● VR演劇がベネチア国際XR部門で最優秀短編賞/WOWOWとCinemaLeap
WOWOWとCinemaLeapが共同製作したVR演劇「Typeman」が、ノミネートされていた、第79回ベネチア国際映画祭(8月31日-9月10日)のクロスリアティ(XR)部門「Venice Immersive」において、イタリアの独立系映画評論家が独自に選出するPremio bisato d oro 2022(プレミオ・ビサト・ ドーロ/金鰻賞)で最優秀短編賞を受賞した。
● 第14回 京都ヒストリカ国際映画祭 歴史映画・時代劇にフォーカス シアター上映とオンラインで開催
歴史映画・時代劇にフォーカスした「第14回京都ヒストリカ国際映画祭」が、10月29日-11月6日に京都文化博物館(京都市中京区)およびオンラインで開催される。
京都には東映や松竹の撮影所があり、「時代劇」と呼ばれる映画・ドラマ作品を生み出し続けている。その時代劇の現場を知る人たちによって、古き良きものを伝え、新しいものを創る場を作る試みとして生まれたのが同映画祭である。
今年も海外からの招待作品、今年1月に亡くなった井上昭監督の追悼企画、生誕100年を記念してのイタリアの巨匠、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作品、「beyond reality 空想時代劇」と銘打った特集上映や交流企画など、多彩なゲストを迎え、多くのプログラムを用意している。
会場(シアター上映)は、京都文化博物館3階のフィルムシアター(10月31日休館)、オンライン上映は動画配信サービス「MIRAIL(ミレール)」で実施する。
料金は上映作品によって変動。前売券はチケットぴあ(t.pia.jp)で販売中。
【詳細】https://historica-kyoto.com/
● 「創造性」にまつわる多様なコンテンツ発信/ACCがオンラインイベント
CMにかかわる企業により構成される業界団体ACC(東京都港区)は、クリエイティビティにまつわる多様なコンテンツを発信するイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」を、11月1、2日に開く。3年目となる今年度も全コンテンツをオンラインで配信する(視聴無料、事前登録制)。
当日は、同団体が毎年開催する「ACC賞」のグランプリほか全入賞作品発表をはじめ、日本を代表するクリエイターらによるトークセッション、多彩なフィールドで活躍する若手がアイデアを競う公開プレゼンテーションなどを実施する。一部会員社のみのコンテンツがある。
詳細は特設サイトにおいて随時更新される。
【日時】11月1日/9時45分-19時15分、2日/10時-19時30分(イベント後にはアーカイブ配信も予定)
【詳細】https://acc.swoogo.com/tokyo-creative-crossing2022
● 学生ムービーアワード 60秒の短編を募集/TYOが開催
TYO(東京都港区)は、学生を対象に第3回「TYO学生ムービーアワード」(協力:イマジカデジタルスケープ)を開催することを決定し、エントリー受付を開始した。
同アワードは、次世代の才能の発掘と育成、さらには映像業界全体の発展に寄与していきたいという思いから開催。2019年に続き約3年ぶりの実施となる。
作品テーマは『踊る』。テーマから発想した60秒のショートフィルム(1人1作品)を募集する。賞金総額は200万円(金賞50万円ほか)。
[エントリー期間] 11月30日まで
[作品応募期間] 12月1日-2023年1月16日
[審査期間] 23年1月17日-2月19日
[最終ノミネート作品発表] 23年2月20日
[表彰式] 23年3月2日
【詳細】https://tyo-gama.jp/
● Inter BEE 2022が11月16-18日開催 来場者の事前登録を開始 オンライン会場も開設へ
電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月16-18日に開催する、メディア総合イベント「Inter BEE 2022」(幕張メッセ)の来場事前登録(入場無料/登録入場制)を、公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で開始した。
今年で58回目の開催となるInter BEE 2022は『加速するメディアの進化と未来に出会い、体験し、対話する』をテーマに「プロオーディオ部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「映像表現/プロライティング部門」、「ICT/クロスメディア部門」の4部門で構成。バーチャルプロダクションやIP伝送、リモート制作、メタバースなど、近年特に変化と進化の著しいメディアとエンターテインメントのトピックスを網羅する。
◆オンライン会場でプレイベント
Inter BEE 2022は幕張メッセ会場での開幕に先立ち、11月1日から公式ウェブサイトで「Inter BEE 2022オンライン会場」をオープンする。
オンライン会場では、出展者の展示製品/サービスの説明や映像配信、「Inter BEE 2022オープニング&キーノート」から始まる「INTER BEE FORUM」プレセッションの配信、さらには各種特別企画・イベント情報などを発信する。会期は12月23日まで。
◆イベントホールでSRスピーカー体験デモ
メディアとエンターテインメントの各分野を対象とした特別企画を実施してきたInter BEEでは、昨年以上に特別企画を充実させ、イベントホールでの「INTER BEE EXPERIENCE X-Speaker(SRスピーカー体験デモ)」も3年ぶりに復活開催する。参加するラインアレイスピーカー/ポイントソーススピーカーの計10製品すべてを試聴できる。
◆関連イベントが充実
[INTER BEE CONNECTED] =放送のさまざまな取り組み発信とビジネスとの『CONNECT』の場として、セッションと展示を実施する
[INTER BEE CREATIVE] =バーチャルプロダクションを中心にセッションと情報発信エリアとして展開
[INTER BEE IGNITION×DCEXPO] =先端映像技術と先端コンテンツ制作技術を発信する場として、「INTER BEE IGNITION」と「デジタルコンテンツEXPO」が融合する
[INTER BEE IP PAVILION] =昨年に引き続き、国内最大級の企業間連携によるIP接続環境を再現し、放送システムにおけるIP化を総合的に発信
[INTER BEE FORUM] =基調講演、特別講演を幕張メッセ国際会議場において全17セッションを実施。「第59回民放技術報告会」(主催:日本民間放送連盟)も同時開催する
● 地域向けメタバースなどTCNの取り組みを報告/CRIオンラインセミナー
ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第28回オンラインセミナー「『CATV3.0』未来創造への取り組み」を10月18日に開く(Zoom使用)。
講師は、東京ケーブルネットワーク(TCN)の常務執行役員 未来創造部部長/遠藤昌男氏、未来創造部未来開発グループ グループ長/松尾遼氏(日本バーチャルリアリティ学会評議員)、未来創造部 未来開発グループ係長/横塚良介氏。
全国をくまなく3Dモデリングし、街づくり計画や混雑状況のモニタリングなどが可視化可能になる3D都市空間プラットフォーム「PLATEAU(プラトー)」(www.mlit.go.jp/plateau)。これは、災害リスクや交通シミュレーションが画期的に高度化するという国が進めている事業だ。
この都市空間のデジタルツイン化は、建物の外の空間が主となり、建物中の3Dモデリングは民間主導でとされている。
このような世の中の流れと地域事業者としてのCATVの役割と本質を鑑み、地域向けメタバース、実空間3Dスキャン&アーカイブなどのデジタルツインサービスを展開するTCNの具体的な事業・サービスの内容とその取り組みについて説明する。
セミナーでは、総務省の令和3年度「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証№20」の展開実験として、東京ドームで実施されたローカル5Gを用いたリモートプロダクションなどの制作検証についても報告する。
【日時】10月18日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員3000円、CRI非会員6000円
【詳細】https://cri-info.jp/20220930_7784
● IBC2022と欧州 放送業界の現況を解説/SSKが18日にセミナー
新社会システム総合研究所(SSK)は、セミナー「IBC2022に見る映像コンテンツの大変革 ~放送電波をインターネット網として位置付ける欧州規格DVB-NIPがイメージするノンリニアな映像コンテンツ~」を10月18日に開く(ライブ配信/アーカイブ配信も実施)。
講師は、デジタルメディアコンサルタント/江口靖二事務所代表の江口靖二氏。3年ぶりにリアル開催された欧州最大の放送関連イベント「IBC2022」のキーワードに『ノンリニア、ナラティブ、そしてサスティナブル』を挙げ、映像コンテンツの変革について次世代放送に限定することなく報告する。
併せて「欧州の次世代放送規格DVB-NIP」、「欧州DVBが目指す放送のOBM(Object-based media)化とメタバースへの道筋」、「ライブプロダクションとリモートワークフローの主流となるNDI5」について解説する。
【日時】10月18日/10-12時
【会場】SSK セミナールーム(東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4階)/ライブ配信(Zoom使用)/アーカイブ配信(Vimeo使用)
【受講料】3万3400円(受講者でアーカイブ配信も希望の場合は追加料金1万1000円)
【詳細】https://www.ssk21.co.jp/
● Clear-Comウェビナー「新製品Arcadiaシリーズ」
松田通商が10月13日に開く(参加費無料・事前登録制)。Clear-Com社の新製品Arcadiaシリーズを中心に説明する。Arcadiaはセントラルステーションと呼ばれ、アナログパーティーラインのEncore、1.9/2.4GHzを使用したワイヤレスインカムのFSII、5GHzワイヤレスインカムのFSEDGE各シリーズを1台で集約できる製品。
またワイヤレスに特化したFreeSpeak EDGEシリーズ、これから発売予定の1.9GHzのIPアンテナについての最新情報も報告する予定。
【日時】10月13日/13時30分-14時30分
【配信方式】YouTube Live
【詳細】https://mtc-japan.com/news/2022/0916/