イベント

2024/03/252024年3月25日

● 第19回「大阪アジアン映画祭」 コンペ部門の各賞を発表 大賞作品「主人公の成長を繊細に描く」

第19回「大阪アジアン映画祭(OAFF2024)」が3月1-10日に大阪市内4カ所の会場で実施され、コンペティション部門の各賞の受賞結果を次のとおり発表した(敬称略)。
【グランプリ(最優秀作品賞)】『シティ・オブ・ウインド』(フランス・モンゴル・ドイツ・ポルトガル・オランダ・カタール/監督:ラグワドォラム・プレブオチル)
【来るべき才能賞】リエン・ジエンホン(『サリー』 監督=台湾)
【ABCテレビ賞】『サリー』(台湾・フランス/監督: リエン・ジエンホン)
【薬師真珠賞】チー・ユン(『未来の魂』 〈オーストラリア・中国〉主演俳優)
【JAPAN CUTS Award】『カオルの葬式』(日本・スペイン・シンガポール/監督:湯浅典子)
【JAPAN CUTS Award スペシャル・メンション】『ブルーイマジン』(日本・フィリピン・シンガポール/監督:松林麗)
【芳泉短編賞】『シャングリラに逗留』(中国/監督:リン・イーハン)
【芳泉短編賞スペシャル・メンション】『オン・ア・ボート』(日本/監督:ヘソ)、『スウィート・ライム』(香港・英国/監督:ファティマ・アブドゥルカリム)
【観客賞】(全上映作品が対象)『あまろっく』(日本/監督:中村和宏)
★☆◆☆★
《講評》コンペティション部門審査委員のデイヴ・ボイル氏コメント
「青春映画というジャンルの枠組みでグランプリを受賞した『シティ・オブ・ウインド』は、私たちが見たことのない世界を照らし出し、スピリチュアリティーや世代間の対立といった問題を、巧みさと自信に満ちた手腕で描き出した。この映画は、主人公の成長を繊細に描きつつ、啓示的な演技を中心に据えている」
「来るべき才能賞を受賞したリエン・ジエンホン監督(『サリー』)は、予想だにしなかった展開とひねりを加えつつも、過去の偉大なキャラクター主導型コメディーを彷彿とさせる素晴らしい創作力を発揮。思い出の場所や人物を散りばめた卓越した脚本で、心からの感動と爆笑コメディーを両立させるテクニックを披露した。同監督の次回作を大いに期待する」


● 展覧会「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」

国立映画アーカイブ(東京都中央区)が、4月9日から約4カ月半にわたり開催する。
今年は、日本映画に深くかかわった作曲家たちが相次いで生誕100年を迎える。それを記念して、撮影所システムのもと各社が映画作品を量産していた1950年代から60年代に映画界で活躍していた作曲家たちを取り上げる。同展覧会と連動して大規模な特集上映企画も実施。さらには同館初の試みとなる上映ホールを会場とした演奏会も催す。
【会期】4月9日-8月23日(休室日=月曜日および5月7-12日)
【会場】国立映画アーカイブ 展示室(7階)
【開室時間】11時-18時30分
【入場料】一般250円ほか
【詳細】www.nfaj.go.jp

定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行

映像新聞を年間購読すると、デジタル版もご覧になれます。
デジタル版は最大5端末までのログインが可能です。

映像新聞は、放送やブロードバンド、デジタルコンテンツプロダクション、映像制作者など映像業界へ向け、ビジネスとテクノロジーの両視点で情報を発信しているビジネスを熱くする専門紙です。
さらに詳しい記事・画像は本紙でご覧いただけます

ご購読のお申込みはこちら

NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ

映像新聞からのお知らせ

ご購読のお申込みはこちら[毎月4回(月曜)発行]