イベント

2022/10/172022年10月17日

● 第30回FNSテクニカルフェア  金賞は石川テレビ 地震特番システム

フジテレビ系列各社の技術部門による、第30回FNSテクニカルフェア「あんたが大賞」が、3日に開催されたFNS理事社技術責任者会議で決定し、18社/29件の応募の中から石川テレビ放送の地震特番システム「SPEEDy(Special Program of Earthquake,Easy operating and Daring system:簡単操作で画期的な地震特番システム)が金賞に選ばれた。
地震特番の初動対応作業を画期的に簡易化し、深夜など職員の数が手薄となる時間帯でも、迅速に災害報道特番の一報を発信できる環境を整備したと高く評価された。
SPEEDyは、一定時間さかのぼって地震で揺れた瞬間を録画したスキップバック映像と震度情報のファイルを、それぞれの外部システムから自動的に取得し、HD-SDI信号で送出する。
石川テレビの従来のワークフローでは、スキップバック映像と震度情報を放送するまでに手間と時間がかかっていた。
SPEEDyではスタンバイ作業をすべて自動化。準備の負担が無くなり、送出担当は地震が発生してすぐに報道スタジオサブでオペレートが可能となった。


● 東京国際マッピングアワード ビッグサイトで上映と最終審査 若手空間映像クリエイター発掘

東京プロジェクションマッピングアワード実行委員会は、「東京国際プロジェクションマッピングアワードVol7」の上映会(審査会)および表彰式を11月19日に、東京・有明の東京ビッグサイト前広場とオンライン(無料)で実施する。
同アワードは、国内外の若手空間映像クリエイターの発掘と育成、新しいテクノロジーの普及、有明地域の活性化を目的として、2016年から開催しているプロジェクションマッピングの映像コンテスト。応募資格は、大学、短期大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生で、1人以上のチーム編成での参加となる。
今年の作品テーマは『ENJOY!!』。応募作品の中から、実行委員会による厳正な審査の結果、15作品が最終審査に挑む。作品は、東京ビッグサイトの地上58メートルの高さに浮かぶ三層構造の会議棟を使って上映する。
当日の審査で優秀と認められた作品に対し、最優秀賞(賞金30万円/トロフィー・賞状)。優秀賞(賞金15万円/同)、審査員特別賞(賞金10万円/同)を授与する。
同アワードでは、SDGsが掲げる「4質の高い教育をみんなに」「9産業と技術革新の基盤をつくろう」「11住み続けられるまちづくりを」の目標達成に貢献してきたという。加えて本年度からは、新たに「13気候変動に具体的な対策を」の目標達成にも貢献すべく、J-クレジット制度の活用により、同イベントにおいて排出されるCO2をオフセット(実質100%再エネ化)し開催する。
【日時】11月19日/会場:17時30分、上映会:18時-19時:50分、表彰式:19時50分-20時20分、フィナーレショー:20時20分-20時30分
【会場】東京ビッグサイト会議棟前広場(東京都
東京都江東区有明3-11-1)、オンライン配信(https://pmaward.jp/
【主催】東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会
【共催】東京臨海副都心まちづくり協議会
【特別協賛】東京ビッグサイト、IMAGICA GROUP、インテル
【企画/制作】ピクス、IMAGICA EEX


● 360度映像のイベント イオンモールつくばで開催/スペースクリエイションズ

商業施設でのイベント企画・運営を手掛けるスペースクリエイションズ(川崎市麻生区)は10月22、23日に茨城県つくば市の「イオンモールつくば」において、360度地球体験型アトラクション「ドームプラネット」のイベントを開く。ドームプラネットでは、『北海道の流氷とカナダ・イエローナイフのオーロラ』を上映する。
地球上のさまざまな自然・生き物・文化を体験するドームプラネットでは、『知らない世界を体験する』をテーマに巨大なエアドームの中で360度映像を見ることで、まるでその場にいるかのような体験ができる。
同社では、旅行に行かなくても身近な商業施設で旅行体験ができることを目指してイベントの企画、運営している。今後は、より地方創生につなげられるように、ふるさと納税との連携や、地方自治体と連携したドームプラネットによる旅行体験など、地域に直接貢献できるような取り組みを全国の商業施設で展開したいとしている。
定員は1回に15人(約20分に1回の間隔で上映)、参加費は500円(2歳以下無料)。
【日時】10月22、23日/10-18時(ただし12-13時は休止)
【会場】イオンモールつくば1階センターコート(茨城県つくば市稲岡66-1)


● テレビドラマ制作セミナー 脚本家・大石静氏らが講演/VIPOがオンラインで開催

映像産業振興機構(VIPO)は、11月22日に「テレビドラマ制作セミナー~日本発オリジナルドラマの真髄~」を、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムとの共催、日本放送作家協会の後援によりオンラインライブで実施する。
今回の講師は、社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』シリーズをプロデュースした気鋭のドラマプロデューサーの貴島彩理氏(テレビ朝日 コンテンツ編成局ストーリー制作部)と、『あのときキスしておけば』(2021年4-6月)、『星降る夜に』(23年1月~)でタッグを組み、多くの名作・話題作を世に送り出している脚本家・大石静氏。
両氏のドラマづくりについて、また、この先どんなドラマをつくっていくのか、などについて聞く。モデレーターは、放送作家のさらだたまこ氏が務める。
【日時】11月22日/16-18時
【視聴方法】Zoomでのライブ配信
【参加費】VIPO会員2500円、一般3500円、学生1500円
【定員】70人(事前登録/先着順)
【申し込み締め切り】11月15日正午
【申し込み・詳細】https://www.vipo.or.jp/news/32186/


● CG制作の裏側解説 基本から学べる講座/フェローズ

フェローズは、無料セミナー「テレビ朝日のCGクリエイターが送る CG制作の裏側を見せます!」を10月26日に開く。講師は、テレビ朝日クリエイト CG制作局部長であり、VFXプロデューサー/スーパーバイザーの戸枝誠憲氏が務める。
戸枝氏は、映画『相棒劇場版Ⅳ』や『峠 最後のサムライ』のVFXを手掛け、水谷豊氏主演の『少年H』では「VFX-JAPANアワード2014 最優秀賞」を受賞した。セミナーでは、実際の経験に基づいたCG制作ワークフローや撮影プランなど、CG業界を目指す人に向けて分かりやすく説明する。
【日時】10月26日/18-19時
【開催形式】オンラインおよび対面(会場:フェローズ=東京都渋谷区恵比寿西1-7-7EBSビル5階)
【定員】オンライン:100人、対面:20人
【申し込み締め切り】10月25日/17時
【申し込み・詳細】▽学生/オンライン=bit.ly/3e49Lxe▽学生/対面=bit.ly/3RtSOtD▽一般=bit.ly/3RDHVFM


● 田辺・弁慶映画祭 コンペ入選作品など上映 11月11-13日に開催

第16回 田辺・弁慶映画祭(主催:田辺・弁慶映画祭実行委員会、共催:田辺市)は、11月11-13日に和歌山県田辺市の紀南文化会館で開催。今年は、コンペティション(コンペ)部門入選作品、招待作品ともに大ホールにおいて有観客で上映する。
コンペ部門には、過去最多の180作品の応募があり、その中から予備審査を経て、7作品が入選作品として決定した。
入選作品は11、12日の2日間にわたり上映・審査され、13日の表彰式でグランプリを含む各賞を発表する。
招待作品としては、『ちょっと思い出しただけ』(松居大悟監督)、『PLAN75』(早川千絵監督)、『お別れの歌』(柴田啓佑監督)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(大友啓史監督)、『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)を上映する。
【開会式】11月11日/18時30時開始
【表彰式】13日/15時開始
【作品上映】11-13日(スケジュールの詳細は公式サイト)
【鑑賞料金】前売券1000円(11月10日まで販売)、当日券1300円
【会場】紀南文化会館(和歌山県田辺市新屋敷町)
【詳細】https://tbff.jp/


● 朋栄「映像伝送装置『Dejero』新製品ウェビナー」

安定した高品質な伝送を実現するDejero製品。そのパフォーマンスが評価され、ライブニュース、スポーツ報道などで使用されている。
今回のウェビナーでは、Dejeroから発表されたEnGo3x、EnGo3、WayPoint3の新製品について説明する。参加無料(事前登録制)。
【日時】10月26日/1回目:11時-11:30分(終了目安)、2回目:13時30分-14時(同)
【詳細】https://www.for-a.co.jp/news_events/events.html


● NFAJ「長谷川和彦とディレクターズ・カンパニー」

国立映画アーカイブ(NFAJ)が東京国際映画祭と共同で開く。1982年に映画の企画・製作会社であるディレクターズ・カンパニーの設立を呼びかけた長谷川和彦氏の監督作品2作品と、同社の設立後に製作された7作品を上映する。
フィルム上映とともに、プロデューサーや監督、脚本家などを招き、上映後トークでディレクターズ・カンパニーの活動の軌跡を振り返る。
また、東京国際映画祭の特集「追悼 青山真治」に合わせて、今年3月に急逝した青山真治監督の2作品を特別上映する。
【会期】10月25-30日【会場】国立映画アーカイブ・小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【料金】一般520円
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/kazuhiko202209/

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]