● JAC AWARDで大賞 ディレクター個人応募部門の小山氏と小口氏/東北新社
東北新社は、日本アド・コンテンツ制作協会(JAC)が主催する「JAC AWARD 2023」のディレクター個人応募部門で、同社の小山瑛司氏(クリエイティブセンター/OND゜)と小口勝一氏(プロダクション事業部/P1)がともにグランプリを受賞したことを発表した。
同部門ではテーマに沿った30秒のオリジナルの動画を、実費10万円以内で1人で制作する。
作品『ここだけの話』で応募した小山氏は通常、プランナーを務めている。「今回はディレクターをする、CGを扱う、予算10万円の中で無料ツールを使って制作費を0円に抑えるなど多くのことに挑戦し、すべてを達成できた」と話す。
『割り切った人』を制作した小口氏はプロダクションマネージャーとして働いている。「作品内の歌の『こんなもんじゃねぇよ』という歌詞には、映像を自分で作れるぞという気持ちを込めた」としている。
JAC AWARDはコンテンツ制作を支えるすべての人を制作サイドの見地から表彰するもので、プロデューサー部門など全6部門で開催された。
● 5G SA活用の番組制作 MCPCアワードで受賞/フジテレビ
フジテレビジョンは、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)主催の「MCPCアワード2023」で、今年3月5日に放送した『東京マラソン2023』の中継でKDDIと共同実施した、商用の5Gスタンドアローン方式(5G SA)によるSLA(Service Level Agreement)保証型ネットワークスライシング技術を用いた地上波放送の番組制作が、ユーザー部門「モバイルテクノロジー賞」を受賞したと発表した。
SLA保証型ネットワークスライシング技術は、通信回線を用途ごとに論理的に分離し、特定用途に必要な通信品質を保証する技術。これにより高品質で安定したワイヤレスカメラ映像を伝送することが可能になった。
● 関西写真記者協会賞でグランプリ、金賞など/毎日放送
優れたニュース映像や報道写真に贈られる関西写真記者協会賞で、毎日放送(MBS)の作品が「協会賞グランプリ」に選ばれた。また「撮影部門」「スポーツ部門」でそれぞれ金賞、また新人賞も受賞している。
● 4K・VR徳島映画祭 174作品の応募 各賞が決定 ノミネート作品の配信も開始
プラットイーズが参加する「とくしま4Kフォーラム実行委員会」は、12月15-17日開催の『とくしま4K+NEXT ~4K・VR徳島映画祭~』において15日に「神山まるごと高専」(徳島県名西郡神山町)で授賞式を開いた。
今回の応募総数は、174作品だった。作品の詳細は、公式サイト(4kforum.jp/movie/)で確認できる。また、ノミネート作品は一部作品を除き、公式サイトでオンデマンド配信を実施している。
受賞作品は以下のとおり(作品名・監督名=敬称略)。
【総合】
★グランプリ=「人形師天狗久」 オリジナル/栂岡圭太郎
★映像賞=「播州加西にて」 尾田学
★徳島県知事賞=「神山まるごと高専 SummerSchool2023」 神山まるごと高等専門学校/甲斐悠太郎
★ジャパンケーブルキャスト賞「寄り鯨の声を聴く」 角洋介
【ドラマ部門】
★大賞=「NEO PORTRAITS」 マツオ計画/GAZEBO
【ノンフィクション部門】
★大賞=「ブカツはじめました ~小さな町の小さな駅の小さな花屋~」長崎ケーブルメディア/森下彰文
【あわ文化振興部門】
★大賞=「on」 佐川幸平
★PR賞=「徳島八景8K」 伊丹迅
【高校生部門】
★大賞=「1時間だけの同級生」 下松市立末武中学校 映画部/峠海砂妃
★アイデア賞=「84歳のビデオグラファー」 静岡大成高等学校 放送部/朝比奈樹良
★ニューフェイス賞=「『違い』 /日本の高専1年生が見た、世界のインド」神山まるごと高等専門学校 KAMI Pro/KAMI Pro市川和、尾崎仁瑚、中屋暢胡、中本慧思
● ゲーム制作ワークフロー 作品のメイキングを解説/Tooがセミナー
Tooは、「ゲーム制作ワークフローセミナーの第7弾『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』メイキングセミナー」を2024年1月19日にオンラインで開く(協力=オートデスク)。
同セミナーは、ゲーム・アニメ・CG・映像制作に携わる人、制作に3DCGツールの導入を検討中の人などを対象に、オートデスク製品を中核とするゲーム制作フローについて解説するもの。
第7弾となる今回は、スペシャルゲストとしてフロム・ソフトウェアの担当が登壇。今年8月25日に発売を開始した本格メカアクション最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』のメイキングセミナーを実施する。
前作から10年ぶりとなる同作品がどのような進化や変革を遂げたのか、ゲーム制作現場における開発秘話や3ds Maxなどのデジタルツールを活用した3Dアートワークなどを説明する。
セミナーの内容は、①タイトル紹介、②開発体制、③キャラクター制作、④背景制作、⑤モーション制作、⑦カスタマイズ機能強化、⑧告知(なお、プログラム内容、講師は都合により予告なしに変更となる場合がある)。
受講料は無料(事前登録制)。
【日時】1月19日/16時30分-18時
【詳細】www.too.com/event/2024/armoredcore6/
● 累計来館者数が1万人達成 日本の国際通信の歴史を展示/KDDIの企業ミュージアム
KDDIは、日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアム「KDDI MUSEUM」(東京都多摩市)の累計来館者数が12月19日に1万人を達成したことを発表した。1万人目の来館には、記念品として、発売から20周年を迎えたINFOBAR(携帯電話)関連グッズを贈呈した。
「KDDI MUSEUM」は、150年以上にわたる日本の国際通信と民間企業として初めて日本国内の通信事業に参入したKDDI(当時は第二電電)の挑戦の歴史や最新の情報通信技術を展示し、通信をより身近に感じてもらう目的で、2020年12月1日に開館した。
開館から2年間はコロナ禍により、臨時休館を繰り返しながらの営業となったが、開館から3年目となる2023年度は初めての企画展『災害と通信』を開催し、多くの来館者を迎えることができたという。
現在、au初のデザインケータイ「INFOBAR」発売20周年を記念した「INFOBAR大百科展」(2024年1月19日まで)を開催中。
「KDDI MUSEUM」は、これからもKDDIのサステナブル経営体現の施設として、かつ情報通信産業の発展や教育分野に貢献する施設として、さまざまな展示会やイベント・ワークショップなどを企画していくという。
● 人事 日本ケーブルテレビ連盟
日本ケーブルテレビ連盟(以下、連盟)は、12月13日に開催した2023年度第4回理事会において、今林顯一理事が理事長に選任されたと発表した。今林氏は、18年に総務省を退官、23年4月より放送セキュリティセンター理事長を務めている。
今年6月14日開催の連盟の理事会で選任された理事と合わせ、任期は25年6月開催予定の第53回定時総会終結までとなっている。
前理事長の渡辺克也氏は、アゼルバイジャン国駐在特命全権大使に任命されたことに伴い、11月5日付で退任。理事長の職務は規定に則り、副会長の芳賀敏氏(JCOM代表取締役会長)が代行してきた。