● ローカル5Gと防災システム 栃木市での実証を報告/CRIオンラインセミナー
ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、ローカル5Gと防災システムをテーマとした、第12回CRIオンラインセミナー「複数無線を有効活用した防災システム実証報告」を5月19日に開く。
ローカル5Gの免許交付が進んでいるが、ミリ波(28GHz帯)に続いてSUB6(4.7GHz帯)の免許申請も始まっている。電波の飛びが良く基地局のカバーできる面積が広いSUB6は屋外で使用するローカル5Gの本命とされている。
地域ワイヤレスジャパンとケーブルテレビ㈱(以下、ケーブルテレビ社)は、2021年1月から栃木市において、ミリ波とSUB6両方を用いてローカル5Gを活用した防災分野における実証実験を実施した。
同実証実験は、総務省の「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証に係る防災分野におけるローカル5G等の技術的条件等に関する調査検討の請負(防災業務の高度化および迅速な住民避難行動の実現)」事業に選定された。
今回のセミナーでは、地域ワイヤレスジャパン ソリューション推進部マネージャーの乾千乗氏と、ケーブルテレビ社 技術部課長の日里友幸氏が、栃木市の河川に設置した3台の4Kカメラおよび水位計情報を住民に伝えるシステムについて解説。4Kカメラの膨大な情報を伝送するのには、ミリ波とSUB6でどのような相違があるのかなどを聞く。
【日時】5月19日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【オンライン受講方法】Zoom
【申し込み・詳細】https://www.cri-info.jp/20210422_6106.html
● 上映企画「所蔵外国映画選集」を開催/国立映画アーカイブ
国立映画アーカイブでは、上映企画「NFAJ所蔵外国映画選集 2021」を、5月6日から約3週間にわたって開く。
この特集では、同館が所蔵する外国映画の中から、これまで上映する機会の少なかった映画を中心に、13作品(12プログラム)を上映。音声表現のさまざまな可能性を探る創意に満ちたトーキー初期の『予審』『脱走者』といった作品から、第二次世界大戦の緊迫をダイレクトに伝える『戦火の大地』、戦後に「赤狩り」でハリウッドを追放された映画人が残した異色作『地の塩』など幅広くラインアップする。
1990年代の米国を代表するインディペンデント映画『イン・ザ・スープ』も注目の1本。昨年の東京国際映画祭でも上映された新作『愛しい存在』など、現在も活躍しているアレクサンダー・ロックウェル監督の代表作でもある。
【日程】5月6-23日(月曜休館)
【会場】国立映画アーカイブ 長瀬記念ホールOZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【料金】一般=520円、高校・大学生・65歳以上=310円ほか(前売指定席券のみ販売)
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/foreignfilms2021