(前後3コマのみのコースあり)
【申し込み・詳細】vipo-academy.jp/news/n210706


● カンヌ広告賞で計24の賞を獲得/電通グループ

電通グループは、世界最大級の広告賞「カンヌライオンズ2021」において、エンターテインメント部門の最高賞であるグランプリを含め、「ゴールド」×2、「シルバー」×9、「ブロンズ」×12の計24の賞を獲得したことを発表した。
カンヌライオンズは、コロナ禍の影響で2020年は中止となったが、21年は6月21-25日の5日間、『Cannes Lions Live』と題して、セミナーや授賞式がオンラインで開かれた。エントリー作品数は90カ国・地域からの計2万9074点で、これらの中から982点の受賞作品が決まった。
エンターテインメント部門のグランプリに選ばれたのは、電通マクギャリーボウエン台湾(台北市)が、台湾の不動産会社のために制作したショートムービー『IN LOVE WE TRUST」(広告主名:SINYI REALTY)。これが台湾にとって初のカンヌライオンズにおけるグランプリとなった。


● ソニー「FX3特別企画トークショー/ProRes RAWとS-Cinetoneの可能性」

印象的な映像表現と優れた操作性を実現したCinema Lineシリーズ最小・最軽量のフルサイズセンサー搭載カメラ「FX3」について語るライブ配信のトークイベント。
映像作家・鈴木佑介氏が、FX6やFX3を愛用している視点でのFX3の活用方法、ProRes RAW/S-Cinetoneの可能性、ワークフロー観点ではS-Log3の概要なども踏まえながら『ルック』を中心に解説する。
配信中にチャット欄での質問にも答える時間も設ける予定。なお、ライブ配信に加え、事前申し込み制・先着順でリアル参加(会場=ソニーショールーム/ソニーストア銀座)も可能(定員10人)。
【日時】7月26日/15時開始
【視聴方法】youtu.be/JfBeOekE_ag
【詳細】ers.sony.jp/SEvent/pageEventDetailEVT?e=a2O5F000005Yck2UAC&p=%E9%8A%8 0%E5%BA%A7


● 第7回「VR/AR/MR ビジネスEXPO2021(VR EXPO 2021 TOKYO)」

トレーニングや3Dデータ活用、コミュニケーション、プロモーション、エンターテインメントなど、さまざまなユースケースに取り組んできた企業の体験展示やビジネスマッチングの機会をオンラインおよび実会場(要予約)で提供する(主催=Mogura)。
【日時】7月28、29日(オンラインセミナー、バーチャル会場)、8月4、5日(リアル会場)
【会場】東京都立産業貿易センター浜松町館3階(東京都港区海岸1-7-1)、体験会は予約制
【入場料】2200円、オンライン参加のみ1100円
【詳細】lp.mogura.co/vrexpo2021tokyo

2021/7/122021年7月12日

● STORM導入事例 無料ウェビナー実施/ユニゾンシステムズ

ユニゾンシステムズは、無料ウェビナー「STORM導入事例からみるファイル転送の現在地」を15日午前11時-正午に実施する。定員は100人。STORMは、インターネットなどネットワーク上で高速にファイル転送をするためのアプリケーション。ウェビナーでは、この「STORM」について、販売開始から10年間の導入事例からその現在地をひも解く。


● スタジアム/アリーナ向け統合型AVシステムなど提案/オタリテックとRIEDELがセミナー共催

オタリテックでは、RIEDEL(リーデル)コミュニケーションズジャパンと共催で、以下の2つのオンラインセミナーを開く。参加費無料。
―――
◇「スタジアム/アリーナ向けの統合型AVシステムソリューション」(7月13日)
リーデルコミュニケーションズは、国内外の劇場やライブイベント、放送におけるコミュニケーションシステムとリアルタイムの映像/音声/データ/コミュニケーションシステムを提供している。
国内外のスタジアムや施設において採用されているRIEDELのコミュニケーションシステムと音声・映像の伝送システムは、タイミングが重要となるスポーツプロダクションのコミュニケーションの円滑化や準備の簡易化による時間効率の向上をサポートしている。
セミナーでは導入事例を中心に、RIEDELが提案するスタジアムや施設における映像・音響インフラについて解説する。
【日時】7月13日/14時開始
【申し込み】https://riedel.events.idloom.com/rcj_stadium_arena_solutions_20210713
―――
◇「RIEDELの新製品Artist-1024と1200 Seriesのインターカムパネル」(7月15日)
RIEDELのマトリクスインターカムARTISTの最新機種である「Artist-1024」は、ARTISTファミリーの中でもIPに特化しており、2Uサイズながらに最大1024ポートが使用可能な高密度でSMPTE-2110に完全対応したインターカムマトリクス。
また、RIEDELのレバーキータイプの1200シリーズのスマートパネルはインカムとしてだけでなく、APIコントロールパネル機能やオーディオモニタリング機能を追加することも可能。
最新機種のArtist-1024と1200シリーズスマートパネル、さらに従来からのARTISTファミリー、BOLEROなどを組み合わせることで「最新鋭のコミュニケーションシステム」を提案する。
【日時】7月15日/14時開始
【申し込み】https://riedel.events.idloom.com/rcj_artist1024launch_20210715


● eスポーツ業界の現況 関連映像ビジネス解説/JAVCOMがセミナー

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、有料オンラインセミナー「eスポーツがもたらす映像ビジネス~eスポーツから学ぶビジネスモデルと新しい映像体験~」を7月29日に開く。eスポーツ業界をけん引する関係者が登壇し、そのコンテンツ力とそれを伝える映像配信技術について語る。
内容は、基調講演「eスポーツとは~現在の取組み~今後のビジネス展望」(日本eスポーツ連合 理事/平方彰氏)、講演1「eスポーツの映像表現、配信手法について」(E5esports Works代表取締役社長/西川典孝氏)、講演2「NTTe-Sportsの考えるeスポーツ配信の重要性」(NTTe-Sports代表取締役副社長/影澤潤一氏)、パネルディスカッション。
ライブ配信時はチャット機能による書き込み(発言)が可能となっている。なお、ライブ配信終了後、8月5日17時までアーカイブ配信を実施する。
【日時】7月29日/14-17時
【会費】3000円
【申し込み締め切り】7月20日
【配信プラットフォーム】eXeLAB(exelab.jp)
【申し込み】https://javcomnpo.or.jp/n158seminar/


● 4K・VR徳島映画祭2021 11月12-14日 現地開催とオンライン 作品公募を開始

プラットイーズ(東京都港区)は、とくしま4Kフォーラム実行委員会の一員として、「4K・VR徳島映画祭2021」(共催:徳島県、神山町)を11月12-14日に現地開催(徳島)とオンライン開催のハイブリッドで開催することを決定。公式サイトで作品の公募を開始した。
同映画祭は2013年にスタートし、日本初の4K・VR映像に特化した内容で展開してきた。今年はハイブリッド開催の特性を生かし、『リアルとオンラインをシームレスに』をテーマとして、4K/VR作品の上映、セミナーやワークショップなどすべてのコンテンツを現地でもオンラインでも体験できるイベントになる。
なお、今年から神山会場(神山町)に加えて三好会場(三好市)を設け、分散型広域映画祭を目指していく(新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、オンライン開催のみとなる場合がある)。
◆開催概要
【日程】11月12-14日【開催場所】▽神山会場(徳島県名西郡・神山町立広野小学校旧校舎)、三好会場(徳島県三好市・地域交流拠点施設「真鍋屋」愛称:MINDE〈みんで〉)
【オンライン会場】公式サイト
【バーチャル会場】VRサイト
【公式サイト】https://4kforum.jp/

2021/7/52021年7月5日

● 「ケーブル技術ショー」オンライン展示会 新たなコンテンツを公開 テーマ別の動画ツアー実施 出展者による技術セミナーも

CATV関連3団体(日本ケーブルテレビ連盟、日本CATV技術協会、衛星放送協会)が6月14日から7月30日まで開催している、ケーブルコンベンション2021関連イベント「ケーブル技術ショーオンライン展示会」では、6月28日から新コンテンツを公開した。6月3、4日の技術展示会(東京国際フォーラム/以下、リアル展示会)で出展された多様な最新製品・最新技術や、技術セミナーで発表された最新ソリューションなどを一挙に視聴体験できる。
―――
オンライン展示会は、場所や時間に拘束されず、会期中に何度でも入場可能。製品・サービス単位の検索やレコメンド機能および資料のダウンロードなど、スピーディーで正確に情報収集ができる。
リアル展示会の会場をVRで再現しており、会場内を360度見渡しながらウォークスルーで回れ、実際の展示物やパネル、動画での製品・技術・ソリューションの説明を閲覧することが可能になっている。
出展者との各種チャット機能や名刺交換機能を利用し、気軽に出展者に質問・問い合わせができるのも特徴だ。。
来場には、ケーブル技術ショーの公式ウェブサイト(www.catv-f.com)で登録する。リアル展示会に入場登録済みの場合は、取得したIDで来場できる。
◆テーマ別動画ツアー
リアル展示会で出展者が発表・展示した最新の製品・サービスをテーマに沿って説明し、オンライン上においてワンクリックでブースを巡る。ツアータイトル/訪問出展者は次のとおり。
[主催者テーマ展示ツアー] IPTVフォーラム/日本ケーブルテレビ連盟/日本ケーブルラボ/放送サービス高度化推進協会・日本CATV技術協会
[4K.8K ケーブル技術関連ツアー] アイベックステクノロジー/イメージニクス/ジャパンケーブルキャスト/住友電気工業/古河電気工業/ミハル通信
[次世代高速通信・大容量化関連ツアー] NECネッツエスアイ/シンクレイヤ/住友電気工業/大電/古河電気工業
[防災・減災、地方創生関連ツアー] NECネッツエスアイ/ジャパンケーブルキャスト/住友電気工業/THK/データブロード/日本アンテナ/日本ソフト開発
【詳細】https://www.catv-f.com/theme-tour/
◆出展者オンラインテックセミナー
出展者の最新製品・サービス・ソリューションをセミナーで公開。出展者と内容は次のとおり。
[アンリツ] ローカル5Gの導入課題と課題解決へのアンリツの貢献
[伊藤忠ケーブルシステム] 高速通信時代の到来「ローカル5GとFTTH10G-PON」
[NECネッツエスアイ] 地域DX実現への取り組み
[パナソニック システムソリューションズ ジャパン] CATV事業者の課題を解決する新4K-STBソリューション
[富士通ネットワークソリューションズ] CATV通信インフラの次の一手-地域DXを支えるローカル5Gの取り組みと活用事例
【詳細】https://www.catv-f.com/technology_seminar/
◆技術展示会フォトギャラリー
リアル展示会では、各社が最新の製品、サービス、ソリューションを出展し、活発な商談を展開した。その一部を切り取り会場での様子を伝える。
【詳細】https://www.catv-f.com/past/photo_2021.html
◆技術展示会ダイジェストムービー
ケーブル技術ショーの技術展示会、技術セミナーの様子が一目で分かるダイジェストを公開。
【詳細】https://www.catv-f.com/past/index.html#movie2021


● 「地域新電力ビジネス」 CATV事業者の事例報告/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第14回CRIオンラインセミナー『「地域サービス+解約防止」に効力を発揮する「地域新電力ビジネス」の実力を知る』を7月13日に開く。
中海テレビ放送、JCOM、イッツコム、Goolightに続いて、ケーブルテレビ(栃木センター)、湘南ケーブルネットワークでは、日宣と共同で「地域新電力会社」を設立し、新電力事業を開始した。
既にケーブルテレビ社では、新電力会社の「販売代理店」として新電力の販売をしていたが、『地域の電力を地域で考え、地域を活性化』する試みとして、2020年9月に地域新電力会社「ホームタウンエナジー」を設立し、今年3月1日から電力小売サービスの事業を開始した。
今後は、地域の自治体などが運営するバイオマス発電、ソーラー発電などの調達割合を増やすなど、将来的には電力の地産地消、地域の低炭素化を目指すとともに、地元企業を通じて地元の電源を供給するなど地域経済の活性化を実現したいとしている。
16年4月に電力サービスを開始以降、順調に売上(19年度22億円)を拡大している中海テレビ放送(ローカルエナジー)、販売代理店から「地域新電力ビジネス」に事業拡大をしたケーブルテレビ社、CATV事業者に向けた「新規事業(電力BtoC事業)」を推進する日宣、それぞれの取り組みについて報告する。
【日時】7月13日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【受講方法】Zoom
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20210624_6130.html


● 京都映画企画市を開催 時代劇・歴史劇の企画募集/VIPO、京都府

映像産業振興機構(VIPO)は、京都府と共同で「第13回 京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」を11月7日に開催するにあたり、映画企画の募集を開始した。
これは、時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエイターを世に送り出すことを目的とした、時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。
優秀映画企画には、長編劇場公開につなげるために350万円相当のパイロット版(短編)映像制作の権利を付与し、長編作品の映像化をバックアップする。
募集期間は9月2日(必着)まで。
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/27496/


● 三信電気ウェビナー「パナソニック「IT/IPプラットフォーム KAIROS」と始める、新しい時代のライブプロダクション」

三信電気が7月8日に開く無料ウェビナー(Zoom)。ライブプラットフォーム「KAIROS」による、SMPTE ST 2110、NDI、SRTストリーミングなど、最新のIP技術を使用したリモート制作のメリットについて、実機デモを交えて解説する(協力:パナソニック)。
併せて、KAIROSの入出力として使用できるImagine社のSDI/IP変換ゲートウエイ「SNP(Selenio Network Processor)」についても説明し、新しいライブ・リモートプロダクションのワークフローを提案する。
【日時】7月8日/14-15時
【Zoom視聴登録】https://zoom.us/webinar/register/8616246042659/WN_adYeoqZGQVqeASfFWyJYiA


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