イベント

2023/3/132023年3月13日

● 消費者が選んだ広告賞発表 ACジャパン「寛容ラップ」が受賞 /日本アドバタイザーズ協会

日本アドバタイザーズ協会(以下、JAA)は2月27日、「第60回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」入賞作品の表彰会および記念講演会を都内で開催した。
表彰会に先立って開らかれた講演会は、『広告に未来はあるか?』を講演タイトルに、サントリー食品インターナショナル執行役員コミュニケーション本部の和田龍夫氏と、電通グループ エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターの澤本嘉光氏が登壇。
「サントリーBOSS」のTVCMを題材に、愛されるブランドを作るために長期視点で取り組んだことや、初期の段階で投資に対してリターンが少ないと諦めてしまうことへの問題提議、また、初期にはリーチを重要視し、その後は適量を流していくことが、ロングセラーブランドを作る上で重要など語られた。
さらに、25%のコアなファンが売り上げの75%を占めるといったデータも示された。
JAA賞グランプリは全6部門から山陰中央新報社(新聞部門)、味の素(雑誌部門)、ACジャパン(テレビ)、森ビル(ラジオ)、佐賀県(デジタル)、静岡市(屋外・交通)が受賞。最高賞となる経済産業大臣賞には、テレビ部門で受賞したACジャパン「寛容ラップ」が輝いた。


● 新理事長に明治HD川村氏/JAA

JAAは、同日に第66回定時総会と臨時理事会を開催し、理事長に川村和夫氏(明治ホールディングス代表取締役社長CEO)、専務理事に中島聡氏の就任を発表した。
川村理事長は「広告は、社会や生活者の変化に適切に対応し、生活者との双方向コミュニケーションを通じて社会課題の解決に取り組み、新しい価値を提供する存在になっていかなければならない。われわれアドバタイザーは、生活者に必要な価値や情報を適切なタイミングで適切な場所にかつ伝わる形で提供し、流行や文化を作ることで、生活を豊かにし、社会をより良い方向に変えていくよう取り組んでいく。JAA広告賞は、まさにそのような思いを事業化したものであり、一般の生活者のみによって審査される日本唯一の総合広告賞である。入賞作品からも学んでいきたい」とあいさつした。


● Web3技術を基礎から学ぶ ビジネスのヒントに役立てる/JAVCOMがセミナー

日本ビデオコミュニケーション協会(JAVCOM)は、第162回セミナー「『時代をよむ! 明日はもっとおもしろい』はじめてのweb3講座 ~web3時代のCreation価値の高め方~」を3月27日に東京都渋谷区の東放学園音響専門学校内で開く。
今回は、数々のビジネスに携わりWeb3技術にも造詣が深い、DMM.com web3事業部ストラテジーマネージャーの若柳鉄平氏を講師に、Web3の基礎から学び、今後のビジネスのヒントに役立てることを目的に実施する。
【日時】3月27日/13-15時
【会場】東放学園音響専門学校 清水橋校舎2S1教室(東京都渋谷区本町3-40-6)
【会費】JAVCOM会員社および後援団体会員社:5000円、一般参加者:8000円
【詳細】javcomnpo.or.jp


● 「大阪アジアン映画祭」が開幕 多彩な映画全51作品上映 15日にオープニング特別企画

第18回「大阪アジアン映画祭」(OAFF2023/主催:大阪映像文化振興事業実行委員会)は、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに3月10日開幕した。
メイン会場であるABCホール(大阪市福島区)初日の3月15日には、「スペシャル・オープニング上映」を実施。世界初上映となる香港映画『四十四にして死屍死す』のホー・チェクティン監督と、メインキャストの1人であり、死体を発見する婿役を演じるウォン・ヤウナムが登壇する予定。上映に先立ち開かれるセレモニーでは、国内外からおよそ10作品のゲスト約20人が登壇する。
最終日(19日)の授賞式に引き続いて実施されるクロージング上映には、坂口健太郎主演『サイド バイ サイド 隣にいる人』の伊藤ちひろ監督が登壇予定。4月14日からの全国公開に先立っての上映となる。
OAFF2023では、16の国と地域で製作されたアジアの人々に関連する多彩な映画全51作品を10日間にわたり上映。コロナ禍で2020年から途絶えていたゲストとの交流も再開した。また上映会場の1つに22年春にオープンした大阪中之島美術館が加わり、大阪市内5カ所の会場での開催となっている。
【詳細】www.oaff.jp/2023/ja/index.html


● 九州初のインフラレスCATV事業者に聞く/CRIオンラインセミナー

ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第32回オンラインセミナー「『九州初のインフラレス』ケーブルが船出! ぴ~ぷる(唐津市×QTnet(九電系通信)市内全域の光化と同時に設備装置産業を脱却」を3月15日に開く。講師は、ぴ~ぷる(佐賀県唐津市)の中村隆社長。
ぴ~ぷるは、市内全域の光ケーブル網を電力系通信会社に構築してもらい、サービスは従来どおりCATV局が提供する方式を3月から導入。光ケーブルにより、地上波に加えてBS/CS-IF信号を送信できるため、STBを介さずにテレビで直接受信してもらう。さらに、多チャンネルを見たい加入者はCATV局ではなく、各自好きなプラットフォームに申し込む方式をとっている。
電力系通信事業者QTnetとの協業を決断し、多チャンネル放送サービスに頼らない経営方針を打ち出すぴ~ぷるの中村社長に、その事業戦略について聞く。
【日時】3月15日/13時30分-15時
【参加費】CRI会員3000円、非会員6000円
【詳細】cri-info.jp/20230222_7874


● ピッチ&デモイベント 3月末までアーカイブ配信/DCAJが開催

デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は、2月16日にイノベーターとの出会いの場所「Venture Cafe Thursday Gathering」において、ピッチ&デモイベント「加速する拡張現実 ~身近なXR/メタバース/AIテック2023~」を開催したが、その模様のアーカイブ配信を3月31日まで実施する。
これは、海外展開を目指す企業を支援するアクセラレーションプログラム「TechBiz」に採択された8社が、自社の技術について説明し、それに対してベンチャーキャピタルの担当者がコメントするイベント。
YouTubeの映像にシンクロして香りを出す機器や、ダンストレーニングで世界とつながるAIアプリ、痛い歯科治療が怖くなくなるVRアプリなど、今年の「CES2023」でも話題になった技術も登場する。
【アーカイブ配信URL】▽youtube=youtu.be/20Fs5c8fECo▽DCAJウェブサイト=www.dcaj.or.jp/news/2023/03/techbizventurecafe.html


● そばにあった未来とデザイン『わからなさの引力』展

NTTドコモが3月18-26日(10-19時)に開く。国内外で活躍する13人のクリエイターや研究者の暮らしのそばにあった、言葉では表しにくいけれども『なんかいい』と感じるプロダクトを日常生活の中から選び展示する。あいまいな「わからなさ」という感性の裏側を模索する。
【会場】21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン内)
【入場料】無料(来場予約不要)
【詳細】www.2121designsight.jp/gallery3/docomo_wakaranasa


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