● NHK「技研公開2022」 26日から人数制限でリアル開催 テーマは「技術が紡ぐ未来のメディア」 メタスタジオなど16件の研究開発成果
NHK放送技術研究所(技研/東京都世田谷区砧)は、最新の研究開発成果を一般に公開する「技研公開2022」を、5月26-29日(10-17時)に開く。技研でのリアル開催に加え、オンライン展示も実施する。
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今年の技研公開は「技術が紡ぐ未来のメディア」をテーマに、新たな視聴体験をもたらす3次元映像技術、放送・通信などの伝送路を意識せずにコンテンツを楽しめる技術、撮像・表示技術の基礎研究など、16件の研究開発成果を披露する。
また、技研所長によるオープニング講演のほか、研究員が研究内容をプレゼンテーションする「ラボトーク」や、外部識者を招いての「特別講演」を予定している。
リアル開催については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、完全事前予約制として入場者数を制限する。
◆技研が目指す研究開発の目標と方向性を描いた「Future Vision 2030-2 0 4 0」の3つの重点分野からの見どころ
《イマーシブメディア~よりリアルに世界を体感~》
[メタスタジオによる3 次元情報取得] 被写体の3次元形状や模様などの情報を精緻に取得し、リアルな質感を再現する技術。撮影後に、視点や質感、照明の当たり方を自由に変更できるほか、アニメ風に加工するなどさまざまな映像表現が可能
[ライトフィールドヘッドマウントディスプレー] 小さなレンズが多数並んだレンズアレーを導入することで、物体からの反射光を実世界と同じように再現が可能。これにより自然な3次元映像を視聴できる
《ユニバーサルサービス~いつでも・どこでも・誰もが~》
[放送と通信のシームレスな視聴プラットフォーム技術] 放送と通信を使って、あらゆる視聴デバイスに放送サービスを届ける技術。視聴者は伝送路を意識する必要はない。放送番組とネット動画をシームレスに切り替えることも可能
[パーソナルデータとコンテンツデータの活用技術] 個人がパーソナルデータを保持、管理、活用する「パーソナルデータストア」という仕組みを、放送サービスに適用する技術。日常の生活行動で生じるパーソナルデータと放送コンテンツに関するデータを結びつけ、個人に合わせた放送サービスを提供できる
《フロンティアサイエンス~基礎研究により未来のメディアを創造~》
[コンピュテーショナルフォトグラフィーによる3次元撮像] ホログラフィーの原理を応用して、自然光の下で被写体の3次元映像を得る撮像技術の基礎研究。超解像技術を組み合わせ、高精細な3次元映像を1台のカメラで取得できる
◆講演・ラボトーク
[オープニング講演] (26日)▽NHK放送技術研究所長/今井亨氏
[特別講演] (26日)▽「Beyond 5G時代の『人間中心の情報システム』」情報システム学会会長、国際大学GLOCOM主幹研究員/砂田薫氏▽「Alternative Beins:メディアの別の在り方、情報と想像」早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授/橋田朋子氏
[ラボトーク] (27日)▽「本物感まるごとキャプチャー、リアルを演出『メタスタジオ』」▽「CGで実現する未来の手話サービス」▽「紙より薄い!超柔軟有機ELが作る未来のディスプレー」
【来場予約・詳細】https://www.nhk.or.jp/strl/open2022/
● 2社が「池上線沿線イベント」 プライベートショーを同時開催
池上通信機とアストロデザインは、『池上線沿線イベント』(池上線=東急電鉄が運営する鉄道路線)として、同沿線に本社を構える両社がそれぞれ同時に「Private Show 2022」を開催する。
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●新カメラやIPリモート実演 幕張Interopに伝送/池上通信機
池上通信機は、6月16、17日の2日間、「Ikegami放送機器内覧会2022」を開く。
最新の放送映像機器を展示するほか、同社と各所をつないだ広域ネットワークを構築し、来場者にIPリモートプロダクションを体感してもらう。また、「InteropTokyo2022」の幕張会場と同社会場間でJPEG XSを用いたIP映像伝送も実施する。
新製品としては、HFRとMoIPに対応した4K/HDカメラ「UHK-X750」およびカメラコントロールユニット「CCU-X100」、小型スイッチャー「MuPS-5000シリーズ」、新機能追加のシステム周辺機器「OnePackⅡシリーズ」、高感度4Kカメラと組み合わせた小型防振装置「B1」(参考出展)などを披露。
さらに、ライブ映像プロダクションの応用と今後の展望、NABショー2022現地レポートなどのセミナーも実施する(事前登録制)。
【日時】6月16、17日(10-17時)
【会場】池上通信機本社ビル4階(東京都大田区池上5-6-16)
【詳細】https://www.ikegami.co.jp/archives/19537
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●8K映像伝送システムなど 「TEST Lab」も披露/アストロデザイン
アストロデザインは6月16、17日の2日間、本社ビルで「プライベートショー2022」を開く。2019年以来3年ぶりの開催となる今回の内覧会は、放送、芸術、医療、公共、製造などのさまざまな分野に向けて高精細映像技術を活用したソリューションを提案する(事前登録制)。
主な展示内容は、8KカメラJPEG XS伝送、ディスプレイ評価ソリューション、高解像度マルチ表示ソリューション、ハイフレームレート映像の上映、22.2chチェアスタイルスピーカーとマルチチャンネルパワーアンプによる立体音響視聴システムなど。
また、HDMIをはじめとした各種規格のロゴ認証試験のプレテスト、接続性検証、品質評価、不具合診断などをするため本社内にオープンした「TEST Lab」を披露する。
【日時】6月16、17日/10-17時
【会場】アストロデザイン本社ビル(東京都大田区南雪谷1-5-2)
【詳細】https://www.astrodesign.co.jp/
● 26、27日にプライベート展 TACの経営統合を契機に/レスターコミュニケーションズ
レスターコミュニケーションズ(RCC)は、タックシステム(TAC)をグループ会社として迎え、5月上旬には同社の事務所移転も完了し業務を開始した。その披露を兼ねた「RCC×TACプライベート展」を5月26、27日に実施する。
プライベート展では、
Mistikaソリューション、アビッド・ソリューション、スケールアウト・ストレージ、Daletソリューション、TACオリジナルソリューション、StageTecなどを展示する。特別セミナーも開催予定。
【日時】5月26、27日/受付時間10時、12時、14時、16時(新型コロナ感染対策のため1枠申し込み先着30人まで)
【会場】レスターコミュニケーションズ本社(東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル/3、4、11階)
【申し込み】https://www.restarcc.com/webiner/reservation.html
● 親睦を深める「BBQ会」を企画 6月5日に東京・夢の島で実施/稲門 映像人・文化人ネットワーク
稲門 映像人・文化人ネットワーク(東京都世田谷区)は、業界関係者との情報交換や親睦を深めるため、「稲門 映像人・文化人ネットワークの仲間たち-バーベキュー会」を6月5日に開く。
稲門 映像人・文化人ネットワークは、広く映像・文化の業界に寄与すると共に、学生や若い世代を応援する活動を展開している。
当日は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に施し、オープンエアの会場で実施する(雨天決行/事前予約制)。
【日時】6月5日/開場11時30分、開宴12-15時(時間延長の場合あり。途中入退場自由)
【会場】夢の島マリーナ2階レストラン(東京都江東区夢の島3-2-1)
【参加費】一般9000円、学生(またはそれに準じる)2000円
【申し込み締め切り】5月27日
【申し込み】docs.google.com/forms/d/14T8MOwA9dY20wDAhoFEuyng6CDJE44CwWWSced9Mmg8