● 横浜で2027年開催 公式アンバサダーに芦田愛菜/国際園芸博覧会
2027年国際園芸博覧会協会(十倉雅和会長=経団連会長)は19日、「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027/以下、園芸博)」の公式アンバサダーに女優・タレントの芦田愛菜が就任することを、東京都千代田区の東京国際フォーラムで記者会見を開き発表した。
園芸博は、「大阪花の万博」(1990年)以来37年ぶりに日本国内で開催されるA1クラスの国際園芸博覧会となる。持続可能な地域・経済の創造や社会的な課題解決に貢献する「新しいグリーン万博」として、横浜市瀬谷区・旭区の旧上瀬谷通信施設(米軍施設跡地)で27年3月19日-9月26日の日程で開催される予定。なお、首都圏(1都3県)で開催される万博はこの園芸博が初となる。
これまでの国内開催の万博は、大阪万博(大阪府.1970年)、沖縄海洋博(沖縄県・75年)、科学万博(茨城県・85年)、花博(大阪府・90年)、愛・地球博(愛知県.2005年)、大阪関西万博(大阪府・25年予定)で園芸博は国内で7回目の万博開催となる。
園芸博は『幸せを創る明日の風景 ~Scenery of the Future for Happiness~』をテーマに開催。改めて植物の自然資本財としての多様な価値を再認識し、持続可能な未来と誰もが取り残されない社会の形成に活用するとともに、自然との共生や時間・空間を含めたシェアがもたらす幸福感を、新たな明日の風景として可視化していくことを目指している。
博覧会区域は約100ヘクタール(うち会場区域80ヘクタール)で、来場者数は1000万人以上を見込んでいる。
公式アンバサダーの芦田愛菜は現在19歳、3年半後の27年3月には22歳で開幕を迎える。
芦田は会見で「園芸博は、国や業種、世代を超えた方々が一丸となって地球の未来のために植物や自然の力を最大限に考え、その技術や美を世界に発信していく。この博覧会を通して、すべての生命は植物を中心につながっていること、そしてその植物の計り知れない能力と生命力を私たちが理解していくことが、メインテーマ『幸せを創る明日の風景』になると感じている」と述べた。
続けて「私も皆さんと一緒に楽しみながら学び、1人でも多くの人の心に希望ある未来が描けるよう、アンバサダーとしてGREENEXPOの魅力を発信していきたい」と意気込みを見せていた。
十倉会長は「これからの未来を生きる次世代の代表である芦田さんに博覧会の理念や魅力を広く伝えてもらいたい。本博覧会とともにこれからの未来の社会を学び、考え、発信してもらえるよう、今後の活躍を大いに期待している」と話した。
● 若手映画制作者を育成 監督コースの参加者を募集/VIPO Film Lab
映像産業振興機構(VIPO)は、映画の国際共同製作を推進し、国際的な感覚や知識を持ち広く世界で活躍する若手映画制作者を育成することを目的として「VIPOFilm Lab」を開催。今年も監督コースにおいてワークショップに参加する監督を募集している。
同ワークショップでは、フランス国立映画学校(FEMIS)や海外で教えるブリス・コヴァン氏を講師に招き、映画監督として国際的に活躍するために必要な映画表現や専門知識をレクチャーする(逐次通訳あり)。
参加者は、あらかじめ準備された脚本に沿って俳優の演出・撮影を実施する。その過程で、講師からはスタッフや俳優とのコミュニケーション方法、演出技術に関する指導、撮影された映像の講評を受けることができ、多くの学びを得られるプログラムとなっている。
今回の講師のブリス・コヴァン氏は、15年にわたり、フランスや米国で助監督として、モーリス・ピアラ、パトリス・ルコント、ニコール・ガルシア、ピエール・サルヴァドーリなどの監督につく。ローラン・リュカとアヌーク・エーメ主演によるデビュー作『Hotel Harabati』は、2006年ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、Variety Awardを受賞した。
参加対象者は、映画企画を持っていること、商業映画の製作実績があること。商業映画とは、東京都内で1日3回、15日間以上、商業映画館にて上映された40分以上の劇映画作品。
【日時】11月13-17日/9-17時(休憩あり)全5日間
【定員】4人
【研修参加費】2万円
【スケジュール】▽11月13日=演出についての講義▽14-17日=出演者と脚本の検討と打ち合わせ・撮影実習・ラッシュ講評
【会場】VIPO(東京都中央区築地4-1-1東劇ビル2階)
【応募締切日】10月15日
【申し込み・詳細】 filmlab.vipo.or.jp/news/p648/
● 基本から学ぶメタバース ビジネスでの活用を提案/Tooがオンラインセミナー
Tooは、オンラインセミナー「ブランドマーケティング最前線ファンを生み出すメタバース」を10月6日に開く。
時間と場所にとらわれず、自らのアイデンティティも飛び越えたもう1つの「現実」を体験することができるメタバース。体験者は、3D空間上ならではの非日常の体験を、同じ空間上にいる他の体験者と共有することができる。メタバースを活用した新しい体験や価値を顧客に提供し、ビジネスに活用しようとする動きも広がっている。
セミナーでは、メタバースとは何かという基本から、想定される活用シーンなど、根幹となる情報を伝える。さらに具体例として、ブランドマーケティング・ファンマーケティングにおけるメタバースサービス群と、その中の1つである、コミュニティー形成や『推し活』向けメタバースプラットフォーム「SYNMN」について説明する。
受講無料(事前登録制)。
【日時】10月6日/17-18時
【申し込み・詳細】www.too.com/event/2023/synmn/
● 国立映画アーカイブ「サイレントシネマ・デイズ2023」
生演奏を付けて無声映画を上映する企画。今回は没後50周年を迎えた早川雪洲の『颱風』(1914年)をはじめ、米国、フランス、ドイツ、中国、日本映画をそろえ、6プログラム7作品を上映。
【会期】10月3-8日
【会場】長瀬記念ホール OZU(東京都中央区京橋3-7-6)
【定員】299人(各回入れ替え制・全席指定席)
【料金】一般(通常料金)520円ほか
【詳細】www.nfaj.go.jp/exhibition/silent202308/
● 全国自作視聴覚教材コンクール 入賞作品決定 29日に表彰式 4部門合計61作品の応募
日本視聴覚教育協会主催で、日本学校視聴覚教育連盟、全国高等学校メディア教育研究協議会、全国視聴覚教育連盟の共催、文部科学省の後援による令和5年度「全国自作視聴覚教材コンクール」の入賞作品が決定した。今回のコンクールには、全国から小学校部門(幼稚園および保育所含む)、中学校部門、高等学校部門、社会教育部門の4部門総数61作品の応募があった。
表彰式(教育映像祭中央大会)は、9月29日に霞が関プラザホール(東京都千代田区)で開く。
最優秀賞および優秀賞は以下のとおり(敬称略)。
【最優秀賞(文部科学大臣賞)】
▽「仙台の虫『スズムシ』~スズムシを守る~」(映像教材)仙台市小学校教育研究会 視聴覚教育研究部会 教材制作委員会
▽「ポン菓子でアフリカを救え! ~家田製菓の挑戦~」(同)岡崎市視聴覚ライブラリー・おかざき映像教材研究会 令和4年度C班
▽「はっけよい!のこった! -専称寺の夜泣き力士-」(紙しばい)折原由美子(山形県山形市)
【優秀賞】(いずれも映像教材)
[小学校部門]
▽「松應寺(しょうほうじ)横丁~『にぎわい』をとりもどすために~」岡崎市視聴覚ライブラリー・おかざき映像教材研究会 令和4年度B班
▽「どうしてその色?~身近な生き物たち~」 岡崎市視聴覚ライブラリー・おかざき映像教材研究会 令和4年度A班
[中学校部門]
▽「僕はゆーととして生きる 性別にとらわれない自分らしさ」 岡崎市視聴覚ライブラリー・おかざき映像教材研究会 令和4年度D班
[社会教育部門]
▽「ふるさとの民俗芸能 でんでこ舞」 南陽8ミリクラブ(山形県南陽市)
▽「南西諸島の空から~ある特攻隊員の日記~」中央大学 FLP松野良一ゼミナール(東京都八王子市)
▽「今はなく写真でたどる『新川九門暗閘(きゅうもんあんこう)』 加藤功(新潟市)
▽「とやまの橋~人々の願い・記憶のメモリアル~映像教材」 富山県映像センター
▽「富海(とのうみ)の藍づくり」 大野進二(山口県山口市)