イベント

2023/2/272023年2月27日

● ndjc合評上映会を開催 若手監督4人の短編を披露/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」の製作実地研修で完成した短編映画4作品の「合評上映会」を開催。若手作家の個性的な作品を披露した。
岡本昌也監督『うつぶせのまま踊りたい』は、「ここじゃないどこか」を目指しもがく2人の「おとなこども」が、詩という共通言語を介して変わっていく姿を描く。
成瀬都香監督『ラ・マヒ』は、人に嫌われることを恐れ無難に生きてきた主人公が、同級生と再会したことを機にプロレス団体に入門しプロデビューを目指す。
藤本楓監督『サボテンと海底』では、スタンドインの仕事を生業とする今年35歳の俳優の元に映画の主演オーディションの話が舞い込む。
牧大我監督『デブリーズ』は、うだつのあがらないCM監督とカメラマンが、突如開いたワームホールの先にある砂漠の異星で、地球のゴミで作られた衣服と仮面をまとう謎の民族に出会うというSF作品。
ndjcは、『エゴイスト』の松永大司監督や『ハケンアニメ!』の吉野耕平監督などを輩出しており、今回の4人は66人の応募から選ばれた。
4作品は2月に東京で劇場公開されており、3月10日から名古屋で、17日から大阪で上映される。


● ルミエール・アワード 最優秀8K作品賞 自社初の12K作品で/関西テレビ

関西テレビ放送が制作した12K/HDR作品「moments」が、先進映像協会(The Advanced Imaging Society)の米国本部が主催する「ルミエール・アワード 2023」で最優秀8K作品賞(Best Achievement in 8K Production)を受賞し、米国ロサンゼルスのビバリーヒルズで現地時間10日に授賞式が実施された。
同作品は、関西テレビの超高精細映像制作チーム「UHD-works」による自社初の12K作品で、昨年11月に同協会の日本部会が主催する「ルミエール・ジャパン・アワード2022」で優秀作品賞を受賞している。
今年で13回目となる「ルミエール・アワード」は、先進的な映像技術作品に対する国際的な表彰活動で、関西テレビの作品が同アワードで受賞するのは初。
ブラックマジックデザイン、ジャパンブロードキャストソリューションズが技術協力、淡路島フィルムオフィスが撮影協力している。
ナレーションは、鳴海唯、スタッフは、矢野数馬、樋口耕平、中村貴志、井田憲吾、帆足聡一郎、端崎優子の各氏。


● インターネットプロモーション 業界の現状と課題を考察/VIPOが攻略セミナー

映像産業振興機構(VIPO)は、VIPOアカデミー冬期限定講座「業界研究ベーシックコース」の第10回「インターネットプロモーション」攻略セミナーを3月1日にオンライン(Zoom使用)で開く。申し込み締め切りは2月28日まで。
今回のセミナーは、講座内で「業界分析」「事例研究」「グループディスカッション」を実施し、業界のマーケットやビジネスモデルと現状を学び、業界の課題を考察することで、業界の全体像を1日で学ぶ。
【セミナーの内容】
[第1部] 講演「業界分析」=業界の市場や展望および課題、収益構造などを解説▽テーマ:「インターネットプロモーション業界動向」(講師:田中秀樹氏/富士通フューチャースタディーズ・センター 業務部門部長)
[第2部] 講演「事例研究(2社)=ビジネスモデルおよび成功事例や失敗談などを解説
[第3部] 「グループディスカッション」講師からのテーマ設定に基づいてグループで意見交換
【日時】3月1日/18時-21時30分
【参加費】VIPO会員5600円、団体会員6600円、一般7700円
【定員】50人(事前予約制・先着順)
【申し込み・詳細】https://eventregist.com/e/couse-ib-230301


● ショーランナーの役割 ハリウッドの現場を学ぶ/VIPO

映像産業振興機構(VIPO)は、オンラインセミナー「ハリウッドで重要な役割を担う『ショーランナー』の役割とは」を3月16日に開く(Zoom使用)。
現在ポストプロダクション中のテレビシリーズ『SHOGUN』のショーランナーであるジャスティン・マークス氏が、日本の制作現場では、まだなじみの薄い「ショーランナー」の役割や、企画開発から制作までの業務の流れ、脚本家との違いなどについて解説する(日英逐次通訳付き)。
マークス氏は、ハリウッドで実際に脚本家、プロデューサー、そしてショーランナーとして活動している。
【日時】3月16日/10時30分-12時30分
【参加費】VIPO会員3500円、一般4500円
【定員】100人(事前予約制、先着順)
【申し込み締め切り】3月14日まで
【詳細】https://www.vipo.or.jp/news/34121


● 映画史家・塚田嘉信氏 研究成果イベントを開催/国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブは、研究イベント「映画史家・塚田嘉信 そのコレクションと業績」を3月18日に開く。
塚田嘉信氏(1929-95年)は、日本映画史の研究に高度な実証研究の扉を開いた映画史家。公刊された書籍は『日本映画史の研究』(1980年)のみだが、膨大な映画史資料の収集をベースにした研究成果は、私家版の冊子で盛んに公表してきた。
しかし急逝によりその研究は中断され、またその資料コレクションも長くベールに包まれていた。それから20年以上を経た2018年に遺族から寄贈の申し出があり、国立映画アーカイブでは、これら資料の整理作業を進めることになった。
また、2020-22年度の科学研究費助成事業 基盤研究(C)「塚田嘉信コレクションを起点に初期映画史を読み直す」においては、同資料の調査、目録化、デジタル化などを目的とする3年間のプロジェクトに取り組んできた。
同研究が最終年度の終わりを迎えるにあたって開催される同イベントは、同コレクションの内容と意義を紹介するともに、それを媒介にした研究成果を発表する貴重な機会となる。
【日時】3月18日/13時30分-17時
【会場】 国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
【定員】151人(事前申し込み制、自由席)、入場無料
【詳細】https://www.nfaj.go.jp/exhibition/event_2023_03


● 震災報道番組2本上映 制作者が取材現場を語る/放送番組センター

放送番組センターは、「震災セミナー2023 制作者に聞く! あの日から12年 ~震災を見つめる~」を3月19日に横浜市中区の放送ライブラリーで開く。ギャラクシー大賞、民放連賞優秀など各賞を受賞した報道ドキュメンタリーの上映と、震災を伝え続ける制作者による公開セミナーを実施する。
上映番組は、震災から10年目の2021年に放送された『1Fリアル あの日、原発の傍らにいた人たち』(福島中央テレビ)、『SBCスペシャル「まぼろしのひかり ~原発と故郷の山~」』(信越放送)の2本。
セミナーでは、番組鑑賞後、制作者から震災を取材し続けることへの思い、12年目の今思うこと、取材の苦労、今後の取材活動についてなど、制作現場の生の声を聞く。
【日時】3月19日/13時20分-16時30分
【会場】放送ライブラリー(横浜市中区日本大通り11 横浜情報文化センター6階)
【入場】無料(定員200人/応募者が定員を超えた場合は抽選)
【申し込み締め切り】3月13日まで
【詳細】https://www.bpcj.or.jp/event/blog/2023/02/post20230207.html

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