● AWARDS受賞者を表彰 大臣賞など3賞限定で/JPPA
日本ポストプロダクション協会(JPPA)は6月19日、JPPA事務局で、経済産業大臣賞と映像技術グランプリ/音響技術グランプリの3賞に限定した「JPPA AWARDS 2020」を実施した。
当日は各賞で時間帯を分け、JPPA三上信一会長から受賞者に賞状とトロフィーを授与した。3密を避けるため、立ち合いは最少人数、写真撮影時以外はマスク着用とするなど安全面に配慮した。
経済産業大臣賞は太陽企画の二階堂正美氏と波多野純氏、映像技術部門グランプリはIMAGICA Labの木村祥明氏と中野裕介氏、音響技術部門グランプリはソニーPCLの長谷川有里氏と阿部大輔氏に贈られた。
JPPAは7月上旬、JPPA AWARDS 2020を記念した「特別冊子」を配布する。
● 東北映像フェスティバル 「WebFes2020」を実施 特設サイトで製品情報
東北映像製作社協会(東北映協/事務局=仙台市青葉区)は、6月24、25日に開催を予定していた「東北映像フェスティバル2020 映像機器展」の中止に伴い、東北映協のウェブサイトに「東北映像フェスティバル WebFes2020」(tohoku-eizofes.jp/webfes)を開設、6月22日から出展登録および製品情報登録をした各社の製品情報を公開している。
公開期間は、11月中旬(東北映像フェスティバル2021開催案内開始時期)まで。新規の出展登録および製品情報登録は、8月末日まで受け付ける予定。出展登録は無料。
また「WebFes2020」では、出展社からの技術・システム提案、製品紹介、事例紹介などに活用できるセミナー動画の掲載も実施する。
● 2部門で大賞を受賞 映像コンテスト結果発表/山形のプライド・トゥ
東北映像製作社協会は、「東北映像フェスティバル2020 映像コンテスト」の受賞者を発表した。同コンテストは、地域で制作された優れた映像作品を選奨し、映像制作者のスキルと資質の向上を図る場とすることで、地域映像産業の振興に寄与することを目的に毎年開催している。
応募資格は、東北在住の制作者(個人・団体、プロ・アマ不問)で、19年1月-20年3月末に完成した作品が対象となった。「番組部門」「地域振興コンテンツ部門」「CM部門」「PRキャンペーン部門」、そして「学生部門」で構成する。
今回は、山形県のプライド・トゥが、番組部門および地域振興コンテンツ部門で大賞をダブル受賞した。地域振興コンテンツ部門 大賞(東北経済産業局長賞)の『米沢品質 AWARD』は、米沢品質向上運動の中から生まれる「挑戦と創造」を極め、特に秀でた米沢品質を有する商品やサービスに対する顕彰制度で、この作品では最終審査に選出された地元企業や大学の取り組みを伝えている。
各受賞作品・受賞者は次のとおり(敬称略)
【番組部門】
★大賞(東北総合通信局局長賞) =「YBCドキュメンタリー ぶちかませ! 小町 ~泣き虫 相撲っ娘の挑戦~」/プライド・トゥ
★優秀賞=「東北の聖地を訪ねて 青森県立佞武多」/東北朝日プロダクション
【地域振興コンテンツ部門】
★大賞(東北経済産業局長賞) =「米沢品質 AWARD」/プライド・トゥ
★優秀賞=「Feel happiness in 南三陸」/南三陸町移住・定住支援センター
【PRキャンペーン部門】
★大賞=JR陸羽西線PR動画「おぐのほそ道 彩りワンダーライン」Music Video/山形県酒田市 地域おこし協力隊 阿部彩人(八幡地域・大沢地区拠点)
★優秀賞=「しらかわエリアプロモーション動画」/ふくしま県南観光推進協議会
★特別賞=福島市消防団員募集PR動画「実は…編」/福島映像企画
【CM部門】
大賞・優秀賞の該当なし
【学生部門】
★大賞=「沼山からの贈り/A gift from Numayama」/栗原栄見(国際教養大学)
★優秀賞=「奪」/東北電子専門学校 映像放送科、「仙南に吹く風~明日への想いをのせて~」/尚絅学院大学 総合人間科学部表現文化学科 大野ゼミ
★リーフレットデザイン優秀賞=伊藤陸(東北電子専門学校 デジタルデザイン科2年)
● シーグラフアジア2020 オンライン開催に移行 多方面からの参加可能に
アジア最大規模のCG関連イベント「SIGGRAPH Asia(シーグラフアジア)2020」は、11月17-20日に韓国・テグで実施予定だったが、通常開催を中止し、オンラインで開催することが決まった。詳細は後日発表される。
新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的な旅行制限により、11月に対面式のイベントは不可能であることから、バーチャル型コンファレンスに移行する。
SIGGRAPH Asia 2020の大会委員長であるジニー・チョー氏は「今年のテーマである『ドライビングダイバーシティ』は、技術および芸術について世界から参加する多様なグループに対して、新しいコミュニティーとつながり、刺激する機会を持つことで、新たな意味を持つ。バーチャル型とすることで、グローバルコミュニティーから集まり、新しく革新的な方法での参加で、私たちの分野の最前線を前進させることができると楽観している」と述べている。
オンライン開催の詳細については、今後数週間で決定し、公式ウェブサイト(sa2020.siggraph.org)を通じて発表するという。
● キャンペーン/フラッシュバックジャパン
2日から期間限定で、ブラックマジックデザイン「ダビンチリゾルブスタジオ」とその関連製品に、Boris FX社のビジュアルエフェクトプラグイン「Sapphire 2020 for OFX」を無償バンドルするキャンペーンを実施している。
「Sapphire」は、視覚効果・VFXの制作に対応したビジュアルエフェクト集。期間中に対象販売店で、ダビンチリゾルブスタジオまたは関連製品を購入するとバンドリングカードが付属。記載サイトにアクセスしクーポンコードを入力することで「Sapphire 2020 for OFX」の6カ月限定ライセンスが取得できる。なお、期間中でも限定数量に達し次第キャンペーンは終了する。
【対象販売店】▽システムファイブ▽Rock oN Company▽サウンドハウス▽ブラックマジックデザイン・ウェブストア
● 日中共同バーチャル見本市「ゲーム&アニメーション オンライン・マーケット」参加企業募集
映像産業振興機構(VIPO)は、8月17日-9月7日の開催に向け、ゲーム/デジタルエンターテイメント関連の出展企業を募集。中国企業は約50社参加する。申し込み期限は7月20日。
【詳細】www.vipo.or.jp/news/24387